カテゴリー「映画 あ行」の57件の記事

「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」

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戦争映画というと,どうしても製作国側からの視点だけで描きがちだが,イーストウッド監督は,「硫黄島の激戦」を,アメリカと日本の両方の視点から描き,これまでにない素晴らしい二部作を世に送り出してくれたと思う。

実は「硫黄島〜」の方はとっくに観ていたが,「父親〜」の方は最近になってやっと観たのだ。そして,これは二つでひとつの作品・・・つまり両方を観て初めて,あの戦史に残る硫黄島の戦いについて本当に理解することができるのだ,と思った。イーストウッド監督の描きたかった反戦の思いも,両作品を観ることで,よりはっきりと伝わってきたように思う。
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日本人でありながら,これまで,教科書で習ったことも教えたこともなかった硫黄島の戦い。ほんと,知らなかったことが恥ずかしい。

この島が日米双方にとって戦局を左右する重要な島であったこと,アメリカ側は当初この戦いを,わずか5日間で終わらせるつもりだったのに,日本軍は大本営からの援軍皆無の孤立した状態で,なんと30日間以上も持ちこたえたこと,そしてまた,太平洋戦争後期の上陸戦での米軍の損害が日本軍を上回った稀有な戦いであったこと・・・・これは絶対に記憶に止め,後世に語り継がれなくてはいけない戦いだと思う。
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日本軍を指揮した上官たち。
全長28キロにも及ぶ坑道からの攻防戦を指揮し,無駄な玉砕を禁じて兵士たちを最後まで戦いぬかせた栗林中将(渡辺謙)や,捕虜となった敵兵を看護させたバロン西こと,西竹一中佐(伊原剛志)。そして,一兵卒の立場から観た硫黄島の戦い,という意味で重要な役回りを演じる主人公の西郷青年(二宮和也)と,もと憲兵の清水(加瀬亮)
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二宮和也は,まるで現代の若者があの時代にタイムトリップしたかのように,喋り方も表情も現代っ子のままで(軍服姿は誰よりもあの時代の兵士っぽく似合っていたが)初めは「あんな雰囲気の兵隊があの時代にいるわけないじゃん」と違和感があったのだけど,坑道堀りに明け暮れる毎日に愚痴をこぼし,「生きて帰りたい」と願う西郷の姿は,ある意味,日本の兵士たちの戦争に対する本音の代弁者として監督がわざと演出したものなのかもしれない。それでも二宮和也の演技・・・特に彼が声もなく涙を流すシーンは心を打たれた。(二宮くんは演技,ほんとに上手い)
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そして,憲兵を首になって硫黄島に配属された青年,清水を演じた加瀬亮。人より少し優しく繊細な心を持っていたがために,憲兵が勤まらず,この硫黄島の戦いでも悲運な運命を辿ることになる彼はほんとに可哀そうな役だ。傷ついた米兵の母親からの手紙を読んで,アメリカ人も自分たちと同じ心を持っていると気づき,投降を決心した彼が辿った運命はあまりにも哀しく,救いがなかった。

私はこの作品で加瀬さんを知り,続いて「それでもボクはやってない」への鑑賞意欲をそそられた。それにしても,大日本帝国時代の憲兵の横暴とその被害者について外国人のイーストウッドが描くとは驚きである!
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日本軍もアメリカ軍も,想像を絶する苦戦を強いられた硫黄島の戦い。「父親たちの~」と合わせて観てみると,日本軍とアメリカ軍の精神面での違いが浮き彫りにされていて興味深い。

戦場に赴く前のアメリカ軍の青年兵士たちの様子。無邪気にカードに興じたり,仲間と冗談を言い合ったり,恋人を偲ぶ音楽に耳を傾けたり・・・彼らも,そしてもちろん彼らの上官たちも,「生きて祖国に帰る」ことを望み,そしてその望みが当然のものと考えられている世界。
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一方,日本軍の方は,初めから生きて本土に帰れるとは思っていない。栗林の「生きて祖国の土を踏むことはないと覚悟せよ」という言葉の重み。日本軍に漂うく悲壮感と緊迫感は,米軍のそれとはまるっきり質が違う。

あの,手榴弾による自決シーンの壮絶さ。兵士たちの顔に浮かぶのは恐怖と哀しみ以外の何物でもなかったが,それでも彼らは上官の命令に従い,日ごろ教えられた通りの手順で次々と自決してゆく。個人の命よりも何よりも,お国のため,という思想が優先されたこの時代の先人たちの強さと潔さを,哀しんでよいのか,誇ってよいのかわからない・・・こんな思想が間違っていることだけは確かで,何処へ向けたらよいのかわからない怒りを強烈に感じた。

援軍も弾薬も送らず,「潔く散れ」と指示してきた大本営。「悠久の大義に行くべし」とは綺麗な言葉だが,結局は彼らに「死ね」と命じたのと同じである。
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しかし,日本軍の抵抗に1カ月あまりも苦しめられたアメリカ軍の兵士たちもまた,この戦いでそれぞれ心に深い傷を負ったのだ,ということが,「父親たち~」を観るとわかる。

