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2011年1月 9日 (日)

小さな村の小さなダンサー

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実は昨年のクリスマスに隣県のミニシアターで鑑賞していた作品。記事のアップが今頃になってしまった・・・。文化大革命の時代にアメリカに亡命し活躍したバレエダンサー,リー・ツンシンの実話の映画化である。

邦題から勝手にリトルダンサーの中国版っぽい話かしら,と想像していたのだけど,主人公の少年時代のシーンはそんなに多くなく,むしろ青年期になってからの場面が中心だったのにはちょっと面食らった。「小さな村出身のダンサー」という邦題の方が正しいかも。しかし,主人公の波乱万丈の人生そのものが,実話の重みも手伝って面白く,ラストの両親との再会シーンや,長年の夢だった帰郷のシーンでは胸がいっぱいに。
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主人公のリーを演じるのは,子役も含めて三人。

山東省の貧しい村で視察団に見初められ,北京でバレエの英才教育を受けることになる少年時代,厳しい稽古に耐え,挫折を体験しつつも,徐々に頭角を現してくる青年時代,そしてアメリカのバレエ団に招かれて渡米してからの成人の時代・・・・三人とももちろん,ダンスシーンは見事で,これは役者ではなくほんもののダンサーが演じているなぁと感じたが,やっぱり三人ともプロの役者ではなく,お芝居は初めてというから驚き。(お芝居も上手かったので)

少年時代を演じたホァン・ウェンビン君は北京の体育学校出身だそうで。その身体能力の高さを買われて今回の役に抜擢。利発そうな眼差しが印象的な少年だ。
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青年時代のリーを演じたグオ・チャンウは将来を嘱望されているオーストラリア・バレエ団のメンバーの一人。2006年のローザンヌ国際バレエコンクールで賞を獲得した実績を持つ。いや,この人の筋肉の綺麗なことといったらもう・・・。
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そして成人してからのリーを演じたツァオ・チーは,英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のプリンシパル。今回見事な映画デビューを果たしたが,演技力もなかなかのもの。お顔は,ちょっと一昔前の子供向けアクション・ヒーロー(ウルトラマンとか)系の「古臭い男前」である。この人自身,古典バレエを得意とするらしいが,劇中でも披露される「白鳥の湖」などでの華麗なダンスシーンは圧巻である。

ツァオやグオのダンスシーンを堪能するだけでも,バレエ好きな人にはたまらない作品だと思う。また,文革の嵐に翻弄された時代に,自由な表現を求めて,また愛する女性との人生を選択して亡命を決意した主人公の内面の葛藤や故国の家族を思う気持ち,同じく,異国で活躍する我が子を想い続ける親の気持ちにも心を打たれる。
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愛情深く芯の強いリーの母親役を,ラスト・コーションでトニーの妻を演じたジョアン・チェンが演じ,リーの亡命のために尽力するフォスター弁護士を,ヒドゥンカイル・マクラクラン(懐かしい!)が演じていた。

傑作というのとは違うかもしれないが,私はこれ大好きな作品。2010年度のベストテンにも滑り込みセーフで入れさせてもらった。何より「実話」というのがよかったのかも。それに男前の華麗なダンスにも弱いので・・・・。

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映画 た行」カテゴリの記事

コメント

こんにちは♪
待っていました、ななさんのレビュー!!
おっしゃるように、いわゆる傑作とは違うのかもしれませんが、
ぐいぐい引っ張られて、マイベストテン入りとなりました。
政治に翻弄されながらも自らの生き方を貫くというのは、
ほかの人にはできないこと。
息子を信じる両親にも心打たれました。

>男前の華麗なダンスにも弱いので・・・・。
私も今回それを自覚しました。
また、踊りだけでなく筋肉にも目が行きました。
身体自体が芸術品だなあと。眼福でございます。(笑)

孔雀の森さん こんばんは!
年内に鑑賞していたのに今頃のアップになりました~

>ぐいぐい引っ張られて、マイベストテン入りとなりました。
私もまったく同じです!
ツボにはまる人にはハマる作品ですよね,これ。
文革ものもダンスものも,サクセスストーリーも好きですし
おまけに実話ですし,大好きな作品の一つになりました。
親はいつまでも子供のことをどんな時も想い続けるものですよね。
あの再会シーンでは涙がこぼれました。

>また、踊りだけでなく筋肉にも目が行きました。
>身体自体が芸術品だなあと。眼福でございます。(笑)
男女にかかわらず,バレエダンサーの筋肉の美しさと
姿勢の美しさには見惚れてしまいますよね。
まさに身体そのものが芸術品!個人的には青年期を演じた
グオ青年の筋肉が一番好みでございました。わはは・・・。


こんばんは~~♪
バレエ物語好きなので~(漫画では「アラベスク」)観たかったんですよ~。
ほんの1週間ぐらいしか上映なくて行けなかった(涙)

やっぱり本当のダンサーさんたちが演じているのですね~。安心しました。
こういうお話はやはり“踊り”ありきですよね。
あ~観たいなぁ。
いつか観ま~す。

マリーさん こんばんは!

マリーさんもバレエ映画お好きなんですね!
私もバレエ,というか踊り系の作品
観ているだけでうっとりしたり楽しくなっちゃうから
大好きなんですよ~~
「アラベスク」も好きでしたが
「愛のアランフェス」も好きだった~

>こういうお話はやはり“踊り”ありきですよね。
そうですよ~,そしてこの作品のダンサー
それはそれはお上手で
もううっとりしてしまいますよ~
DVDになったらぜひご覧になってね!


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» 小さな村の小さなダンサー [夢の国・亞洲文化宮]
2009/オーストラリア/1時間57分(劇場で鑑賞) 監 督  ブルース・ベレスフォード 英 題  MAO’LAST DANCER 出 演  ツァオ・チー  グオ・チャンウ      ホワン・ウェンビン  ワン・シ...... [続きを読む]

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