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2017年9月の記事

2017年9月19日 (火)

秋のパスタ

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旬のお野菜をふんだんに使ったパスタが好きでよく作ります。

春は菜の花のペペロンチーノかクリームパスタ。
夏は茄子のボロネーゼ。
そして秋は・・・・茸たっぷりの和風パスタ です。

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茸は、今回はシメジとエリンギと舞茸を使いました。

低カロリーで栄養がたっぷりの茸ですが、種類によって栄養効果も違うみたいですね。
ちなみに舞茸は美肌効果、エリンギはお通じやむくみの改善、シメジも肌トラブルに効果があるみたいです。女性にはとっても嬉しい食材。それにやっぱりなんといってもこの季節の茸は美味しいですよね。肉厚の椎茸なんかも大好きです。オリーブオイルで炒めてお酒とお醤油を少し・・・・椎茸のソテー、いくらでも食べれます。

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茸だけでも十分な旨味でおいしいのですが、玉ねぎとベーコンも少し加えました。ブロッコリースプラウトは最後の仕上げに彩りとして。こちらも栄養価が高いですよね。

お塩を強めに茹でたパスタに、炒めた食材と和風ソースを絡めるだけ。和風ソースはお醤油とみりんとお酒。ほんのり優しい味付けなので、野菜の旨味が際立ちます。

削り節や刻み海苔をかけて頂くのも美味しいですよ。

2017年9月17日 (日)

ダンケルク

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クリストファー・ノーラン監督が,第二次大戦中のダンケルクの大撤退作戦(ダイナモ作戦)を、空、陸、海の3つの視点で描いた戦争映画。劇場で鑑賞。

映画つぐないにも描かれていた、ダンケルクの場面。海岸で祖国への船を待っている負傷し疲弊した兵士たちの姿や、連れて行けないためか、射殺される軍馬たちのシーンが切なく心に残っている。しかし、ダンケルク撤退の詳しい背景を知らなかった私は、なんとなく、これを、終戦間際に行われた単なる移送みたいに勝手に思っていた。戦いが一段落したから海を渡って祖国へ帰るのに、船の調達が間に合わなくて待たされてるだけ~・・・・みたいな。

今回、この作品を観る前に、ダイナモ作戦についてググったり、
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BBCのドラマ映画「ダンケルク 完全版 DVD BOX 史上最大の撤退作戦・奇跡の10日間」を観たりして、しっかり予習したら・・・・・。                                                                                          

この撤退って、もの~~~すごく苛酷で、どえらい大作戦だったんですね。(←無知)まさに、絶体絶命の状況での、死に物狂いの救出劇だったわけ。

1939年のポーランド侵攻以来、、電撃戦を展開してきた無敵のドイツ軍。あっという間にフランスのダンケルクまで追い詰められて逃げ場を失ったイギリスの海外派遣軍。彼らの救出に向かった船舶は、駆逐艦や大型船だけでなく、貨物船、漁船、遊覧船、ヨット、はしけなどのあらゆる民間の船が含まれていたというから凄い。

Dunkirk

撤退を妨げようと、空からも海からも陸からも、
執拗な攻撃を仕掛けてくるドイツ軍。

陸ではじりじりと包囲網を狭めてくるドイツ軍を防衛線で食い止めようとするフランス軍。そして撤退行動を阻害するドイツ空軍の攻撃の阻止に奮闘するのは、英国空軍が誇る戦闘機スピットファイア。しかし、やっと乗り込んだ駆逐艦も、出港してすぐにドイツの魚雷や爆撃に沈められ、海に投げ出される兵士たち。救う方も救われる方も、一刻を争う過酷な救出劇が繰り広げられるのだ。

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生き残れ!

生き残れ!
生き残れ!

全編を通して悲痛な叫びがこだまするような、そんな手に汗を握るサバイバル作品。「どうやって撮ったんだろう?」と観客を唸らせる迫真の映像はさすがノーラン監督。そして、「とにかくどんな手段を使っても逃げたい」という、恐怖とパニックに支配された兵士たち

欺いてまでイギリス軍の中に紛れ込もうとするフランスの兵士や、定員オーバーの船から「お前が降りろ」「お前こそ」と諍いを始める場面は、正直かっこいいものじゃないけれど、ダンケルクの撤退には、若くて未熟な兵士もたくさんいたということだから、実際はそんな感じだったのだろう。ノーラン監督も、そのあたりを考慮したのか、浜辺の場面の俳優には若手で無名の俳優を起用している。

