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2009年11月28日 (土)

「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」

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戦争映画というと,どうしても製作国側からの視点だけで描きがちだが,イーストウッド監督は,「硫黄島の激戦」を,アメリカと日本の両方の視点から描き,これまでにない素晴らしい二部作を世に送り出してくれたと思う。

実は「硫黄島〜」の方はとっくに観ていたが,「父親〜」の方は最近になってやっと観たのだ。そして,これは二つでひとつの作品・・・つまり両方を観て初めて,あの戦史に残る硫黄島の戦いについて本当に理解することができるのだ,と思った。イーストウッド監督の描きたかった反戦の思いも,両作品を観ることで,よりはっきりと伝わってきたように思う。
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日本人でありながら,これまで,教科書で習ったことも教えたこともなかった硫黄島の戦い。ほんと,知らなかったことが恥ずかしい。

この島が日米双方にとって戦局を左右する重要な島であったこと,アメリカ側は当初この戦いを,わずか5日間で終わらせるつもりだったのに,日本軍は大本営からの援軍皆無の孤立した状態で,なんと30日間以上も持ちこたえたこと,そしてまた,太平洋戦争後期の上陸戦での米軍の損害が日本軍を上回った稀有な戦いであったこと・・・・これは絶対に記憶に止め,後世に語り継がれなくてはいけない戦いだと思う。
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日本軍を指揮した上官たち。
全長28キロにも及ぶ坑道からの攻防戦を指揮し,無駄な玉砕を禁じて兵士たちを最後まで戦いぬかせた栗林中将(渡辺謙)や,捕虜となった敵兵を看護させたバロン西こと,西竹一中佐(伊原剛志)。そして,一兵卒の立場から観た硫黄島の戦い,という意味で重要な役回りを演じる主人公の西郷青年(二宮和也)と,もと憲兵の清水(加瀬亮)
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二宮和也は,まるで現代の若者があの時代にタイムトリップしたかのように,喋り方も表情も現代っ子のままで(軍服姿は誰よりもあの時代の兵士っぽく似合っていたが)初めは「あんな雰囲気の兵隊があの時代にいるわけないじゃん」と違和感があったのだけど,坑道堀りに明け暮れる毎日に愚痴をこぼし,「生きて帰りたい」と願う西郷の姿は,ある意味,日本の兵士たちの戦争に対する本音の代弁者として監督がわざと演出したものなのかもしれない。それでも二宮和也の演技・・・特に彼が声もなく涙を流すシーンは心を打たれた。(二宮くんは演技,ほんとに上手い)
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そして,憲兵を首になって硫黄島に配属された青年,清水を演じた加瀬亮。人より少し優しく繊細な心を持っていたがために,憲兵が勤まらず,この硫黄島の戦いでも悲運な運命を辿ることになる彼はほんとに可哀そうな役だ。傷ついた米兵の母親からの手紙を読んで,アメリカ人も自分たちと同じ心を持っていると気づき,投降を決心した彼が辿った運命はあまりにも哀しく,救いがなかった。

私はこの作品で加瀬さんを知り,続いて「それでもボクはやってない」への鑑賞意欲をそそられた。それにしても,大日本帝国時代の憲兵の横暴とその被害者について外国人のイーストウッドが描くとは驚きである!
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日本軍もアメリカ軍も,想像を絶する苦戦を強いられた硫黄島の戦い。「父親たちの~」と合わせて観てみると,日本軍とアメリカ軍の精神面での違いが浮き彫りにされていて興味深い。

戦場に赴く前のアメリカ軍の青年兵士たちの様子。無邪気にカードに興じたり,仲間と冗談を言い合ったり,恋人を偲ぶ音楽に耳を傾けたり・・・彼らも,そしてもちろん彼らの上官たちも,「生きて祖国に帰る」ことを望み,そしてその望みが当然のものと考えられている世界。
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一方,日本軍の方は,初めから生きて本土に帰れるとは思っていない。栗林の「生きて祖国の土を踏むことはないと覚悟せよ」という言葉の重み。日本軍に漂うく悲壮感と緊迫感は,米軍のそれとはまるっきり質が違う。

