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2009年9月30日 (水)

好きなシーン−劉燁−

Cap259
藍宇の映画の中でも特に好きなシーンについて
劉燁(リウ・イエ)と胡軍(フー・ジュン)さんのお二人それぞれについて,一つずつあげるとすれば・・・。(なぜか兄貴キャラの胡軍さんにだけ「さん」づけになっちゃう癖が・・・)

まず劉燁のシーンから。一番好きで,この人上手いなあとつくづく感心したのは・・・
Cap008
↑このシーン。

再会後にアパートで捍東に手料理をふるまった後,台所で洗い物をする藍宇。彼に向って,懐かしげに昔の思い出を語る捍東。

「今住んでる貸家の裏庭に花を植えた」と言う藍宇に捍東は,「今も花が好きなのか。覚えてるか?ある年の俺の誕生日に,部屋中を花で飾って,オレの花粉症を悪化させただろう?」と言う。そして,その台詞に対する藍宇の反応が,すごくデリケートなのだ。

この時の二人は,再会はしても,まだ元の恋人関係に立ち戻ってはおらず,肉体的なヨリが戻るのはこのすぐ後。捍東は自分が捨てた藍宇に対して,どこか後ろめたそうで,機嫌を取ってるような雰囲気も感じる。一方,藍宇の方には,やや身構えているような他人行儀な硬さがある。
Cap232
笑顔で思い出を話す捍東と違って,鏡に映る藍宇の顔は真顔だ。顔を上げ,捍東の顔をいっとき何か言いたげに凝視する。この時の劉燁の表情がいい。まるで古傷に不用意に触れた捍東を咎めるかのような,ちょっと微妙な表情をするのだ。

そして一拍遅れて「・・・そう?」と答え,捍東から視線をそらして,ようやくうっすらと微笑み,「そうだった・・・」と言葉を続ける。
Cap012
藍宇が昔のことをすっかり忘れてしまったのかと思った捍東は,「何もかも忘れているようだな。俺の会社の電話番号も(忘れてたし。)」とからかうが,「忘れた方がいいこともあるから。」と藍宇に返されて,ちょっと気まずそうな顔になる。

あのね,捍東。
藍宇があなたとの思い出や,
会社の電話番号を忘れるわけがない。


でも,楽しかった過去を思い出すのが辛い気持ちもあったから,忘れたふりをしたんだと思うよ。あなたを諦めるのがあまりにも辛かった藍宇は,あなたを忘れようと,思い出を封印して生きてきたのかもね・・・・と,私はこのシーンを観るたびに捍東に言いたくなる。
Cap242
この地点ではまだ藍宇を運命の相手だと自覚してなかった捍東と,捍東だけを深く愛している藍宇。これは,そんな二人の気持ちの温度差がよく表れているシーンだと思う。そしてまた,捍東に捨てられたことが,藍宇をどれほど傷つけたか,というのもよくわかるシーンだ。

鏡を使った演出も,風情があって心憎い。
それにしても劉燁!なんて深くて,それでいて自然な演技。特にこのシーンの彼は,ほんのわずかな表情や声音の変化だけで,藍宇の心情をよく表現していた。考えたり計算して演技してるのではなく,もはや藍宇が憑依しているとしか言いようがない。このシーンを観るたびに,藍宇のいじらしさに萌える・・・。
Lanyu6

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藍宇」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
レッドクリフでフー・ジュンさんのファンになり、運良くこちらのサイトにたどりつきました。

フー・ジュンさんを知ってすぐに「藍宇 情熱の嵐」のDVDを購入し、ますますフー・ジュンファンになった上に、あの作品にはまってしまいました。
さらに、ななさんの日記を読ませていただいたら、本も取り寄せたくなりました。

ななさんの日記、泣きました~。
読んでいると、私の中に残っている映像の断片が美しく、印象的に浮かんでくるのです。
そして、泣きまくりです。
私はななさんのように、美しい文章で表現できませんが、心の全部で感じているつもりです。

あと、日記の中に「トーチソングトリロジー」と書かれていましたが、私、その作品も大好きです。昔、ビデオ屋で5,6回借りました。

今度、ぜひ、ななさんの言葉で「トーチソングトリロジー」の感想を書いていただけたら嬉しいです。

TBありがとうございます。
またお邪魔しました。

このシーン、私も大好きです。
自分自身腐れ縁の相手と二度別れて二度よりを戻すとかいう事をやっておる関係上、このあたりはいつも半端無い共感持ちつつ(笑)見てるんですが、しかしそれ以上に、そんな複雑な心情を、はたちちょっと越えたぐらいの男の子がよくもここまで深く表現出来たもんだ、といつも瞠目してしまいます。
このあとの、転た寝から覚めた捍東に抱きすくめられるときの藍宇の表情なんかもう、ぞっとするほどで……。
怜悧な自分が理性を失っていく自分を静かに俯瞰してるようなあんな顔、どうしてできるんだろうこのひとは、と。

あのときのあの表情ひとつで劉燁に落ちた、と言っても過言ではございません。すごいひとは最初っからすごい。その見本のようなかたですね。

鏡のあっちとこっちで世界がまふたつに分断されているところも、捍東と藍宇の齟齬がたいへんわかりやすく表現されていて好きです。
あと、藍宇の物言いに、
「大人になったな」
とおもわず呟く捍東の、そこにこめられた自身の「老い」への自嘲のようなニュアンスも、とても素敵でした。

