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2009年4月30日 (木)

グラン・トリノ

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今更ながら・・・イーストウッド翁はすごい!
監督としてもだが,俳優として・・・この作品で彼が演じた頑固老人ウォルト。これほど惹きつけられるキャラクターは初めてかも。

それにしても,グラン・トリノって,何のことかと思ってたら,車 の名前だったのか!
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あらすじ:
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。(シネマトゥデイ)

ウォルト爺さんの偏屈ぶりときたら,筋金入りだ。

最近の若者のファッション,息子一家の言動,隣人のアジア人一家の存在,しつこく訪問してくる教会の神父・・・・彼にとっては,何もかもが気にいらない。話しかけられれば,とびっきりの憎まれ口で答え,ときには犬のように低く唸ることも・・・・。彼は朝鮮戦争での苛酷な戦いの体験があり,アジア民族には容赦のない偏見を抱いている。
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何といおうか・・・・もう,この一筋縄ではいかない頑固爺さんを,まるで演技とは思えないくらい自然に演じているイーストウッドが凄いのである。渋く枯れた味わいが,なんとも魅力的なのである。身内からは嫌われるタネになっている毒舌までが,「お見事!」と言いたくなるくらい決まっているのである。特に行きつけの理髪店のイタリア人店主との毒舌合戦は楽しい。

お話自体は中盤まではそんなに大きな動きはないものの,この,イーストウッド演じるウォルトを観ているだけで満足している自分がいた。「次にどんな言動をやらかしてくれるかな?」と待ち構える感じだ。
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そんなウォルトと隣人のモン族一家との交流。
アジア人に対して偏見の塊だったウォルトが,次第に彼らとの絆を強めていくあたりは,微笑ましい。最初食べ物に釣られる・・・というあたりも可笑しくて。

特に若者タオとの,親子にも似た友情は,心温まるものがある。(タオ役の青年の素朴さがまたよい)。人生の先輩として,ウォルトはおそらく実の息子にも伝授しなかった処世術をタオに教えたりする。

このまま平和に終わるはずないよな~と思っていたら,やはりタオ一家とチンピラとのトラブルが起こって,ウォルトはある決断を迫られることになる。
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ダーティハリーのような活躍をするのかと思っていたら・・・・
ウォルトのとった解決策には泣けた。その気骨と潔さ・・・・彼は結局,最後の最後まで心憎いまでにカッコよかった。

イーストウッド作品にしてはソフトな部類の物語なのだろう。
さりげなく,あたたかく,笑いも,涙もほどよく散りばめて。エンドロールの歌の1番を歌っているのはイーストウッド本人?味わいのあるハスキーボイスを聴きながら,しばらく席を立てなかった。

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映画 か行」カテゴリの記事

コメント

こんばんはー。
 この作品、私はウォルトの「闘いを知っている(強い)が故の、真の優しさ」を、タオの「闘いを知らぬ(弱い)が故の、カタルシスを求める行動」との対比によって強く感じました。こういう男になりたいものですが、私は残念ながら、映画観賞中という「安全地帯」にいる状態であっても、その選択肢をラストでは予想すらしていませんでした。どうやら、正真正銘のヘタレのようです。orz
 それにしてもイーストウッド監督の作品は本当にハズレがありませんねぇ...。ええ、「チェンジリング」「ウォッチメン」と並んで個人的には今年最も満足度が高いです。

ほんと、かっこ良かった。
演技とかじゃなく、すごく自然な感じがするので、心にものすごくはいってきますね。ウォルトじいさんが、次第にタオ少年に世話を焼きたくてしかなくなってくるのが、見てて面白かった。懺悔も、たくさんあるのかなと思ったら、びっくりするほど少なくて。かわいらしい感じがするんですよね。
私は、作品というより、イーストウッドさんが、今思ってる、いろんな事が、自然に映像となって現れてるもののような気がしました。
映画作品としてじゃなく、別格に位置づけたい気持ちがします。

うーん、イーストウッド“翁”かあ…私自身の年齢も鑑みて、年月のうつろいを実感せずにいられませんねえ。
他の方はともかく、私はあの毒舌やら人種に関する問題発言っぽいのも全部かれの本音だと思っています。
いや、人種に限らず隣人に対して抱く、ごく普通の感情でしょう。

