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2010年3月 3日 (水)

グッド・バッド・ウィアード

Poster_good_bad_weird_uk
韓国を代表する人気俳優たちの,
ハチャメチャ韓流ウェスタン!

キャッチコピーも,ムチャクチャデ イイノダ,とおもいっきり開き直っているし。しかし観てみると,これがけっこう面白くて,面白くて!「夕陽のガンマン」のようなウェスタン好き,もしくはイ・ビョンホンやソン・ガンホ,チョン・ウソンのファンには最高にオススメ。
Cap088
グッド・バッド・ウィアード
とは,英語で「いい奴・悪い奴・ヘンな奴」という意味。韓国人やロシア人,日本軍など,さまざまな民族が入り乱れて好き勝手やってた1930年代の満州を舞台に,三人の無法者たちその他が繰り広げる,宝の地図の争奪戦,ただそれだけのお話。

しかし,あらすじなんかどうでもいいと,この際断言してしまえるほど,CGなしの体を張ったアクションの迫力や,ぶっ飛んだ登場人物のキャラクターが魅力的なのだ。
Cap063
いい奴担当は,賞金稼ぎのパク・ドウォン(ウソン)。


悪い奴担当は,ギャングのボス,パク・チャンイ(ビョンホン)。
090814_gbw

Cap215
そしてヘンな奴担当は,こそ泥のユン・テグ(ガンホ)。

チョン・ウソンって,凄く身体能力が高いんだなあ,とつくづく感心。三人の中では,一番身長も高く脚も長く,スタイル抜群だし,このひとは絶対,じっとしている役より活劇の方が魅力が際立つ。今回特にカッコよかったのは,疾走する馬上からのライフル射撃シーン。前傾したフォームも凄く美しいのだ。
Cap173
↑これ,全力疾走の馬の上でやってます,手離しで。

Cap239
そして最近悪役が多いビョンホンだが,この作品の悪役ぶりは最高にキマッている。細身の黒いフロックコート風のジャケットに白いシャツは,甘い人生の時の彼を彷彿とさせるが,鬼太郎ヘア,下瞼のアイライン,口髭がブラスされてとっても怪しい。そして妖しい。

Cap061
もちろん凶暴で,冷酷なキャラなのだが,「何でも一番でないと気が済まない」という病的なまでのこだわり以外は,実はさほど複雑な人物ではないらしく,「絵にかいたような悪役」の体現,という感じだろうか?ビョンホンも,インタビューで,「彼の内面の深いところまで役作りをする必要はなかったよ」という意味のコメントを言っている。

Cap093
それでもビョンホンが演じると,そんなキャラでも,どこか悲しい事情でも抱えているかのような深みとセクシーさが醸し出されてくるから不思議。完全にイッちゃってる目付きも,返り血をぬぐう仕草も,ヤバいほどサマになっている。

最後に流石の存在感の名優,ガンホ。
Cap102
彼もまた結構大変なアクションをこなしているのだが,それでもその動きや表情はやはりコミカルで笑いを誘う。三人の中では,一番人間味があるキャラだが(善人という意味ではない),それでもいざというときはメチャクチャ強いし,しぶとい。
Goodthebadtheweird_2 
さて,この三人のうち,生き残るのは一体?
そしてまた宝の正体とは?


そこが知りたくて,最後まで一気に観てしまう作品だが,それ以外にも,「ほんとうに悪い奴はだ~れだ?」といった意外なオチもある。

役者やスタッフたちが,おそらく死ぬほど苦労して撮影したと思われる,もうもうと砂塵が巻き上がる砂漠でのバイクと騎馬のチェイサーは必見。

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映画 か行」カテゴリの記事

コメント

ななさん、こんばんは!

僕もこの作品好きです。
それぞれのキャラクターと俳優さんがぴったりで、とてもいいバランスでした。
中でもソン・ガンホは出色の出来ですよね。
韓国映画ってひょいとこういう作品を作ってしまうところがすごいんですよね。

あはははは!!
ありがとうございます!!いいでしょ、ウソン!!!
もう最高ですよ。
マジに昇天しそうになりましたから!!
なははは、あんだけかっこいい人、そういないっすよ。
最近、念願のDVDコレクターズ・エディションをゲットいたしまして、またまた昇天してしまいました。
にへにへしながら見ている母を見て、息子が呆れておりました。
たまにいいよね。いい男は、絶対体にいいもん!!
ということで、はやく特典映像が見たいのですが、240分もあって、なかなか見れない・・・。
来週は受験だし。。。そんなことばっかやってもいられないですしね。

私もコチラの映画大好きです!