どこから弾が飛んでくるかわからない恐怖の中を上陸し,次々と倒れるアメリカの兵士たち。物語は,その中で必死に衛生兵として自分の務めを果たすドグ(ライアン・フィリップ)を中心に描かれている。つかまって日本軍の坑道内で惨殺された親友。あろうことか,味方の誤射によって命を落とす上官。
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やがて,6人の兵士が擂鉢山に星条旗を立てる瞬間の写真が祖国の新聞に掲載され,映っていた兵士たちは英雄として祭り上げられる。長引く戦争に嫌気がさし、国庫も空で,これ以上戦争を続けるのが困難になっていた当時のアメリカにとって,彼らの擂鉢山の写真は,国民の士気を鼓舞する格好の材料となった。

6人のうち3人はすでに戦死し,戦いのトラウマも癒えないうちに国民の前でポーズを取り,戦時国債キャンペーンのツアーに駆りだされるドグたちの内心の苦悩。たまたまその場にいて旗を立てたにすぎない自分たちだけが,英雄扱いされることに対する自責の念。戦争をビジネスととらえている事業家たち。国家のために,ドグたちは,従軍した者にしかわからないトラウマを押し隠して,笑顔でツアーをやりぬく。
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戦争とは,どの国でも,そしていつの時代でも,国家が兵士たちに多大な犠牲を強いるものなのだ,ということを改めて感じた2作品。どちらも戦争で傷つく名もない兵士たちのそれぞれの哀しみが描かれていて,イーストウッドの反戦への思いが伝わってきた。死んでゆく兵士たちには,どんな大義名分もヒロイズムもなく,ただただ理不尽な痛みと哀しみがあるだけなのだ。その痛みは,戦勝国の兵士とて変わらない。

同じ監督が敵対する二つの国の視点から作品を撮る・・・・という離れ業。アメリカ人でありながら,製作に当たって,完全に中立の視点を貫き通したイーストウッドは凄いと思った。

私がより感動したのはやはり,「硫黄島からの手紙」の方だが,実際は映画で描かれているよりも,もっともっと凄惨な状態で戦い,散っていった英霊たちに心からの追悼と感謝の祈りを捧げたい。

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ある公爵夫人の生涯

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故ダイアナ妃の直系の先祖,ジョージアナ・スベンサーの生涯を描いた,実話に基づく物語。17歳でデヴォンシャー公爵に嫁ぎ,社交界からファッションリーダーとして脚光を浴びながらも,夫には愛されなかったジョージアナの人生に起こったスキャンダルや,夫婦間の不和の数々。ダイアナ妃の人生と重なるところが多かった。

主演のキーラ・ナイトレイのノーブルな美しさは,まさにハマリ役。18世紀後半の英国貴族のファッションは,フランスの宮廷が発祥の,ロココ・スタイル?
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滑稽なほど高く結い上げた髪や,眉墨や頬紅を強調したケバいメイクも,彼女にとても似合っていたのには驚いた!(胸が無いのでナイトウェア姿はイマイチだったが。)そう,この作品アカデミーの衣装デザイン賞にノミネートされただけあって,登場人物すべての衣装が老若男女を問わず素晴らしい。女性なら華麗な衣装を楽しむだけでも,一見の価値はあるかもしれない。
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いわゆる,仮面夫婦のデヴォンシャー公爵夫妻。世継ぎを得ることしか関心のない公爵との妻妾同居生活に嫌気がさして,ジョージアナは不倫に走り,愛人との間に子どもをもうけたりもする。しかし,家名のためなのか,離婚を許さない夫。まさに籠の鳥のような人生。(それでも非常に,豪華な籠shineだなあと思うけれども)
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妻に冷淡で,偏屈な印象のデヴォンシャー公爵のキャラは,演じているのがレイフだからか,あんまり酷い人物に思えなかった。彼がどうして妻を愛することができなかったのか,それは単に好みの問題なのか,それとも何か屈折した理由でもあるのか,書き込み不足な感じがしたし。

それに彼もまた,愛してない妻との結婚生活を維持するために努力する,孤独な男に見えたのは,レイフの哀しげな瞳に同情してしまったせいだろうか?確かに妻を愛していないことを隠そうとはしなかったけれど,その分許容できる範囲ではジョージアナの自由にさせていたし。ラストに近づくにつれ,妻への思いやりも少しずつ見せるようになってくる,レイフの演技はやっぱり上手い。
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それにしても,ジョージアナの愛人を演じた俳優さん,もっとイケメンだったら嬉しかったかな~。でも,ジョージアナが彼との子供を手放すくだりは,切なかった。その後,お忍びでも母娘が会えていた,ということを後で知って,少し安堵したけれど。
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悲劇のヒロインというよりは,女として母として,ジョージアナのしなやかな強靭さの方が心に残る物語かもしれない。キーラの美しさは太鼓判を捺します!
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ウォーロード/男たちの誓い 未公開シーン

