« ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション | トップページ | リスボンに誘われて »

2015年8月20日 (木)

ジュラシック・ワールド

Mv5bmty4mdi1mdgymv5bml5banbnxkftztg
こちらも観てまいりました~~。

あらすじ:世界的な恐竜のテーマパーク、ジュラシック・ワールド。恐竜の飼育員オーウェン(クリス・プラット)が警告したにもかかわらず、パークの責任者であるクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は遺伝子操作によって新種の恐竜インドミナス・レックスを誕生させる。知能も高い上に共食いもする凶暴なインドミナス。そんな凶暴なインドミナスが脱走してしまい……。(シネマトゥディ)

Mv5bmje2mdq5mdezn15bml5banbnxkftztg
ヒロインはパークの管理責任者で,意欲的な野心家のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)。ヒーローは恐竜行動学のエキスパートで元軍人のオーウェン(クリス・プラット)。飼育係でもある彼は,ヴェロキラプトル4姉妹を飼育・調教している。

今作で一番のお気に入りがこのラプトルたち。ブルー・チャーリー・デルタ・エコーという名前で,訓練者であるオーウェンの指示を聞き分けることができる。その優れた戦闘能力ゆえに,兵器として軍事利用の画策をするとんでもないやつ(のちにラプトルに食われてしまうが)も出現する。インドミナスを追跡するために放たれるが,インドミナスと意志疎通してしまい,寝返って人間を襲おうとしたり,土壇場でやっぱりオーウェンに従ったりと,なかなか人間臭い行動を取るのが面白い。
Mv5bmtqzota1njyxn15bml5banbnxkftztg
凶暴だけどカワイイ

Mv5bmjm3mza4njgznf5bml5banbnxkftztg
そして,ジュラシック・ワールドの後援者で億万長者のサイモン・マスラニ(イルファン・カーン)。おお,めぐり逢わせのお弁当サージャンがこんなところに。彼は残念なことに,脱走したインドミナスを追ってヘリを自ら操縦し,翼竜のドームに突っ込んで死んでしまうのだけどね。サージャンとは全く違う気骨のある役だ。

Jurassicworldrobinsonsimpkins2_2
このシリーズには欠かせない少年たち。今回はクレアの甥の,16歳のザック(ニック・ロビンソン)と11歳のグレイ(タイ・シンプキンス)の兄弟。お兄ちゃんはなかなか頼もしく,弟のほうは恐竜に詳しい。パークが閉園される際に脱出するのが遅れてインドミナスに追われる体験も。

Mv5bnzizote0mjuymf5bml5banbnxkftztg
そしてこれが,史上初の遺伝子組み換えによって秘密裏に誕生した大型恐竜インドミナス・レックス。15mというティラノサウルスを上回る巨体で,高い知能と残忍性を持つという設定。いくら集客のためとはいえ,こんなもんを生態も行動もわからないまま作るってどうよ?でも人間にこの愚かさがあるからこそ,この作品のストーリーは成立するのだけどね。人間ではとても歯が立たないこの恐竜を最後にどうやって仕留めるが・・・それは観てのお楽しみだけど,やっぱり人間の力ではなかった・・・。

久々に製作されたジュラシック・パークのシリーズ。3作目から10年以上のブランクを経ての製作なので,かえって新鮮で,予想をはるかに上回る面白さだった。テーマパークでアトラクションを立て続けに楽しんでいるような興奮を味わえる作品だ。大人から子供まで楽しめるし,もちろん恐竜好きな方にはたまらないだろうね。恐竜に何の思い入れもない私でも十分楽しめたくらいだから。

ラスト,パークは閉鎖レベルのダメージを受けて幕を閉じるけど,遺伝子組み換えに携わった学者は恐竜の胚を持って脱出してるから,また続編が作られそうな感じだね。

« ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション | トップページ | リスボンに誘われて »

映画 さ行」カテゴリの記事

コメント

科学者がまたどこかで恐竜を作り出してとなると、次はどこの国が資金を出してくれるかで、どの国を舞台に映画を作りましょうか?になってしまいそうですね。

まだ中国なら密林がありますが、アラブになると砂漠に恐竜って…。
日本なら大都会・東京に恐竜?
あれ、それってローランド・エメリッヒ版のあの怪獣映画に似てしまっている…。
ダメだ、こりゃ…。

にゃむばななさん おはようございます。

>まだ中国なら密林がありますが、アラブになると砂漠に恐竜って…。

遺伝子操作のあの古株の学者さんは中国系?みたいだし
中国はいけるんじゃないでしょうか?

