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2010年1月 7日 (木)

アフター・ザ・レイン(Dark Matter)

Cap048_2 
2006年にリウ・イエがメリル・ストリープと共演したアメリカ作品。原題は「Dark Matter(暗黒物質)」・・・・なのになんでこんな邦題がついちゃったんかようわからん。もちろん日本未公開作品。アメリカでは製作からかなり遅れて2008年に公開されたとか。
Cap013
この物語は,1991年にアイオワ大学で実際に起こったスクール・シューティング(=学校内での銃乱射事件)を元にしているそうだ。中国人留学生の盧剛(ルー・ガン)が,担当教授や同級生を大学内で射殺し,その後自殺した事件である。

リウ・イエは主人公の留学生で,名前もリウ・シン。宇宙学で博士号を取るために中国から留学してきた彼は,ものすごく優秀な学生で,教授(エイダン・クイン)からも目をかけられ,夢と希望にあふれて研究に励んでいた。
Cap028
物語は,そんな明るく素直で模範学生の彼が,挫折や失意の果てにあのような事件を起こすまでの様子を,丁寧に綴っている。彼の才能や発見した新理論への教授の嫉妬や妨害。

教授がわざと彼の卒論を認めなかったために将来が絶たれ,夢がすべて潰えてしまったリウは,故国の両親にそれを打ち明けることもできず,絶望と恨みをすべて胸に抱え込んだまま,自室の荷物を整理し,ジャンパーのポケットに銃をしのばせて,ライバルの学生の晴れ舞台の場に向かう。

※映画の原題の「Dark Matter」とは,宇宙にある星間物質のうち,自力で光っていないか光を反射しないために,光学的には観測できないとされる仮説的物質のことで,リウの研究テーマだった。
Cap006
残念ながら,そんなに完成度の高い作品とは思えない。全編を通してとても素直に作ってあるけど,いまひとつ,どのシーンも何か足らなかったり,わざとらしい余計な演出があったりと,稚拙な印象が残る。(とくにBGMは芸がない)しかし,この事件に興味のある人や,リウ・イエのファンは必見の作品。

なぜなら,この作品のリウ・イエはとても綺麗だから。彼の演技も表情ももちろん素敵なのだが,とくに彼の魅力をよくわかってて,綺麗に撮ってくれてるな,とも感じた。

これが撮影されたのは,あの藍宇から5年も経っていたはずなのに,まるで藍宇が戻ってきたような可愛らしい彼に会える。髪形のせいだろうか?坊主頭でも白髪頭でもなく,もちろんひっつめの時代劇頭でもない,わたしの一番好きな髪形のキュートな彼である。
Cap001←こんなheart04

それに,初めからしまいまで,出ずっぱり!前半は,彼の屈託のない,いかにも素直で純な表情を楽しみ,後半は悩める彼の,いじらしく切ない表情に萌えることができる。

暗いお話だし,学術用語は難解でわからないし,ラストに至るまではやや退屈なお話とも言えるのだが, 彼の存在感と魅力は最後までずっと物語を引っ張っていく。
Cap071_2
それに,彼にとってこの物語の主人公はまさにハマり役だ。
彼の魅力である,純朴さ,一途さ,不器用さ。そしてやっぱり何と言っても悲劇が似合うところとか。いや~,彼の作品ってこれまでも報われない可哀そうな役ばかりなんだけど,この作品の彼もまた・・・・見ているのが辛くなるほど可哀そうで,それでもそれがやっぱり似合うし上手いんだな,これが。

この作品の中では,彼は中国語と英語と両方喋っている。英語で宇宙論を論じたりして,大変だったと思う。発音がいいのか悪いのか・・・・どっちにしても彼の声はモゴモゴしてるので(そこが好き)よくわからないのだけど。

メリル・ストリープは,中国人留学生たちの後援活動をしている女性の役で,最後までリウの理解者であり,味方だった。彼女の出番と言うか役回りも,もっと多くすればよかったように思った(なんだか勿体ない)
Cap055
それでも,ラスト近くの,メリルとリウのツーショットのシーンは脚本の薄さにも関わらず,とても心に残るものだった。夢をあきらめたリウが化粧品の販売の仕事を始め,メリルを訪ねて商品をぎこちなく彼女の顔に塗るシーン。

