ツーリスト
1か月以上前に鑑賞していたのに,アップは今頃になってしまった・・・・。
ストーリー:傷心を癒やすためイタリアを訪れたアメリカ人のフランク(ジョニー・デップ)は、ベニスに向かう車中で上流階級の美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)に声を掛けられる。魅力あふれるエリーズに誘われるがまま、アバンチュールに酔いしれるフランク。しかし、それはすべて仕組まれたわなだった……。(シネマトゥディ)
ジョニー&アンジーなんて,まるで夢のように贅沢なキャスティングの実現。物語の舞台は風光明媚なヴェニス,ゴージャスな高級ホテルの部屋やアンジーの華麗なドレス姿に酔い,先の見えない展開のストーリーにハラハラドキドキ・・・。
しかし,この作品,未見の方の面白さが半減するから,あんまり詳しくあらすじについては書けない。一見,ナイト&ディのような,巻き込まれ型のサスペンス・アクションに見えるかな。
ごく普通の数学教師の男性(=ジョニー)が,マフィアを敵に回すほどの大泥棒だと間違えられて命を狙われ,謎の美女と一緒にマフィアや警察から逃げ回るという・・・・でも,劇中に何度か,「おお,このヒトの正体は!」というどんでん返しがあって,ラストのラストには,一番大きな驚きも用意されている・・・・とだけ言っておこう。
思いっきりゴージャスでセレブな格好のアンジーとは対照的に,いつもの派手なコスチュームもメイクも無しで,ごく普通の,どちらかというと「冴えない」一般男性を演じているジョニー。一番「うわ,ダサー!でもジョニーだからいいか~」と思ったのが何の変哲もない縞のパジャマ姿の彼だが,かえって新鮮だったかも。
その身ごなしや表情も,ごく「平凡」な小市民のそれで,指名手配された犯罪者と間違えられて戸惑ったりパニクったり,ミステリアスな美女を前にしてちょっとオタオタしたり・・・・こんなジョニーもなかなか可愛い。(しかし後半になるにつれてどんどんカッコよくはなっていくけどね。)
この作品,世間の評判は賛否両論なんだろうか?でも私は最初から最後までかなり楽しめたし,なかなか粋な作品だとも思ったけど・・・。ポール・ベタニーの出演も嬉しかった。ルーファス・シーウェルはちょっと勿体ない使い方だったかも。
最近のコメント