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こちらは初回限定コレクターズ・エディション。
2枚組で,本編DISCには,劇場公開時より13分長い完全版が収録。特典DISCには,監督のコメンタリーつきの未公開シーン,メイキング,製作ドキュメント等が収録されている。本邦初公開のフォト満載のビジュアルブックレットつき。
ウォーロード本編の記事こちら) 

観たかったのは,お友だちブロガーさんお勧めの,特典DISCの未公開シーン。特に,「幻のエンディング」と呼ばれる金城さん演じるウーヤンの処刑シーンが観たかった。監督が,「もしこれがカットされてなかったら,きっと彼は香港アカデミー賞候補になっただろう。」と絶賛したという金城さんの演技。

未公開シーンは全部で27分間。
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金城さんのシーンの他も,素晴らしいシーンばかりだった。たとえ上映時間が3時間になってもいいから,カットされたシーン全部入れてほしかった~。そしたら,どんなにかこの作品の深いテーマがよく観客に伝わったことか,と惜しまれる。

今回,未公開のシーンも全部観て,初めてこの作品が単なるストーリーだけが一人歩きする武侠作品などではなく,実は立派な反戦映画だったんだ,ということがわかった。カットされたシーンのほとんどは,名もない兵士たちのエピソード。
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カットされた本編や,それをさらにカットした劇場公開版ではまったく表に出てこなかった彼らにもちゃんと役名があり,壮絶な,あるいは哀切な物語があったのだ。特に蘇州攻めの時の飢えに苦しむ兵士たちの友情のエピソードは・・・・切なくて言葉もない。彼らの痛みから,戦争のおぞましさ,虚しさが肌身に伝わってくる。

監督は,戦闘シーンのアクションも,派手さや華麗さはまったく求めず,まるでアメフトにようにリアルな肉弾戦の再現にこだわった,と言う。
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この作品の戦闘シーンで兵士たちが受ける傷や,死にざまの生々しさは目を覆いたくなるほどだ。「反戦の思いを表したかった」と監督がコメントしていたが,それならなおさらのこと,カットのしすぎでしょ~,監督!せっかくの思いがまったく伝わらないって!

そして,金城さん渾身の演技を見せる幻のエンディング・・・。これは凄かった。ウーヤンはパン暗殺の罪で凌遅刑で処刑される。この凌遅刑っていうのは当時もっとも残酷な処刑法だったらしい。(下記参照)

凌遅刑(りょうちけい)とは、清の時代まで中国で行われた処刑の方法のひとつ。生身の人間の肉を少しずつ切り落とし、長時間苦痛を与えたうえで死に至らす刑。歴代中国王朝が科した刑罰の中でも最も重い刑とされ、反乱の首謀者などに科された。(Wikipedia)

う~~読んでるだけで気分が悪くなってきた・・・・。そんな目に合わされた金城さん。映像は処刑されている彼の顔のアップを映し出しているのだが,その時の彼の表情がいいのだ。
画像はクリックすると拡大します。彼の表情を観て!
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苦しんで泣き叫ぶのではない。あくまでも静かに苦痛に耐えている
のだけど,その目から流れ落ちる涙は,肉体の痛みや苦しみのせいではないことが,痛いほど伝わってくる表情だ。
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きっとウーヤンは,二人の義兄を失ったときに,すでに真の地獄を味わいつくしたのだろう。生に対する執着も無念の思いも感じられない抜け殻のように虚ろなウーヤンの表情の,ひたすら哀しみをたたえたまなざしが痛々しい。緩慢に忍び寄ってくる死を前にして,彼はパンとの出会いから現在に至るまでに起こったすべてのことを,思い起こしているかのようだ。
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いまわの際に天を仰ぎ見る彼の表情は,先に逝ったアルフやパンの面影を追い求めていたのだろうか。

監督は,このシーンのウーヤンの演技は,金城さんに完全に任せたそうだ。金城さんは,死ぬ間際に自分の人生を振り返るような心境で演じた・・とか。いや~~,いつの間にか素晴らしい演技力の俳優さんになったもんだ。

未公開シーン以外にも,製作秘話など盛り沢山。ロケ地は山奥なので何台ものトラックで早朝から出かけて行って大変な苦労があったらしい。脚本はしょっちゅう書き直されるので,役者は誰も脚本は持ってなかった,とか。演出や演技に関してアンディやジェットたちも監督と納得がいくまで話しあって,まさにみんなで力を合わせて作り上げた!という雰囲気がひしひしと感じられた。
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撮影現場の映像では,ジェットのなんとも頼りがいのある,人の良さそうな笑顔がとっても印象的だった。

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ウルヴァリン:X-MEN ZERO

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X-メン・シリーズって全く未見~~smile
予習していこうかな?と思いつつ,そんなひまもなくて,「ええい!ままよ」って白紙の状態で観に行ったが,結構お話についていけた。そして面白かったー!

ウルヴァリンの誕生秘話で,
外伝みたいなものだったからかな?

