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2016年10月22日 (土)

リリーのすべて

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劇場で観たかったのだけど,叶わず,DVD鑑賞となった本作。いろいろと見所はたくさん。
まず,実話であるということ。モデルは,世界初の性転換手術を受けたデンマークの画家エイナル・モーゲンス・ヴェゲネル 。ウィキで調べると,偏見に支配されていた1930年代に,妻のゲルダが夫の性別移行を支援したのは事実らしい。また,実際のリリーは手術後わずか3か月後に拒絶反応による死を迎えている。

その他にも主演のエディ・レッドメインの女装した演技にびっくり!
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優美なドレスをまとって,はにかみながら微笑む彼の表情は,まさに女性そのもの。鑑賞中は「でも,この人(エディ・レッドメイン)はもともと線が細くて,こんな女性っぽい雰囲気の男性だったよな。」という思いもよぎったのだけど,特典映像のインタビューで,普通の男性の服装でしゃべっている彼を見たら,やっぱり役を離れた本人はどうみても男性だった。(あたりまえか)

これね~,オンナの服着て化粧すればみんな女性に見えるというもんでもないと思うの。服装だけでなく,しぐさや表情が女に見えるというのが凄い。そういえば同じ感動をプルートで朝食をキリアン・マーフィーにも感じたっけ。あの作品の中の彼も,女性にしか見えなかったものね。
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愛する夫が,もしくは恋人が自分と同じ性になりたいという願いをもったらどうするか・・・・。これは,グザヴィエ・ドラン監督の名作わたしはロランス」でも描かれていたテーマで,だれしも混乱と苦悩を体験するはず。相手はもう引き返すことのできないところまで行ってしまっていて,受け入れるか別れるかどちらかの選択しかない・・・・。

相手が同性になっても愛せるというのは,本当に相手の存在そのものを愛しているのだろうと思う。性別を超えた愛?愛するがゆえに,相手がより自分らしく生きることを願う?
でも異性としてもう愛してもらえないことへの寂しさや鬱憤もまたかなりのものだと思う。想像するしかないけど…大抵の人ならやっぱりお別れしちゃうだろうなあ。
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ヒロインのゲルダも,やはり寂しさのあまり,「アイナー(男性だったころの夫の名)に会いたい。」と訴える場面もあるが,夫からは無残にも「無理・・・」と言われてしまう。まあ,そりゃ正直なところそのとおりかもしれないけど,残酷だ。普通ならそこで愛想が尽きて別れるところだろうが,ゲルダは夫を見捨てず,支え続ける。

強い女性だと思う。中盤からは,彼女の愛と献身ぶりは妻というより母のそれに近かったようにも思えた。相手のすべてをありのままに受け入れ,どこまでも見捨てないところなんかが。

主人公は・・・・リリーかもしれないけど,これはむしろ「ゲルダの物語」でもあるんだろうね。

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コメント

わーい、ななさん、感想書いてくださったのね^^
そうかーななさんも劇場ではなくて、DVDを購入してからのお初の鑑賞だったんだー。

>ゲルダの物語
まさに、そうでしたね。
いつの間にか、母の愛に変わって行ったんでしょうね・・(映画の中では)
現実は違っていた・・っていうのが、見終わった後知ったので、若干引っかかるけど、見ている最中は全然そのあたり知らずに見たので、こんな心の広い女性おるんだ?って驚いていたわ。

私が彼女なら、やっぱり無理だな・・・。別れてしまうかも。

ロランス、プルート、私もこの映画を見ながら頭をよぎりました。

latifaさん こんばんは!

最近ちょっと気持ち的にも時間も余裕があるので
書きたいけど放置していた作品(いっぱいある)を書いています。
次は「ルーム」を書く予定。

>こんな心の広い女性おるんだ?って驚いていたわ
そうそう,実際はなかなか無理じゃないかしら。
相手の本質を大切にしたいから性転換を受け入れることまではできても
もう一緒にはいられない・・・というのが普通じゃないかなぁ
「ロランス」なんかはそんな感じでしたね。愛していても,別れちゃったよね。
男性の彼を愛したのに,女性になっちゃうなんて・・・・辛すぎ。
それにしても最近ほんとに実話ものが多いですね。
実話ものって,観た後にモデルになった人物や背景をググるのが楽しかったりもします。
事実に忠実に映画化されて,
俳優さんも本人たちに雰囲気など似ている人を起用してくれたりすると嬉しい。

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