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2010年3月 8日 (月)

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

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1997年公開のドイツ映画。日本ではたしか「ヘブンズ・ドア」という題で2009年にリメイクされているが,こちらは評が賛否両論に分かれたらしい。今回,オリジナルを観て,その魅力にノックアウトされた。

いや〜どうしよう,この作品,
愛してしまったじゃないの〜〜!(絶叫)
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脳腫瘍と末期がんで,余命いくばくもないと診断された二人の男が,「死ぬ前にひとめ海を見たい」と,病院を抜け出し,盗んだ車で逃避行を開始する。どうせ明日にも死ぬんだから,と怖いものなしの二人が起こす強盗事件や,車に積まれていたギャングの金をめぐって,警察やギャングは二人を追うが・・・・。

そう,これはロード・ムービーでもあるが同時に,最高のバディ(相棒)・ムービーでもある。余命いくばくもない,という共通点を持った二人の中年男,マーチンとルディ。正反対のタイプの取り合わせが絶妙だ。
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行動的でアウトローなマーチンを演じたティル・シュヴァイガー。どっかで観た役者さんだと思っていたら,キング・アーサーで,アーサーの敵の首領の息子(スキンヘッドで顎鬚だったっけ?)を演じたひとだった。この人がもともとこの作品の脚本を気に入ってスポンサーを探しまわって製作にまで漕ぎつけたそうな。いやなかなかどうして,セクシーでワイルドで,素敵なドイツの殿方だ。このひとのハスキーなドイツ語の声,大好き。
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そして彼の女房役のような,まじめで内向的なルディ。マーチンと出会わなかったら,そして「余命があとわずか」という,特殊な状況でなかったら,おそらくこんな大胆な行動は起こさないだろうな~と思われるタイプ。演じるのはヤン・ヨーゼフ・リーファイスというドイツの俳優さんだが,ちょっとロバート・ダウニー・Jrに似てる。
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夕陽の沈む海を見に,フランスへと向かう二人。
ドイツのような国に住んでいると,本当にまだ海を見たことがない大人っているんだね。途中,一文無しの二人はガソリンスタンドや銀行を襲うが,車の中にギャングの大金を見つけると,それを使って,自分たちもささやかな散財をし,道中お世話になった人たちにも大金を惜しげもなくバラまいてゆく。
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道中に出会う脇役たちがみんな味のあるいい人ばかりで,反応もそれぞれちょっとボケていて,だから,強盗だの車泥棒だのという無法行為も,そんなに迷惑をかけたようにも見えず,かえって余命わずかの二人を,みんなが見逃してあげているかのような,あたたかい雰囲気も。特にあの腹の据わった銀行員の態度は最高!

それに彼らを追っかけるギャング二人組の抜け具合がこれまた最高で。二人の会話のやり取りは,漫才のボケと突っ込みそのままだし。
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そういえば警察の上司と部下のコンビも可笑しかった。二人を見逃してくれたギャングのボスもいい。(大物俳優のルトガー・ハウアーがギャラに関係なく出演してくれたそうだ)

とにかく,主役の二人も含めて,登場人物全員が好感度の高いキャラクター。シリアスな状況を描いているにも関わらず,この作品がなんとも心地よいのは,そのせいもあるのかもしれない。
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マーチンとルディの絆の堅さ。
これはもうやはり,同じ運命に見舞われた者同士ならではの絆だろう。死期が迫った者の心境は,そうでないものにはわかりっこない。同じ境遇であると知った途端に意気投合し,後はまるで生まれたときから親友だったみたいに,以心伝心,阿吽の呼吸で,互いにいたわり合いながら突っ走る二人が微笑ましくもあり,切なくもあり。

好きなシーンはいくつもあるが,ギャングに「金を返せば命だけは助けてやる」と言われ,二人が顔を見合わせて笑いだすシーンや,その後,あわや殺されそうになった瞬間に互いの手をギュッと握り合うシーン,そしてそれまで銃を撃ったことのないルディが,たった一度だけマーチンのために銃を撃つシーンや,救急車の中で視線を合わせて微笑み合うシーンが特に好きだ。
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いったい,彼らが病院を抜け出してから海にたどり着くまで,何日かかったのだろう?人生が終わる前のわずか数日間に,家族よりも深い絆で結ばれた親友を得て,あのような破格の冒険をした二人。それまでの彼らの人生がどのようなものだったにせよ,その幕切れは確かに幸せだったのかもしれないと思った。