リウ・イエのなんとも哀しそうな表情と,慣れない品を扱うときの,不器用で危なっかしい手つきが痛々しい。そしてメリルはそんな彼を思いやり,控え目ながらも,何とか彼を力づけようとする表情をする。この時の二人の演技が秀逸で,思わずほろりとする。やはり上手いなぁ,お二人とも。
Cap073
しかし,この作品のストーリーが1991年のアイオワ大学の事件をどこまで忠実に再現しているのか,そのことも気になった。もし映画の通りなら,犯人の学生はなんて可哀そうな事情だったのだろうか,と思う。もちろんどんな理由でも,殺人はいけないことだけど。映画では,殺された教授には中学人留学生に対する差別意識もあったような描かれ方だった。本当のところはどうだったのだろうか?

最後に・・・・
藍宇を彷彿とさせる画像を二つ。
Cap061
これとか・・・

Cap039
これなんか・・・・
特に下の画像なんか,横に胡軍さんがいても,ちっとも不自然じゃないよね。

DVD買いたいのだけど,現在のところはレンタル専用で,どこも扱ってないみたい。いずれレンタル店からも姿を消しそうな予感がするので,買っておきたいのだけど・・・。そのうち販売されるだろうか?
U2507p28t3d1979745f358dt200804091_2
メリルたちと。あらら,やっぱりそんな髪形?
一気に老けた・・・いや,大人びたよ,リウ君。前髪下ろしてジャージ着てると高校生にも見えたのにね。
Riuie533← オマケ
やっぱりこんな笑顔が可愛い。

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コメント

こんにちは。
この作品、全く知りませんでした。
レンタル店からもなくなりそうなのなら、これは、早めに観ることが必要ですね。
貴重な情報ありがとうございました。

亮さん こんばんは

これ,全く知らない方多いですよ~
リウ・イエのファンしか知らないと思う・・・
ネットで検索しても情報が出てこないほど
知名度は低いし,今後も
そんなに知名度が上がるとは思えない作品かも。

実はリウ・イエファン以外の方には
そんなに面白いとは思えない内容です。
俳優さんはみなさんなかなかいいんですけどね
なんででしょう?作品として声を大にしては
お勧めはしませんね。
でもリウ・イエのファンなら超お勧めです。

ななさま

はじめまして
ふみこと申します
いつもレヴュー楽しく読ませていただいています

こちらで「藍宇」の存在を知り、
凄くひかれてDVDを購入しました♪
それ以来リウくんにぞっこんの一人です
  
ななさん、出会わせてくれて本当にありがとう!

あの物を語る、大きくて、憂いを帯びた瞳に日々癒されています

彼の他の出演作品は数本見ましたが、私が彼の中にランユーを追い求めてしまうのか?
「藍宇」という作品の完成度が高いのか?
どの役も(作品も)鑑賞後はフラストレーションが溜まってしまって・・・

この「アフター・ザ・レイン」 
きっと私の欲求を満たしてくれることでしょう
リウくんが出ずっぱり&綺麗なんて 最高じゃないですか~~
早速観てみますね!!

藍宇を彷彿させる画像ですが、いいですね~
下の方が特に・・。原作にあった、寮で高熱にうなされているランユーみたいで。。妄想です(笑)

ふみこさん こんばんは はじめまして

お越しいただいてとっても嬉しいです。

>こちらで「藍宇」の存在を知り、
>凄くひかれてDVDを購入しました♪
まあ,それは嬉しいことを。あの名作のファンの方を少しでも増やすお手伝いができたなら,それにまさる喜びはありません。そしてやっぱりあの作品にハマったなら,リウ・イエの魅力のとりこになりますよね。実は私は彼をそこまでイケメンとは思ってないのですが,何でしょうかね,あの魅力と存在感の大きさは。演技のうまさももちろんですが,その表現力(特にあの目!)は他の俳優さんには見られないものですね。

>彼の他の出演作品は数本見ましたが、私が彼の中にランユーを追い求めてしまうのか?
>「藍宇」という作品の完成度が高いのか?
きっとあの「藍宇」という物語そのものが持つ「魔力」というものがあるのでしょうね,まず。原作もそんな魔力を持っています。そして映画化に当たっては,監督や脚本家や俳優(胡軍さんのことも忘れてはなりませんね,もちろん)の方々がすべて,この物語を映画化するに当たって「最高の取り合わせ」だったのでしょう。

