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2010年12月11日 (土)

ロビン・フッド

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ラッセル・クロウ&リドリー・スコットのロビン・フッド!
このお二人が組んだ作品の骨太さ,男臭さが大好きな私は,久々に劇場に足を運んだ。ロビン・フッドといえば1991年のケビン・コスナー主演の映画が大のお気に入りだったのだが,主演がラッセルと聞いた時から,「これは一味違うロビン・フッドになるな」と期待半分,心配半分・・・(だってキャラじゃないから)

で,鑑賞後の感想は・・・・一番に「ラッセル,前作の激太りが解消されててよかったなぁ」だった。いやなに,それを一番心配してあげていたので。
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グラディエーターが年取った感じ?

ロビン・フッドと言えばシャーウッドの森で活躍する義賊の,軽快な冒険物語を期待するわけだが,今作はシャーウッドの森なんてラスト近くに出てくるくらいで,物語のほとんどはその前置き,つまり,ロビンという荒くれた男が,「我いかにしてアウトローとなりしか」というお話だった。

ロビンは,リチャード獅子心王の十字軍に従軍した射手。瀕死の騎士ロバート・ロックスリーから「故郷の父に剣を渡してくれ」と頼まれて,仲間とともにフランスの戦場からイングランドに帰ってくる,という設定。そしてそこで父のロックスリー卿から「ロバートの未亡人と結婚して息子になってくれ」と言われ,それ以後はロバート・ロックスリーを名乗り,ジョン王の圧政に苦しむイングランドの救世主として活躍することになる・・・。

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短髪で固太りでタレ目のロビン・フッドというのもいかがなものか・・・と思わないでもないが(私はそんなラッセルが大好きですよ,もちろん)そこはうまく,彼の持ち味に合わせたロビンのキャラクターが設定されていて,ケビン・コスナーが演じた爽やかなロビンと比べると,いささかむさ苦しくしたたかでワイルドなロビン・フッド・・・・まあ,これもまたよろしい。

物語は混乱したイングランドの危機に乗じて戦いを仕掛けて来ようとするフランスとの攻防とか,諸侯たちがジョン王につきつけるマグナ・カルタにロビンの実父とロビン自身も深く関与,ということまで盛り込まれ,2時間20分の中にぎっしりと見どころが詰まっていて,登場人物も大御所がたくさんで,戦闘シーンはさすがに重厚で迫力たっぷりで・・・・いささか疲れた。1991年版の方が楽しくワクワクしながら観れたのに~と思っても仕方ない,なんせリドリー・スコットなんだから・・・。
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一番の宿敵役ゴドフリーにマーク・ストロング。この人,シャーロック・ホームズといい,今年悪役づいてる・・・。

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愚王のジョンの役の人って調べてみたら,あのマリアでひたすら心優しいヨセフを演じた俳優さんだった。役柄でこんなに印象が変わるのか。この作品ではホントに情けない嫌な役だった。

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ロビンの妻になるマリアン役のケイト・ブランシェットはさすがの貫録!男勝りで気丈なキャラクターで,ラッセル・ロビンともよくお似合いのカップル。はじめは反発していた夫代理のロビンに徐々に惹かれていくあたりが好きなシーンだ。フランスとの戦いに,女だてらに武装して戦うあたり,どうしてもエリザベス・ゴールデンエイジを思い出してしまったが。

Robin460 ←おまけ
やっぱりケビンのロビンが個人的には好きだけど,今作もなかなかよかったです!何度でも観たい見事なシーン(一番はやっぱりあの矢がゴドフリーの首に命中するシーン!)がたくさんあったので,DVDが楽しみ。

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コメント

ななさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪

そいえばななさん同様、他のブロガー様も口を揃えてケビン・コスナー版のロビンが良いと言ってる方が多いんですよねぇ?ラッセル版のふくよかで無骨な本作のロビンが初見なものですから、逆に自分の場合ケビンが演じてる爽やかロビンの方が『んんっ?』と思ってしまうかもしれませんね(笑

そうそう、ゴドフリーことマーク・ストロングはイイ感じの悪役でしたねっ。個人的にバカ殿のジョン王がラスボスだと思ったら諸悪の根源はスキンヘッドの方だったりw
かつて悪役が型にはまってたであろうゲイリー・オールドマンやショーン・ビーンといった方がだんだん善人サイドに傾いてきたので、マークは後釜の強面悪役としてはピッタリかもしれませんね~?