───と同時に、ウォルトと同じようにそれがいろんな体験をするうちに、彼の中で年月と共に変化していったことも。だからこそこの脚本に同調し、ふたたび俳優として演じてみる気になったのでしょうし、観ている我々にも思い当たるフシがあるからこそ、あのリアルさがあるんではないでしょうか。

『スラムドッグ〜』へのあたたかいコメント、本当にありがとうございました。末筆になりましたがお礼まで。

あー、観られたんですね~♪
コレは良かったですね!
全体的にユーモアラスを散りばめながら(あの低い唸り、いいわあ)、最後の決断に向けての緊張感が高まっていく構成は正攻法のドラマの見せ方ですね。
でもウォルトの最終行動が凡百の復讐劇とは全く違ったわけで。
あそこでの衝撃とその後にもたらされる感動は言葉になりませんでした。
エンドロールの歌、気になってたんですが、やっぱりイーストウッドが歌ってますよね?
音楽にまで才能を煌かすってどれだけ多才なんでしょう。
この作品を見て、その後『スラムドッグ$ミリオネア』を観てしまい、その日は良作におなかいっぱいになりました♪

ななさん~こんにちは!
これ、私も凄く良かったわ~。
ななさんと同じに、この爺さん(失礼)だけ見てるだけでも楽しめる・・なんて思っちゃったわ。

私は、あの女の子が結構勇ましく、はきはきしてるのを見て、同じ東洋人の女の子として嬉しかった反面、だいじょうぶか~~?!そんな強気で大丈夫なのか??って、すんごーーく心配してたのよね・・・
そうしたら、、、、、あうぅ・・・・。
やっぱりか・・・って・・・。

またまたお邪魔します。
いい作品が続く今日この頃ですね。
洋画はあまり観ないのですが、ここ数日でかなり目覚めてしまった私です。
クリント・イーストウッド、かっこよかったですね。
最初の頑固オヤジと最後の闘うヒーロー、このギャップがすごい!
最後の練りに練り上げた手段を思い出すだけで溜息が出てしまいます。
歌はイースト・ウッド氏ですか!私はあの歌が流れてきたらもう涙ボロボロでした。

マサルさん こんばんは
>「闘いを知っている(強い)が故の、真の優しさ」を、
>タオの「闘いを知らぬ(弱い)が故の、カタルシスを求める行動」との対比によって強く感じました。
そうですね!ウォルトとタオの,年齢や経験の違いからくる対比が上手く描かれていたと思います。
それにしても,イーストウッドの演じたウォルトの一徹な格好よさは,まさにサムライのそれみたいで・・・
あの選択肢は私もまったく予想してなかったです。

>それにしてもイーストウッド監督の作品は本当にハズレがありませんねぇ...。
監督としても,俳優としても,まさに天才ではないかと思います。

>ななさま
大絶賛のジジイですが、監督と主人公が二重写しになります。このような作品をさりげなく作り上げるところが凄いです。かっこよすぎます。
小道具、装置がまたお上手。ゆっくりみたらえらいことになってそう。
それより、この作品が落とし前になっていないか気がかりです。

kinoさん,おはようございます。

これはほんとにいぶし銀のような味わいの,同時にハートフルな愛すべき作品でした。
「チェンジリング」や「ミスティック・リバー」等とはまた別のイーストウッドの魅力があったような。
ウォルト老人が,イーストウッドその人に見えちゃって・・・・。

>懺悔も、たくさんあるのかなと思ったら、びっくりするほど少なくて。かわいらしい感じがするんですよね。

そうそう,実はナイーブで純情な一面が出てましたね。
愛妻家だったんだなぁ・・・とも感じてニヤリ。
神父さんも「それだけ?」と拍子抜けしてましたねぇ。

>私は、作品というより、イーストウッドさんが、今思ってる、いろんな事が、自然に映像となって現れてるもののような気がしました。
まさにそんな感じ!ご自分の主義をさりげなく語ってくれたような感じで。
そしてそれが,万人が深く共感できるものであるということが,また素晴らしかったと思います。


よろ川長TOMさん,おはようございます。

>イーストウッド“翁”かあ…
うふふ,私は実は彼の若い頃の作品,観てないというか
その頃の私は,映画が趣味ではなかったのですよ。
(まー,私も小学生くらいでしたが。)
初めて彼を観たのは「マディソン郡の橋」で。
そのころはもう彼は私からみれば立派な「初老」の域でした。
で,なんか最初から「翁」というイメージがあるんですね,イーストウッドさん。
>他の方はともかく、私はあの毒舌やら人種に関する問題発言っぽいのも全部かれの本音だと思っています。
>と同時に、ウォルトと同じようにそれがいろんな体験をするうちに、彼の中で年月と共に変化していったことも・・・
「硫黄島~」のような作品を撮ってくれたことから考えても
彼のアジア民族に対する温かい視線を感じますよね。
この「グラン・トリノ」では彼はポーランド系の白人という設定だし
親友の床屋さんはイタリア系だし
さまざまな人種や民族が共生している作品だと思いました。

リュカさん こちらにもありがとう!

