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2017年2月の記事

2017年2月27日 (月)

活け花 旅行 索引

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活け花あれこれ

活け花あれこれⅡ

活け花あれこれⅢ

福岡へ・・・・

今年の桜は

祖谷渓谷の秋

桜だより

秋の八十八か所

松江に行ってきました

春の訪れ

2017年2月26日 (日)

映画作品名 あ~か行

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   あ行

   アイ・アム・レジェンド
   アイアンマン
   アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
   愛を読むひと      
   青い棘
   悪魔を見た   
   悪霊喰
   明日、君がいない
   アジョシ
   アーティスト 
   アデル/ファラオと復活の秘薬
   アナザー・カントリー
   アナとオットー
   あの日、あの時、愛の記憶
   あの日の声を探して
   あの日のように抱きしめて
 
   アバター
   アパルーサの決闘
   アフター・ウェディング
   アフター・ザ・レイン(Dark Matter)    
   アフタースクール
 
   アポカリプト
   甘い人生
   アマルフィ 女神の報酬
   アメリカン・ギャングスター
   アラトリステ

   ある愛の風景
   ある公爵夫人の生涯    
   あるスキャンダルの覚え書き
   ある天文学者の恋文
   アレックス・ライダー
   アンタッチャブル

   アンティーク~西洋骨董洋菓子店~
   アンナとロッテ   
   アンフィニッシュ・ライフ

   イーグル・アイ
   イースタン・プロミス
   イースト/ウェスト 遥かなる祖国
   言えない秘密 
 
   硫黄島からの手紙
   息もできない
   いつか眠りにつく前に
   イノセント・ラブ
   インクレディブル・ハルク

   イングロリアス・バスターズ
   インセプション  
   インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
   イントゥ・ザ・ワイルド
   インファナル・アフェア
   インベージョン

   ウィンター・ソング
      ウエディング・バンケット
   ウォッチメン
   ウォーロード/男たちの誓い
   ウォーロード/男たちの誓い 未公開シーン
   ウォンテッド
   牛の鈴音
   裏街の聖者
   ウルヴァリン;X-MEN ZERO
   ウルフマン

   永遠のこどもたち
   英国王のスピーチ
   エグザイル/絆
   エスター   
   エディット・ピアフ~愛の讃歌~

   エリザベス
   エリザベス:ゴールデンエイジ
   エレジー
   エレファント 
   エンジェル

   オアシス
       大いなる陰謀
   狼たちの午後

   王になった男   
   
王の男
      王妃の紋章
   おくりびと
   おとうと
   男たちの挽歌
   オブリビオン    
   オールドボーイ

   オリバー・ツイスト
   俺たちフィギュアスケーター

 か行

   かげろう  
   カサノバ
   風立ちぬ 
   カティンの森   
   神々と男たち
       花様年華 
   華麗なるギャツビー   
   彼が二度愛したS
   花蓮の夏

   渇き
   鑑定士と顔のない依頼人
  

   黄色い星の子供たち
   「危険な情事」と「運命の女」
   紀元前1万年
   キサラギ
   奇跡のシンフォニー
   奇跡のひと マリーとマルグリット    
   傷だらけの男たち
   キッズ・リターン
   きみがぼくを見つけた日
   君のためなら千回でも
   キャロル

   キャンディ
   96時間
   宮廷画家ゴヤは見た

   凶悪
   近距離恋愛
   キング・アーサー

   キングダム・オブ・ヘブン(ディレクターズカット)

   クイルズ
   グエムルー漢江の怪物 ー
   グッド・ガール   

      グッド・シェパード
   グッド・バッド・ウィアード
   グッドフェローズ
   暗い日曜日

      クライマーズ・ハイ
   グラン・トリノ
   グリーン・ホーネット

      クローズZERO
   クローズZEROⅡ
   クローバーフィールド/HAKAISHA

   K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝
   ケリー・ザ・ギャング
   幻影師アイゼンハイム

   恋におちて
   恋の風景
   好奇心は猫を殺す
   告白
   ココ・アヴァン・シャネル
   ゴッドファーザー
   コネクテッド(保持通話)

