007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
ダニエル・ボンド最後の作品ということで、劇場で観てきました。
あらすじ;諜報(ちょうほう)員の仕事から離れて、リタイア後の生活の場をジャマイカに移した007ことジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、平穏な毎日を過ごしていた。ある日、旧友のCIAエージェント、フェリックス・ライターが訪ねてくる。彼から誘拐された科学者の救出を頼まれたボンドは、そのミッションを引き受ける。 (シネマトゥディ)
今回の敵役は、ボヘミアン・ラプソディのフレディ・マーキュリー役で有名なラミ・マレック。毒物や細菌兵器を操り世界征服を企もうとする狂気を秘めた悪の権化を、不気味に冷徹に演じ切っていました。
結論から言うと、私はこのシリーズの中で一番好きです。年齢を超えた胸のすくようなアクションの切れも感嘆ものでしたが、守るべき家族ができたボンドの感情の動きが素晴らしく、人間臭くて共感しまくりでした。
ヴェスパーとの辛い思い出を乗り越え、マドレーヌと出会い、娘の存在を知ってようやく平穏な人生を手に入れかけたボンド。それなのに・・・それなのに。そしてラストは泣いてしまいました。最後のダニエル・ボンド。本当に最後になってしまったのですね。ネタバレになるので詳しくは書きませんが・・・。これは「愛の物語」だとは前評判で聞いていましたが、ほんとうにそうでした。愛する女性とわが子への永遠の想いが最後に込められていました。
ダニエル・クレイグさん 長い間お疲れ様でした。強いだけでなくセクシーで人間味があって、本当に魅力的な007でした。
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