« アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン | トップページ | アパルーサの決闘 »

2009年7月 8日 (水)

劔岳 点の記

1_2
明治時代末期に,陸軍参謀本部陸地測量部(現在の国土地理院)が北アルプスの立山連峰で実際に行った山岳測量を題材にした作品。日本地図を作るために,前人未到の劔岳登頂に命を賭けた男たちの物語だ。

あらすじ: 明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出し……。(シネマトゥデイ)
001
不屈の信念を持って為すべきことをやり遂げた男たちの物語を,同じく不屈の信念をもった監督が,妥協することなく緻密に撮りあげた作品だった。その見上げた職人魂に,惜しみない拍手を贈りたい。

撮影助手出身だという,木村大作監督の映像の素晴らしさ。この映画の真の主役ともいえる,立山連峰の大自然を,目が覚めるほどクリアで美しい色彩と雄大なカットで映し出した各ショットには,ただただ息を呑むばかり。

008
全編CGを一切使ってない
,という監督のこだわり。どうやって撮ったんだろう。」「日本にもこんな美しい場所があるのか・・・」と何度も心の中で唸りながら,大自然の美しさと厳しさは表裏一体だという,劇中の台詞に深く感銘。

手抜きすることなく,丹精込めて作り上げた作品は,やはりCG作品とは一線を画する重厚な輝きがあり,撮影するスタッフも,そしてそれに付き合った俳優陣もどんなにか大変だったろうと,その苦労が偲ばれる。聞けば,数ショットの場面のために俳優たちは9時間も山道を歩かされたとか・・・・うわぁ。

・・・と,ここまで映像のことばかり褒めてきたが,もちろん見どころはそれだけではなく,劔岳の登頂達成を通して,明治という時代に生きた人々の持つ強靭さや真摯さや,礼節を重んじる精神などなど・・・・日本人であることが誇らしくなってしまうような感動が詰まった物語だった。

劔岳登頂を目指す人々・・・・。
007
主人公の測量官,柴崎芳太郎(浅野忠信)は,功を焦らず常に冷静に使命を果たそうとする誠実な人物で,予測のできない事態が連発する一行を率いるには,最高の司令官だったと思う。彼の礼儀正しく思いやりの深い人柄に触れるうちに,最初はぎこちなかった人足たちの心も,次第にひとつにまとまっていく。

浅野さんって私はこの作品が初見だったのだけど,和製ショーン・ビーンにも見えなくもない,お顔は地味ながら,なかなかカッコいい御仁で,スタイルや姿勢がいい!(足長っ!)
003
そしてもう一人の主役といってもいい,山の案内人を務める宇治長次郎(香川照之)。まぁ,これ以上のハマり役はないでしょう。山のような荷物を背負って蓑や菅笠を身に付けた扮装のよく似合うこと!

謙虚で寡黙で,なんとも頼りがいのある山歩きのプロ,長次郎。ウィキで調べたところによると,登頂するときに登った三ノ沢雪渓は,彼の名にちなんで,長次郎谷,または長次郎雪渓と呼ばれているそうな。とにかく山が好きで,自然が好きで,純粋にその能力を使ってお役に立ちたい・・・というひたむきな思いが全身から伝わってくる香川さんの演技に今回も脱帽。

しかし,演技力だけでなく,
相当な体力が要っただろうな・・・この役

ほんに,御苦労さんでした。m(_ _)m
004
あと,仲村トオルさん(ダンディ!)だとか,宮崎あおいちゃん(日本女性の鑑!)だとか,役所広司さん(渋い!)だとか,笹野高史さん(今回はヤな役)だとか,そのほかも,脇役に至るまで名優ぞろい。

鑑賞後は,ごく自然に衿を正したくなる作品だった。これからはどんな小さなことにも誠実に,困難にめげずに頑張ってゆこう・・とか,評価されてもされなくても,自分の務めは最後まで果たそう・・・とか,そんな思いにかられてしまった。・・・願わくば,この思いが三日坊主になりませんように。

« アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン | トップページ | アパルーサの決闘 »

映画 た行」カテゴリの記事

コメント

ななさん、こんにちは~♪
夏休み直前でお忙しいでしょうね。
プロフ写真がまたまた変わって、相変わらずお綺麗です~♪

木村監督って相当無茶を仰る方のようで、「登って降りることだけを考えろ!撮影のことは考えるな!」っていつも言っていたとか(笑)
「撮影のことは考えるな」という現場は初めてだったって浅野さんと香川さんがインタビューで言ってました。
メイキングも見たくなりましたよ。