もう コリアンパワー炸裂という感じで、予定調和なに?それ?そんなものどうでもいい!という弾けきったところが最高でした!

こういう突抜け方って 今の日本映画には残念ながらないですよね、、

はらやんさん こんばんは

ほんとに,これは
三人三様の魅力がたまらない作品ですよね。
あとは,なんといっても
あの大迫力のリアルなアクション。

もうそれだけでお腹いっぱいでした。
韓国は俳優さんの質もバラエティも優れているのと
アクションのこなせる俳優さんも多い,ということ
それとやっぱり
我が国よりはパワフルさが何につけても違いますよね。

sakuraiさん,こんにちは!

いいですね~,チョン・ウソン!
>あんだけかっこいい人、そういないっすよ。
スタイルと,アクションするときの動きが
際立って麗しいですねぇ。
185㎝もあるんですね,身長。

「私の中の消しゴム」や「コムタン」も観ましたが
やっぱり,「デイジー」や「MUSA」のように
アクションしている彼は最高ですね。
この「グッド・バッド~」の馬上からのライフル撃ちは
もうもうカッコよくて痺れました~
あれ,ほんとにやってるんですよね?

特典付きのDVD,私も買おうかな~
この作品のビョンホンもかなりツボなんで。

コブタさん こんにちは!

韓国映画のはじけ方というか
腹の据わり方が大好きです!
シリアスなものでも
「そこまで描くか~?」と引きそうになるくらい
容赦がない国民性が
このようなエンタメもにも表れてますね~
ストレス解消にもってこいの作品でした。

ななさん、こんにちは~。コメント&TBありがとうございました。
ビョンホンの「鬼太郎ヘア」にウケました。確かに。ハハハ。
私も、チョン・ウソンの馬上アクションにはビックリ! 凄かったですよね~あれ。。
理屈抜きで楽しめる作品だったと思います。
たまにはいいよね、こういう映画も。

真紅さま,こんばんは

ビョンホンさんの悪役ぶりは
この作品がもっとも好きかな?
案外彼は悪役の方が似合うんだな,と
認識を新たにしました。
ガンホさんの上手さは今更語るまでもないですが
チョン・ウソンのスタイルのよさと
アクションの華麗さは
この作品で目を見張りましたわ。
久々に「MUSA」を再見したくなったのですが
レンタル店からはもう姿を消しているのよねぇ~

西部劇って、マカロニがあったり、キムチがあったり、ラーメンがあったり、多分映画のジャンルで一番自由な物だと思います。
これはそんな自由な世界で、思いっきり暴れた楽しい作品でした。
ある種のファンタジーかもしれませんが、グッド・バッド・ウィアードと一緒に冒険したくなりますよね。

こんにちは♪

ウソンさんが出ている映画を観たのは初めてでしたが
ほんと、こういうアクション映画にむちゃくちゃ映える人だなーと思いました!
スタントなしでやってるなんて凄すぎますね。

でもやっぱりステキだったのはビョンホン
悪い男は魅力的。お色気むんむんでございました。

こんなカッコイイ二人の間にガンホ、というのがまたね(笑)

今から「復讐者に憐れみを」を観るんですよ〜
ちょっとした偶然!?
そのあと「親切なクムジャさん」も観ます!

ノラネコさん こんばんは

日本にも
「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」
なる作品がありましたね。
あれは個人的にはイマイチでしたが・・・・

ラーメン・ウェスタンは観たことがありませんが
中華風の西部劇というのも
なかなか楽しそうですね。アクション凄そう~~

確かに何でもアリ!の世界がいいですよね。

kenkoさん こんばんは!

