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2010年5月17日 (月)

イングロリアス・バスターズ

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劇場で見逃して,DVDcdで鑑賞~~。タラちゃんの作品は,好きなのもあれば苦手なのもある私。この作品もこわごわ観てみたが・・・
なにこれ!すっごい面白い!
めちゃくちゃ気に入りました!

一応ナチスものなのに,こんなに面白くて痛快でいいんだろうか~?(不謹慎)と首をひねりつつも,作品全編に盛られた,ブラックユーモアと緊迫感と遊び心,そして俳優さんの魅力に惹かれて,二度も続けて観てしまった。
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ブラピの率いる特殊部隊バスターズと,復讐を誓うひとりのユダヤの女性による,打倒ナチのお話。完全なフィクションで,史実とは違うとわかっていても,「顔面をハチの巣にされちゃうヒトラー」なんて場面も出てきて,「え?ここまでやってもいいの?」とちょっとドキドキ。

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ふんだんに挿入される西部劇チックなBGM。ナチものなのに,そここになぜか漂うウェスタンの香り。山のように出る死人。主要登場人物は善人も悪人も,「え?そこで?」というような場面であっさりと潔く死んじゃったりする。このあたりがタラちゃん風味なのだろうか。

俳優さん,みんな素敵だが,特に欧州の俳優さんが光ってる作品だった。みなさん劇中で母国語のフランス語やドイツ語を喋っていて,それがとっても嬉しい。ナチの軍人はやっぱり英語じゃなくてドイツ語を喋らなきゃ。
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特にピカイチの存在感はこの方!ナチスのランダ大佐を演じて,アカデミー助演男優賞を取った,クリストフ・ヴァルツ。物腰柔らかにソフトな会話を操りながらも,狙った獲物は決して逃さず,じりじりと追い詰めてゆく冷酷さと周到さ。(ダイアン・クルーガー尋問のシーンは,さながらシンデレラに靴を履かせるようだ)

劇中で彼はドイツ語,英語,フランス語,イタリア語を自在に喋っているが,ご本人も数か国語に堪能だそうで。怖オモロイ,と言うか何と言うか、悪役としては非常に印象的で,この役は,この先長く語りつかれそうな予感。

その他にも私の大好きなドイツの俳優さんが沢山出ていた。
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアティル・シュヴァイガー。バスターズの一員で,寡黙で渋いヒューゴ・スティーグリッツ役。超カッコよかった~。

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ナチの高官,ヘルシュトローム少佐にヒトラーの贋札青い棘アウグスト・ディール。繊細な若者だった彼がけっこうオジサマになっててびっくり。バスターズの正体を見破る,酒場での緊迫した会話のシーンの演技はさすがだった。

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そしてアーチー・ヒコックスを演じたミヒャエル・ファスベンダー。この作品では,英国人の役だが,ご本人はドイツの俳優さんだ。彼の微妙な表情の演技もよかった。お顔が私好みだし。

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女スパイで女優のハマーシュマルクを演じたダイアン・クルーガーのノーブルな美しさは完璧。この方は作品ごとに美しさを増していくような気がするが,この作品の彼女は特に輝いていたと思う。

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そしてこの作品の陰の主役ともいえる,ユダヤ人女性ショシャナを演じたメラニー・ロランの硬質な美しさ。どっかで見たことがあると思って調べてみたら,THE LAST DAYでギャスパー・ウリエルと共演していた。

その他,ダニエル・ブリュールとか,ドイツの魅力的な俳優さんがいっぱい。そしてどの方もみんな,この上なくいきいきと,楽しそうに演じていたように思う。もちろん,始終苦虫をかみつぶしたような表情で「ナチの頭の皮を剥げ!」と言っていたブラピも,無頼漢ぶりがなかなか似合っててよかった。

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とにかく,何度でも観返したい,洒落てて面白くカッコいいという場面がたくさんあって,(たとえばあの酒場でのやりとりのシーン) お気に入りの1本になった。タラちゃんはやっぱり偉大だと改めて思った。

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コメント

わお!イングロだぁー
ご覧になったのですね♪
問答無用でおもしろいですよねsmile

ななさんが取り上げているドイツの俳優さんたちは
全く知らない人ばかりでしたが、
みなさんとっても雰囲気ありました。
クリストフさんのランダ大佐は語り継がれる悪役!
強烈だったなぁー
何度もリピートしたくなる映画ですね♪

こちらにも~♪これ、わたしも観たいです。タラちゃんはやっぱり凄いんですね!とりあえず、配信待つとは思いますが・・・楽しみです~しかし、ブラピは、美形役よりも、こういうクセのある役のほうが光ると思う!

kenkoさん こんばんは!