あの,手榴弾による自決シーンの壮絶さ。兵士たちの顔に浮かぶのは恐怖と哀しみ以外の何物でもなかったが,それでも彼らは上官の命令に従い,日ごろ教えられた通りの手順で次々と自決してゆく。個人の命よりも何よりも,お国のため,という思想が優先されたこの時代の先人たちの強さと潔さを,哀しんでよいのか,誇ってよいのかわからない・・・こんな思想が間違っていることだけは確かで,何処へ向けたらよいのかわからない怒りを強烈に感じた。

援軍も弾薬も送らず,「潔く散れ」と指示してきた大本営。「悠久の大義に行くべし」とは綺麗な言葉だが,結局は彼らに「死ね」と命じたのと同じである。
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しかし,日本軍の抵抗に1カ月あまりも苦しめられたアメリカ軍の兵士たちもまた,この戦いでそれぞれ心に深い傷を負ったのだ,ということが,「父親たち~」を観るとわかる。

どこから弾が飛んでくるかわからない恐怖の中を上陸し,次々と倒れるアメリカの兵士たち。物語は,その中で必死に衛生兵として自分の務めを果たすドグ(ライアン・フィリップ)を中心に描かれている。つかまって日本軍の坑道内で惨殺された親友。あろうことか,味方の誤射によって命を落とす上官。
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やがて,6人の兵士が擂鉢山に星条旗を立てる瞬間の写真が祖国の新聞に掲載され,映っていた兵士たちは英雄として祭り上げられる。長引く戦争に嫌気がさし、国庫も空で,これ以上戦争を続けるのが困難になっていた当時のアメリカにとって,彼らの擂鉢山の写真は,国民の士気を鼓舞する格好の材料となった。

6人のうち3人はすでに戦死し,戦いのトラウマも癒えないうちに国民の前でポーズを取り,戦時国債キャンペーンのツアーに駆りだされるドグたちの内心の苦悩。たまたまその場にいて旗を立てたにすぎない自分たちだけが,英雄扱いされることに対する自責の念。戦争をビジネスととらえている事業家たち。国家のために,ドグたちは,従軍した者にしかわからないトラウマを押し隠して,笑顔でツアーをやりぬく。
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戦争とは,どの国でも,そしていつの時代でも,国家が兵士たちに多大な犠牲を強いるものなのだ,ということを改めて感じた2作品。どちらも戦争で傷つく名もない兵士たちのそれぞれの哀しみが描かれていて,イーストウッドの反戦への思いが伝わってきた。死んでゆく兵士たちには,どんな大義名分もヒロイズムもなく,ただただ理不尽な痛みと哀しみがあるだけなのだ。その痛みは,戦勝国の兵士とて変わらない。

同じ監督が敵対する二つの国の視点から作品を撮る・・・・という離れ業。アメリカ人でありながら,製作に当たって,完全に中立の視点を貫き通したイーストウッドは凄いと思った。

私がより感動したのはやはり,「硫黄島からの手紙」の方だが,実際は映画で描かれているよりも,もっともっと凄惨な状態で戦い,散っていった英霊たちに心からの追悼と感謝の祈りを捧げたい。

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コメント

ななさん、こんばんは
イーストウッドは、いつも独特な素材を見つけてくるな~とは感じていましたが、この二部作にも本当に感服させられました。日米それぞれの側から、ひとつずつ作品を作る、というこのやり方
これこそが「公平な視点」というものですよね