メビウスさん こんばんは!

>他のブロガー様も口を揃えてケビン・コスナー版のロビンが良いと言ってる・・・
きっと第一印象というか,先に出会ったのが
ケビンのロビンだったのでそっちのイメージで
定着してる,というのもあったし
ケビンのロビン・フッドは作品そのものも
ファンタジーの要素もあったり,また活劇も面白く
悪代官役のアラン・リックマンなどの魅力もあって
エンタメとしてはずっと楽しめたのではないでしょうか。
あ,一番の見どころの弓矢のシーンも
ケビンのロビンのシチュエーションの方が好きです。

>ゴドフリーことマーク・ストロングはイイ感じの悪役・・・
そうですね,この方は貫録のある素敵な悪役さんですね。
オールドマンやショーン・ビーン(って悪役だったっけ?)は
確かに歳を取って味のある善人役にシフトしてきましたね。

ななさん、こんばんは!

僕もケビン・コスナーの「ロビン・フッド」も好きだったりします。
あちらは勧善懲悪のわかりやすい物語でしたよね。
本作はかなり骨太で男っぽいストーリーで、こちらはこちらでラッセル・クロウにあっていたかなと思います。
長尺でしたが、最初から最後まで堪能できました。

ななさん、こんばんは♪
ラッセルお好きな、ななさん、絶対にすぐに
鑑賞されてるな^と思ったら、やっぱり(笑)
ラッセル主演なので、大絶賛かと思ったら
そうでもない?(笑)

私もケビンコスナーのロビンのイメージが強く
なんでロビンがラッセル??と思いましたが(^^;グラディエーターの年取った感じ(笑)の
ロビンフッドもアリだなあと思いました!
体締まっていたし(笑)渋くて良かったです!
『3時10分決断の時』の次くらいに、
ラッセル、カッコイイ!って思いました(笑)

ケイト演じるマリアンがロビンに惹かれていくシーン私も好きでした!
マークストロング好きなんですが、最近
悪役多いなあσ(^◇^;)上手かったけど^^

何しろ中世が好きなんで、またアクション好きなんで、かなり堪能できた作品でした!

ななさん、こんばんは~!

ラッセル版「ロビン・フッド」も
けっこうよかったのですね!

わたしも、どうしてもケビンのイメージが
強いし、その作品がお気に入りだったから、
本作の予告編を観て「え・・・なんでいまさら」と思った人間のひとり。

内容はずいぶんと違う視点から描かれているようなので、面白そうですね。
それにしても、ラッセル老けた!

そろそろ学校は休みに入る時期でしょうか。
一年分のお疲れ、年末年始にとれるといいですね♪♪

はらやんさん こんばんは!

はらやんさんもケビンのロビンお好きですか~
>あちらは勧善懲悪のわかりやすい物語でしたよね。
あまり歴史的な背景が関係なく
大人から子供まで幅広く楽しめるエンタメになっていましたね。
こちらのリドリーの重めのロビンフッドも
また違った味わいと見せ場で楽しめましたが・・・。

ひろちゃん こんばんは!

>ラッセルお好きな、ななさん、絶対にすぐに
鑑賞されてるな^と思ったら、
そうなんですよ~,これは予告を観たときから
絶対劇場で観る!と決めていましたよ。

>ラッセル主演なので、大絶賛かと思ったら
そうでもない?(笑)
いえいえ,十分満足できたのですが
同じロビンフッドものならケビン版が好きで
同じラッセルものなら「グラディエーター」の方が楽しめた,というところはありますね。

でも一番嬉しかったのは
ラッセルがダイエットに成功していたこと!(そこかい)
役によって痩せたり太ったりを繰り返してきた彼ですが
今回なかなか体重を戻せなかったと聞いてます。
もうこれきり「太る役」に挑戦しちゃだめよ~ラッセル!


