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2012年7月17日 (火)

ドリアン・グレイ

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2009年製作の英国映画。DVDで鑑賞
とにかく・・・美しいです。ベン・バーンズ。
カスピアン王子の時には,割れ顎が何気に気になったのだけど,今作の彼の美しさはもう・・・スレンダーな長身に,19世紀の英国紳士のファッションがなんとも華麗に似合うこと!
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美しさにも感動したが,彼の演技力もなかなかのもので,ドリアン・グレイという比類なき美貌の持ち主の青年のうちにある,ナイーブな善の面と傲慢不遜な悪の面・・・・その真逆の表情を上手く演じ分けて見せたのに感心した。
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原作はオスカー・ワイルド
画家のバジルが描いたドリアン・グレイの肖像画。不思議なことにモデルのドリアンは,どんなに年月を重ねてもその若さと美貌がまったく衰えない。しかしその反面,彼の肖像画は,ドリアンが悪徳を重ねるたびに醜悪な外見へと変貌していく・・・という,ややオカルトめいたストーリーである。
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この映画に出てくる肖像画,とくに美しく繊細な目元が,ベン・バーンズに生き写しで・・・・あの肖像画,自分のお部屋に飾りたい~~~もちろん一番最初の,爽やか清らかなヤツだけど。
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ベン・バーンズって,酷薄な表情も気弱な表情も,どちらも似合う美形なので・・・・ドリアンの中にある,善良で繊細な面も,悪魔に魂を売り渡すほど邪悪な面も両方キマってたような・・・・。

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そして,この作品で重鎮の役をしているコリン・ファース。逆説的見解を持ち,無垢なドリアンを最初に悪の世界に導いたくせに,いつまでも若さと美しさをを失わないドリアンが自分の娘と恋仲になった時,彼の肖像画の秘密をつきとめて断罪するヘンリー・ウォットンを演じているが,中年になってからの彼の演技の幅の広さをこの作品でも十分に楽しませてもらった。彼の英国紳士の高貴な風格と確かな演技力にいまさらながら感嘆。最近ほんとにいい仕事してる,コリン。
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今までも何度か映像化されてきた作品だろうけど,この「ドリアン・グレイ」はなかなか文芸作品に仕上がっているのではないだろうか。ストーリーやテーマはシンプルなんだけどね。悪魔の陣営に堕ちた人間がどういう末路を辿るかと言う,普遍的なテーマを描いているから。でもこの作品の最大の魅力はやはりもなんといっても役者陣かな。
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英国のイケメン好きには必見作品です

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コメント

ななさん、ご無沙汰してます><
お元気ですか??

ドリアン・グレイ、この映画
ものすごく気になってたんですよ~!
原作に忠実(?)というか文芸作品
になっているということで、
ますます興味が湧きます。

ハリウッドの娯楽ものいいけど、
ときどき無性に文芸作品が
観たくなりますから。

それにしてもそうか、彼、カスピアン王子
だったんですね~。あのときはピンと
来なかったけど、この彼はイイ!
ちょうどイイ年齢になったのかな!?

JOJOさん こんばんは!

読書好きなJOJOさんならきっとお気に召しますよ~
私はワイルドの作品は
「幸福の王子」しか読んでないんですが
ドリアン・グレイの肖像は,有名なので粗筋は知ってました。
映像化作品もこれしか観てないけど
グロいシーンもありながらそれでも気品ある作品になってたのは
役者たちの雰囲気かなぁ・・・
ベン・バーンズ,ハマり役でした。
彼は顔もいいけどスタイルも姿勢もいいので
あの時代の紳士服がホントに似合うの。
カスピアン王子の時の顎もほとんど気にならなかったし。
機会があったらぜひ見てみてね。

うんうん、わたしもあの肖像画飾りたいです。
凄く上手く描けてましたよね。
ベン・バーンズそっくり!
それ以後のものはやっぱり遠慮したいですね。
鑑賞していたら芋虫とか蛆がごろっと出てくるなんて……考えただけで(笑)。

コリン・ファース、最近何をやっても良いですね!
イギリスのノーブルな気品が根底にあるからかな~。
多少崩れた役でも、見とれちゃいます。

これは劇場公開したら絶対に観に行こうと思っていたので、それが果たせず残念な思いをしていましたが、ようやくレンタルされて歓喜しました。
またこんな作品が作られるといいな~。

リュカさん こんばんは!

うっとりしちゃいますよね,あの肖像画。
涼しげな目元がベン・バーンズそっくりで。
でも初期のころ限定ですよね。あの目元から蛆虫なんて・・・。
私は何となく,隠れた邪悪さが肖像画に現れるって
表情が醜悪になっていくのかなあと思ってたら
「腐敗」とか「腐乱」みたいになっていったので
うわ~~エグイなぁ・・・と。
今のCG技術があったからこそ映像化できた凄味がありましたね。
あのような腐った魂を隠し持ちながら
外見はいつまでも光り輝くばかりの美しさって・・・
まさに天使と悪魔だわ~~

コリンはほんと名優ですね。
堅物の役しか似合わないような風貌なんですが
ほんと崩れた役でも見事にこなしますね。
基本は英国紳士ですからね。

ドリアン・グレイは確か結果的にショーン・コネリーの引退作となってしまった『リーグ・オブ・レジェンド』にも出てましたね。しょぼい役回りでしたが・・・

SGAさん こちらにもありがとう。

ドリアン・グレイのキャラってけっこう作品化されてるんですね。
私はこの作品が初めてだけど・・・・
きっと歴代のドリアン映像のなかでは
この作品のドリアンが一番美しい(いや,私好みというだけか?)のではと勝手に思っています・・・・。

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

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