   コーラス
   コラテラル
   ゴーン・ガール

映画作品名 さ~た行

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 さ行

   THE LAST DAY
   再会の食卓
   再会の街で  
   最強のふたり 
   最後の忠臣蔵
   さざなみ
   殺人の追憶 
   サハラに舞う羽根
   サラの鍵  
     さらば、わが愛/覇王別姫

   サルバドールの朝
   サンクタム  
   サン・ジャックへの道
   3時10分、決断の時
   三国志
   サンザシの樹の下で
   霜花店(サンファジョム)
      

   しあわせな孤独
   G.I.ジョー   
   四月の雪
   シークレット・サンシャイン
   JSA

   ジェシー・ジェームスの暗殺

   ジェイン・オースティンの読書会
   ジェイン・オースティン 秘められた恋  
   ジェーン・エア

   シェイム
   ジェネラル・ルージュの凱旋
   沈まぬ太陽
   縞模様のパジャマの少年
   灼熱の魂
   シャッター・アイランド   
   ジャーヘッド
   シャーロック・ホームズ
   シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム  
   シャネル&ストラヴィンスキー
   ジャンパー
   12人の怒れる男
   重力ピエロ   
   主人公は僕だった
   ジュラシック・ワールド
   ジュリー&ジュリア
   純愛中毒   
   少年は残酷な弓を射る
   処刑人
   ショーシャンクの空に
   ジョンとメリー
   シルク
   
シングルマン
   シン・ゴジラ
   真珠の耳飾りの少女
   親切なクムジャさん
   シンドラーのリスト

   Sweet Rain 死神の精度
   スウィーニー・トッド 
フリート街の悪魔の理髪師
   スケアクロウ
   ずっとあなたを愛してる
   砂の器   

   スパイダーマン3
   SUPER8/スーパーエイト
   スモーク
   スラムドッグ$ミリオネア
   300 スリーハンドレッド
   スリーピー・ホロウ

   スルース
          
       絶対の愛
   セブン
   セブンデイズ  
   ゼロ・ダーク・サーティ

   ソウル・サーファー
   ゾディアック

   ゾディアック再見(ジェイク編)
   それでも生きる子供たちへ
   それでもボクはやってない 

 た行

   ダークナイト
   ダークナイト2度目鑑賞
   ダークナイト・ライジング
       ダージリン急行
   ターミネーター4  
   タイタニック
   タイタンの戦い
   第9地区  
   ダイ・ハード4.0 
   題名のない子守唄
   太陽と月に背いて
   太陽に灼かれて
   ダウト~あるカトリック学校で~
   誰がため

   タクシードライバー  
   ダブリン上等!
   007/カジノ・ロワイヤル
   007/スカイフォール
   007/スペクター   
   007/慰めの報酬
   ダメージ
   誰も守ってくれない

   小さな中国のお針子
   小さな村の小さなダンサー
   チェイサー
   チェンジリング
   地球が静止する日
   父親たちの星条旗
   中国の植物学者の娘たち
   チョコレート
   チョコレート・ファイター
   チルドレン・オブ・ホァンシー遥かなる希望の道
   沈黙ーサイレンスー

   追憶の森
   ツォツィ
   つぐない
   ツリー・オブ・ライフ
   ツーリスト
   劔岳 点の記
   
   ディア・ドクター
   ディア・ハンター
   ディスタービア
   ディファイアンス
   デッドマン
   デビルズ・バックボーン
   天使と悪魔
   
天使の涙   
   天上の恋人

   トウキョウソナタ
   遠い空の向こうに
   特攻野郎Aチーム
   Dr.パルナサスの鏡
   トーチソング・トリロジー
       ドニー・ダーコ
   ドライヴ

   トランスアメリカ
   ドリアン・グレイ
   ドレスデン 運命の日
   トロイ
   トワイライト~初恋~

映画作品名 な~は行

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 な行

    ナイロビの蜂
    ナイト&デイ
    ナイトクローラー    
   嘆きのピエタ   
   ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
   ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
   南極料理人

