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2009年11月22日 (日)

マッハ!!!!!!!!

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チョコレート・ファイターでピンゲーオ監督のムエタイアクションものにハマって,こちらを遅ればせながら鑑賞。トニー・ジャーの古式ムエタイに魅せられた!いやー,人間の身体って鍛えればあそこまで出来るようになるのか!この作品も,ノースタント,ノーCG,ノーワイヤー,ノー早回しの正真正銘の身体を張ったアクションだ。深夜,DVDを再生しているPCの画面に向かってこぶしを握りしめ,何度も「うっそー!!!!」と叫んでしまったわたし。(かたわらの猫がびっくりしていた)

ストーリーは,これもあってないようなもの。もしかしたらチョコレート・ファイターより,もっとシンプルでバカバカしいかもしれないストーリーなのだが,かえってアクションだけに意識を集中して観ることができた。

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タイの寒村で村人たちの守り神として大切にされてきた仏像オンバクの頭が盗まれ,信仰篤い若者ティン(トニー・ジャー)が,村のためにバンコクまで仏像を取り戻しに行くお話。冒頭,白塗りの若者たちが,なんだかわけのわからない木登り合戦をやっているシーンでもう目がテンに。大木のテッペンに結び付けている黄色い布を,一番先に取ったものがチャンピオンらしいのだが,観てるそばから脱落者がボコボコ地面に落っこちてくる。これもスタントなしだとしたら相当痛そうだ。

で,見事優勝したのは,もちろん主人公のティン。ここでまずさりげなく,彼の身体能力の高さが紹介されるのだけど,彼のほんとうの凄さが発揮されるのは,仏像奪還のためにバンコクへ赴いてからだ。

いやー,でもアクションする彼の顔が,時々ハルクに似てると思ったのはわたしだけ?

この作品って,結局見せたかったのは「トニー・ジャーのアクション」だけだったような気がするが,そのアクションがバラエティに富んでるし,後になるほどパワーアップもするので,まったく飽きない。その手足の動きは目にもとまらぬ早技なので,一瞬たりとも画面から目が離せない。
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チョコレート・ファイターのジージャーちゃんの足技に比べると10倍もの迫力と殺傷力がありそうで,彼のひじやひざが,相手の顔面や頭部にめりこんだ時の「ボコッ!」「グサッ!」という音も重く,半端じゃないのだ。(相手役,命がけだね)

数あるアクションの中でも好きなのは,バンコクの街中を,チンピラに因縁をつけられたティンとその相棒のジョージが逃げるシーンのアクション。
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なにもわざわざ,こんな中をくぐらんでも・・・・

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乗用車を馬跳び状態・・・・凄い跳躍力!

その他にも,何人もの肩や頭を踏んで飛び越えるとか,狭いガラス板の間を宙返りして通り抜けたりとか,もうやりたい放題なのだが,これらも実際にやってるんだから凄すぎる。体操選手のような連続宙返りのアクションもあり,まるでオリンピックの床体操を観てるようだった。タイの三輪タクシー,トゥクトゥクのカーチェイスも物珍しかった。(三輪って小回りも効くけど横転しやすいのよね~)

そして,何と言っても凄いのは・・・・
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炎の中からの飛び蹴り!
もうこのシーンに至っては,開いた口がふさがりませんでしたよ。だって,ほんとに燃えてるもん・・・トニーさんの足!いくら仕事とは言え,彼の役者魂というか,度胸にはもう言葉もないし,監督の無謀ぶりにも・・・言葉もない。しかし,そこがこの作品とトニーのアクションの魅力なんだけどね。スタントマン出身の彼だからこそできた離れ業なのかもしれない。エンドロールのNG集で,このシーンで足の火がなかなか消えなくてスタッフが大慌てで彼を追いかける場面もあった。(怖)

最後には無事に仏像も戻って,平和な村で象に乗って凱旋って・・・どこまでもタイだねぇ。ありがたや。

続編の「トム・ヤム・クン!」はなんでも象奪還物語だそうな。これはDVDがレンタル屋になかったので他を探してみようっと。

 

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コメント

ご覧になったんですね~。トニー・ジャー、凄すぎでしょう?ホント、お話はかな~り陳腐ですが、そんなことどうだっていいって思えるほどのアクション!公開当時、劇場で観たのですが、前の方に座っていた外国人達が「ウォー!」と叫んでいて、それはそれで面白いリアクションでした(笑)。

それにしてもななさんの「なにもわざわざ、こんな中をくぐらんでも・・・」の一文には笑っちゃいました。確かに!
なお、「トム・ヤム・クン!」は母親象奪還のために子象と旅に出る、というまたまたわけのわからないストーリー展開となっております・・・。

mayumiさん,観ましたよ~!

