沈まぬ太陽
今日,日曜の繰り替え休日だったので朝から劇場へ。別にファーストディでもレディスディでもない,ただの平日の朝なので空いてると思いきや,チケット売り場には中高年の長蛇の列が!それも全員,映画慣れしていない感じのオジサンやオバサンばかり。・・・・そう,ほとんどがこの,沈まぬ太陽めあてのお客さんだったのだ。並んでいる間に聞こえてくる会話からすると,「徳島ロケがあったそうじゃけん」それを観に来た,という方々も多かった。(徳島ロケ?なんじゃそりゃ)
あんまり混んでるので,これの朝の回は観るのをやめて,午後からの回のチケットを買った。そのかわりに午前中は「きみがぼくを見つけた日」を鑑賞。驚いたことにこちら,お客さんは私ひとりだった!「沈まぬ~」とはえらい違い。なんか貸切状態で贅沢に見せていただきました。
前置きが長くなってしまったが・・・・。
午後からの回も超満員だったこの「沈まぬ太陽」,途中の休憩をはさんだ3時間を超える長尺ものだが,全く退屈することなく,最後まで観客を惹きつけてやまないパワーに溢れた作品だった。
いつものごとく事前の下調べも原作も読まずに鑑賞した私は,予告を観た地点で何となく,日航機墜落事故の衝撃の事実を暴こうと奔走した日航社員のお話かしら?と予想していたが,そうではなくて,労働組合の委員長だった主人公が,航空会社から不当な扱いを受けつつも,不屈の精神で自らの信念を貫く姿を通して,腐敗した航空会社の内情を暴く社会派ドラマだった。
主人公の恩地元には,小倉貫太郎さんというモデルがいるそうだ。小倉さんは劇中の恩地と同じく,1960年代に,社員の待遇改善と「空の安全」の確立を求めて日航初のストライキを起こした人だ。それがもとで,カラチ,テヘラン,ナイロビと10年間も海外僻地勤務を強いられ,123便墜落事故後は映画と同様,会長室部長として社内改革に力を注いだが,さまざまな圧力によって再びアフリカへ左遷されたそうである。
一人の人間の力では太刀打ちできない巨大な組織悪というものに,立ち向かう人間もいれば,それを利用してのし上がろうとする人間もいる。また,巻き込まれ,潰されていく人間もいる。それらの様々な立場や事情や思惑を抱えた登場人物たちが,互いに絡み合い,せめぎ合うさまは,ずっしりと見ごたえがあった。
恩地の30年間にも渡る闘いと試練の日々。彼の背後で,ともに傷ついたり苦しんだりする彼の妻子の思いや,スタート地点は同じだったはずなのに,恩地とは全く正反対の道を歩む親友の行天(三浦友和)の生きざまもまたいろいろと考えさせられた。三浦友和がまた憎々しい役を上手く演じていた。
闘って,闘い続けて,最後には吹っ切れたのか,諦めとはまた違う清々しさを纏うようになった恩地の表情が素晴らしい。「波に逆らってばかりきた自分に比べると,波に振り落とされまいと必死でしがみついている奴の方が大変なのかもしれない」と息子に語る台詞が心に残った。ラストに映し出されるアフリカの壮大な夕日の映像は圧巻だ。人間の愚かしさや醜さなど,すべて忘れさせてくれるような大自然の荘厳さに癒される。
追記; お目当ての「徳島ロケ」って,最後の方のお遍路さんの場面でしたね~。1分もなかったかな。その場面で急に場内がどよめいたのが可笑しかったです。
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やっぱ、見に行こうかなあ…
渡辺謙が泣いた映像みて、感無量になるぐらいだから興味がわいた。見応えありそう!
きみぼくは私も見た。これから記事書くよ。
投稿: アイマック | 2009年10月26日 (月) 23時54分
アイマックさん
長いけど一見の価値はある作品ですよ~
謙さんの演技は素晴らしかったし
三浦友和の悪役ぶりもなかなか新鮮でした。
休憩の間はトイレが長蛇の列で!
「きみぼく~」もなかなか気にいりました。
エリック・バナ好きだしね。
私も明日あたり記事を書きますね。
投稿: なな | 2009年10月27日 (火) 21時07分
ななさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪
劇中の飛行機事故や企業のモデルとなったものは自分も事前に知ったのですが、やっぱり恩地もモデルとなった人がいたんですねぇ。フィクションとはいえ観てるこっちもあんまりだと思うくらいの懲罰人事の数々を、現実に命じた人がいるのかと思うと絶句してしまいます。ん?って事は行天のモデルもいるんでしょうかね?