ほんと,問答無用で面白いです!
登場人物たちのキャラ立ちが凄い!
それに会話がね~
スリリングで洒落てるのね。

ドイツ映画も好きなので
この作品でドイツのイケメン名優たちの活躍を観れて
とっても嬉しかったなぁ。
何度でも観たい作品です。

JoJoさん こちらにもありがとう!

これ,すっごく面白いし
観れば観るほど完成度の高さが実感できる
タラちゃんの最高傑作かもしれません~
こんだけ有名な作品だから
きっと配信も早いと思うので
その節にはぜひ感想を聞かせてね!
「ベンジャミン・バトン」みたいな作品のブラピも好きだけど,こんな破天荒な作品のぶっ飛んだブラピも素敵ですよね!

ななさん、こんにちは!
痛快な映画だったね。
ヨーロッパの俳優さんたちの母国語も発揮されてうれしかった。
一番はクリストフ・ヴァルツ!すばらしかったよ。

>タラちゃんはやっぱり偉大だと改めて思った。

そうだよね。オタク監督と思っていたんで猛省・・

ななさん、こんちはっす
そうですねー 言語や国の習慣の違いで、生死が左右されたりするところが独特でしたね

こんなわたしでも映画を見ていていっちょまえに「ロシア(フランスでもドイツでも)の話なのに英語話してる・・・」なんて思うことが時々あります。大概はまあ、お約束だから、ということで流しますけど、その辺ごまかさずに複数の言語が乱れてるところにタラさんのこだわりを感じました

ちなみに言語で一番違和感を感じたのは『猿の惑星』(オリジナルの方)。「ここは○○だったんだ!」って猿が英語喋ってる時点で気づけよ!と

やっぱりQTといえば会話劇。
暴力描写が何かとフューチャーされてますが、彼の作品の本当の魅力は会話劇。
それをおもいっきり楽しませてくれる映画でしたよ。

まさに『パルプ・フィクション』の再来でした。

アイマックさん,こんばんは!

>一番はクリストフ・ヴァルツ!すばらしかったよ。
ほんとそうですね。
これほどの名優がこれまでそんなに注目されなかったなんて
信じられませんね~。

タラちゃんはキャスティングの点でも凄いな~って
思いましたよ。
クリストフ・ヴァルツあってこその作品かもしれませんね。

SGAさん こんばんは

>言語や国の習慣の違いで、
>生死が左右されたりするところが独特
そうなんですよね
この点をさりげなく強調するストーリーであったことが
とてもリアルでもあり
面白くもありました。タラちゃんのこだわりかしら?

何でもかんでも英語オンリー,という作品には
正直,辟易している点もありましたので
この作品のように
ナチはドイツ語をしゃべるという設定は好ましかったですね。
ナチ軍服を着る以上は
何が何でもドイツ語を話してほしいです!

にゃむばななさん こんばんは!

>やっぱりQTといえば会話劇。
そうなんですか~!
会話劇が秀逸な作品は個人的にも大好きです!
この「イングロ」特にあの
酒場での会話は最高でしたね。

タランティーノの他作品も観てみたいですね。
まずは「パルプ・フィクション」から!

こんばんは~~♪
コレ、面白かったですね~。ななさんはかなりお気に入りのご様子(笑)

なんだかんだ言っても(なんだかんだ言うの私だけ?爆)タラちゃんって凄いよね~~~。
テンポいいし~ナチものなのに暗くないし~
キャスティングもいいし~
ただ、バスターズの面々の顔が覚えられなかったのが残念~~~。

映画館炎上~これがホントならよかったなぁ~なんて思ってしまいました。

マリーさん こんばんは!