両作品とも公開時に鑑賞した作品ですが、いまでもよく覚えてるシーンがあります

『父親たちの~』では甲板から転げおちた兵士を、「救命艇など出す余裕はない」と、そのまま置き去りにしてしまうシーン

『硫黄島からの~』では、身の上を語り終えた元憲兵が、「犬は悪くないのに」とつぶやくシーン

ふたつとも戦争の非情さがひしひしと伝わるエピソードでした

おお, SGAさん,この2作品のレビューを書かれてたんですね~
私は面倒くさいので二ついっぺんにまとめちゃいましたけど
本来なら,1作品ずつ丁寧に感想を書きたい作品ですね。
これを観て一番に思ったのはもちろん戦争の理不尽さですが
その次に思ったのはイーストウッドの映画人としての偉大さでしたね
戦争の悲惨さは随所で感じましたけど
そうですね~,「父親たち」ではおっしゃるように
「命の尊さ」を日本軍より重視するはずのアメリカ軍が
海に落ちた兵士を見殺しにしたシーンはショックでした。
「硫黄島~」は同じく,犬の射殺シーンや馬の被爆シーンは
とても哀しかったです。
馬・・・については,バロン西に対して
硫黄島なんかに愛馬を連れていくなよ~!とも思いましたが・・・・。

こんばんは~~
『父親たちの・・』が先に公開されて、その後『硫黄島・・』を観て、本当に両方を見て初めて1本の作品のように感じました。
最初イーストウッド監督は『父親・・』の方だけ監督するはずだったのに、やはり『硫黄島』も自分がしなければ!と強く思っての両作品監督だったというのも納得ですよね。
攻撃する方も、守る方も、故郷に帰れば普通の家族がいて、ごくごく普通の生活が待っているのに
どうして殺しあわなくてはいけないの・・・哀しいです。

私の父(特攻隊、人間魚雷の生き残り)も80歳を超え、今では同期の桜はほとんど散ってしまいました。少し認知も入ってますが、当時のことを聞くと今でも話してくれます。記憶は鮮明に残っているのです。
語り部がみんないなくなってしまうのも時間の問題・・・だからこそ、こういう作品を観て色々考えてほしいですね。(あ~~生意気言ってスミマセン)

西郷が清水の亡骸に千人針を掛けてあげるシーンは、二宮クンが自ら提案して採用されたアイデアらしいですね。

そういう若い人の意見も取り入れるクリント・イーストウッド監督と、プロデューサーのスティーブン・スピルバーグ。

この2つの偉大なる才能は世界の宝ですよ。

マリーさん,こんばんは!
この作品にコメント,とっても嬉しいです。

「硫黄島」の方はアカデミーノミネートのこともあり
DVDも買って持っていたのですが
このたび「父親たちの」の方も合わせて観て
より深い感動が味わえました。

>私の父(特攻隊、人間魚雷の生き残り)も80歳を超え・・・
え~!凄いですね,マリーさんのお父様!
お会いして体験談をじかにお聞きしたいです。
人権教育の立場でよく戦争を教材にしましたが
今までよく取り上た題材は
「原爆」「沖縄戦」「東京大空襲」「特攻隊」でした。
いずれも戦争の愚かさと,命の尊さを考えるものばかりで。
お父様の貴重な体験をじかに聞けるマリーさんが羨ましいです。
やはり実際に体験した方のお話は説得力が違いますよね。

この映画を観て,高学年を担任したときには絶対に
「硫黄島の戦い」も子供たちに教えたいと思いました。

にゃむばななさん こんばんは!

>西郷が清水の亡骸に千人針を掛けてあげるシーンは、二宮クンが自ら提案して採用されたアイデアらしいですね。

そうなんですか~!
確かに,千人針のことなんかは
アメリカ人にはなかなかそのニュアンスがわかりにくいですよね。
日本人ならではの感性を取り入れたイーストウッドの手腕はさすがですし
若いのにそんな感性を持ってる二宮くんもさすがです。

>この2つの偉大なる才能は世界の宝ですよ。
もはや,映画界の神とも言える存在かも。
スピルバーグはエンタメ作品専門のように見えても
「シンドラー」や「ミュンヘン」のような社会派の作品を撮るときにも
その才能を発揮する監督ですよね。

ななさ~ん♪こんにちは!
いよいよ師走ですね~毎日寒いですがお元気ですか?