次回作が楽しみでありますね。バージョンアップした恐竜と人間のアホさが・・・・

こんばんは。オーナーがインド系だから「インドミナス」という名前なのかと思ってましたが、普通に「支配できない」という意味があるそうです(^_^; ははは… 遺伝子に使われているコウイカは『へんないきもの』という本に解説が出てました。カモフラージュ機能など変わった性質を持った不思議な生き物ですが、お酒のおつまみにしてもおいしいそうです…

クレアおばさんは綺麗な人でしたけどちょっといらいらしましたねえ。シチューだけ作ってればいいんですよ!

SGAさん こんばんは

ほお インドミナスってそんな意味だったのね。あまり恐竜らしからぬ響きの名前だけど,ちゃんと意味あって命名してたんですね。
コウイカ・・・・どんな味でしょう。お酒好きとしてはぜひ食してみたいです。

>クレアおばさんは綺麗な人でしたけどちょっといらいらしましたねえ。シチューだけ作ってればいいんですよ!
そうそう,危機感なかった最初のあたりとかね。
シチューだけ・・わははは。

今年の夏は、「M:I」とこれは外せないって感じでした。
結構早く涼しい気候になりましたが、うだるような暑さにぴったりの娯楽作品だったと思います。
テーマパーク、本当にあったら世界中から人が押し寄せるでしょうね。

次回作はどうでしょうね。
基本的に恐竜にさほど興味はないので、観には行かないかもしれません。

こちらにもありがとうございます。

>今年の夏は、「M:I」とこれは外せないって感じでした。
そうそうまさに。そしてどちらにも大満足できました!
こんなテーマパークが実際にあったら,恐竜に何の思い入れもない私でも
絶対一度は行ってみますねぇ。話のタネに。
もちろんこんな事故に巻き込まれるのだけはごめんですが・・・・。

次回作,私も恐竜にさほど興味はないのですが,観には行くかな・・・
でも今作がヒットしたのはほんっとに「久しぶり」のジュラシックものだったから,というのもあると思うので,次作はそんなに急いで作らないほうがいいかもしれません。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ジュラシック・ワールド:

» 『ジュラシック・ワールド』 [こねたみっくす]
22年前から大した反省はしておりません。 良く言えば原点回帰、見事な1作目へのオマージュ。悪く言えば同じことの繰り返し、22年前と何も変わっていない。 でもアトラクション映 ... [続きを読む]

» 『ジュラシック・ワールド』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ジュラシック・ワールド」□監督 コリン・トレボロウ□脚本 リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー、デレク・コノリー、コリン・トレヴォロウ□キャスト クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ビンセント・ドノフリオ、  ...... [続きを読む]

» 暴れ食いラプトル コリン・トレヴォロウ 『ジュラシック・ワールド』 [SGA屋物語紹介所]
ああ やばい 恐竜が来る 頭からかじる 人間たちを 逃げろ やばい 恐竜がきた  [続きを読む]

» 「ジュラシックワールド」 [Con Gas, Sin Hielo]
ぜいたくなアトラクション。 前作のほとんど憶えていない、というかたぶん観ていない「ジュラシックパーク3」から14年が経過しての新作。1作めからは20年以上の年月が過ぎていることに驚く。当時、鳴り物入りの公開で、初日の渋東シネタワーで設定した早朝6時台上映の...... [続きを読む]

» ジュラシック・ワールド [銀幕大帝α]
JURASSIC WORLD 2015年 アメリカ 125分 SF/アクション/アドベンチャー 劇場公開(2015/08/05) 監督: コリン・トレヴォロウ 製作: フランク・マーシャル 製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ キャラクター創造: マイケル・クライトン 脚本: コリン...... [続きを読む]

« ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション | トップページ | リスボンに誘われて »

フォト

BBM関連写真集

  • 自分の中の感情に・・・
    ブロークバックマウンテンの名シーンの数々です。
無料ブログはココログ