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記憶をなくした謎の多いヒーロー,ウルヴァリンの
過去の生涯の物語。

父殺しの業を背負い,同じ能力を持つ兄のビクターとともに,南北戦争から始まって二度の大戦 に至るまで,あらゆる戦場を「背中あわせ」でともに戦ってきた不死身の兄弟。オープニングで立て続けに流れる映像。リーヴ・シュライバーの凶暴な表情に不覚にも笑いが・・・。

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いやもうこのヒト,ワイルドさがたまりません~~。
猫系の猛獣ですな,まるで。

このビクターとの愛憎劇と壮絶な兄弟喧嘩が,この作品の見どころの一つなのだが,このお兄ちゃん,ほんとに弟を殺したいと思っているのか,実は歪んだ愛情の裏返しなのか,それともワケあってそういうフリをしているだけなのか,最後までハラハラしながら観た。
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兄弟ともに,「何やっても死なない」のはお互い承知だからかどうか,この二人のバトル,全く手加減というものが無くて~~すごいのなんの。

それでも,ラストの敵に力を合わせて向かっていき,絶妙のコンビネーションで戦うところは,やっぱり兄弟だなぁ・・・と。(ところでこの兄弟喧嘩のオトシマエ,X-メンのⅠではどーなるの?)

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ウルヴァリンの愛の物語は切なかった・・・。
そう,彼の名前の由来も。
彼の恋人ケイラを演じたリン・コリンズ。
ミステリアスでナイスバディの女性だなぁ・・でもどっかで見たことが・・・と思ったらヴェニスの商人でお姫様役(ポーシャ)を演じた彼女だった。(上の画像,まったく別人じゃん)

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ヒュー・ジャックマンの筋肉美は完璧!
まさに作りもののようだ。どうやったらあんな筋肉製造できるのか?彼は嘘のように足が長いから,余計に上半身の筋肉とのバランスもよい。今作ではなんとすっぽんぽんで疾走なんてのも見られるぞ。後半のバトルのファッションもなぜかランニング姿で,サービス満点だぁ。

他のミュータントたちの得意技披露の場面も面白かった~。
ゼロのガンアクションや,刀をバトンガールのように振り回すウェイドの技に目がテンに。(か,かっこいい・・・)
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↑この,目から殺人ビームが出る坊や・・・サングラス取った顔も見てみたい。なんでも,X-メン・シリーズで登場する,サイクロップスというキャラの若いころだとか。

しかし,何と言っても一番目立っていてカッコよかったのは,ガンピットでしょうな。トランプ爆弾や棒術最高!気障な立ち回りもこの上なくキマっています。・・・ところで,この俳優さん誰?
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いや~~,面白いじゃないですか!この世界観。
あらためてX-メン・シリーズが観たくなりました,遅ればせながら。この映画の前に期待して観た「ココ・アヴァン・シャネル」よか,ずーーーーっと面白かった。

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ウォーロード/男たちの誓い

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あらすじ:
19世紀の中国。太平軍との戦いで1,600人の兵士を失った清の将軍、パン(ジェット・リー)。街に出たパンは盗賊のリーダーのアルフ(アンディ・ラウ)、その養子のウーヤン(金城武)と出会い、昨夜ともに過ごしたリィエン(シュー・ジンレイ)がアルフの妻と知る。アルフとウーヤンは清軍に入り、3人は義兄弟の契りを結ぶことになるが……。(シネマトゥディ)

中国の歴史にはことのほか疎いくせに,予備知識も入れずに観たもんだから,冒頭から誰が誰と何のために戦っているのかちっともわからな〜いcoldsweats01状態で。でもさいわいDVDだったので,途中で止めて「太平天国の乱」とか「馬新胎暗殺事件」をググったりして,予備知識を補填しながら観た。
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大好きなラヴソングウィンター・ソングの監督,ピーター・チャンが歴史アクション?と意外な気がしたが,観終わると,アクションも素晴らしいのだが,さすがラブストーリーの名手の監督らしく,人間ドラマが一番心を打つ作品に仕上がっていた・・・・・。しかし,なんという悲劇だ,これ。おしまいには主要登場人物がみんな死んでしまう。

原題は投名状。義兄弟の契りを結ぶ儀式のこと。
この投名状の持つ誓いの凄まじさもまた,平和な日本の感覚ではわかりにくい。 儀式のために,何で関係ない人をまず殺す必要があるのかな?共犯意識が絆を強めるということ?それとも,それだけ悲壮で非情な決意を見せ合わねばならない通過儀式?
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どちらにせよ,生半可な気持ちでは決して結べない,まさに命懸けの血の契り…それが投名状だ。
生まれは違えども,共に死なんとす。
義兄弟を殺めし者には,必ずや死を。
たとえ相手が義兄弟であっても,必ずや死を。