   ニック・オブ・タイム   
   2012 
   28週後・・・

   ノア 約束の舟
   ノウイング
   ノーカントリー
   ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

 は行

      パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉
   HACHI 約束の犬
   母なる証明  
   パッション
   パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
   パッセンジャーズ
   鳩の翼
   バットマン・ビギンズ
   ハートブルー      
   ハート・ロッカー
   花の生涯~梅蘭芳(メイランファン)~
   バーナード・アンド・ドリス
   ハプニング
   パブリック・エネミーズ  
   パフュームある人殺しの物語
   バベル
   ハムナプトラ3呪われた皇帝の秘宝
   パリ・ジュテーム
   ハリー・ポッターと謎のプリンス       
   パンズ・ラビリンス
   ハンティング・パーティ ーCIAの陰謀ー
   バンテージ・ポイント  
   ハンニバル・ライジング
   
   ヒート
   ヒットマンズ・レクイエム
   HERO
   ヒドゥン
   瞳の奥の秘密 
   ヒトラーの贋札
   ひまわり
 
   ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~

   ファニーゲームUSA
   50/50フィフティ・フィフティ
   フィリップ、きみを愛してる!
   フェイク   
   ブエノスアイレス
   復讐者に憐れみを
   武士の一分
   胡同(フートン)の理髪師
   譜めくりの女
   不滅の恋/ベートーヴェン 
   不夜城
   芙蓉鎮
   フライ、ダディ、フライ
   ブラザーズ・グリム
   ブラック・スワン
   ブラック・ブック
   ブラッド・ダイヤモンド
   ブラッド・ブラザーズー天堂口ー
   フランシスコの二人の息子
   フリーダム・ライターズ
   プリズナーズ
   ブーリン家の姉妹
   プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂  
   プルートで朝食を
   ブレイブ ワン
   プレステージ
   プレデターズ
   ブロークバックマウンテン          
   プロヴァンスの贈りもの
   プロミス 無極
   フロム・ヘル
   フューリー    

   ヴェニスの商人
   ペインテッド・ヴェール ある貴婦人の過ち
   ベオウルフ(G・バトラー版) 
   ベオウルフ 呪われし勇者
   ベティ・ブルー インテグラル
   ペネロピ
   HEAVEN 
   ベンジャミン・バトン数奇な人生
   ベン・ハー

   BOY A
   ボーン・アルティメイタム   
   ぼくのエリ 200歳の少女
   僕の恋、彼の秘密
   僕のピアノコンチェルト
   僕は君のために蝶になる
   ぼくを葬る
   ボディガード
   ボルベール(帰郷)

映画作品名 ま~わ行

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 ま行

  マッチポイント
    マッハ!!!!!!!!
  マイケル・ジャクソンTHIS IS IT
  迷子の警察音楽隊 
  マイティ・ハート 愛と絆
  マダム・マロリーと魔法のスパイス
  マディソン郡の橋
  魔法にかけられて
  マリア
    マリアンヌ

  ミケランジェロの暗号
  ミッション
  ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル
  ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション
  ミッション:8ミニッツ
  ミスター・ノーバディ 
  ミスト
  ミス・ポター
  ミルク
  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

  麦の穂をゆらす風

  めぐり逢わせのお弁当

  モーテル
  モーリス  

  や行

  ヤコブへの手紙   
  山の郵便配達
  やわらかい手

  雪の轍
  ユナイテッド93
  「許されざる者」
  ゆれる

  八日目の蟬
  容疑者Xの献身
  善き人のためのソナタ
  欲望の翼
  4分間のピアニスト  


  ら行

  ラースと、その彼女
  ライラの冒険 黄金の羅針盤
  ラッキーナンバー7

  ラストキング・オブ・スコットランド
  ラスト・コーション
  ラスト・コーション/原作の世界
  ラストコンサート
  ラスベガスをぶっつぶせ
  落下の王国
  LOVERS
    ラビット・ホール
   