旅の終着点である海岸で,荒々しく雄大な海を眺めながら,先に逝くマーチンの心境を察したルディが,マーチンに贈るはなむけの言葉。それがまた,すごくシンプルだけど,すごくいい台詞。それに力づけられて旅立ったマーチンの傍らに,静かに座るルディの後ろ姿のラストシーン。ものすごく切ないのだけど,不思議な爽快感にも満たされる。すべてをやり終えて,悔いもなく死を受け入れる彼らと,母なる海の咆哮・・・・哀しみと癒しとがそこにはあり,これはまぎれもなくハッピーエンドなのだろう。
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テンポのいい面白さ。
ちょっとトボけた洒落たセリフ。
魅力的な登場人物たち。
そして根底に流れる人間愛。

これは間違いなく,隠れた名作のひとつなので,未見の人はぜひ!

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映画 な行」カテゴリの記事

コメント

あー、ななさんの感想みたら観たくなりました!
あなたが言うのだから間違いないでしょう!

ななさん、こんにちは!
一杯写真を見ながら、懐かしく色々思い出して楽しく記事拝見しました☆
私もこの映画、大好きだなー。
まずは内容が好き。テンポも良いし音楽も風景も。
中でも、主人公の2人の男優さんのバランスとかけあいが絶妙だし、追っかけて来るちょっとオバカな殺し屋風の2人のドジっぷりも楽しいのよね。

いやぁ~やっぱりティル・シュヴァイガーさん、好みだわ~^^ そうそう声も良いですよね☆
また、再見したくなっちゃった!

みちしるべさん!

これは120%オススメですよ~

特に女性より男性の方がよりウケルんじゃないかなぁ。
「テルマ&ルイーズ」の男性版?
いやもっと面白いし,笑えるし
ラストでは泣けて,すごく好きな作品です。
名作なのでどのレンタル店にも置いてあると思うので
ぜひ観てみてね。

latifaさん,さっそくのお返事ありがとう~

latifaさんお勧めの作品は私にはハズレがないので
きっと好みも似ているんだと思うけど
これはほんとに出会えてよかったわ~

もともと,バディ・ムービー大好きなんですが
これは面白さだけでなく
切なさの点でも,カッコよさの点でもピカイチ!
そうそう,ボブ・ディランの音楽が最高にいいのよね~

>やっぱりティル・シュヴァイガーさん、好みだわ~
いいですよね~,私は彼のような兄貴が欲しい~
「キング・アーサー」で観た時から
トリスタン役のマッツ・ミケルセンと
シンリック役(父ちゃんによく怒られてたなぁ~)の彼は
とっても印象に残ってるんですが
ドイツの俳優さんだったんですね~

ハリウッドでなくても,いい俳優さんはたくさんいますね。
今後も注目していきます,彼。

ななさん、お久しぶりです。
私もこの映画観ましたよ~。
私は大好きな長瀬がこの映画をリメイクすると聞いたので、あえて、長瀬の「ヘブンズ・ドア」を観るまでこちらは封印して、あとから観ました。

こっちが好きな人からは、長瀬の方は酷評されていたんだけど、私は、けっこうこの映画に敬意を表してリメイクしていると感じました。レモンのシーンなどもそのままに。

ぜひぜひ長瀬の方もご覧になってください。28才男と14才女の年齢差が絶妙です。

ラストシーンもほぼ同じですが、ドイツの方は倒れる時に離れて倒れる。日本は寄り添って倒れるの。ラストはかなりいいですよ。

ドイツ版を手掛けたトム・ツィクラーに「君はティルに似ている」と言われていましたよ。

途中で出会うまぬけなギャングも田中泯さん&大倉孝二で最高に楽しい。ななさん、ぜひぜひ~。

むぎむぎさん,お久~

そうでした~これのリメイクは長瀬さん!
彼はマーチンの役なのかな?きっとカッコいいでしょうね~

オリジナルの二人を男女に変えたことで
どういう違いが生じたのか
また,「海を見たい」なんてきっと
誰も思っていないかもしれない島国の日本でのリメイクは
なかなか大変だったのでは?と予想もされますが
酷評されてる方もあり,絶賛されてる方もあり
私はできれば長瀬君とだれかもう一人
イケメンの男優さんに演じてほしかったのもホンネですが
(野郎ふたりのバディ,というのが好きなので)
それでも長瀬さんは好きなので,また観てみますね!
情報,ありがとうございました!

