爆弾
あらすじ:酔った勢いで自販機と店員に暴行を働いた中年男(佐藤二朗)が、警察に連行される。男はスズキタゴサクを名乗り、霊感を持っていると称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。半信半疑で話を聞いていた刑事の類家(山田裕貴)だったが、実際に爆発が起こり、さらに男はこの後3回の爆発が起こると予見する。(シネマトゥディ)
とてつもなく面白い!と評判のこの作品。劇場で鑑賞してきた。原作は未読。
二転三転するストーリー、なんとも気色悪いけど目が離せないスズキタゴサクという謎の男に翻弄される捜査陣。実際に起こった爆破映像の凄まじさ、スリリングなサスペンスのようでいて、人間の弱さや本質を鋭くえぐる深いヒューマンドラマの側面も持つ、見ごたえのある作品だった。確かに面白い。
タゴサクを演じる佐藤二朗の怪演が素晴らしく、この演技や醸し出す得体のしれない雰囲気は、彼にしかできないだろう。対する山田裕貴もこれまた怪演といっていいくらいの迫力に目を見張らされた。脇を固める俳優たちも実力者ぞろい。ベテラン俳優の渡部篤郎を筆頭に、若手も伊藤沙里、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎と達者な役所ばかりだ。彼らそれぞれが等しくタゴサクに痛いところを突かれて翻弄されるさまから、とにかく目が離せないのだ。ストーリー設定ももちろん異色で面白いのだけれど、この役者たちVSタゴサクがとにかく面白かった。取調室や犯人の雰囲気は少し、フィンチャー監督のセブンを思い出した。
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