JoJoさん こんばんは!

ラッセル版ロビンもこれまでのロビンフッドのイメージと違って
なかなかよかったですよ~

>それにしても、ラッセル老けた!
あはは,それは否めませんね。
実際もう若くないラッセル・・・
この作品もだから
他のキャストも彼に合わせてみんな年齢高めで
ロビンフッド熟年版となっておりました。
それなりの渋さがかえって魅力の作品かもしれません。

学校の方は今週半ばで冬休みに。
年末は大掃除やおせち作りに忙しいですが
年始は少しリフレッシュできそうです。
JoJoさんもよい年末を! 


ななさん、こんばんは~。コメント&TBありがとうございました。
この映画、ラッセルの「痩せ待ち」だったとどこかで読みました(笑)。
私はね、あのゴドフリーの首に矢が命中するシーン、「どんだけ~」って一人でオオウケ。
ほんま、どんだけ弓矢の名人やねん、と。
しかし戦闘シーンのあの迫力は、劇場鑑賞にピッタリでしたね♪

いよいよ年の瀬ですが、今年もお世話になりました。
よいお年をお迎え下さいね。

真紅さま こんばんは!

>この映画、ラッセルの「痩せ待ち」だった・・・
おおお,そうなんですか!やっぱりね!
「待たれ」たら何が何でも痩せなくちゃね~
あの歳でのダイエットはなかなかクロウ(!)したと思います。

あの弓矢の場面・・・
確かにありえない設定ですよねぇ。
でも映画だから許しちゃおう!

真紅さまもよいお年を!
そして2011年もよろしくお願いいたします!


おはようございます^^

わたしはケビン・コスナーの観てないんですよー^^
だから何も比べるものがなかったので、すっごく楽しく面白く観ることが出来ました♪
そうそう、ラッセル、引き締まって良かったよねー^^
前のままだったら、白馬も潰れちゃう^^;

笑えるシーンもちょこちょこあって飽きることなく観れました^^

ななさん、こんばんは。プロフ画像がなんだか物思いにふけっているような表情になってますね

ケビン・フッド、わたしもよく覚えてますよ。ただ同時期にすごい感動したケビン主演の『ダンス・ウィズ・ウルブズ』もあったもんだから、ついそれと比べちゃって「軽いノリの映画だな~」という印象

そこへいくとリドスコ版はやっぱり重厚ですね。でもこれでもリドスコ作品の中ではかなり明るい方だと思いますw
とりあえずラッセル・クロウがいかにもロビン・フッドな、あの緑のタイツ衣装でなくて本当によかったです。うんうん

みすずさん こんばんは!

そっか~,みすずさんは
ケビンのロビンフッド観てないから
まっさらな気持ちで鑑賞できたのね!
それもまたいいと思いますよ~~。
こちらのロビンを先に観たら
ケビンのロビンはサワヤカすぎて物足りなく思うかも・・・。

>前のままだったら、白馬も潰れちゃう^^;
あはは,言えてます~
今のラッセルも,若いころとくらべると
決してスリムではないのだけど
それでも頑張って標準体型までには戻せたよね。

SGAさん こんばんは!

>プロフ画像がなんだか物思いにふけっているような表情になってますね
え?そう見える?案外な~んも考えてませんよぉ。
せいぜい今夜のおかずは何にしよ~?くらいかな。

>『ダンス・ウィズ・ウルブズ』!
懐かしい~!確かにあれに比べたら
ロビン・フッドは子供も楽しめるおとぎ話っぽかった・・・。
リドスコさんのロビンはどう転んでもおとぎ話にゃなりませんね。
でも確かに彼の他の作品に比べたら明るい方かな。

>ラッセル・クロウがいかにもロビン・フッドな、
>あの緑のタイツ衣装でなくて本当によかったです。
うわ~!!!確かにそうだわ。
究極の似合わんファッションでしょうね,ラッセルの緑タイツ姿。
まるでギャグでしょう・・・それは。

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