わー、これ、大好きな映画です。
この作品でティル・シュヴァイガーを知ったんですよ。彼って、ハリウッド映画だとあまりいい役を割り当てられないんですが、本国ドイツだとなかなかカッコイイ役が多いですよ。この作品の彼が気に入ったなら、「レボリューション6」なんておススメです。ただ、ここ最近ドイツ映画はなかなか日本で上映されない状態で、何年か前にドイツ映画祭で観た彼主演の「裸足の女」はとうとう公開されず、DVD化もされず・・・。ヨーロッパ映画の置かれている現状は非常に厳しいです・・・。

お久しぶりです!この映画はいい!
公開当時、やはり単館系で短期上映でしたが、縁なんでしょうねえ、吸い込まれるようにこれだけは観に行きました。
昨年、BSでも放送された折にまた観てしまったんですが、あらためて実に内容の濃い、なのにさらりと見せてしまう手腕が素晴らしい。

ところでティル・シュヴァイガー、イングロリアス・バスターズの方が最近作ですが、日本公開未定の2008年作『レッドバロン』にドイツ軍パイロット役で出演しています。渋い彼によく似合う役柄のようです。
楽しみですが、果たして日本に来るのかなあ、WW1ものはウケが悪いので…。

おはようございます~♪

やっぱりななさんが先に感想をアップしたぁ~(笑)
気に入って下さったようで、、、嬉しいな♪
これはななさんの好みでは?って思ったのだぁ~

テンポもいいし、キャラもいいし、音楽も、笑いも、感動も、、、絶妙なのよね。スゴク好きです。
ティル・シュヴァイガーもステキー♪
確かタランティ―ノの『イングロリアス・バスターズ』に出ていたよん。

近いうちに感想をアップしたらTBさせてね!

mayumiさん こんばんは!

ティル,素敵ですね~
この作品の彼は,セクシーだけど
やんちゃ坊主のような可愛さもあって
なんだかとっても惚れてしまいました。
ドイツの俳優さん,彼の他にも
アウグスト・ディールとかトーマス・クレッチマンとか
素敵な人が多いです。渋い系が多いかな?

>彼って、ハリウッド映画だとあまりいい役を割り当てられないんですが、
「キング・アーサー」でも敵の役でしたね。
本国での彼の作品,観てみたいです。

よろ川長TOMさん お久しぶり!

おお,これを劇場でご覧になりましたか~
私は題名だけは聞いていたのですが
DVDのジャケのデザインがちょっと怖そうで
こんな切なく面白い,秀逸な作品だとは思ってなかったので
今更ながらですが,ほんとに出会えてよかった一本です。

90分という短い作品なのに
まったく無駄なく,人生の喜びや悲しみ,可笑しさなどが
ギュッと詰め込まれたような作品ですね。
ティル・シュヴァイガー,イングロリアス・バスターズに出てますか~
それはDVDレンタルするの,楽しみだわ~

由香さん こんばんは

>これはななさんの好みでは?って思ったのだぁ~
ビンゴ!です。素敵な作品を紹介してくれてありがとう。
とちゅうはクスクス笑えて,ちょっとハラハラもして
そしてラストはちゃんと泣ける・・・こんな作品は初めてかも。
ドイツ映画っていうのがいいですよね。
ハリウッドでこれを作ったら,
きっとさじ加減を間違えて,微妙に過剰演出の作品になってたかも。
ヨーロッパ映画特有の,さりげない感情描写の演出もよかったです。

イングロリアス・・・劇場では見逃したのですが
ティルにまた会えるのね~
タラちゃんの作品はそんなに得意じゃないけど
リリースが待ち遠しいわ。

こんばんは。
ななさん、最近名作ばかりごらんになられてますね!
で、この作品ですが、わたしも愛して止まない傑作です~。
二人の絆が良いんですよね。ルディが銃を撃つシーンにわたしもやられました。
まわりのギャングや警察もどこかマヌケで、悲壮感あふれる設定なのにすかっと爽やかでユーモアラスなのも好きです。
かと思えばあの海辺のラスト…。
ななさんの文章を読んで、あのシーンがまざまざとよみがえってきて涙ぐんじゃいました。
日本のリメイク作は、覚悟していたほど酷くはなかったのですが、相方の一人を少女に変えてしまったことからして意味がなかったような…

リュカさんもこれ,お好きですか~,やっぱり!