>どの役も(作品も)鑑賞後はフラストレーションが溜まってしまって・・・
その気持ち,わかりますよ~。リウ・イエはほんとに上手な役者なので,どの役でも素晴らしい演技をしてくれてますが,物語がイマイチ,監督がイマイチ,などの作品も多々あり,それでも彼のナイーブなまなざしに会いたくて,入手できるDVDはみんな観てきましたが,作品として藍宇を超えるものはなく・・・そして藍宇の役のように,リウ君の魅力を存分に生かしきったと思える作品は・・・そうですね,他には「山の郵便配達」くらいでしょうか?完成度でいうと。

この「アフター・ザ・レイン」は本国でも公開もされずに終わるのではないかと危惧していたし,まさか日本版のDVDが出るなんて思ってもみなかったのですごく嬉しかったですね。作品の完成度としては,そんなに・・・と思うのですが,何といってリウ・イエの外見が藍宇を思い出させます。最近めっきりたくましくというか,時にはワイルド系にも見えるほど大人びた彼が,藍宇の頃のような純情青年の雰囲気をまとっています。その彼を90分弱のあいだずっと眺めていられる,というだけで幸せになった作品でした。

>藍宇を彷彿させる画像ですが、いいですね~
監督さんは「藍宇」を意識していたのか?と思うくらい,よく似た雰囲気の画像がありました。鏡に彼が映るシーンは藍宇でもよくありましたが,この作品の中でも何度もありました。

>原作にあった、寮で高熱にうなされているランユーみたいで。。
原作のあのシーン,大好きです。リウ・イエが「藍宇顔」で画面に登場すると,どうしても傍らに胡軍さんの姿をプラスしたくなる私です(同じく妄想です・・・)

またリウ君の魅力についていろいろお話できたら嬉しいです~,いつでもおしゃべりに来てくださいね!


ななさん、こんにちは☆
うわぁ、びっくりです!!
「DARK MATTER」がもう出てるということと、邦題に~~(苦笑)
でも、リウ君に会えるんですから早速借りねばですね♪
予告編、何度も見つつ待ちわびていた作品ですもの、教えてくださってありがとうございます。
ちょっと残念な感じの仕上がりのようですけど、リウ君の魅力は余すところなくスクリーンにやき付けられてるみたいですね。
綺麗ですか!(きゃぁ)
それに、メリル・ストリープと共演てすごいですよねえ。
個人的にはやっぱり前髪おろしてるほうが嬉しいので早く見たいです。

>どっちにしても彼の声はモゴモゴしてるので(そこが好き)

うふふ☆ ほんとですよねぇ。
けなげで不憫な役をやっても嫌味がないリウ君、ますます活躍しつつその稀有な特性をなくさないでほしいです。

武田さん こんばんは!

「DARK MATTER」私もこんなに早くDVDで観れるなんておもってなかったので,嬉しい驚きでした。しかしあの,内容とかけ離れた邦題・・・・あやうく見逃してしまうところでした。「ダークマター」と直訳してくれた方がまだましかも~

>ちょっと残念な感じの仕上がりのようですけど、リウ君の魅力は余すところなくスクリーンにやき付けられてるみたいですね。
>綺麗ですか!(きゃぁ)
綺麗です(きっぱり)。リウくんの顔は藍宇と同じでも,映像が綺麗です。彼の顔のアップをたーくさん観れますよ。可愛い表情とか,切ない表情とか。しかし映画自体の出来は・・・?なので「藍宇」のように広く長く世間に語り継がれる作品ではないと思われます。それでも彼のファンは必見ですね。

それと,彼が演じた主人公の悲劇の留学生,リウ君が演じると,(それもほとんど雰囲気が「藍宇」ですから)どうしても善人すぎるように見えて,どんな理由であろうと,最後の惨劇を起こしそうな人間には見えません。リウくんは悪役(ブラッドブラザーズとかコネクテッドで)もこなしているので,そういう演技ももちろんできるのですが,この作品ではそこらをあっさりと流しすぎていたようにも思えました。これは演出や脚本の浅さゆえと感じました。