おお,ウソン,初見ですか~
スーツでも着せてサラリーマンやらせたら
ごく普通なんですが
こんなふうな派手な活劇や
寡黙なスナイパーやらせたらふるいつきたくなるほど
カッコいいですね~。

ビョンホンはもっと若いころは
爽やか系のキラースマイルなんかやってましたが
年齢のせいか,渋い色気が出てきましたね。
昔の彼も好きですが,今の彼ももっと好き

>こんなカッコイイ二人の間にガンホ、というのがまたね(笑)
この取り合わせはいいですね~
ガンホを見てると,顔なんかどうでもよくなるくらい
彼の演技はオーラを感じます。

「復讐者~」凄いですよ。
この作品とはまったく別人の超シリアスな彼を堪能してください。


考えなくていいから、大好きです!
ウソンは格好良すぎ、ビョンホンは結構ワル役がはまってました、ソンガンホは流石の一言!
私はソンガンホのオッサンなのに(失礼!)あの
アクションの大変さを思うとキツイ撮影だったろうなあーとつくずく思いますね。
あれ、かなりきついですよ、体力的にはね。
彼と同じ年ですから共感しちゃいました。
こういうオチャラケ、復讐者に~、渇き、シークレットサンシャイン(このガンホの引いた演技には驚嘆します)、グエムル、JSA,殺人の追憶まで全くハズレがなく演じきる力量は、凄いの一言です。
こういう俳優さんのいる韓国は実に手ごわいですね。

みちしるべさん,こちらにもありがとう~

ビョンホンよりもウソンよりも
実はガンホが出てるからレンタルした作品です。
ガンホ出演作で失望したのは
「南極日記」1作だけで,あとはすべて大満足ですから。
もはや私にとっては,ガンホさんが出ている作品は
「ガンホ印」のついたブランドになりつつあります~

しかしこれは,ストーリーこそ薄いものの
見どころたっぷりの韓流ウェスタンが完成されててととっても楽しい作品でありました!

ななさん、こんばんは。こちらは暖かくなるとともに花粉が盛大に舞い散っておりますが そちらはいかがでしょう

この映画、公開当事の評判は賛否両論まっぷたつというか、賛3割・否7割くらいだったかな~(笑)
わたしはこういうの大好きですけどね。最近重厚な作品が多い韓国映画の中で、こういうのうてんきな個性は貴重じゃないかな、と
ガンホさんが怪しげな施設から脱出するくだりが特にウケました。根が下品なものですから・・・

ガンホさんは今別人のように減量されて吸血鬼役に挑まれた『渇き』という作品が話題を呼んでおりますが、これはどうなんかな~ ちょっと地雷の予感

SGAさん こんにちは!

こちらもきっとそちら以上に
花粉が飛びまくってると思うんですが
私は昨年からまったく症状がでなくなっちゃって
どうやら気のせいではなく,本当に治ったみたいです。
なんで治ったんだろう・・・岩盤浴のせいかなぁ・・・。
老化かもしれませんね。(そんなことあるのか?)
SGAさんにも,ある日突然,花粉症が完治する,という奇跡が
おこるようにお祈りしております・・・なんちゃって。

で,この作品ですが
私も案外,こんなの好きです~
でも,同じ異国風のウェスタンでも「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」は
まったくダメでしたので,ちょっとよくわかりませんが・・・
あの砂漠での大迫力の追いかけっこはほんとツボに来ました~
>ガンホさんが怪しげな施設から脱出するくだりが特にウケました。
いやいや,私もあそこ,けっこう好きですよ~
下品すれすれなところがいいですよね。

ガンホさんの吸血鬼,凄く期待してるんですけど
またDVD待ちかなぁ~

ななさん、こんにちは^0^
私は面白く見れました~。
ビョンホン氏の冷酷な悪役、ナイフさばきとか、彼にぴったりでしたね。ソン・ガンホ氏はあの役にぴったり!!
と、この2人のキャラが素晴らしくたっていたので、若干ウソン氏のキャラが弱いかな・・・と思うものの、ルックスでは断然馬に乗るウソン氏が私には格好良く見えちゃって・・(^ー^)

やっぱり「渇き」のような役より、こういう役の方が、ずーっとガンホさんには合うわぁ~って思いました。

http://latifa.blog10.fc2.com/blog-entry-922.html

latifaさん こんばんは!

肩の力を抜いてウハウハ笑いながら観ると
ストレスもどこかに吹っ飛んで行っちゃう!って作品ですね。
ビョンホンの妖気,ウソンのカッコよさ
そしてガンホのズッコケぶりと
三人三様で楽しめました。
「渇き」の神父様とこの作品のオッサンが
同じ俳優さんだとは到底思えないですよね~
雰囲気もヴィジュアルも。
そうそう,ガンホさん、やはりこんな役の方が似合います。

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