ジョーカー フォリ・ア・ドゥ
ダークナイトも、一作目のジョーカーも大好きなので、とても楽しみに劇場に駆けつけたけど…。
私はこれ、駄目だった😖😖
途中で帰ろうかと一瞬思ったくらい。一作目の「ジョーカー」は三度も劇場に足を運んだのに、これはもうリピートは無し。帰ってからググると、やはり世間でも賛否両論で、なんと興行不振らしい。私と同じ感想の方が多かったと知り、ちょっと安堵したりして。
原因は多くの人と私も同じ。ミュージカル要らない!
失礼ながら、ガガ様はミスキャストかも。ファンなら大歓迎かもしれない歌って踊るシーンの数々も何の感動もなく。精神病院での彼女とアーサーの出会いシーンは、いくぶん控えめな歌声で始まるが、ストーリーが進むにつれて、歌いっぷりも衣装もエキストラたちもどんどん華やかになっていくし、歌うシーンのまあ多いこと!舞台は精神病院と法廷の二カ所しかなく、彼女とアーサーが歌うシーンは、アーサーの妄想でもあるわけだけど、いやいやいや、リアルなアーサーの演技をもっと観たいわけで、ガガの歌を聴きたいわけじゃない。まあ、天下のガガ様だから少しは歌うシーンあってもいいけど、やっとリアルシーンが登場と思ったらすぐに挿入される歌のシーンには、しまいには「まだ歌うのかよ!」とイライラ。
もともと、私はミュージカル映画は苦手で、まず観ないのだ。スクリーンでは役者にはちゃんと表情とセリフで演技してほしい、という人間なので。唯一例外はインド映画。あれは楽しい。いきなり全員が派手派手衣装で踊りだしても、ボリウッドなら大好きだ。ストーリーにマッチしているからだろう。しかし、ジョーカーや一連のバットマンシリーズのあのダークな世界で、歌と踊りを求めるファンは少ないだろう。
とにかくコレジャナイ感が凄かった。中華を食べに行ってフレンチを出されたような気分だ。歌やダンスは多少は入るだろうと思ってはいたが、あそこまでミュージカルだとは。救いは歌うのがガガとホアキンだけだったこと。だけど、そのシーンが多すぎる。肝心のストーリーに集中できない・・・やっとストーリーに戻ってくれた!と安堵するも束の間、またまたそれをぶった切るかのように挿入される二人のミュージカルシーン。正直うんざりした。ホアキンの歌とダンスが上手いのはびっくりしたし、すごいなあと素直に思ったが、ガガ様のファンでも何でもないので、そちらは何の感動も無し。
いろんなレビュー見ると、今作はジョーカーの物語ではなく、アーサーの物語だと。確かにそうなっていて、アーサーももちろん私は好きで、演じるホアキンも素晴らしいし、彼の闇落ちも興味深い。しかし、たぶん私をはじめとする1作目のファンは、病院収監後のアーサーが、さらに覚醒して脱獄なぞやらかし、「ダークナイト」のジョーカーへと繋がっていくのが観たかったのだ。1作目があれだけヒットしたのに、そのジョーカー像を否定するような世界観になっていることも、そしてあのラストも、あんまりだと感じたのだろう。監督さんは1作目と違うことをあえてやりたかったらしいが、ファンの願いをわかっていないなぁと残念に思う。
改めて思う。やはりジョーカーはヒース・レジャーの「ダークナイト」のジョーカーが最高だと。一片の弱さもなく、純粋に犯罪を楽しんでいる「絶対悪」のジョーカーだ。
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いえ、お呼びしてません(笑) こわいよぉ。
この作品、あまり評判が良くないそうですね。
チカラを入れていたでしょうに、もったいない。。。
ホアキン・フェニックスさんとガガさんという取りあわせなのに
ザンネンなことと思います!
DVDになったら見ようかなと思っておりましたが
やめにします😿
投稿: ヨモギ | 2024年10月24日 (木) 07時35分
ヨモギさん またまたコメントありがとうございます。
>チカラを入れていたでしょうに、もったいない。。。
敗因は、監督が「前回と違うことをあえてやった」ことに尽きるかと。
前作のヒットで巨額の予算がついたのに勿体ないことしましたね。
ホアキンも歌いたかったのかな・・・?上手いのはよくわかりましたが。
始終イラつきっぱなしの鑑賞となりました。残念です(-_-;)
投稿: なな | 2024年11月 9日 (土) 16時08分