  ラブソング
 
  ラブソングができるまで
  ラベンダー
  ラヴェンダーの咲く庭で
  藍宇(ラン・ユー)情熱の嵐

  リアル・スティール
  Returner リターナー
  リスボンに誘われて   
  リトル・ダンサー    

   リトル・チルドレン 
  リバティーン
  リバー・ランズ・スルー・イット
  リプリー
  リリーのすべて

  ルーム

  レイチェルの結婚
  レオン 完全版
  レスラー
  RED/レッド
  レッドクリフ Part I
  レッドクリフPartⅡ-未来への最終決戦ー
  レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで 
  レ・ミゼラブル
  
    ロード・オブ・ドッグタウン
  ローン・レンジャー
  ロスト・バケーション 
  ロック・ユー!
  ロビン・フッド
  ロルナの祈り  
  ロング・エンゲージメント (ギャスパーのみに注目編)
  ロンリーハート

 
  わ行

  わが教え子、ヒトラー
  私が、生きる肌
  私の中のあなた
  私は貝になりたい
  ワルキューレ
  ワールド・オブ・ライズ
  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 
  ONCE ダブリンの街角で 

2017年2月18日 (土)

マリアンヌ

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第二次世界大戦下の1942年のモロッコ。夫婦を装ってナチスの要人暗殺の任務についたケベック出身の空軍情報員マックス(ブラッド・ピット)と,フランスの女性工作員マリアンヌ(マリオン・コティヤール)。二人は任務を通して恋に落ち,結婚して娘をもうけ,ロンドンで幸せな生活を送っていたが,ある日妻のマリアンヌに二重スパイの疑いがかかる。もしそれが事実なら,「妻を自分の手で始末するように」との指令を上官からうけたマックスは,妻の無実を証明しようと奔走するが・・・・。

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物語の筋はわりと先読みしやすく,終盤になって驚愕のどんでん返しなどもない。あー、やっぱりこう来てこういう結末よね・・・・という感じに終わったので、ストーリーは王道かもしれない。それでもマリアンヌの秘密が明らかになっていく見せ方はサスペンスフルでどきどきする。

この作品の見所のひとつは、ブラピとマリオンのカップルのゴージャスぶり。なんといっても,お二人とも華があり,それに加えて演技派でもあるから。戦中戦後(1940~1950年代)のファッションは,男性も女性もとても素敵だと常々思っていたけど,この作品の二人も最高に美しく,そしてまあ似合うこと似合うこと!
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軍服も似合うブラピ

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はぁ~~~ ため息 なんて美しいのlovelyマリオン・・・・

ブラピは,久々に(失礼)ダンディで麗しいです。50歳過ぎてるなんてとても見えない。特殊メイク?それとも単に髭を剃ったから?ベンジャミン・バトンのころのブラピを見ているようで,ほんとこのひとかっこいい~~。

マリオンも41歳だなんて!ラストシーンの彼女の表情はまるで少女みたいにも見えた。ロング・エンゲージメントで初めて彼女を見てから10年はたっているのに,老けるどころかますます美しくなっている。
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恋人や妻が敵のスパイかも・・・という物語はあの有名な韓国映画「シュリ」を少し思い出した。「シュリ」では実際に恋人を撃ち殺してしまうが,この作品は・・・・。それはネタバレなので書かないけど,悲恋ということで,予想はつくと思う。「シュリ」の場合は相手が婚約者だったけど,この物語は妻で二人の間に子供までいたので余計に切ない。

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実話がベース・・・というよりは,実際にあったらしい出来事をヒントにして作られた物語らしい。国籍の違う工作員同士が任務がもとで結婚し,後に妻が二重スパイの疑いがかかった夫婦が実際にいたんだね・・・・。なんともシビアな世界だなぁ。

この時代,ネット情報もメールもないから,妻が偽名を使っているかどうか確かめるのに,夫は妻の写真を持って問い合わせに奔走する,というところも,顔や雰囲気は似ていても決め手になるのがピアノを弾けるかどうか,だった・・・とかいう展開も面白かった。

ブラピの作品の中では,かなーりお気に入りの一つになりました。ちなみに今までの彼の作品で好きなのは

ベンジャミン・バトン 数奇な人生
トロイ
③インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
セブン