はじめまして。こんにちは。ろんと申します。
一ヶ月ほど前に、ふと思い立って「覇王別姫」のDVDが欲しくなり、色々物色しているときに、この「藍宇」がアンテナにひっかかり、そんなに評判がいいならちょっくら見てみるか~なんて軽い気持ちでDVDを購入し…どーしようもなくずっぽりと嵌りこんでしまい、なな様のサイトに出会い、こうしてお邪魔している次第です。

リウ・イエさん、ほんっとに上手いですよね…藍宇にハマッてから見れるものは片っ端から見たんですがこの「藍宇」が一番好きです。(好みの問題でしょうが…)
「上手い演技だなあ」と感心させられる俳優さんっていっぱいいますけど「これって演技なんだよね…?」と見入ってしまう俳優さんって意外と少ない気がします。
しつこいほど何度も見てますが全然「藍宇」は飽きません。いじらしくて、でも自然で…
そしてフー・ジュンさんも見れば見るほどその魅力に引き込まれてしまいます。偶然昔に「東宮西宮」を映画館で見たことがありますが、その時は画面が暗くてよくわからなかったせいか、「藍宇」を見たときに同一人物とは全くわかりませんでした…。
ハントンの軽いプレイボーイな目つきから次第に包み込むようにいとおしいものを見る切ない眼差しへ変化していく様子は、見ていて本当に胸を締め付けられます。
本当に、ななさんの書かれている文章の一言一句に「うんうん」と頷き、一人思い出しては悦に入ってしまいました。

junjunさんこんばんは はじめまして。
リウ・イエの記事に遊びに来ていただいてとっても嬉しいです。junjunさんはフージュンさんのファンなのですね~。レッドクリフの趙雲以来,日本でも彼の知名度が一気に上がり,その関係で「藍宇」もまた遅ればせながらファンが確実に増えていっている気配・・・隠れた名作だと思ってましたから,日の目を見たのはファンとしては嬉しい限りです。
かく言う私も,「藍宇」に出会ったのはわずか1年前で,ほんの偶然・・・レッドクリフのフージュンさんのカッコよさに目を見張ったのはそのあとです。「藍宇」ではもっぱらリウ・イエの健気さにばかり目が行ってましたから。しかし,今ではフージュンさんの魅力にもクラクラ・・。この「藍宇」でも彼の演じたハントンのキャラが今では大好きです。彼もまた愛しい・・・。
今回はリウ・イエのお気に入りシーンの感想ですので,次回はフージュンさんのお気に入りシーンを書きたいと思います。また遊びに来てくださいね。

トーチソング・トリロジーは大好きな作品で,大好きすぎて迂闊に感想が書けずにいた作品なんです。でもいつか感想をアップしたいという願いもありましたので,今度挑戦させていただきますね。リクエスト,ありがとうございました。

レッドさん こんばんは
レッドさんもこのシーンがお好きと聞いて嬉しいです。というか,この,藍宇の部屋に初めて捍東が訪れた夜のシーンって,何もかも全部いいですよね。後述されてる,捍東が藍宇を抱きしめるシーンとか,捍東が「大人になったな・・・」と感慨にふけるシーンとかもみんな。

>腐れ縁の相手と二度別れて二度よりを戻す・・・
おおおお,まさに腐れ縁ですね・・・でも2度もってことは,それは実は運命の相手ではないのですか?
>そんな複雑な心情を、はたちちょっと越えたぐらいの男の子が
>よくもここまで深く表現出来たもんだ、と・・
ほんとに!彼はこのとき22歳くらい?人生経験,特に恋愛経験なぞそんなにドロドロしたもんはまだまだこれからの若い子が,どうしてこうも老成した見事な演技ができるのか?直感で役に入り込む・・・と彼は言ってましたが,自分が体験したことのない感情は普通なかなか演じられないと思うんですよね。まさに天才なんじゃ・・?この子は,って思いました。
>あのときのあの表情ひとつで劉燁に落ちた・・・
あの表情はいいですね~,あのシーンの藍宇の気持ちを,メイキングで劉燁は「一瞬で昔に戻ってしまった」と表現してますが,嬉しいような,怖いような,安堵したような,相反する感情を押し殺したなんともいえない瞳をするんですよね。

ろんさん はじめまして,いらっしゃいませ。

>軽い気持ちでDVDを購入し…どーしようもなくずっぽりと嵌りこんでしまい・・・
同じです。藍宇たちがお互いを「麻薬のようだ」と言っていますが,私にとってこの映画自体が麻薬のような,癖になる汲めども尽きせぬ魅力にあふれた作品でした。

劉燁の作品は私も観れるものは全部観ましたが(本国のドラマだけはまだ未見)やはりこの「藍宇」の演技の素晴らしさ・・・というかキャラの魅力もですが際立っていますね。

>「上手い演技だなあ」と感心させられる俳優さんっていっぱいいますけど「これって演技なんだよね…?」と見入ってしまう俳優さんって意外と少ない気がします。

そうですよね、彼のこの作品の演技は演技に見えない・・・演技をもはや超越しているとしか言いようがなく,まさに「なりきって」いたと思います。役から抜けるのなかなか大変だったというのも納得ですね。

胡軍さんの「東宮西宮」映画館でご覧になったとはうらやましい!何としても観たい作品なのですが,DVDも入手しにくくて未だに観れていない,私にとっては「幻の名作」です。

また遊びにいらしてくださいね~。「藍宇」の魅力をいろいろおしゃべりしたいです。


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