イーストウッドの唸り,最高でしたね。
気難しい犬が唸ってるような「ううううう~~~」という感じで。
彼が唸るたびに劇場ではクスクス笑いが。

>ウォルトの最終行動が凡百の復讐劇とは全く違ったわけで。
ああいう復讐もあるんだなぁと。
己を犠牲にして・・・というところがなんとも。

>エンドロールの歌、気になってたんですが、やっぱりイーストウッドが歌ってますよね?
耳にしたとたん,「あ,彼の声だ」と思って涙が・・・。
調べてみたんですがやっぱり1番は彼自身が歌っていて
2番からは歌手の声に変わっていましたね。
私もリュカさんと同じく,「グラン」の後に「スラムドッグ」を観ましたよ!
良作が続いたわけで,ほんとお腹いっぱいになりました。

latifaさん,こんばんは!

すっごくよかったですね,これ!こんなテイストとは予想してなかったのですが
とても惹きつけられる作品です。
イーストウッドは・・・天才ですねぇ。今更ながら。

>この爺さん(失礼)だけ見てるだけでも楽しめる・・
自分の親だったらちょっと困るけど,なんとも味わいのある頑固じいさんでしたねぇ。
演じるイーストウッドがこれまた素晴らしくて。

タオの姉のスーははっきりとした気性と聡明さがとても好感がもてて
ウォルト老人も彼女を通して隣家と絆を深めていくのですが
たしかにアメリカでそんな強気じゃ危ないよ~と私も心配でした。

孔雀の森さん,こちらにもありがとう!
アジア作品専門の孔雀の森さんが,続けてハリウッドものを鑑賞って
凄いことですよね!
でもほんと,今年の洋画の豊作ぶりには,私も嬉しい悲鳴をあげてます。
邦画だって頑張ってるし,どの作品を観ても感動ばかりで・・・
これは2009年度の私的ベスト10って選ぶの迷いそう・・・

>最初の頑固オヤジと最後の闘うヒーロー、このギャップがすごい!
イーストウッドはもともと闘うヒーローというイメージはあったのですが
頑固オヤジのイーストウッドは観てて楽しかったですよねぇ。

エンドロールの歌を聴いて私も涙・・・
彼が作曲するのは,過去作品でも知ってましたが
歌も歌えるとは思ってなかったです。
味のある歌い方で,なんともいえない魅力が・・・
今作の音楽担当にはイーストウッドの息子さんも着手しているそうですよ。

とみさま,こんばんは
>大絶賛のジジイですが、監督と主人公が二重写しになります。
ほんと,「大絶賛のジジイ」の魅力に尽きる作品かと。
イーストウッドの人生観が織り込まれた作品とみると
また彼の素晴らしさが感じられますよね。
うーん,老年に達して,この達観・・・・
真似したいですよね,こういう突き抜け方というか,
悟り方というか・・・まだ老年には早いけど
お手本としたいと思いましたわ。

ななさん、こんばんは

某映画誌で読んだのですがグラン・トリノには「聖なる三位一体」の意味もあるとか。ほんまかいな

本作では冒頭では手が付けられないほどの困ったじいさんでしたが(笑)、監督としてのじいさんはほとんど俳優にダメだしをしない、それはおだやか~な方であるそうです。そんなところもまた尊敬しちゃいますね

日本にもハリウッドにも、いまこれほどまでに魅力があり、愛されてるジジイはそうはいないと思います。まったく憎らしいジジイです。だからまだ役者続けてほしいなあ

ななさんコメントありがとう
この映画は老若男女だれでもが感動する映画です。映画はこうありたいものですね。
イーストウッドの「夕陽のガンマン」が無性に見たくなりました。(^^♪
床屋とのやりとりは、ホントに微笑ましかったですね。ラストは、目には目をでは解決しない事を悟ったあげくの結論だったのでしょうね。