で,5番目くらいにこの作品が来ますね。

ブラッド・ピット作品記事

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イングロリアス・バスターズ

ジェシー・ジェームスの暗殺

セブン

ツリー・オブ・ライフ

トロイ

バベル

フューリー

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

マリアンヌ

リバー・ランズ・スルー・イット

2017年2月15日 (水)

沈黙ーサイレンスー

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本日、劇場で観賞。
スコセッシ監督が忠実に映画化したと言われる遠藤周作氏の原作「沈黙」は未読である。江戸時代初期のキリシタン弾圧によるポルトガル司祭の棄教を通して,神と信仰の意義を描いた作品。

キリスト教の弾圧や迫害は,日本に限ったことではなく,ローマ帝国などでも行われてきた。キリスト教徒は政治的な権威よりも神に従うことを選ぶので,支配者には脅威の存在にもなりうるからだ。
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さらにキリスト教は厳格な一神教であり,「わたし(=イエス)を人の前で認める者はみな,わたしも天の父(=神)の前でその人を認めます。しかし,人の前でわたしを知らないと言うような者なら,わたしも天におられるわたしの父の前で,そんな者は知らないと言います。(マタイの福音書)」という聖書の教えゆえに,信徒は拷問にも死にも屈せず,信仰を表明しようとする。弾圧や迫害,すなわちこの世の試練の先に,信徒たちは「天の御国」を仰ぎ見,苦難も死もものともしない。

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この作品の中でも,「転ぶ」ことを拒んで死んでいく信徒や司祭たちが何人も登場する。ただ,司祭たちはともかく,貧しい村人たちはおそらくそこまで教義についての深い理解はなかっただろう。苛酷な重税による圧政のなか,まるで獣のように生きるだけの人生だった村人たちは,どうせ死ぬなら,崇高なもののために死にたい,という思いで死んでいったのかもしれない。

映像からは,村人たちの悲惨な生活の雰囲気が痛いほど伝わってくる。
苛酷な年貢にあえぐ最下層の虫けらのような生活の彼らにとって,痛みも苦しみもない「パライソ」に行けることは,命を捨てるに値することだったのだろうか。
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クリスチャンの家庭に生まれ育った私にとって,これは,最初から最後まで「自分だったらどうするか?」と問われ続けた作品だった。ローマ帝国や日本のキリシタン弾圧について思うときはいつも,「もし自分がその場にいたらどうするだろう?」と考えたものだけれど,この作品ほど,そのことについて深く考え込んだことはなかった。わたし自身の信仰は、これまで高揚と停滞を交互に繰り返しながら,それでも神の存在を疑ったことだけは今も昔もない。

わたしだったら,転ぶのか転ばないのか?どちらを選択してもなんと苦しいことだろう。殉教が神に喜ばれるものだとわかっていても,恐怖や苦しみに耐える力があるだろうか?
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悲しみと恐怖に慄きながらも,処刑される道を選んだイチゾウやモキチ。苦しみの無いパライソ(パラダイス)に希望を託して死んだモニカやジュアン。脅されても最後まで屈することなく雄々しく殉教していったガルペ神父。

そして,何度でも「転び」,その都度悔い改めて戻ってくるキチジロー。「転ぶ」ことによって人間の弱さや正直さを体現し,それでも神への思いも捨てがたく,何度でも臆面もなく悔い改めるキチジロー。彼が一番自分に近いかもしれないと思った。「こんな自分で申し訳ない」と悔いつつも,「こんな時代に生まれなかったら,いい信徒として死ねたのに,不公平だ。」とも言う彼の愚痴の,なんと正直に真理をついていることか。
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殉教する人間は強い。しかし,棄教するしかない弱い人間はどうすればいいのか。彼らはその弱さゆえに切り捨てられるのか。イエス・キリストは弱い彼らのためにも,いや,弱い彼らのためにこそ,十字架にかかられて死なれたのではないのか。なぜ神はここまで弱者を苦しめ,手をこまねいておられるのか。試練とともに逃れる道も備えてくださると,神は約束されたのではないのか。

