特攻野郎Aチーム THE MOVIE
猛暑もストレスも,み~んなまとめてスカッと吹き飛ばしてくれる,痛快アクション・ムービー。すっごく面白かった!
これ,アメリカのTVドラマシリーズの劇場版なんだってね。(もちろん未見&思い入れ無し)。イラク戦争だの,偽札の原板が何たらかんたらいうストーリーや作戦の,細かいことは完全には理解できなかったけど(こういう分野は苦手なので),とにかくAチームの4人のキャラクターが魅力的!もうそれだけで大満足。
冒頭,4人がそれぞれ登場するシーン,みんな超個性的で痛快なこと!猛犬を余裕で手なずけるハンニバル(ニーソン),タイヤにぐるぐる巻きにされてなお敵を挑発しているフェイス(クーパー),両手の握りこぶしの刺青がクールなB.A(クイントン・ジャクソン),そして最高にご機嫌なイカレた偽医者として登場するマードック(コプリー)。
そう,キャッチコピー通り,一人でも最強,4人なら無敵の奴らなのだ。
それに間一髪で危機を回避したり,敵の裏をかいて見事作戦を成功させたりする爽快感がたまらない。笑って,手に汗握って,「ウッソー!!」と度肝を抜かれて・・・・何とも楽しい2時間を過ごせた。
チームのリーダー,ジョン・スミス大佐(リーアム・ニーソン)。通称ハンニバル。老練かつ豪胆で百戦錬磨のチームの指揮官。96時間以来,すっかりタフガイ・キャラが板についたニーソンが,今回もワイルドで頼れる無敵の男を見事に演じている。部下たちから慕われる強さと人情の篤さは,ニーソンならではの持ち味だ。
4人の中で唯一甘いマスクで女性との絡みもある,フェイスことテンプルトン・ペック中尉(ブラッドレイ・クーパー)。この俳優さん,お顔も素敵だけど筋肉がまたすごい~~。窮地に陥れば陥るほどハイテンションになる彼はチームの中では手八丁口八丁の調達屋。セクシーで男前で,でもコミカルな演技もできる今が旬の俳優さんだ。
メカに強く運転が巧みな,巨漢のB.Aことバラカス軍曹は,その腕っぷしと身体つきに似合わず,4人の中では性格は一番ノーマルっぽい。(あくまでも比較の問題だが)。服役中に改心しかけたり,マードックの無謀な操縦を体験して以来強度の飛行機恐怖症になってしまうなど,繊細な一面も。演じたクイントン・ジャクソンさんは俳優ではなく格闘家だそうで。アクションシーンが板についていたのは当たり前だが(お相手の役者がちと気の毒かも)細かい表情の演技もとっても上手い。
そして精神病院に入院していたクレイジーな天才パイロット,マードック大尉(シャールト・コプリー)。実は映画終了まで彼が誰だか気がつかなかった。「誰だろう?この見慣れない俳優さん・・・」ともやもやした気分で劇場を出て,「あ!第9地区のヴィカスだ~」と後で気づいた。
あの作品でブレイクした彼の,2作目がこれなのね~,ヴィカスとはえらく雰囲気が違うけど,マードックもなかなかハマリ役。「第9~」ではパニクりまくってたキャラの彼が,この作品ではイカレまくっておりましたが,やっぱり上手いです。
とにかく奇人変人の集まりである彼らが一致団結して,「奇をもってよしとする」作戦を実行するんだから,面白くないわけがなく・・・・。オリジナルに思い入れのある方はどうご覧になったのかしら?私はとっても気に入りました,この4人組!
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