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2024年4月25日 (木)

室戸岬 岬観光ホテルに泊まりました。

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室戸岬の先端に建つ、登録有形文化財のレトロなお宿岬観光ホテルさんに泊まってきました。四国を中心としたドライブ旅行にハマっていますが、ラグジュアリーなお高いホテルも好きですが、こういう昭和レトロなお宿もツボです。観光旅館は私のようなおひとりさまは宿泊プランがないこともありますが(-_-;)こちらのホテルはそんなこともなく、ありがたいです。まあ、当日、食事処で見渡すと一人で宿泊していたのは私一人でしたけど・・・。

岬観光ホテルは、本館と新館に分かれ、二つの建物は繋がっています。本館は昭和9年頃に建てられ、もともとは資産家の別荘だったようです。新館は昭和39年頃に本館裏に旅館として建て増しされたようです。建物の風情があるのは本館ですが、新館はもともと旅館仕様なので、お部屋にトイレがついていて、海岸に面しているので景観も楽しめます。

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新館の玄関とロビー。真っ赤な絨毯やレトロな階段が時代を感じさせます。

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こちらは新館。お部屋から海が見えます。

部屋にトイレがないと夜中に困るので、新館のバストイレ付きのお部屋に泊まりました。1階だったので海は見えにくかったけど、バストイレ付きの部屋がもしかしたら1階にしかないのかな?ちなみにバスやトイレのない部屋のために共同トイレや共同の浴場もあります。お部屋はザ・昭和!という感じの和室。私の子供の頃の親の家、という時代を感じました。間取りも古いけど踏込、前室、床の間、広縁が揃っています。

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昭和初期のタイル全盛時代の建物らしく、洗面所やお風呂場やトイレにはいろんなタイルが使われていて、昭和世代には懐かしいです。どれも清潔にされてました。トイレのかすかな黴臭さはご愛嬌ということで・・・。

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引き出しが歪んで使い物にならない鏡台もご愛嬌です。

実はお部屋は一寸(いっすん)ムカデがでましたが、田舎育ちの私は別に騒ぐほどのこともなく、宿の人を呼ぶまでもなく自分で退治しましたよ(^^♪ 隣の音は響きませんが、上の階の足音はよく聞こえます。でも宿泊客のみなさんマナーがよくて夜遅くまで音を立てる方はこの日(平日)はいらっしゃいませんでした。よかったぁ^_^;

ここは家庭的で美味しいお料理と、日本酒マイスターのご主人がおすすめの美味しい土佐の地酒がいただけます。実はそちらもお目当てに宿泊。

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美味しいお料理をいただいて、ゆっくり休めましたが、なんと夜中は暴風雨でした。別に台風の季節ではなかったのですが。ひとくちに暴風雨といっても、このあたりの暴風雨はレベルが違いました。翌朝見たら駐車場のマイカーに濡れた葉っぱや泥がびっしり。一晩吹き荒れた雨風の仕業です。しかし、雨風のごうごうという音は聞こえても、それほど喧しくはなく、建物も揺れなかったような・・・。やはり台風の多いこの土地なのでしっかりとした造りなのでしょう。

翌朝はからりと晴れたので、チェックアウトしてから車を置かせてもらってホテルの裏の遊歩道から海岸に降りてみました。アロエやサボテンなどの亜熱帯植物が自生し、荒波と青空の太平洋はとても素晴らしかったです。
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古いお宿の不便さと、虫が苦手な方はオススメしませんが、昭和レトロ好きな方には一押しのお宿です。

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