神の重い沈黙が,信徒の信仰を失わせることは多々ある。日常茶飯事といってもいい。いつの時代にも,どんな場合でも。旧約聖書に登場する神は,洪水を起こし,海を分け,マナを降らして民を養い,預言者の口を借りて語る神だった。しかし,もはやそんな奇跡も派手な救出も神は行わない。この物語の中の神は,目を覆うばかりのむごたらしい弾圧から具体的な方法で信徒を助け出すことはない。
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肉体の責め苦はもちろんだが,精神的な責め苦の点でも,この弾圧は恐ろしいものだった。滅ばすのではなく,転向させるのが目的の弾圧は,ひとおもいに命を奪うことはせずに拷問によって,また自分以外の人を苦しめることによって時間をかけて棄教させようとする。実際に存在した「転びバテレン」のフェレイラ神父やロドリゴ神父。後半は,彼らの棄教のいきさつと心境がじっくりと描かれる。そして棄教してからの彼らが日本でどのような生涯を終えたかも。

原作を読んでないので,彼らの運命についてはどうなるのか最後まで目が離せなかった。そして神は最後まで沈黙されるのかどうかも。

神は語られた。いままさに踏み絵を踏まんとしたロドリゴの心の中で。そしてわたしは,それはロドリゴの苦しみ抜いた心から生まれた都合のいい妄想などではなく,真の神の言葉だと感じた。苦しむ民の命を救うために,ロドリゴ神父が「転ぶ」ことは,神父である彼にとっては,まさに殉教よりもはるかに犠牲的な「一番つらい愛の行為」であることを,誰よりも神が一番知っておられたと。
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この物語の中には,真の意味で「悪役」は出てこないような気がした。勧善懲悪のわかりやすい時代劇に登場するような憎々しい悪の権化は誰もいない。キリシタンを拷問したり殺したりする役人側の人間たちは,ただ淡々と仕事を遂行しているだけのように感じる。そして奉行の「井上さま」ですら・・・・キリシタンを苦しめたくて苦しめているのではなく,「仕方なく」「こんなことは嫌なこと」という意識を持っているのがよくわかる。「キリスト教は根付かない。この国は沼地だから。」といい,キリスト教を「醜女の深情け」と例える井上たちの説得は,彼らの立場からすれば「正しい」と感じた。

素晴らしい作品だ。作品の深さも,スケールも,役者の演技も。さすがスコセッシ監督,さすが遠藤周作,そして日本の俳優さんたちの健闘ぶりに大喝采を贈りたい。

最後に・・・・この作品を観終わったときに,沈黙する神・・・しかしともに苦しみを担ってくださる神について,クリスチャンの間ではよく知られている「あしあと(Footprints )」という詩が浮かんだ。作者はマーガレット・F・パワーズというアメリカ人女性である。
Footprints
夢の中で,作者はこれまでの人生を振り返る。すると,どの光景にも砂の上に自分と神の二人ぶんの足跡がならんでいるのに,人生の一番辛い時期だけ,神の足跡が消えて自分の足跡しかないことに気づく。彼女が神に「主よ,私が一番辛い時に,一番あなたを必要としていたときに,あなたはなぜわたしを捨てられたのですか。」と問う。神の答えは,「あなたを決して捨てたりはしない。ましてや、苦しみや試みのときに。あしあとが一つだったとき、私はあなたを背負って歩いていた。」というものだった・・・という内容の詩だ。

転向と悔い改めを繰り返し,そんな自分を恥じているキチジローや,棄教したのちはキリシタン取り締まりの任務にあたって生涯を終えたフェレイラ神父。日本人の妻をめとり,岡本三右衛門という日本名に改名して二度と信仰を口にせず死んだロドリゴ神父。殉教者として称えられるのではなく,「転びバテレン」と呼ばれ,棄教の手助けを仕事として生きねばならなかった彼らの払った犠牲も秘めた心境も神はすべてご存じで,彼らとともに,ある時は彼らを背負って歩まれたのだと思う。彼らがそれに気づいていてもいなくても