SGA屋の用心棒さん,こんばんは

>グラン・トリノには「聖なる三位一体」の意味もあるとか。
ほほぉ「三位一体」!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
宗教用語では「父と子と聖霊」の3つが一体なんですが
グラン・トリノの場合,その3つに当たるのは何なんでしょう???・・・ようわからん。

イーストウッド爺さんは監督のお仕事中は穏やかな御仁なのですね。
ますます好感度・・・で,あんな苦虫をかみつぶしたような表情の演技がよくできるなぁ。
監督ももちろん役者としても
もっともっと彼の作品を観たいですねぇ。


ケントさん こんばんは

>老若男女だれでもが感動する映画です。映画はこうありたいものですね。
誰もが心の中に持っている問題をテーマにしていたから
余計にみんなの心の琴線に触れたのかもしれませんね,この作品は。

>ラストは、目には目をでは解決しない事を悟ったあげくの結論だったのでしょうね。
これまでの人生,特に朝鮮戦争での体験から悟っていたのでしょうね。
なかなか真似のできない人生の締めくくり方でした。

こんばんは。

やっぱりエンディングの一番目の歌はイーストウッド自身ですよね?!
あそこでぐっと来ますね。それはそのまんま、我々の心にイーストウッドという人が残る残り方と同じなのかも知れませんね。
出演作としては最後だなんていわれていますが、その存在をリアルにスクリーンで観ることができなくなったとしても、何だかずっとずっと(もしかして、より大きく)その存在を感じることになるのかも知れません。
・・・だなんて、もしかしたらまた出演作品(主演じゃなくても)が観られるかも知れませんよね。(*^_^*)

ぺろんぱさん こんにちは

>やっぱりエンディングの一番目の歌はイーストウッド自身ですよね?!
>あそこでぐっと来ますね。
人間性が声ににじみ出ていますねぇ。
とくに「♪マイ・グラントリノ~」の部分で涙・・・
声の枯れ具合がまたすごくよい感じで・・・。

>出演作としては最後だなんていわれていますが、その存在をリアルにスクリーンで観ることができなくなったとしても、何だかずっとずっと(もしかして、より大きく)その存在を感じることになるのかも知れません。
そうですね,出演が最後だと言われてるせいもありますが
この作品の余韻の凄さは,役者としてのイーストウッド本人の余韻そのもののような気もしました。
私はこれまで彼の大ファンではなかったですが
いきなりだーい好きになってしまいました。


イーストウッドが最後にとった行動は本当に驚きでした。
西部劇のヒーローだった男が俳優最後の作品をこういう形で締めるか~と思いましたもん。

でもあれも彼なりの人生というものへの答えなんでしょうね。

こんにちは(^^)
イーストウッドは凄いですね~。
ウォルトの偏屈さをとても自然に(笑)演じていて、見ていて気持ちいいくらいでした。
そして最後に彼がとった行動には思わず涙が。。。
心に残る作品でした~。

こんばんは!
>イーストウッド演じるウォルトを観ているだけで満足している自分がいた。
そうそう!そのとおりです。
彼が犬みたいに低く唸ったり、食べ物の匂いを嗅いで
「こりゃうまそうだ」って懐いていく感じが可愛かったですね。(笑)
裏表のないとても人間的な人なんですよね。
コワルスキーって。でもちょっぴりシャイなところも多くて・・・江戸っ子の頑固おやじって感じでした。
タオ君、なかなか大人の世界のジョークもうまくなってましたね。(爆)
床屋のおやじは「ファーゴ」の人のよい旦那さんや
「ゾディアック」の容疑者など幅広い活躍してる方ですね。よい関係だったと思います。

こちらにもお邪魔します~
私イーストウッド監督に苦手意識持ってたんですけど・・
全撤回です!すごい映画でした~
街角のスケールの小さい話なのに、残る余韻の大きさっていったら。
ダーティーハリーも大好きなんですけどそれと
決別するようなラストでしたね~!
「翁」っていうのがぴったりですネ^^
すごいいかめしい感じが~

最近観たいのが団子になってて首がまわらないです^^;

にゃむばななさん こんばんは
いつもコメントありがとうございます!

