独創的な花器で
こちら、まるで蛇を想わせる「うねり」が面白い花器です。
自分では絶対に選ばない(選べない)タイプの花器なのですが、数年前に、華道教室のお師匠さんのお勧めで購入しました。これが案外、活けやすいのです。もちろん花材を選びはするけれど。
基本的には、二つの口から伸ばした枝ものを、上で繋げてアーチを作る活け方が多いですね。なかなか珍しい活け方なのか、「おお~」と驚いていただけます。
芯となる花材は今回は二本のオンシジウム。左右の口から伸ばした枝を上で絡めてアーチを作っています。
華やかさをプラスする足元のゴットの枝は、オンシジウムの芯に巻きつけています。外れそうなところは実は裏から緑のビニールテープで止めているんです。もちろん見えないように・・・。
この「蛇」の花器には、オンシジウムの他にも、お正月に、千両と銀を吹き付けた柳で作ったアーチを活けたこともありますが(画像がないのが残念)なかなか素敵にしあがりました。あと、ツルウメモドキとかもいいですね。
この花器のもう一ついいところは、「少ない花材で大きく活けることができる」という点です。それでいてインパクトが大の作品になります。重宝しています。
この花器にはこの花材を・・・とか、反対にこの花材ならあの花器で、といろいろ考えるのも楽しいです。
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わ~、すてきなお花!
花器だけ見たら、なかなか手に取りづらそうですが
お話をうかがうと、なるほど意外と使いやすそうです。
特に枝ものは流れを生かした生け方が楽しめそうですね。
千両やツルウメモドキはもちろんのこと
こういう洋のお花も和モダンな雰囲気ですてきです。
アーチの間に生まれる空間がいいですね☆
投稿: セレンディピティ | 2017年11月13日 (月) 09時49分
セレンさん こんばんは
>枝ものは流れを生かした生け方が楽しめそうですね。
そうですね。この花器は曲線を生かせる枝ものが適していますね。
花器の色や模様が和風なので、もちろん和の花材はぴったりくるのですが
今回のオンシジウムやカーネーションのような
洋花も面白いです。
>アーチの間に生まれる空間がいいですね☆
めったに使わない花器なんですが
やはりこの空間の美が好きで、時々使いたくなります。
あと、噴水のような形に活けたりとか・・・・でもやっぱりアーチが一番素敵かな。
投稿: なな | 2017年11月14日 (火) 00時24分