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信仰の在り方は様々である。もちろん,聖書の教えは揺るぐことなく存在し,神の救いは妥協を許さぬ面も持っている。神の厳しさと優しさは時には正反対のような性質にも見えるけれど,それでも確かにどちらも真実なのではないかと思う。

この作品は,もちろん原作小説もだけど・・・・様々な視点や立場から見たキリスト教徒や神について描かれていると思った。クリスチャンでも,そうでなくても,それぞれが心に迫るものがきっとある。私自身は,予想をはるかに超えて神を身近に感じた作品だった。

2017年2月 3日 (金)

ロスト・バケーション

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世間でやたら高評価だったのでDVDで鑑賞した。まさに掘り出し物とはこの作品!ジョーズ以来のサメ映画の傑作が誕生したという宣伝に偽りなし!だった。

サーフィン中に負傷し満潮時には海に沈む岩場に取り残されたヒロインが、危険な人食いサメに狙われるパニックサスペンス。サメの恐怖や、時間とともに上昇する海面という悪夢のような状況で繰り広げられる決死のサバイバルを、『ラン・オールナイト』などのジャウマ・コレット=セラ監督が緊張感たっぷりに活写する。周りに誰もいない海で絶体絶命の窮地に陥ったヒロインを、ファッションアイコンとしても注目を浴びているブレイク・ライヴリーが熱演。 (シネマトゥディ)

時間は90分未満というコンパクトな作品。そしてヒロイン以外の登場人物も必要最小限,サメも一体だけ・・・・なのに内容はなかなか濃くて無駄がない。恐怖もスリルほんの少しの人間ドラマもほどよい具合に盛り込まれている。
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この作品のユニークなところは,人食いザメVS美女という点かも。人に知られていない「秘密のビーチ」,連れの友達のドタキャン,などの出来事が重なって,ヒロインは夕暮れ近く一人残った海でサメに遭遇する。

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岸はすぐそこ。なのに,ヒロインは。サメがまわりを旋回している岩礁から動くことができない。そしてその岩礁も,満潮時には沈んでしまうという恐怖のタイムリミットつき!おまけにヒロインはサメに足を噛まれて負傷していて,体力も刻々と落ちてきている。そのうえ無残にもサメの餌食になる人間を3人も目の当たりにするし・・・・。

はたしてヒロインはサバイバルできるのか?
おそらく最後は生き延びるのだろうと予想していても,ハラハラドキドキは止まらない。サメも全容をなかなか見せなかったりして,「いつ現れるかわからない」という恐怖心を煽るのがこれまた上手いのだ。
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ヒロインが体力・知力・運動能力ともに,人並みより優れていた女性だったこと,特に彼女が医学生で,怪我の応急処置のスキルを身につけていたことが,生き延びるための重要なポイントになっている。

メンタルの点でも,母を病気から救えなかった傷心を抱えていた彼女が,サメからのサバイバル体験によって,「闘って生き抜く」強さを取り戻す・・・というところがさりげなく描かれていて前向きになれる。サメなんかに遭遇する機会はまずなさそうだけど,サメ以外でもこれからはどんな災難に巻き込まれるかわからない世の中・・・・・「最後まで諦めるな!」というメッセージはどんなものでもありがたい。
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ヒロインを演じたブレイク・ライヴリーは,収録中は一日最大12時間もスタジオ内の水槽で過ごしたこともあったとか。サーフィン以外はほぼ全編スタント無しで演じたという彼女の運動能力と見事な肢体。もちろんジムでのワークアウトもしていたそうだけど,苛酷な長時間の撮影そのものが何より効果的なワークアウトになったそうだ。
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あと,印象に残る脇役が,羽を怪我してヒロインと一緒に岩礁に滞在するこのカモメ。ヒロインと心が通じ合うようにも思える仕草がなんとも可愛らしい。CGではなく実写のカモメだそうで。カモメの表情ってそんなにじっくりと見る機会はないけれど,なかなかかわいいもんだな~と思った。

面白すぎて,連続して2回もDVD観てしまった。

これ,昨年内に観ていたら,2016年のベスト10に入れてたかもな~~。   

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