この誓いの言葉の非情な重みは,ラストの悲劇の場面で際立つこととなるのだが。

投名状により,長兄となったパンは,清軍の落武者。
「飢えた民や,虐げられた民を救う世の中を作りたい」という志を持ち,その目的達成のために政治的な権力を目指している。
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彼には大局を見極める能力と,はるか先の目標実現への揺るがない信念や野心がある。それゆえ,必要ならば裏切りも非情な措置も辞さない冷酷さも持ち合わせている。アクション俳優ジェット・リーが見事な演技力で,心ならずも非道な選択を行うパンの,秘めた苦悩を見せている。

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次兄のアルフは盗賊団の頭であり,仲間を思い,仲間を守ることに命を賭ける男。パンの勧めに従って官軍へ入ったのも,ひとえに自分の民を養うため。何よりも仁義を重んじるあまり,視野が狭くなる,という弱点もあるが,民からの人望はあつい。

理想家のパンと現実主義のアルフ。
正反対の二人が最も激しくぶつかり合った,蘇州城の投降兵処刑の場面は,どちらの言い分も苦悩もわかり,正視できないほど辛いシーンだった。
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この二人の義兄の間で,板挟みの役回りを演じる三男のウーヤン。若い彼を突き動かしている原動力は,野心でも民への責任感でもなく,何よりも二人の義兄への敬愛の心。

アルフの情の篤さを慕い,
パンの強さに心酔するウーヤン。

その若さゆえの純粋さ,怖いもの知らずの一途さと短絡的な行動は,後に悲劇を始動させることになる。
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レッドクリフでは羽根扇片手に,優雅に微笑んでいた金城さんが,この作品では血と泥と涙にまみれて,体を張った壮絶なアクションを見せてくれる。

この作品の戦闘アクションは,土埃も血しぶきも殺し方も,すごくリアルで,見ごたえたっぷりだ。三国志の時代よりかなり後の時代なのに,鉄砲の登場以外は,三国志時代とそんなに戦い方が進歩したように見えない。基本は弓矢や槍,大きな肉切り包丁みたいな刀を振り回して,敵を串刺しにしたり叩き切ったり・・・・騎馬戦の迫力も凄かった。
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金城さんは西洋風の男前なので,ジェットやアンディに比べると,あまり辮髪は似合わない。(というか,辮髪にするのが勿体ない顔だ)そのあたりを考慮したのかどうか知らないが,彼はたいがい戦闘帽か防寒帽を被っていた。
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さてこの物語,三人の誰に一番共感するか?

私は,一徹なアルフの人柄を一番好きだと思い,
捨て石に利用されたパンの事情を一番気の毒に思い,
そしてウーヤンの揺れる思いに
一番感情移入しながら観た。

三人の信念や目指すものが違ったから,という理由だけではなく,腐敗した清王朝が抱えるさまざまな問題もまた,この悲劇を引き起こす原因を作ったのだろう。一般の兵士も農民も,生き抜くことが困難だった清朝末期。こんな過酷な時代に生きねばならなかった彼らの,それぞれの進んだ道を思うとき,他にどんな選択肢があったのだろう,という思いになる。
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アルフの妻は,一体どちらの男を愛していたのか?
いや,彼女はただ,あの戦乱の世の中を,なんとか生き延びたかっただけなのかもしれない。ウーヤンに命乞いをするときの彼女の台詞を聞いてそう思った。しかし,もしそうだったとしても,誰が彼女を責められようか。

とにかく,人間の描き方が半端で無く深い作品で,続けて2度観たくなる傑作。金城さんが被るレッドクリフとつい比較したくなるが,レッドクリフとは全く目指す方向が違う作品。絢爛豪華さはレッドクリフには敵わないかもしれないが,作品の深さはこちらがずっと上だろう。
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太鼓の乱打から始まる勇壮なテーマ曲も,とても好きだ。
ちなみに劇場公開時にエンドロールでかかったらしいアルフィーの曲は,DVDではかかりませんでしたよ(ほっsweat01)。
ウォーロードの未公開シーンに関する記事はこちら

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アマルフィ 女神の報酬

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事件の真相を求め,
外交官・黒田がイタリアを駆ける。


すいません・・・・フジテレビ開局50周年記念作品と聞いて,まったく期待せずにcoldsweats01観た~

あらすじ: クリスマス目前のローマ。亡き夫との思い出が詰まった街で、矢上紗江子(天海祐希)は最愛の娘の失踪(しっそう)するという最悪の事態に見舞われてしまう。身代金目的の誘拐か、それともテロか……? 犯人グループが警察の包囲網をかく乱し、捜査が一向に進展しない中、事件の真相に迫る外交官・黒田(織田裕二)は、ある事実に行き当たる。(シネマトゥデイ)
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でもね,結論から言うと,
これがなかなか楽しめたのだ。

オールイタリアロケ?
イタリアの中で日本人が活躍するというお話からして嘘っぽいなぁ~と斜めに構えて観始めたのだけど,この作品,どんどん尻上がりに面白くなってきて,ラスト近くでは,すっかり登場人物たちにもしっかり感情移入しながら,ハラハラドキドキすることができた。