>西部劇のヒーローだった男が俳優最後の作品をこういう形で締めるか~と思いましたもん。
私も「許されざるもの」のような復讐劇をつい予想してしまったので
あのラストには驚きました。
イーストウッドの人生観・・・いちどじっくりと聞いてみたくなりました。

またまたお邪魔しま~す♪
ななさんの←の聡明なお顔のお写真を見る度に身が引き締まる私

で、、、これはいい映画でしたねぇ~
お話はわりとベタだったと思うのですが、ジーンと胸に迫りましたよ。最後には結構泣けちゃったなぁ~
イーストウッドさんにはそれ程思い入れがない私ですが(汗)、今更ながら未見の映画を(これが結構あるの・汗)観てみたくなりました|

りらさん こんばんは

>ウォルトの偏屈さをとても自然に(笑)演じていて、見ていて気持ちいいくらいでした。
イーストウッドの魅力につきる映画でした。
まるで演技とは思えないほどの自然さ・・・
イーストウッド本人もこんな爺さんなんじゃ?と錯覚してしまいそうでした。

じんわりと温かく心に沁みてくる大好きな作品です。


しゅぺる&こぼるさん,こんばんは

魅力的でしたね,ウォルト爺さん。
ほんと,正直で裏表のない人間なんでしょうね。

>江戸っ子の頑固おやじって感じでした。
そうそう,昔気質のねぇ,一徹な人間って感じで。
観てて懐かしいような不思議な気持ちがしました。

床屋さんの役の人・・・そう,ゾディアックで容疑者のリー役の人ですね。
あの作品では不気味さ全開でしたし
「ファーゴ」では正反対にとても善良そうな役で。
お名前は出てこないのですが,名脇役ですよね,このかた。

かいこさん,こんばんは!

>私イーストウッド監督に苦手意識持ってたんですけど・・
>全撤回です!
彼の作品は重たいですもんね,好ききらいは分かれますよね。
私は嫌いではなかったし彼の作品はみんなチェックしてましたが
若い頃の西部劇は未見なのが多かったです。
そっち方面も観てみたくなりました。

>最近観たいのが団子になってて首がまわらないです^^;
ほんとねー,良作続きだから
ブロガーさんたちも,記事のアップに追われてる,って感じです。
嬉しいけど,忙しいわーーーー。

ななさん、こんばんは!

ウォルトがイーストウッド本人のように見えました。
彼が伝えたいメッセージみたいなものを強く感じて。
しかし、この年齢でいい作品を発表し続けるイーストウッドはすごいですよね。
最後の歌も良かったです。
あれはやはりイーストウッドですよね。
すこし枯れた感じでとても静かでよい歌でした。
これだけの映画作れて、音楽も作れて、つくづくすごい才能です。

ウォルトの落とし前は見事でした。
お手本に・・・と言っても簡単にはできませんよね。
自分なりにどういう年齢の重ね方をすればよいか考えさせられました。

何しろ車は乗るけど、酒は飲むけど、両方とも興味ゼロという
元祖・草食系男子なもんで・・・(ほんとか?)。
グラントリノの名前も映画の途中で
「そういやそんな車もあったような」と思うくらいですから。

予告だけ観ると、老いてなおダーティーハリーか!と思わせるのですが・・・いや参りました。
これは78歳で無ければ撮れない映画でしょうね。
自分の老いというものをこれほどストレートに作品に反映している映画作家って記憶にありません。
正に必見の作品でした。

由香さん こんにちは!
レスが遅れてごめんねー。

>ななさんの←の聡明なお顔のお写真
聡明!まさかとんでもない!おバカばっかりやらかしてますよ~

で,ご覧になったのですね,この絶賛作品!
>お話はわりとベタだったと思うのですが、ジーンと胸に迫りましたよ。
ん~~,確かにストーリーはひねりもなかったですが
主人公のウォルトの生き様が(死にざまも)とっても感動的でしたね。
イーストウッド作品は救いのない重いものも多いので
由香さんのお好みじゃない作品のほうが多いかもしれませんが
なるだけソフトなやつを選んでぜひご覧くださいね。

はらやんさん,こんにちは。

>ウォルトがイーストウッド本人のように見えました。
>彼が伝えたいメッセージみたいなものを強く感じて。
観客はこれまでの彼の作品から,イーストウッドが信念を持った気骨のある人だと知っているだけに
よけいにウォルトと彼が重なって見えましたよね。
この作品が俳優として最後の作品と言われているだけになおさら
イーストウッド本人が伝えたいことを作品にしたのかな,という感じがしました。
それにしても・・・なんとかっこいい,見事な老人でしょう。
ウォルトも,そしてイーストウッドも!