でもその行天の事を言ってたのか「波に逆らってばかりきた自分に比べると,波に振り落とされまいと必死でしがみついている奴の方が大変なのかもしれない」っていう言葉は自分も好きですね。恩地も行天が憎いはずですけども、大企業で生き残るためになりふり構わず突っ走ってる親友を心の底では心配している・・。そんな恩地の優しさも垣間見えたような気もします。
投稿: メビウス | 2009年10月27日 (火) 21時34分
こんにちは!渡辺謙さんが、良かったですねー。
原作→映画と観て、感激でした。
原作は、もっと、ずしっと重たいです。映画は、そこまでの重さはないんですけど、恩地の生き様に、勇気づけられるものがあったし、家族のことも多く描かれてたのは良かったです。
普通のサラリーマンなら、我が身かわいさで、行天のような道をたどってしまうのも、わかりますね。豪華キャストで、もっと、観ていたいような気持ちでした。
投稿: kino | 2009年10月28日 (水) 02時27分
メビウスさん こんばんは!
これ,観るまではあの日航の事故についてのドラマだと思っていたのですが,もちろんそれはそうですが,描かれていたのはもっと沢山のことでした。航空会社の腐敗ぶりがこれでもかと暴露されてて,観ていて絶句してしまうほど。
>行天のモデルもいるんでしょうかね。
たぶん,いるんでしょうね。そっくりそのままではなくても,数人がモデルであるとか,行天みたいな社員はいたのでしょうね。この「沈まぬ太陽」の原作に対して「われわれはそんな酷いことはやってない!」と抗議したひとたちがいたそうですから,彼らが行天たちのモデルなんでしょうね。
行天の立場を思いやった恩地の台詞は深いですよね。さまざまなことをくぐりぬけてきた恩地だからこそ言える懐の広さを感じました。
投稿: なな | 2009年10月29日 (木) 20時25分
kinoさん こんばんは
原作も読まれたのですね~
原作は3巻くらいあるんでしょ?私も読んでみたくなったけど
長さにギブアップしてしまいそうです~
>原作は、もっと、ずしっと重たいです。
そうでしょうね。その原作を1本の映画にまとめるのだから
端折ったり描ききれなかったりしたところは多々あったと思います。
豪華キャストも嬉しかったですね。みなさんさすがの熱演でしたね。
投稿: なな | 2009年10月29日 (木) 20時28分
こんばんは~~♪
徳島ロケ・・お遍路さんでしたか~?なるほど・・・中高年のみなさん満足されたのでしょうか?(笑)
ところで・・・
本当に見ごたえありましたね~~。
私は予備知識なしでの鑑賞で、労働組合VS会社。飛行機墜落。もう、しんどかった~~・・・
謙さん以上に疲れたかも(そんな訳ない)
でも、確かに“攻め”の方が楽かもしれない。“守り”って本当に辛い。行天見てて思ったわ。彼は安眠出来ることなかったんじゃないかって・・彼のモデルもいるのかしら?
ラストの夕日が象徴的でよかったです。
投稿: マリー | 2009年10月30日 (金) 19時10分
ななさん、こんにちは!