どうもで~す。
凄い映像でしたよね。
あの雲海のシーンは、しばし見ほれました。
こういうのを見ると、やっぱ神っているのかも・・と思ったります。
で、何!!??浅野が始めて??
そっちにびっくり。
そうすっか。珍しいかもよ。
強く意識し始めたのは「五条霊泉記」辺りからですが、少々エキセントリックな役柄が多く、こういう普通の人のほうが違和感を感じちゃいますわ。
最近は、こうい普通の人役の多くなりましたが。
ぜひ、いっぱい開拓してください。
浅野君の山形弁は、いまいちでした。

ななさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪

CG映像が当たり前となってる昨今の映画界ですが、その当たり前に背を向けて全て本物にこだわった本作の映像の数々は、木村大作の監督としての妥協を許さない点や、名カメラマンとしての手腕も随所に盛り込まれた傑作でしたねぇ♪
柴崎たち測量隊の高潔な生き様にも感動しましたし、最後には山岳会とのわだかまりも消え、劔岳登頂という偉業を共に成し遂げた『仲間』として讃え合った姿にもホロリと涙が・・・・。憎たらし~!と思ってた自分の器の小ささを恥じてしまいました(汗

ななさん、こんにちは。
この映画、俳優のもともとの演技力ももちろんあるでしょうが、演技なしって感じもしませんか?
あの場にいて、あの体験をしたら、本心から自然とあのような演技でない演技になりそうな気がしますよー。
自然って素晴らしいですね、それを見せてくれたこの映画も(^^)

ななさんTBぉコメントありがとう
とにかく監督のこだわりが映像にヒシヒシと感じられましたよね。
ななさんのブログに掲載されている写真もナイスシーンばかりです。
宇治長次郎役の香川照之さんだけが、明治の男という香りがプンプン匂ってきますね。まさにダントツのハマリ役でした。
その他豪華キャストのオンパレードも凄い。もったいないくらいでした。
実在した人物の本当にあったお話というところに感動しました。

ななさ~ん、こんにちは!お写真のななさん、超キュート~!!夏らしくてとっても爽やかです(^^)b

本作、ただいま大ヒット中ですよね、日本地図というと、どうしても伊能忠敬が頭に思い浮かんじゃうのですが、いろいろな方がいらしたのですね、最近思うのですが、やっぱり実在の人物を描く物語ほど、心に訴える作品って、ないように思います。

山の話といえば、数年前にTVで観た「八甲田山」で号泣した覚えが・・・自然は、おっしゃるように美しく、同時に厳しいですね。

ミチさん こんばんは

夏休みまで1週間ですね~(ぜいぜい
まぁ,うちは2学期制で,成績をつけるのは9月末なので
その点はまだマシですけど,それを抜きにしてもバタバタしてますね・・・たしかに。

・・・んなわけでレスも遅れて申し訳ありません。(*_ _)人

>「登って降りることだけを考えろ!撮影のことは考えるな!」っていつも言っていたとか(笑)
えええ~っ,そんな無茶(いや,思いやりか?)なことを!
でも確かにあれを自力で登って降りて,そのうえ演技までしろと言われたら・・・・

演技の必要なしって,つまりはやっぱり主役は「山」なのかな?ムフ。
俳優さんたちの命がけの舞台裏・・・メイキングもぜひ観てみたいですね。

sakuraiさん こんばんは

どの映像も神々しいまでに美しく
それが人間の手の入ってない場所ばかりなので余計に
人知を超えた存在・・とかも自然と連想したくなりますよね。

>で、何!!??浅野が始めて??
>そっちにびっくり。

お名前は知ってたんですけどね。
「モンゴル」の話題で。
でもお顔と名前が結びつかなくて。
ふーん,地味なお顔だから,こういうまじめキャラ専門かと思ってたら
・・・そうでもないんですね。
エキセントリックな浅野さんも,ぜひ観てみたいです。

メビウスさん こんばんは!

