再びの春に
なながお空に行ってから1年がたちました。
この冬はことのほか寒く,寝るときは特に,あの子の「不在」がこたえる夜もありました。しまっておいた昨年のセーターに付着したななの毛を見つけて,不覚にも涙ぐんでしまったり・・・・こんな不甲斐ない飼い主を,天国でまったりと日向ぼっことかしながら見守ってくれているかしらと思ったり。
裏庭に作ったお墓にも,菜の花や水仙など春のお花を供えています。大好物のマグロのおさしみとかもお供えしたいのですが,すぐにカラスにとられちゃうのがわかっているので,お花とお水のみでごめんね。
で,この数か月,我が家に餌だけ貰いに来る野良ちゃんがいるのですが・・・・
毛並みがななにそっくりです。朝と午後と決まった時間に裏庭にやってきますが,最初は警戒して大変でした。最近やっと撫でさせてくれるようになりましたが・・・・でも抱っこしようとすると逃げられます。筋金入りの野良ちゃん・・・でもそれくらいの距離感でいいのかと思っています。餌だけ貰うとどこかへ立ち去ってしまい,家に入れてくれとかいう仕草は一切ないです。もう飼うのは辛いので・・・・毛並みがななとあまりにも似ていたのでついつい餌付けしてしまったという感じです。
ペットロスの辛い期間に,いろんなブログや絵本から癒しや慰めを貰いました。そのうちの二冊を紹介しますね。有名だからみなさんご存じかもしれませんが・・・・
菊田まりこさんの いつでも会える
飼い主を亡くしたペットの立場からの絵本です。とてもシンプルで可愛い絵と内容に癒されました。大好きなみきちゃんとの突然の別れから「なんで?なんで?」という長い悲しみの時を経て,ついには「目を閉じるとみきちゃんにいつでも会える」・・・という境地にまで至った犬のシロの気持ちが切なくていとおしいです。
ハンス・ウィルヘルムの ずーっとずっとだいすきだよ
こちらも「犬」ものですが・・・・。子犬のときから飼っていた犬のエルフィーが年取っていく様子と,そんなエルフィーに寄り添う飼い主の少年の想い・・・自分の体験を重ね合わせながら涙してしまいました。愛する相手に毎日「だいすきだよ」って伝え続けることの大切さが心に残ります。
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