娘を誘拐された紗江子と,外交官の黒田が犯人に翻弄されながら駆けまわるローマの名所。サンタンジェロ城やスペイン広場などは,どうしても先日観た天使と悪魔を思い出し,新鮮味に欠ける気もするが,映像はこちらの方がずっとオシャレで美しい。
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イタリアの街並みも,どんなお洒落なファッションもサラリと似合う福山さん(=友情出演)・・・・さすが。一方,織田さんはどんな作品でも同じファッション(=黒コート)にも思えるけど・・・それが一番似合うんだなぁ。いやしかし,中年になってもお二人とも素敵です。heart04

誘拐犯人とのやり取りを中心に廻っていた物語は,次第に犯人グループの真の目的を少しずつ露わにしながらスピーディーに進む。謎解きやアクションはそれほど斬新でもない。それより,この物語はヒューマンドラマ的な感動の方が大きいかもしれない。
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気丈で気の強い紗江子と,無愛想と辛辣の塊のような黒田。最初はよそよそしく冷ややかな雰囲気だった紗江子と黒田の間に,少しずつ理解や共感,信頼といった感情が生まれていく過程がとてもよい。

そしてもう一つ・・・・,犯人たちの本当の狙いとその動機,そして目的を遂げようとしたそのクライマックスシーン・・・・。これもありがちではあるが,なかなかグッとくる場面だった。

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特にこの作品で,うっとりするほど美しいものは三つ・・・
それはクリスマス前のローマの街並みと
陽光あふれるアマルフィの景色と,
サラ・ブライトマンの甘く伸びやかな歌声。

あと,天海祐希さんも美しかった・・・・。

肩の力を抜いて楽しく観れるエンタメ作品としてお勧めです。

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アンティーク~西洋骨董洋菓子店~

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なんて素敵で可愛らしいお話~,
これ大好き!


映画を観てから,原作のよしながふみさんの漫画「西洋骨董洋菓子店」を即購入して読んだ!おおおお~,なんて原作に忠実なんだ!キャラも台詞も雰囲気もここまで原作通りだったとは!これは原作ファンにはたまらん作品だろう。
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過去に誘拐され,犯人から毎日ケーキを食べさせられたというトラウマから,甘いものが実は超苦手なオーナー,ジニョク(原作では橘)。彼が「アンティーク」を開いたのは実は「ある目的」もあったのだが・・・・・。ジニョクを演じたチュ・ジフンさん,(麻薬問題で今は大変そうだが・・・・)今作で初見。コミカルでダンディ,そして時にはデリケートなジニョク=橘のキャラを素敵に演じていた。
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ジニョクとは高校時代の同級生で,卒業間際にジニョクに告白し,こっぴどく振られた経験を持つ,天才パティシエにして魔性のゲイ,ソヌ(原作では小野)。

フジテレビでTVドラマになった時は,この小野くんの役は藤木直人さんだったらしいが,「魔性のゲイ」という設定がカットされてたそうで,それじゃ~,アカンやろ,小野クンの魅力が発揮できんだろ!と思ったのだが(私は未見です),この韓国映画版では,ちゃんと原作どおり,ソヌ=魔性のゲイのキャラになってて嬉しかった~。
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ソヌを演じたキム・ジェウクさん,厨房で働くときはソフトでシャイで癒し系のパティシエだが,いったんクラブに繰り出すと髪形から雰囲気からがらっと美しく妖しく変身して・・・・とってもいい感じ!(原作通りという意味よ)彼とジニョクとの腐れ縁的でどう転ぶかわからないスリリングな関係も原作通り。
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そして,ジニョクを「」と呼んでお仕えする幼馴染のスヨン(原作では千影)。原作の中でも最も好きなキャラだ。彼の純情さ,優しさ,不器用さ,そしてKYさ,頭の悪さ・・・・どれもがみんな愛おしい。TV版ではなんと阿部ちゃんがやってたそうで・・・う~む,阿部ちゃんの千影も似合うなぁ。

ただ,4巻もある原作では,彼のキャラの魅力やエピソードが,これでもかと堪能できるのだが,2時間の映画では,やはりそこらは時間不足。特に彼とソヌとのプラトニック・ラブの顛末はあっさり描かれすぎてて,ちょっと残念。(「雨rainの中でクルクルnotes」・・・観たかったのに~)
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最後に,ソヌを師匠と崇拝する,元ボクサーの孤児,ギボム(原作ではエイジ)。TV版では,この役は滝沢クンがやってる。

彼は無類の甘いもの好きで,試食と称してお店のケーキを片っ端から食べるシーンがしょっちゅう出てくるが,あんな綺麗なケーキをまるで饅頭でも頬張るように食べられると・・・・ちっとも美味しそうじゃないんですけど~~と何度もつっこみたくなった。菓子職人としての彼の成長物語や,生い立ちのエピソードも,原作ではしっかりと描かれていたのに,映画版ではやっぱり薄くなってたかな?
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しかし,2時間の中に,「これだけははずせない」という要のエピソードや,スパイスの効いた台詞は原作通りきっちり盛り込んでくれていて,製作側の原作への敬意が感じられた。というか,よしながふみさんの原作を,ほんとに愛して読み込んでないと,ここまで忠実に作れないと思う。