はい,ほんとにこれは気に入りました。

>なんだかんだ言っても(なんだかんだ言うの私だけ?
いやいや,私もタラちゃんものは
なんでもかんでも肌に合う,というわけではなく
なんとなく感性的に合わないものもありますよ。
でも,タラちゃんが「オールド・ボーイ」を絶賛した時に
「おお,わかる,わかる,私も~」と思ったし
「キル・ビル」なんかかなり好きだしね。

>バスターズの面々の顔が覚えられなかったのが残念~~~。
あはは,よく似たタイプがいたし,服装も同じだし
私も3度観てやっとキャラと顔を覚えました。
名前はやっぱり覚えてないけどね。(みんな長いから)
ヒトラーたちがほんとにあんな最期を遂げたら
痛快だったろうね。


こんにちは。
お久しぶりです。

この映画、面白かったですよね。
最初のあの会話のシーン。
あの緊迫感、最高でした。
自分の心臓のバクバクが聞こえてきそうでしたから。

いやぁ、よい映画です。

亮さん こんばんは。

>最初のあの会話のシーン。
>あの緊迫感、最高でした。
そうですね,わたしは,中盤の
酒場での英国軍人の正体がアクセントでばれるシーンの
会話のやりとりの緊迫感も好きなのですが
おっしゃる通り,冒頭の農夫と大佐の会話も
先の読めない展開で面白かったですね。

ほんとに,よい映画です。

こんにちは~♪

ななさん、メチャメチャお気に召したようですね。
私はね~イマイチだったのよ~この映画。
何が面白いのかよく分からなくて、、、
あ~~~ん、私は洒落というものが通じない人間なのかしら?(泣)

ノッキン~の彼が出ていたのよね~
公開当時は気がつかなかった、、、

それにしても悔しいなぁ~
もう一回観てみようかな。面白さが分かるかもしれない。

由香さん こんばんは~

あらら,由香さんはイマイチだったのね~
でも,この作品は
賛否両論まっぷたつだと思うから
由香さんのように受け付けない方も
当然だと思いました。
なにしろアクは強いから~,これ。

私は,好きな俳優さんが出てたのと
好きなお酒(ウィスキー)のシーンがよかったのと
それとひねりのきいた会話劇が気に入ったので
とっても好きな作品になりました。

予告を観たかぎりでは,
「ケッ!」と思っていたのよ~
だから劇場鑑賞もスルーしたのだけど
いや~,実際に観てみないとわからないものですね。
肌に合うかどうかって。

はじめまして。確かに、西部劇のBGMですよね(笑)。
冒頭は「アラモ」。
この監督らしいオマージュですね、
他にも至る所で名西部劇の名場面のクエンチ(笑)がありますよ。

ビリーさん はじめまして

コメントありがとうございます。
BGMは特に西部劇っぽくて
あの舞台設定でそれを似合わせてしまう監督はすごい!
彼のこだわりや映画にかける情熱が
凝縮されているような作品なんでしょうが
タラちゃんファンでなくても楽しめる作品にもなっていましたね。

ななさん、こんにちは^^
ようやく見ました、この映画!
こちらでの皆さんのコメントで、見る前の心の準備はできていたのですが、やっぱりタランティーノ!そこまでやる~?? って感じで、
完全に予想を覆されました。ハラハラし通しで面白ろかったです^^
タランティーノの作品では私は「レザボアドッグス」が好きでしたが、今回もやられた~って感じです。。
そして、クリストフ・ヴァルツ!
何を考えているかわからない不気味な感じが、存在感たっぷりでしたね~。
ところでこのクリストフ・ヴァルツの次回作、
ジェイ・チョウが出るハリウッド映画「グリーン・ホーネット」でまた悪役やるみたいです。
(こんなところでまたジェイの名前出しちゃったw^^;)

ちーさん こんばんは!

おお,これご覧になったのですね~
ぶっ飛んでてそれでいて洒落てて,面白い作品ですよね!
これは他の誰にも真似できない作品ですよね。

>タランティーノ!そこまでやる~?? って感じで
そうそう,私もテーマがナチスだから
内心ひやひやもしながら観てたんですが
(ヒトラー蜂の巣って,そこまでやるか~)
まあ,ここまでやってくれれば潔いですよねぇ。

クリストフ・ヴァルツは素敵なオジサマですよね。
他にもティル・シュヴァイガーとか
アウグスト・ディールとか
ヨーロッパの素敵なオジサマ満載の作品でもありました。
そうですか~、ヴァルツさんはジェイと共演するのですか~
またまた個性的な悪役をやってくれるのでしょうね。
ジェイとはどんなハーモニーを奏でてくれるか楽しみですね。

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