ま,そんなことは置いといても,90分弱のあいだ,まことに眼福な思いをさせてもらえる作品です。あの大女優メリルとサシで演技しても,すこしも遜色ありませんでしたよ。さすがです。

またご覧になったら感想を聞かせてくださいね!
>ますます活躍しつつその稀有な特性をなくさないでほしいです。
そうなんですよね~,いろんなキャラに挑戦していますが,やっぱり一番ハマるキャラってありますからね~,特に彼の場合は。あまり精悍な雰囲気になってほしくないです,個人的には。どんなリウ君も好きだし,もちろん応援してはいるんですけどね。次回はコネクテッドが楽しみです~

ななさん、こんばんは。
あらーっ「Dark Matter」が日本でDVD化されていたとは
知りませんでした!
最近は本人がやる気満々で(?)ダークな役が多いリウ・イエですが
清涼飲料水のようなこういう彼はやっぱり基本ですよねぇ。
ななさんの感想はあえて拝見するのはおあずけにさせて
いただきますね。
鑑賞後にまたお邪魔させていただきたいと思います~。
(一体いつになるやら 笑)

sabunoriさん こんばんは!

>「Dark Matter」が日本でDVD化されていたとは・・・・
わたしも偶然新作コーナーに見つけたんですよ~
でも邦題だけではわからなかったわ。
出演者がメリルとリウ・イエだったのでわかりましたが。

>最近は本人がやる気満々で(?)ダークな役が多いリウ・イエですが
たしかに~。
悪役や悲惨な役ねぇ~~俳優としては演じ甲斐もあるし
自分自身の芸のこやしにもなるのでしょうが
リウ・イエに関しては
若いうちはこんな健気で爽やか系の「よい子」を演じてほしいなぁ。
もっと年とってからでも渋めの役はできるしね~
リウ・イエは,今はまだ
眉間の縦皺よりは,無垢な笑顔の方が似合うよね。

>鑑賞後にまたお邪魔させていただきたいと思います~。
作品としては微妙ですが・・・・
sabunoriさんはどんな感想を持たれるか,楽しみです。


ななさん、こんばんは~♪
ようやくようやく待ちわびたリウ君に会うことができました。

リウ君、なんて可憐なのだ・・・(涙)
そしてなんて変な邦題・・・(呆)

ななさんのおっしゃるように、BGMは微妙ですよね。次から次へとどうしちゃったの?と・・。
何か意図があったんでしょうか?

どうしてもっとしたたかに立ち回れないのだ~~と思って、ハラハラし通しでした。
不器用で純粋すぎる表情のたたみかけに胸が痛んだというか。
ほんとメリルと差しで勝負(とは言いませんよね)しててもまったく気負いなく、自然でうまかったですね。二人の息、ぴったりだなあと。
そのくせ、ぐっときたのは友人がリウ君を散髪してやるシーンでした。
なんとも気の毒で辛く痛々しい話ですね・・・
でもでも、前髪のある可愛いリウ君がてんこもりという点では大変貴重でありがたい1本でした♪

武田さん こんばんは!
ご覧になりました?きゃー,嬉しいわ。

>リウ君、なんて可憐なのだ・・・(涙)
>そしてなんて変な邦題・・・(呆)
わはは。ほんとにねぇ。変な邦題も変なBGMも
可憐なリウ君のショットが多いので
すべて許してしまえる作品です。

BGMは,ほんとにねぇ・・・・オリジナル曲じゃなくて
小学校の「うたごえ」とかいう名曲集に載ってるような
誰もが知ってる歌曲ばかりがしつこくかかってましたね。
あのセンスはなんなんだろう・・・・(謎)

>どうしてもっとしたたかに立ち回れないのだ~~と思って、ハラハラし通しでした。
この作品のリウ君は,とことん救いのない可哀そうな役でしたね。
「藍宇」なんかはまだハントンに愛されて報いもあるんですけど
この作品の彼はひたすら不遇でした・・・
まぁ,実話だから仕方ないのかな・・・・
彼があんなキャラだから余計に不憫で。

散髪シーンのリウ君の泣き顔は
「藍宇」でのハントンとの別れのシーンの涙も思いだしてしまって。

前髪のあるリウ君が堪能できたのは嬉しいんですが
あんまりかわいそすぎて
再見したいなぁって気がおきないくらいです。ううう。


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