CG映像に慣れた目には,本物の映像の持つ深みや奥行きが
ほんとに新鮮に感じられました。
それにしても,あの大自然を,そっくりそのままの美しさで
いや,きっと実物以上に美しく撮り上げた監督の手腕と執念には脱帽ですね。

山岳会のメンバー,最初はとってもイヤミに感じて
持ち物や服装も・・・金持ちの道楽にしか見えなくて,私もいらっとしましたよ。
まぁ,仲村トオルだから,最後はああいう爽やかな展開になるだろうな~という予想はしてましたが。

たいむさん,こんばんは

>この映画、俳優のもともとの演技力ももちろんあるでしょうが、演技なしって感じもしませんか?
そうですね,たしかにそんな気がします。
あれだけのサバイバル体験,そしてあの雄大で神秘的で厳しい自然を目にすれば
誰でもあんな表情になるでしょう・・・・
ま,ドラマ部分ではかれらはきっちり演技をしていましたが
それも付け足し程度に感じられるほど
「自然」の存在感が大きかったですよね。

ケントさん こんばんは

>宇治長次郎役の香川照之さんだけが、明治の男という香りがプンプン匂ってきますね。
>まさにダントツのハマリ役でした。
彼は演技も素晴らしいですが,今作では特に容貌もピッタリだったかも・・・。
それに謙虚で誠実,努力家という雰囲気も全身からにじみ出ていましたね。

実在する人物たちの物語ということで
同じ日本人として誇らしい思いにかられました。

JoJoさん,こんばんは

>お写真のななさん、超キュート~!!
いや~,前のは顔がアップすぎてナンだったので変えたのですが
キュート・・・なんて褒めていただけるトシでもありません・・・

この映画,やっぱり大ヒットしてるんですね~
「おくりびと」同様,中高年齢層の鑑賞者が多いようです。
>日本地図というと、どうしても伊能忠敬が・・・・
そうなんですよね,彼が一番有名で教科書にも載ってますけど
柴崎芳太郎さんみたいな人たちもたくさんいたんですね。
感動もしたし,とっても勉強にもなりましたよ,この映画。
「八甲田山」の撮影に携わったのが,この「劔岳」の木村監督ですね。

ななさん、こんにちは!

日本人の礼節というものを感じましたよね。
僕は初登頂をしようとする場面が好きでした。
原作の新田次郎さんの息子さんは、「国家の品格」を書いた藤原正彦さんなんですね。
なんとなくわかるような気がします。

ななさん~ こんばんは~~♪
コレは見ごたえがありそうですね~。
こういう映画こそ大画面だろうなぁと思いながら、余裕がありません(涙)
今月はお子ちゃま映画三昧~なので(くすん)

笹野さんが今回ヤな役~が気になる・・・

プロフ写真、みなさんおっしゃってますがホント、ステキです♪
夏なのに爽やか~~~(私、自分が暑苦しい顔なので(爆)涼しげな方好き!)

劔岳といえば四国の名峰・・・
地元の話ということで、見にいかれたのかな?

・・・・と思ったら、それは「剣山(つるぎさん)」でした ああ勘違い
ちなみに調べてみたら「剣山」も全国のあちこちにあるみたいですね

四国の剣山には登られたことありますか? 確か国語の教科書に、そこでガイドを務めていた方の話が載っていたような・・・

PS.新しいプロフ写真、お美しいですね

はらやんさん こんばんは

日本人って素晴らし(かった)じゃないか~!と思わず叫びたくなるような作品でしたね。
現代に生きるわれわれも,同じ伝統や気質を受け継いでいるわけですから
頑張らねば!と思ってしまいました。

>原作の新田次郎さんの息子さんは、
>「国家の品格」を書いた藤原正彦さんなんですね。
ほ~,そうなんですか!それは知りませんでした。
やはり親子で通じるものがあるのですね。

マリーさん,素晴らしい映画ですよ~,これ。

>こういう映画こそ大画面だろうなぁと思いながら・・・・
絶対大画面でご覧になるべき作品ですが
そっか~,夏休み間近で子供向けの大作が目白押しですもんね。
こちらは明らかに中高年向け・・・くふふ。

プロフ写真,褒めてくださってありがとう~
>夏なのに爽やか~~~
でもこれは夏じゃないのよー,5月の連休に瀬戸内海の島にいったときの写真。
>私、自分が暑苦しい顔なので・・・・
何をおっしゃるマリーさん!スタイル抜群じゃないですかぁ。