トニー・ジャー!何ですか,あのひと!
ほんとに同じ人間とは思えない!
これを劇場の大画面で見たらほんとに鼻血ものですね。
ストーリーを構成する才能はこの監督さんはおおいに疑問がありますが
トニー・ジャーをスクリーンで見せてくれた,というだけで
大手柄なんじゃないでしょうか。
「トム・ヤム・クン!」も輪をかけて意味不明なストーリーですね。
でも,このぶっ飛んだアクションには
そういう荒唐無稽なお話がかえって似合いそうな気もします。

ななさん~こんにちは♪
チョコレートファイターは、女子であれだけのアクション出来るのは凄い!!とは思ったものの、やっぱりトニージャーのすごさの前では・・・。

いやぁ~ほんと、このマッハ!!!を見た時の衝撃は今も覚えています。
ハルクは未見なので比較出来なくて残念。

トムヤンクンは、マッハよりは、若干いまひとつかもしれないけれど、でも、相変わらずアクションは凄いですよ~。

以前ブログに来て下さった方のお姉さんだかが、トニージャーのファンクラブに入っていて、ファンミーティングとかで実物にもお会いしたとか!

ななさん、こんばんは~♪
わ、「マッハ!!!(たくさん)」だ(喜)
ねぇ、これ問答無用ですよね。
木からぼたぼた落ちてるシーン、あれって絶対に本当に落っこちてますよね。
痛い~~(T_T)
トニー・ジャー、オリンピックなんかには出ないのかな?と当時真剣に思いました。
なんでもいけそう…
タイ、恐るべし…
すべてがトニー・ジャーに圧倒され駆逐され、帰り道はなんだかポカーンとしてしまいました。

latifaさん こんばんは!

先にチョコレート~を観たので
ジージャーちゃんのアクションも結構感激したのですが
やっぱりトニー・ジャーのアクションを観たら
ジージャーちゃんのアクションがかわゆく思えてしまいました。
やっぱり男性ですね~,殺傷力が違う!

「ハルク」はアン・リー版のやつがちょっと顔が似てるように思ってしまいました。
体格とか動きとかは全然違うんですけどね・・・
タイの方だから,イケメンというよりは素朴~な感じですが
アクションするトニーはほんとに見惚れてしまいますね!
身近にファンクラブに入ってる方がおられるなんて!
日本でもなかなか人気なんですね,トニーくん

武田さん こんばんは!
武田さんがおすすめしてくださったから
早速観てみましたよ!

そうそう,ほんとに問答無用のアクションで
ストーリーの薄さとかそんなもんは
すべてねじ伏せてしまうほどの迫力がありました。

>木からぼたぼた落ちてるシーン、あれって絶対に本当に落っこちてますよね。
主演の俳優さんだけでなく,相手役の無名の役者さんまでが
みなさん身体を張ってるなんて,タイくらいじゃないかしら?
ほんと恐るべし!タイ!ですね。
もしかしてどMの国なんでしょか???
みなさん生命保険ちゃんと入っておられますか?と
他人ながら心配になりましたよ~。

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» 「マッハ!」 [It's a wonderful cinema]
 2003年/タイ  監督/プラッチャヤー・ピンゲーオ  出演/トニー・ジャー  これ、面白いっ!タイ映画と侮ることなかれ。そんじゃそこらのハリウッド映画よりも面白くて圧倒されます。アクション好きなら必見!血が騒ぎます。  主演のトニー・ジャーはムエタイの名手。正直、演技は下手だけれど、アクションは本物。キレがよく、スピードがある。見ていてスカッとする。  ワイヤーアクションも、CGもなし。生身で勝負。だから、心の底から「すごいっ!」と感嘆できる。ジャッキー・チェンの「プロジェ... [続きを読む]

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