クラムさん こんにちは!

>ウォルトの落とし前は見事でした。
>お手本に・・・と言っても簡単にはできませんよね。
私は女なので,お手本は無理ですが
人生の総決算をきちんとして納得がいく死に方をしたいなぁ,と思いました。
人間,「どう生きたか」も大切ですが
「どう死ぬか」というのはもっと大切なような気がします。
若いころは目先のことしか眼中にありませんでしたが
年を重ねてくると,自分のたどってきた人生をたびたび振り返って
ブレない生き方をしてきたか自問することもありますね。

>元祖・草食系男子・・・???
つまり優しいタイプという意味ですか?

ななさん、こんにちは。
コメント&お祝メッセをありがとうございました(^^)

めちゃめちゃクールなのに、食べモノにつられてイソイソ出向いていくウォルトが愛おしくてたまりませんでした。
成熟したカッコよさってあるんですよねー。最後は嗚咽をこらえてタオルを噛んでましたよ。
温かくて笑えて泣けてメッセージまでもがビンビン伝わってくる素晴らしい作品でしたね。

こんにちは
TB&コメントありがとうございました

この映画は言葉で言い表せないほどの
深い余韻が心に残る作品でしたよね

ウォルトの不器用なまでの真面目さと誠実さ、
そして大きな愛情と優しさ…

上映終了後も涙が止まらない映画だったのですが、
不思議な事に最後に残ったのは
悲しみや悔しさではないんですよね

とても残酷な物語なのに、明るい未来が感じられるラストシーンに
またまた涙が止まりませんでした

ノラネコさん,こんばんは
私も,てっきり「老いてもなおダーティハリー」と思っていて
それはそれで期待しちゃったんですが
蓋をあけてみると,それをはるかに上回る感動が!
>これは78歳で無ければ撮れない映画でしょうね。
まさにそうですよね。
78歳になったからといって,
誰もがこういう風に感動を呼ぶ生きざまを完成させているとは限らないので
やはりイーストウッドってひとは凄いんだなぁ,と感動しましたよ。

たいむさん こんばんは!

>めちゃめちゃクールなのに、食べモノにつられてイソイソ出向いていくウォルトが愛おしくてたまりませんでした。
「あの鶏肉団子か~」なんて嬉しそうに受け取っちゃうウォルト,かわいかったですね!

>成熟したカッコよさってあるんですよねー。
年を重ねるほどにカッコよさも増していく・・・
まさしくウォルトも,イーストウッド本人もそんな魅力がありますね。
もう引退と言われても,これからもますます目が離せませんよね。

ななさん こんにちは~♪

本作は早くも今年のマイベスト上位に輝いてます!
それどころか生涯ベストにも入るほどの秀作でした。

ほんとにこれでスクリーンからは引退でしょうか?
いやぁ~、それはそれでこんなカッコイイ去り方ってないですよね。
でもまた帰ってきて欲しいですが。

取っ付きにくいけど一度、心を開くととことん思いやりあって優しくて情が深くて・・・こんな爺さんがどこか自分の父親と似てたりしました。


よかったですねぇ、爺さん。
もともと演技力!!っていうのは、そんなにないと思うんですよ。
彼にあったキャラがぴったりはまってたから。
でも、そのことをこの爺様はよーくわかってんですよね。
で、ちょっと前までは、その辺が鼻につくとこが引っかかってたのですが、その部分すらも自分の味わいにしちゃってしまった。
うーん、表現が難しいのですが、ある地点に到達した雰囲気も感じられました。
何かが降臨したのかも。
今は何作っても間違いなさそうですから、ばんばん作ってもらいましょう、ぜひ。

ななさん、コメントありがとうございました♪
私もグラントリノが車の名前だって知らなかったでーす

そうそう、中盤まで特に何が起きるってわけでもないんだけど
ウォルトの毒舌ぶりが面白くて、けっこう笑っちゃいました。
特に床屋のおじさんとのやりとり(笑)
ウォルトのことをよく知ってる人、ウォルトと信頼関係を築くことができた人は、
彼の毒舌の根底にあるのがほんとの毒ではないことをきっと知ってるんですね。
ほんとにカッコイイおやじでした