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主演の一人である二等兵トミーを演じたフィン・ホワイトヘッドは、オーディションで抜擢された。イケメンなのだけど、どこにでもいそうな雰囲気もあり、必死に生きのびようとする迫真の演技がリアルでいい。襲い掛かる難関を次々にクリアして先に進むには、生きたいという本能に突き動かされて最後までとにかく諦めないこと、これに尽きるのかもしれない。
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一方、救出に当たる英国空軍兵士や、現場で指揮を執る軍人、命を張って救出に向かった一般船の船長などは、やはり使命と責任をもって任務に臨んでいるせいか、かっこよく描かれていて、演じるのもケネス・ブラナーとかトム・ハーディとか、マーク・ライナンスなどのベテラン名優。ノーラン監督作品には常連となっているキリアン・マーフィは友情出演みたいな感じだけど。もう一人の常連、マイケル・ケインは英国空軍の隊長で声のみの出演。
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この、英国空軍の活躍と貢献は大きかったらしい。彼らが空で身を挺して支援してくれなかったら、あれほど多くの人数を救うことはできなかったのではないかとも言われている。

ダンケルクの撤退で、トミーのような兵士たちの使命は、逃げること、生きのびること、だった。疲れ切った帰還兵で溢れる駅で、出迎える人たちに「生き残っただけだ。(何も偉くない)」と自嘲気味に呟く兵士に「(それで)十分だ」という答えが返ってきた場面が印象的だった。

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その言葉通り、ダンケルクの撤退は、大きな犠牲も伴ったが、人的資源の保全という意味では大きな成功を収め、生還した兵士や軍人の多くは、後の中東などでの戦線で戦力となり、連合国を勝利に導いている。また、撤退には民間人も命がけで協力したことはイギリス人の心に刻まれ、“ダンケルクスピリット”(イギリス国民が団結して逆境を克服しなければならないという時に使うフレーズ)の合言葉は、今日でも継承されているという。

余談だけど、予習で観たBBCの「ダンケルク~」(上記)は、ドキュメンタリーとドラマを織り交ぜた内容で、作戦の背景やフランス軍サイドの事情や、撤退できなかった人たち(自力で移動できないから残された負傷者とか、海岸にたどり着くまでにドイツ軍の捕虜になって殺された小隊とか、最後まで残って敵軍を食い止める役を担った兵士とか、病院船の申請をし続けながら野戦病院に残った外科医とか)のことも詳しく描かれていた。そして、この史上最大の撤退作戦の成功のいくらかは、フランスの犠牲のもとに成り立っていたことも。こちらもあわせて観るとなかなか感慨深いものがあるかもしれない。

2017年9月10日 (日)

伝統野菜 太きゅうり

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太きゅうりと言えば、「加賀太きゅうり」が有名ですが、私の住んでいる四国でも昔から山間部の一部の農家では作り継がれてきたそうで、道の駅などでも売られています。ちなみに「美馬(みま)太きゅうり」と呼ばれています。

Img_3871_2 ずっしりと大きい・・・・・。

地元の伝統野菜の栽培体験として、総合学習の時間に学校農園で毎年栽培しています。今年は出来がよく、幸い台風の被害も会わず、100本あまり収穫できました。夏休み中に、子どもたちと、料理教室や道の駅での販売体験も行いました。料理教室ではハヤシライスを作りました。

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半分に切った太いきゅうりは種をスプーンで取り除き、薄切りにします。加熱しても美味しくいただけるのがこのきゅうりの特徴です。ハヤシライスは、太きゅうりの他は完熟トマトと牛肉と短冊切りの人参を入れました。(玉ねぎのかわりに太きゅうりを入れます。)ニンニクをオリーブオイルでよく炒め、お肉ときゅうりと人参とトマトを炒めて柔らかくなるまで煮込みます。ローリエやオレガノも加えます。仕上げにハヤシライスのルーを少なめに。隠し味にケチャップやウスターソースもお好みで。
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完成です。パイナップルのように見えるのが太きゅうり。癖がなくて柔らかくてみずみずしくて、酸味の効いたハヤシライスにぴったりでした。

加熱して使うレシピは、ハヤシライスの他にも酢豚とかコンソメスープの具にしても美味しいです。カニカマや枝豆といっしょにあんかけにしてもいいですね。

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加熱しないレシピとしては、「冷や汁(ひやじる)」があります。これは塩もみした太きゅうり入りの冷たいお味噌汁みたいなもの。出汁はいりこだしが合います。薬味はネギと大葉。今回はおそうめんやシラスも入れてみました。暑い夏にはぴったりの一品です。

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もちろん普通の酢の物でも美味しいですが、その場合は赤味噌を使った酢味噌和えがおすすめ。太きゅうりはお味噌と相性がいいんです。

九月になって、これからは畑で追熟させた太きゅうりの種取りの季節です。また来年の初夏に蒔く予定です。

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