いやぁ,新作を追いかけずに,
見逃してた旧作を発掘する,というのも
なかなかいいものですね。
CGでも奇をてらったオチでもなく
本当に俳優と脚本だけで勝負している
秀逸な作品に出会うと
まさに「これぞ映画!」って感じがしますね。
もちろん「アバター」みたいなのを観ても
別の意味で「これぞ映画!」って思うのですが。

>ルディが銃を撃つシーンにわたしもやられました。
いいですよね~,あそこ。
カッコいいなぁ~と思ったのはマーチンのキャラですが
ラストのシーンといい,あの銃のシーンといい
じ~んとさせられたのはルディのキャラです。
リメイク版は,やっぱ,ルディを少女に替えたのが間違いだったと思います・・・
もうそれだけで,鑑賞意欲が萎えますよ~,オリジナルのファンは。


お邪魔します~♪

オススメしたくせに、今頃やっと感想をアップしました~
我ながら愚図で呆れる(汗)、、、アップまでどんだけ時間かかっているんだぁ~~~

で、、、いいよね?この映画。
私も愛しちゃいましたよ。センスがいいのよね~
切ないのと可笑しいののバランスが絶妙!DVD欲しいな♪

由香さん こんばんは~

お返事が遅くなってごめんなさいね。
いいですよね,この作品。
そうそう,センスがいいんですよね。
ユーモアのセンス,感動させるセンス
そしてちょっとハラハラさせるストーリー展開のセンスや
何気ない台詞のすみずみまでが
心地よくセンスがいいんだと思います。
ハリウッドものにはない味わいですよね。

 こんにちは。ななさんはこの映画にはまってしまいましたか。確かに僕もこの映画を観て笑いましたし、僕もツボにはまりました。
 逃亡する2人だけでなく、登場人物のキャラクター設定も非常にユニーク、そして2人が大金を使いまくる?様子が個人的に良かったです。

ディープインパクトさん こんばんは!

大好きな映画です。巷で名作と言われるのも納得です。
面白いし,温かいし,切ないところがたまりません。
>2人が大金を使いまくる?様子が個人的に良かったです。
お世話になった相手にプレゼントしたり
高級ホテルに泊まって大はしゃぎしたり
使い方も可愛らしく微笑ましかったですよね。

ななさん、メッセージ&TBありがとうございました。
ご無沙汰しております。
バディ&ロードムービーは好きだナァ。ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンの「明日に向って撃て!」以来、大好き。悔しいけど野郎二人が絵になるんですよね。本作もGood!ラストが胸に沁み沁みです。エンドクレジットの後の映像も見られました?
>ヤン・ヨーゼフ・リーファイスというドイツの俳優さんだが,ちょっとロバート・ダウニー・Jrに似てる。
うん、うん誰かに似ているなって…ロバート・ダウニー・Jrに、あともう一人。なんかこんな雰囲気の人いるよね。
とにかく掘り出し物の本作でした!
リメイクの邦画は見てないナァ。
ロード・ムービーっていいですよねぇ。
だんだんと情が芽生えてくる、芽生え方がグぐっと来る。
ずいぶん前の映画だけどブラジル映画「セントラル・ステーション」ご覧になってます?強欲ばばあと少年のロードムービー。ホロリ&あったかさがたまらん映画です。
ではでは。

シュエットさん こんばんは!

バディ&ロードムービーは私も大好きです!
そうそう,「明日に向かって撃て!」私も大好き。
それと「スケアクロウ」「テルマ&ルイーズ」も痺れます。
それまで面識があまりなかった二人が
ひょんなことでコンビを組むはめになって
おっしゃるようにだんだん情が芽生えてきて・・・というのが
なんともたまらなくいいですよね。
そしてラストの終着点には一抹のほろ苦さがあるのがいいです。
おおげさな言い方かもしれませんが
ほんの数日間を描いてるのに,こんなバディ&ロードムービーって
人生の喜びや切なさ等が凝縮されているようにも感じます。
>ブラジル映画「セントラル・ステーション」
これは知らないですね~ でも面白そうです。
また探してみますね。

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KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR 1997年/ドイツ/90分 監督:トーマス・ヤーン 脚本:トーマス・ヤーン/ティル・シュヴァイガー 音楽:ゼーリッヒ 出演:ティル・シュヴァイガー/ヤン・ヨーゼフ・リーファース/ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ/モーリッツ・ブライブトロイドイツ発クライム(?)アクション(?)・ロード・ムービー。 結構ハチャメチャだけど、しんみりさせてくれて、乗せてくれる映画。 Knock, knock, knockin' on heaven's... [続きを読む]

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