テクテクさん こんばんは

深くて優しい,心に沁みてくる素晴らしい余韻にひたることができました。
私は号泣というほどでもなかったのですが
やはり目頭にきましたねぇ。
そうそう,哀しいお話でもあるのですが
ウォルトの死が本人の望んだ覚悟の死だったことや
彼が後に残したものの素晴らしさを考えると
やはりこれはハッピーエンドなのかしら?とも思いました。
人生に関する教訓のようなものも
押しつけがましくなく語られている,素敵な作品でした。

なぎささん,こんばんは

>生涯ベストにも入るほどの秀作でした。
わたしも,これ,今年の上位確実です!
でも,今年って映画の大豊作だから,まだいい作品出てくるかな?なんて気も・・・

イーストウッド監督,これで最後としても
確かに素晴らしい幕切れで
ウォルト老人と同じく,最高にカッコいいですね!

ウォルト老人となぎささんのお父様が似たタイプだったなんて
とってもうらやましいです!

sakuraiさん,こんばんは!

>もともと演技力!!っていうのは、そんなにないと思うんですよ。
おお,大胆発言!そーなんですかぁ?
たしかにウォルト役がこのうえなくハマっていたのは確かですね。

>ある地点に到達した雰囲気も感じられました。
>何かが降臨したのかも。
そりゃ,「映画の神さま」が降りてきたのでしょう!
確かに今のイーストウッドさんは神がかっていますから
ほんとばんばん映画を作って感動させてもらいたいですね!


kenkoさん,こんばんは!
中盤まで淡々と流れるストーリーでしたが
ウォルトの魅力ある言動から目が離せず
ちっとも退屈しませんでしたよ!

床屋の亭主とのやり取りはよかったですね。
>ウォルトのことをよく知ってる人、ウォルトと信頼関係を築くことができた人は、
>彼の毒舌の根底にあるのがほんとの毒ではないことをきっと知ってるんですね。
確かにそうですね。
そして他人である床屋さんやタオ一家にはそれがわかってたのに
実の息子や孫はそこを理解できてなかった・・・というところも興味深かったです。

おはようございます^^

わたしも観てきました!
良かったー(T_T)号泣しちゃいました。
クリント・イーストウッドの演技、頑固じじいぶりが良かったです。
床屋のシーンと隣のばあさまとのやりとりが特にお気に入りです^^
期待してみたけど、期待を裏切らない素敵な映画でした。
観に行って良かった!

ななさ~ん、こんにちは! 拙記事にコメントとTBをありがとうございました。
休止中は温かいお気遣いもありがとう~。
今後ともよろしくお願いしますね。

この映画、私は涙、涙でした。。
両脇に男性(他人です)が座っていたのですが、お二人とも涙を堪えてる感じでした。
ウォルトは、イーストウッド自身なのかなぁ。。
『チェンジリング』でも、アンジーが「売られたケンカにはカタをつけろ」みたいなこと言ってたじゃない?
これがイーストウッドなりの「争いの収め方」なのかなぁ。。
自分の身を差し出す、っていうのが、年齢を重ねた彼が辿りついた結論なんですね。。
いい映画でした。

みすずさん,こんばんは!

号泣されましたかー!
私は号泣まではいかなかったけれど
うるうる・・・くらいかな。
でもかなーり激しく感動しましたよ

>床屋のシーンと隣のばあさまとのやりとりが特にお気に入りです^^
そうそう,私も同じです。
隣のばあさまとは「俺もあんたが好きだよ」と心にもないことを言いながら
愛犬を預けにいくシーンが好きですねぇ。
実はあの二人はどう見ても似たもの同士ですよね。

イーストウッド作品にはずれなし!とは聞いていましたが
やはり素晴らしい作品でした。

真紅さま こんばんは!
心配してたのですが,復帰が早くって安心しました!
このまま休止が長引いたらとってもさびしいですから~。
私の方こそ,今後ともよろしくお願いしますねー

この作品,私の周囲の席は,年配のご夫婦の方が多かったです。
そしてやはりラストは押さえたすすり泣きが・・・。

>『チェンジリング』でも、アンジーが「売られたケンカにはカタをつけろ」みたいなこと言ってたじゃない?
言ってましたよねぇ。
「売られたケンカにカタをつける」っていうのは
もしかしたら,イーストウッドさんのポリシーなのかもしれませんが
うーん,カッコいいですねぇ。自分も言ってみたいです。
あまりケンカを売られないので言いようがないですが・・・。