SGAさん こんばんは

剣山・・・よくご存じで!四国の霊峰っちゅうか
私の住む徳島県では,登ろうと思えばいつでも登れるくらい身近な山ですね。
山頂のロッジで泊まった・・・というか泊まらされたことありますよ。
中学校の一泊研修で。・・・・アウトドア大っきらいの私にとっては
苦行以外の何物でもなく・・・

剣山にはソロモンの秘宝,モーセの契約の箱が隠されてるらしいです。(←信じてない)

>PS.新しいプロフ写真、お美しいですね
ありがとうございます・・・照れますです。

ななさん、こんばんは♪
感想は書いてませんが遊びにきちゃいました!(*^ω^*)ノ彡

実は私、恥ずかしながら・・・測量隊の方々が、地図を作るために
あのような命懸けの苦労をしていたなんて知りませんでした。
「誰かが行かねば道はできない。」
なんてプロフェッショナルなのーー?!(涙)
そして、CG無しの素晴らしい映像の数々…(←チョットチガウ)
日本の山って、あんなに美しかったんですね~感動!
特に、春~夏~秋・・・彩られた山々には私も心の中で唸ってしまったわ。
そして冬の山は恐ろしかったぁ~
“大自然の美しさと厳しさは表裏一体”、まさにその通りでした。
俳優さんも撮影スタッフも大変だったでしょうね

香川さんは文句無しの長次郎さんだったし、龍平君の成長も良かったですね。
浅野さんは『母べえ』で好きになりましたが、こちらの役もハマってたわ~
この映画は、映画館の大きなスクリーンで是非!!ですね。

Anyさん 遊びに来てくださってありがとうございます。
お返事遅れてしまってごめんなさい。

>実は私、恥ずかしながら・・・測量隊の方々が、地図を作るために
>あのような命懸けの苦労をしていたなんて知りませんでした。
私ももちろん知らなかったわ~。
あの時代の人たちの苦労や仕事に賭ける意気込みには
崇高なものさえ感じてしまいますね。
この仕事に限らず,なんでも最初にチャレンジする人ってみんなそうなのかもしれないけど
こういう偉業を目にすると,やっぱり「男の仕事」って凄いなって思えます。
そして,普段なら絶対に目にすることのできない大自然を見せてもらえたのにも感動!
心が震えるとはまさにこのことですね。

浅野さん,「母べえ」にも出てるのですか~
あれは未見なのだけど・・・
お顔立ちや雰囲気のせいか,あの時代の役がよく似合いますね。

ななさん、こんにちは~。コメントありがとうございました。
立山って私は行ったことないんですが、やっぱり一度は行ってみたいと思いました。
でも、あの険しい山に登る自信はないのですが。。ロープウェイとかで(爆)。
浅野くんの映画、初見って意外だわ~。
最近コマーシャルにも結構出てるし、彼もすっかりメジャーですね~。
監督も、浅野くんの作品は観たこと無くて、写真だけでオファーしたとか。。
すごいよね、やっぱり滲み出るものがあるんだろうね。
いい作品でした。

真紅さま こんばんは!

夏休み,いかがお過ごしですか。
>立山って私は行ったことないんですが、やっぱり一度は行ってみたいと思いました。
う~~ん,私も車で麓までなら行ってみたいです。(←運動きらい)

>浅野くんの映画、初見って意外だわ~。
うふふ,皆さんにビックリされるんですよ~
「モンゴル」観たいと思うんですが,DVDみつからないのよ。
彼,地味顔だから,コマーシャルで目にしても覚えてなかったかも。
でも古風で凛々しい顔してますね。こういう役ぴったりだわ。


ななさんブログ2周年おめでとうございますね。いつもグズですみませんが。

もう上映が終わるー!とあせって見てきました。!美しくも厳しい山々の自然。吹雪や暴風雨のシーンには見てるこっちもヒヤ~っとなってしまいました。こんなのは初めての経験です。誰か死んじゃったらどうしよう、とハラハラしっぱなしでしたがそんな事もなく。でも下山の方が危ないんだよね、気が緩むから。
とっくに登頂してた修験者アッパレ!錫杖は今、立山の博物館にあるそうで。
立山には今はラクーに行けるけど(いやアルペンルートだけね、登山はしません)私が行ったときは幸い天候にも恵まれましたが、その時は本当に綺麗でした。なので測量隊の方々何を好き好んで遭難してもおかしくない時期に行くのや~!と突っ込みました。山岳会との競争はわかるが夏に行けよ!と。
ところでこれ見てる間、どっかの山映画を思い出して困った。ハハハ。