TV{ドラマ版も観たくなってきたなぁ・・・・。
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アラトリステ

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ヴィゴさま祭り第2弾!
斜陽の時代を迎えた17世紀のスペインを舞台に,最高の剣士と謳われた歩兵連隊の古参兵,ディエゴ・アラトリステを主人公にした冒険小説の映画化。

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あらすじ:
17世紀初頭、西欧を支配下に置くスペインでは、国王フェリペ4世の代わりにオリバーレス伯爵(ハビエル・カマラ)が国政を牛耳っていた。1622年、国王に仕える兵士ディエゴ(ヴィゴ・モーテンセン)は、遠征中のフランドルで果敢に戦い帰国する。1年後、マドリードに戻った彼のもとにイギリス人二人を暗殺せよという依頼が舞い込むが……。(シネマトゥデイ)

ハッキリ言って,原作を読んでいるか,世界史によほど精通してないと,ストーリーの細かい事情はわかりにくいかも。
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80年戦争ってなに?
フランドルってどこの国?
スペイン歩兵って?

頭の中が???でいっぱいになるうえ,役者も特に男優に至っては,鍔広帽子に黒マント,口髭ぞろいなので,誰が誰やら混乱する。最初からはっきり区別がついたのはヴィゴとノリエガくらい・・・・。
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デビルズ・バックボーンでイケメン悪党を演じたノリエガは,今作では,ヴィゴを支援する貴族,グアダルメディーナ伯爵を演じていて,なかなか素敵だ。

しかしそれ以外のスペイン圏の俳優さん,よく知らないし。いったい何が理由で誰と誰が闘ってるのか,どの場面でもいまいち確信が持てないまま,お話はどんどん進む・・・・あああ。crying
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凝った映像は,まるでその時代の絵画を観ているようで,たいそう美しく格調が高い。役者の演技もそれぞれにハマっている・・・ので,これでお話がもっとよくわかったら,ずっと楽しめただろうと思う・・・・。
しかしそれは私の予習不足が悪いのだろう。Σ(;・∀・)

しかし,ヴィゴの扮するディエゴは,
まことに惚れ惚れするほどのいいオトコぶりだった。
Cap021
豪放で果敢な戦いぶり。
亡き友人の息子,イニゴへの細やかな愛情。
闘いの合間には,
裏稼業で生計を立てることも厭わないしたたかさ。
そして,恋人マリアへの純情ともいえる深い想い・・・。

Cap024
ヴィゴの喋る,セクシーでハスキーなスペイン語の響きもうっとりするし,当時の剣士のコスチュームも,剣さばきもキマってる。(まあ,ヴィゴはすっぽんぽんも含めて,どんな格好でもキマるのだけど

もともとが冒険小説だから,痛快でロマンチックでドラマティックであればそれでよし!という物語なのかもしれない。
Cap012
この作品全体に漂う,中世のスペインならではの,ダークでエキゾチックな香りを堪能するのも楽しみ方の一つかと。

それにしても,原作は何巻もあるらしいし,映画も続編が製作されるのだろうか?ちょっと楽しみ。だって,ヴィゴのカッコよさは,年々磨きがかかってゆくみたいなんだもん・・・
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アパルーサの決闘

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エド・ハリスが監督,主演した西部劇。
出演陣がエド・ハリスの他にヴィゴ゙・モーテンセン,ジェレミー・アイアンズとくれば,おじさんフェチには眼福このうえない作品。私はおじさんフェチではないが,ジェレミーもヴィゴも好きなので・・・・

砂埃の舞う街アパルーサ。そこに居座り,街を乗っ取ろうとたくらむ悪党一味。ボスのブラッグを演じるジェレミー・アイアンズ。このひとは善人役も悪人役も幅広く演じ分けられる達人だけど,今回は粗野で抜け目のない悪党ぶりを好演。
Large_309836_sizedスタイル抜群・・・
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やりたい放題のブラッグ一味を取り締まるために雇われた,保安官ヴァージル・コール(エド)と,エヴェレット・ヒッチ(ヴィゴ)
このお二人のツーショットの様になること!
そして演技の呼吸の合うこと!
そして二人の服装やしぐさの,これまたキマっていること!