>自分の身を差し出す、っていうのが、年齢を重ねた彼が辿りついた結論なんですね。
そうそう,若いころなら,身を張って攻撃もしたでしょうが
「身を差し出す」境地には,老年でないとなかなかねぇ・・・
ほんと,いい作品でしたわ。

ななさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

イーストウッド作品は良作が多いけどやや重苦しいという印象がある自分・・。本作の結末も切なくて悲しいものがありましたけど、それでも最後にグラン・トリノを走らせてるタオの表情を見たら、どことなく救いと未来の希望を望ませる晴れやかなラストにも見えましたね。

でもイーストウッドは本作で俳優業を引退すると囁いていますが、記憶に間違いなければ確か『ミリオンダラー・ベイビー』の時にも言ってたよーな?

メビウスさん おはようございます!

確かにこれまでのイーストウッド作品,重苦しいテイストのものが多くて
私も彼の作品はよい意味で「身構えて」観てしまうのですが
この作品はテーマは決して軽くないのですが
語り口が軽妙で,後味も切なさとさわやかさが入り混じった心地よいものでした。

イーストウッドさん,「ミリオンダラー」のときも
そうおっしゃっていたんですか~~
今回も気を変えてくれればいいのにー。

ななさん、こんばんは~♪
ウォルト爺、心憎いまでにカッコ良かったですね。

>イーストウッド演じるウォルトを観ているだけで満足している自分がいた

そうそう、そうなんです~! 
ななさんの感想を拝読してそのことに気付きました(笑)
何て味わい深い爺さまなんでしょう。鑑賞後には
すっかりウォルトというキャラに魅せられてしまいましたよ。
今年に入って観たチェンジリングの僅か数か月後に
こんな凄い作品を見せられるとは・・・
本当に、おそるべし監督、恐るべし俳優イーストウッド!
音楽的センスも文句無しです♪
あぁぁ~ いい映画だったなぁ~(しみじみ)

Anyさん,こんばんは!

わたしは,この作品が表現してる何か思想的なものとか
(きっとあるんでしょうねぇ,イーストウッドだから)
この監督のこれまでの作品からうかがえる人生観とかは詳しくないのですが
とにかくこのウォルト爺さんの魅力に釘付けでしたー。
おおいに笑わせてもらい,感動させてもらいましたよ。
彼の魅力が肉親には理解されなかったのは不思議ですが
彼も肉親には素直に発揮できなかったのでしょうねぇ。

エンドロールのイーストウッドの歌声がまた,感動のダメ押しでした・・・

ななさん こんばんわ

いやあ~本当にイーストウッドの親父は映画作りが上手いですね。監督として、幅広い層の人達に・・解かり易く・・・人生の知恵を伝える・・・って素晴らしいことだと思います。こういうシンプルさは反対にきちっとした能力・技術があるからこそできる事だと思います。しかし、なんでこの作品って、アカデミー賞関係にひっかからなかったんでしょうね?実に不思議です。(まあ、賞なんてそんなもんでしょうなあ~)。ラストの彼の歌声はまあ素晴らしいです。枯れた魅力ですね。余韻の残し方が、まあ上手い事の一言ですよ。42歳のオッサンを泣かしたらいけませんよ。(私の好きな彼の作品に、センチメンタルアドベンチャーとうのがあります。地方公開しかされなかった映画です。その映画を思い出しましたね。DVD化されていない映画ですが、その素晴らしさは桁違いです。オトナの優しいハナシです)。では、また!

みちしるべさん こんばんは!

よかったですね~,これ・・・というかウォルトじい様の生き方。
そしてもちろん,イーストウッド監督の神がかった才能。
>こういうシンプルさは反対にきちっとした能力・技術があるからこそできる事だと思います。
そうですよね。シンプルなストーリーで感動させるって,かなり難易度高いですよね。
きっと彼は硬派でありながらも,情のこまやかな素晴らしくバランスのとれた人間なのでしょうね。
彼の作品は,彼の人生や人柄がそのまま表れているように思います。

>なんでこの作品って、アカデミー賞関係にひっかからなかったんでしょうね?実に不思議です。
ほんとにね~,「チェンジリング」もそれほど多くノミネートされなかったし。
イーストウッド御大はそれまでにたくさん取ってるから・・・と思われちゃったかな?
まあ,今年のアカデミーはレベル高い作品が出揃ったので,彼には遠慮してもらおうと思ったのかも。
センチメンタルアドベンチャー,知りません。観たいですね~。

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