この映画の感想はブログを始めた2日目に書きました。・・・という事で、とっても恥ずかしいのですがTBさせて頂きました。

私は劇場で硫黄島~を観ましたが、そしてその時に父親たち~も観てみようと思いましたが、それから随分時間が経ってもまだ観ていません。
ななさんの記事を拝読して、やはり2作品観て初めて完結するのかな・・・と思いました。

硫黄島~を観た時には胸を抉られるようでした。
こういう事があったなんて、、、映画を観るまでは知りませんでした。こういう戦争映画が他国の監督さんによって作られたーということに何故なんだ?と疑問も湧きました。
出演された俳優さんたちは皆さんいい演技をしていましたね~特に二宮君は印象に残りました。

由香さーん,こんばんは!

師走ですねぇ~,今年ももうあと少し。
またひとつ年を重ねるのは嫌ですねぇ。
時間がたつのがなんと速いこと!
風邪気味の体調がなかなか完治しませんが,
なんとか寝込むこともなく仕事してます。

>この映画の感想はブログを始めた2日目に書きました。
おお,そうなんですか~!
それは,記事を拝見するのがとっても楽しみ!
またあとで伺いますね!

この作品は話題作でもあったため,DVDになってすぐに観てますが
「父親たちの~」の方はなんとなくスルーしてました。
今回両作品とも観てみて
「硫黄島の戦い」の全貌と,両軍からの視点が比較できて
より理解が深まりました。
共通するテーマは,やはり戦争の理不尽さ,兵士たちの哀しみ,でしょうか。
このテーマは,国も勝ち負けもまったく関係なく
万国共通のものであるのかも,と教えられました。
機会があればぜひ「父親たちの~」の方もご覧になってくださいね。

こんばんは~~。
今頃のコメントでごめんなさい・・・
ジョニーが来るので(苦笑)、バタバタしております。

ななさんは授業で取り上げてらしたんですね。
こういう問題は、子供たちに分かりやすく話すのも難しいですね~~~。
昔よく父にもいろんな依頼が来てました。
人間魚雷は練習中にも多くの人が命を落とし、父は練習も終え、出撃の日も決まっていましたが(8月20日)運良く?終戦を迎え助かりました。
でも出撃日が決まってからは、どんな上官よりも偉く、それこそすごい待遇だったそうです。
こんな体験をした人間は多くないだろうなぁ・・と私も思います。
船で出るまでは宝塚(歌劇団や音楽学校を軍が使用してた)で暮らしていたので~今でも宝塚歌劇団が大好きなんですって~。
少しだけ補足にきました・・・
映画から離れてしまってスミマセン。。。

父が生存してる間に、もっともっと話を聞きたいと、ななさんのおかげで思いました~ありがとうございます。

マリーさん こんばんは!

>ジョニーが来るので(苦笑)、バタバタしております。
「パブリック・エネミーズ」はわたしもぜひ公開初日に観たいな~と思ってる作品です!ジョニーもマイケル・マン作品も大好きなので~

>ななさんは授業で取り上げてらしたんですね。
反戦ものは,「人命の尊さ」というねらいでよく教材化されましたが,「硫黄島」はなかったですね。みんな知らなかったんでしょう。一番多く取り上げたのはやはり原爆と特攻隊でした。でも,今にして思えば,戦争の愚かしさを,今の戦争を知らない世代に,戦争を知らない教師が教えようとしても,無理があるのでは,と思います。「硫黄島からの手紙」を観て,戦争を知らない世代が,ただ単純に,戦争の愚かしさをさも知っているかのように説くことこそが,愚かしいのではないかと思うようになりました。

やはり、実際に戦った人にしか語れないことはあることだし,その時は当人たちはただひたすらに犠牲的な精神で命を捧げてくれたのだと思います。そのことに対して,私たちは感謝の気持ちも持たなくてはいけないのではないかと。反戦の思想とはもちろんまったく別の観点で。

戦争は愚かしい・・・それは間違いのないことではあるけれど,戦争に命を捧げた人たちまで愚かしいと考えるのは間違っているし,そんな考え方は彼らに対して冒涜することであると,この映画を観てあらためて感じました。

私の父は戦時中はまだ子供で,実際に従軍した経験のある人の話をじかに聞ける機会はありません。マリーさん,お父様のお話はほんとに貴重で,語り継がれなくてはいけないものだと思います。わたしもぜひお聞きしたいです。お父様によろしくお伝えください


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