長尺でしたが、まったく飽きることなく観ることができました。
サラリーマンであれば、理不尽なことというのは多々経験するものですが、それに対して流されるか流されないか、実は自分のアイデンティティに関わることでもあるんですよね。
確かに波に乗って生きている人というのは、波から落ちるのを恐れるあまりドツボにはまってしまうことがあるような気がします。
波から落ちることを恐れず、自分を貫く方がよほど充実感があるのかもしれません。
投稿: はらやん | 2009年10月31日 (土) 06時02分
マリーさん こんばんは
>中高年のみなさん満足されたのでしょうか?(笑)
どうでしょう?ほんのわずかのシーンでしたからねぇ。
でも映画の内容は満足したのではないでしょうか。
みなさん共感したり感動したりできる内容だったと思います。
あ,でも,私のお隣のおじいさんは映画慣れしていないらしく
過去と現在が入り混じるストーリー展開に戸惑っておられたようですよ。
休憩時間になってお隣の奥さんに解説してもらってました。
>確かに“攻め”の方が楽かもしれない。
そうですよね~,保身の手段や根回しばっかりに明け暮れて
人間として大切なものをすり減らしていっているような
痛ましさがありましたね。行天を観てると・・・。
投稿: なな | 2009年10月31日 (土) 13時06分
はらやんさん こんにちは
>長尺でしたが、まったく飽きることなく観ることができました。
わたしも,これだけ長いのに眠気が一切襲ってきませんでしたね。
地味な話なのに,全編に緊張感がただよっていて
さすがだと思いました。
サラリーマンの悲哀は何処でもあるとは思いますが
ここまで・・・という話はやはり深く考えさせられました。
現役サラリーマンの方は,自分がはたして
恩地のタイプであるのか,行天のタイプであるのか
ちょっと考えてしまうかもしれませんね。
投稿: なな | 2009年10月31日 (土) 13時10分
映画を見る前の、映画館の行列や、先に見たエリックバナさんの映画でななさんだけだったことなど余談も楽しく読ませて頂きました。
いやぁ~、日本映画も、なかなかやるな!!って久しぶりに思った邦画でした。
長い映画は飽きるとかダレる事が多いんですが、この映画は全くそういうことがなく、集中して非常に引き込まれて見ました。
見て良かったな、と思ったし、凄く見応えがあって、映画見たぞー!!って思う、パワーのある映画でした。
なんだか最近TBが、ななさんちに飛ばない事が多いなあ・・・(T_T) アドレス貼っておきます。
http://latifa.blog10.fc2.com/blog-entry-802.html
投稿: latifa | 2009年10月31日 (土) 19時57分
この映画を見たら邦画もまだまだ頑張れる!と思いますよね。
本当に日本映画にしか作れない力作でした。
そして渡辺謙さんが本当に格好よかったです!
投稿: にゃむばなな | 2009年10月31日 (土) 21時07分
latifaさん こんばんは
大丈夫,今回はTB成功してますよ~。
>日本映画も、なかなかやるな!!って久しぶりに思った邦画でした。
時々この作品のような素晴らしい邦画に出会えますよね。
この作品は原作ももちろんいいんだろうけど
俳優さんも全員日本を代表するようなレベルの方が勢ぞろいで
ほんとに見ごたえがありましたね。
この手のエンタメじゃないストーリーを3時間も見せられて
それでも少しも退屈しなかった,って凄いことですよね。
作品そのものの放つ気迫というかオーラというか
それが凄かったようにも思いました。
日本人ならぜひ一度は観てほしい作品のひとつですね。
投稿: なな | 2009年11月 2日 (月) 19時49分
にゃむばななさん こんばんは!
世界に出しても恥ずかしくない邦画のひとつだと思います。
>渡辺謙さんが本当に格好よかったです!
ほんとですね~
謙さんはちっとも年を取らないし
とくにこの作品では魅力が際立っていましたね。
投稿: なな | 2009年11月 2日 (月) 19時52分
こんばんは^^
3時間半近い上映時間にも関わらず、最後まで
惹きつけられましたよね^^
見応えのある作品でした。
三浦さん(って言うか行天ですが・笑)は憎たらしかったよね~
でも、もともとが誠実に見えるかただから、そういう普通の人間も巨大組織に飲み込まれると
そういう人になっちゃうのかと巨大組織の恐ろしさと人間の脆さも感じられていい配役だったと
思います(^_-)-☆
徳島ロケなんかあったっけ?って思ったら
お遍路さんのところだったんだ(笑)
きみがぼくを~は貸しきり状態だったの?(笑)
実は私は明日観に行こうと思っていたのですが
一昨日に熱を出してしまい、やっと今日治ったので、明日は家でおとなしくしていることにしました(T.T)ななさん風邪は大丈夫?
寒くなったのでお体に気をつけてね(^_-)-☆
投稿: ひろちゃん | 2009年11月 3日 (火) 23時01分
ひろちゃん こんばんは!
ご覧になったのね~
この作品,観た人がほぼ全員「よかった!」と感動してますよね。
作り手の誠実さや気迫が伝わってくる凄い作品ですよね。
三浦友和の完全悪役ってキャラじゃないけど
そこがまたよかったですね。
冒頭はまだ「善人」だった行天が変わっていく様子を
もともと善人キャラの三浦さんが演じたからこそ
説得力が生まれたような気がしました。
三浦さん,上手かったですよね。
ところでひろちゃん風邪をひかれたそうで
もう完全に回復されましたか?