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エド・ハリスの演じるコールは,ガンマンとしての腕は一流だが,純情な一面もあって,したたかな美女に手玉に取られたり,語彙が乏しく,しょっちゅう相棒のヒッチに「・・・なんて言うんだっけ?」と尋ねたりするところ,なかなか母性本能をくすぐられるヒーローだ。いくら強くても,メンタル面で「あんたってほんと世間知らずなんだから,も~」と構いたくなってくるキャラ。
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そして,そんな風に時々危なっかしくもあるコールを,控え目に,しかし頼もしく補佐する役目を果たしているヒッチ(ヴィゴ)。 彼はいわばコールの女房役で,そしてコールより頭もいいんじゃないか~?と思う。彼はいつも冷静だし,相手の本性や先の見通しも的確に読めるから。そしてコールのためなら,わが身を少々犠牲にしても厭わないほどの献身的な友情も抱いている。
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ま,ひとことでいえば凄く渋くてカッコいい,まさに「男は黙って・・・」というタイプなのだが,こりゃ当然,ヴィゴのハマり役。ヴィゴさま,ほとんど演技なんかしてないんじゃないか?と思うほど自然にしっくりとキマっていた。

ひとりミスキャストを挙げるとすれば,二人の男(いや三人か?)の間で,状況に応じて誰にでも身体を許す魔性の女アリーを演じたレニー・ゼルウィガー。
思いっきり似合わん!!

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もちろん彼女は素晴らしい女優さんだけど,ファム・ファタールというよりは,やはりコメディエンヌの器だ。恋人がいつ命を落とすかわからないあんな物騒な時代に,「トップの男をつかまえたい」野心を持った,したたかで計算高い女性を演じるのは,やはりもっとセクシー美女でないと。

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up・・・・見よ!このカッコよさ!
初老の男のダンディズムに酔える作品だし,エドがこだわりまくって撮ったんだろうなぁ~と,その心意気は評価してあげたいなぁ。お話は・・・・まあまあかな?ヴィゴのファンはお見逃しなく! 

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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

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ジョシュ・ハートネットも・・・・イ・ビョンホンも・・・・そして木村拓哉さんも,大好きな俳優さんだ。

だから夢のような共演ということで,期待して観に行った
なんじゃあ?これは!(怒)

普通,感動した作品だけレビューを書くことにしてるが,他に書くものもないのであえて書かせていただく。
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あらすじ: 他人の痛みを身代わりとなって引き受ける特殊能力を持つ男シタオ(木村拓哉)が失踪(しっそう)。元刑事の探偵クライン(ジョシュ・ハートネット)は彼の行方を追って、ロサンゼルスからフィリピン、そして香港へとたどり着く。そこでシタオがある女性リリ(トラン・ヌー・イェン・ケー)と一緒にいて、彼女を愛する香港マフィアのボス、ス・ドンポ(イ・ビョンホン)もシタオを探していることが判明する。(シネマトゥデイ)

たぶん,物語のキーとなるのは,キムタクが演じるシタオの持つ,他者の痛みを身代わりに引き受ける能力だろう。この能力を,キリストの持つ赦しや癒しの力になぞらえた物語なのだと思う。
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シタオを追う二人の男,元刑事のクラインとマフィアのボス,ドンホ。

被害者のボディを切断してアートする殺人鬼を追ううちに,彼と精神が同化してしまい,その罪に苦悩するクラインには癒しを,残虐非道で冷徹な男,ドンホには赦しを・・・・その二つをシタオは与えるために存在しているかのようで・・・。
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こうゆうテーマも好きだし,3人の俳優さんも大好き,グロいシーンも全く平気な私。・・・・でも,クリスチャンとして言わせてもらえば,キリストを体現するキャラクターはもっと掘り下げて描いてくれ!と言いたい。

いや,キムタクに不満があるわけではない。彼はよく頑張っていたし,雰囲気や外見や演技や・・・ハマっていたとは思う。しかし,なぜ彼があの能力を持つようになったのか,とか深く描かれてないので,なんとも唐突で意味不明のキャラに感じてしかたなかった・・・。
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それと,せっかくビョン様が美しい肉体を十分に披露しながら臨んでくれた,ドンホというキャラクターも・・・残酷なのか?実はナイーブなのか? 罪を悔いているのか,どうなのか?彼の涙の意味がわからない・・・。など,イマイチ感情が見えてこなかった。これもビョン様の演技のせいではなくて,脚本や演出が悪いと思う。

結局,2時間にわたって何がしたいのか,伝わってこない作品だった。シタオの磔のシーンなぞ,パロディにしか見えんかったし。キリスト教に詳しくないと難解に感じるし,キリスト教に詳しければかえって,「ふざけてるのか?」と憮然としたくなる作品。
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観客は50代以上のおばさまばかりで,キムタクとビョン様目当てでの鑑賞なのだろうけど,さすがにストーリーがわけわからなくなると,あちこちで私語やため息が・・・なんか気の毒だったなぁ。

ビョン様の筋肉の美しさは十分に堪能できたし,彼はどんな悪趣味な柄物やド派手な色のシャツを着ても似合う!ということに妙に感心したり・・・・ウジ虫が這いまわるキムタクの顔のどアップシーンで,彼のお肌の美しさに見とれてしまったり・・・変な見どころはあったけど。

それでもこの内容で2時間はキツイと思う。グロシーンのインパクトと,イケメンパワーだけで押し切った物語に思える。役者さんが勿体ない作品かも。
後でバベルの製作者が関わってると知って妙に納得した。

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