garagieさん,こんばんは
すっかりご無沙汰しておりますがお元気ですか?
お祝いメッセージもありがとうございました。

この作品はほんと,人よりももしかしたら山の大自然が主役なのかもしれません。
こんな絶景が日本に存在するなんて・・・!と何度も息をのみました。
garagieさんは立山も行かれたことがあるのですね~,(尊敬のまなざし)
アウトドア全般が苦手なわたくしは,登山にはまったく興味はないのですが
それでもこの映画を観て,その苦労の何百分の一くらいは想像できたかな?
俳優さん,ほんとに撮影大変だったみたいですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 劔岳 点の記:

» 『劔岳点の記』 (2009)/日本 [NiceOne!!]
監督・撮影:木村大作原作:新田次郎出演:浅野忠信、香川照之、宮崎あおい、小澤征悦、井川比佐志、國村隼、夏八木勲、松田龍平、仲村トオル、役所広司公式サイトはこちら。<Story>明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎(浅野忠信)は、突然...... [続きを読む]

» 映画 【剣岳 点の記】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「剣岳 点の記」 新田次郎の同名小説の映画化であり、名カメラマン木村大作の初監督作品。 おはなし:明治40年、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)は、宇治長次郎(香川照之)を案内人とし、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑むが・・・。 ただひとつ空白となっている剣岳の頂に三角点を立て日本地図を完成させよ! 陸軍の威信にかけても、日本山岳会よりも早く剣岳に登頂せよ! 陸軍の威信なんて知ったこっちゃないですけど命令には逆らえない。 柴崎と宇治は測量の半年前に剣岳にリサーチに出... [続きを読む]

» 剱岳 点の記 [迷宮映画館]
やはり、この映画の見どころは、映像の切り取り方と、風景に尽きる。 [続きを読む]

» 【映画】劔岳 点の記 [新!やさぐれ日記]
▼動機 景色がキレイだったので ▼感想 DVDに付くであろう特典映像を見たい ▼満足度 ------- おいとき ▼あらすじ 明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出す。 ▼コメント 満足度がおいときなのは、とある... [続きを読む]

» 「劔岳 点の記」みた。 [たいむのひとりごと]
理由は「軍の威信」を守るため。軍上層部からの「何が何でも前人未到の剣岳”初登頂”をものにせよ」との「命令」に、一介の測量手が逆らえる筈もなし。命懸けともいえる剣岳へのアタックに一発勝負で臨ま無ければな... [続きを読む]

» 「劔岳 点の記」 仲間たち [はらやんの映画徒然草]
「何故山に登るのか?」 この問いに「そこに山があるから」と答えたのは、エベレスト [続きを読む]

» 【シネマ・こむぎスタイル】第49回 劒岳 点の記 [ワーキングマザースタイル[wmstyle.jp]]
6/20公開の映画「劒岳 点の記」(つるぎだけ てんのき)の試写会に行って来ました。 いつも行くシネコンで、この映画のチラシや、宣伝用の新聞を読み「公開されたら絶対に観よう!」と思っていました。 観... [続きを読む]

» 「劔岳 点の記」映画感想 [Wilderlandwandar]
新田次郎の同名小説を『八甲田山』『火宅の人』などの名カメラマン、木村大作が初メガホンを取った作品。 元々原作も読んでいて [続きを読む]

» 「剱岳 点の記」夏に涼しい映画 [ノルウェー暮らし・イン・London]
夏はホラーと誰が決めたの? 観るなら、こんな雪山登山がいいかも♪ 勿論、吹雪いて、遭難しかけて、雪崩に埋まったり・・・・・ほ~ら、涼しくなった~ [続きを読む]

» 映画の日に「劔岳 点の記」と「火天の城」を観てきました [銀の森のゴブリン]
 11月1日は映画の日。久々に映画館(電気館)へ行ってきた。映画館で映画を観るの [続きを読む]

« アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン | トップページ | アパルーサの決闘 »

フォト

BBM関連写真集

  • 自分の中の感情に・・・
    ブロークバックマウンテンの名シーンの数々です。
無料ブログはココログ