この冬はインフルエンザにも備えて
体力を落とさないようにしなければいけないので
完治したようでも,ぶりかえさないようご自愛くださいね。
私は軽い風邪はちょこちょこひきましたが
おかげさまでまだ寝付くような風邪はひいていません。
でもダイエット中だから,ほんとはかかりやすいかも~気をつけまーす。
投稿: なな | 2009年11月 4日 (水) 19時29分
どうもです。
力のある作品でしたね。
日本の歩んできた道の、個人ではどうしようもできないもどかしさ?
でもそれに断固立ち向かう一人のまっすぐな生き方、いるんですよね、こういう人!
会社のお偉いさんにとっては、うざいなんてもんじゃないくらいにうざいんでしょうが、絶対に必要なもんだと思います。
あの象を倒すのは、あの当時では別になんでもないことなので、ありですが、大会社に立ち向かう小さな人間・・・みたいなもんだったんでしょうかね。
訴訟云々は、また聞きですが、(東宝の人が言ってた!)さもありなん・・・と感じました。
私が行った時も、年配の方ばかりでした。いつもと違う劇場の中!
でも、若い人にも見てもらいたいですね。
投稿: sakurai | 2009年11月 6日 (金) 08時33分
sakuraiさん こんばんは
恩地のような部下は
上司にとっては目の上のたんこぶ的な存在だったでしょうね。
家族にとっても,恩地のようなパパは
「仕事と私たちとどっちが大切なの?」と迫られること必至の頑固さです。
でもこんな人がいないと
日本の社会は駄目になる!と思える作品でした。
彼の生き方に胸が熱くなりましたよ。
やはり劇場は年配が多かったですか?
ご夫婦で仲良く鑑賞されてた方も多かったです。
座席がわからなくて苦労する方や
上映中に携帯を鳴らしてしまったりと
劇場に不慣れなムードが充満しておりました(笑)
若い層にもぜひ観て欲しい映画ですね。
投稿: なな | 2009年11月 8日 (日) 20時45分
こんにちは~。
いやー、骨太の日本映画、久々でした!
さすが渡辺謙は凄いと、改めて思いましたよ。
恩地元にモデルとなる人物がいらっしゃったんですね~!
小倉さんはほぼ、この映画の恩地と同じ人生を歩んでこられたんですね・・。
勇気ある方だと感服する次第です。
この作品は、日本映画の歴史に残るであろう力作だと思います(^^!!
投稿: ひきばっち | 2009年11月14日 (土) 15時50分
ひきばっちさん こんばんは!
TB,コメントありがとうございます。
>骨太の日本映画、久々でした!
ほんとに~。原作自体が骨太なのかもしれませんが
それを情熱と信念を持って演じあげた
謙さんをはじめとする俳優陣に
心からの拍手を贈りたい作品ですよね!
謙さんはやっぱり世界に通用する俳優さんだなぁ~。
その他の方も名優ぞろいで
長尺の作品にも関わらず,何度でも観たいと思わされました。
投稿: なな | 2009年11月15日 (日) 21時11分
ななさん、こんにちは♪
早く観ないと終わってしまう!と焦りながら行ってきました。
おっしゃるように、ふっきれたような恩地の表情が印象的でした。
こうした不屈の精神を持った人材は、こういう時代にこそ必要ですね。
そして大自然に圧倒されました。やはりこれは映画館での鑑賞がベストだと思いました。
重くて、いろいろと考えさせられる作品でした。
投稿: 孔雀の森 | 2009年12月17日 (木) 10時05分
孔雀の森さん こんばんは
これはきっと今年度のマイベスト10に入る作品ですね。
3時間もの間,こんな地味な内容で
まったく飽きずに集中して惹き込まれた,というだけでも
凄い作品だと思いました。
>こうした不屈の精神を持った人材は、こういう時代にこそ必要ですね。
ほんとそうだと思います。
恩地のような気骨のある人物・・・現代ではなかなかいないんじゃないでしょうか?
まるでサムライのような魂を持ってますよね。
ラスト・サムライを演じた謙さんのまさにハマり役だと感じました!
投稿: なな | 2009年12月17日 (木) 23時18分