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2009年1月 9日 (金)

トウキョウソナタ

001
ボクんち 不協和音・・・・
カンヌ 国際映画祭「ある視点」部門で,審査員賞を取った作品ということで,ミニシアターにて鑑賞。家族とは?人生とは?といろいろ考えさせられる秀作だった。

香川照之さんがお父さんを,小泉今日子さんがお母さんを演じる,中流家庭の崩壊と再生の物語。まず最初に驚いたのが,冒頭のお父さんのリストラシーン。それに続く,長蛇の列のハローワークや,公園での失業者対象の炊き出しのシーン。この作品が製作されたときは,まだ今ほど深刻な金融危機は起こってなかっただろうに,まるでこの年末の光景をそのまま映し出しているようで,観ていてとてもリアルで,辛いものがあった。

この,お父さんのリストラを契機に始まる
佐々木家の崩壊。

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父親の権威に固執するお父さん
お父さんが箸をつけるまでは,誰も食べることができない食事風景には驚いた。当然リストラされたことも,家族に言えないお父さんは,息子たちのやりたいことを,ことごとく反対して父親の権威をふりかざそうとする。

いまどき珍しいくらい良妻賢母なお母さん。
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鞄を片手に夫を玄関まで見送り,家事も文句一つ言わずにきっちりこなし,どんなときも穏やかに家族と接する,理想的なお母さん。彼女は夫のリストラを知りつつも,それを夫に言わない。夫が実質のない「父親の権威」にすがりついていることも,息子たちの心が父親から離れていることもうすうす感づいていながら,まるで,なすすべのない傍観者のように,家族を見守るしかないお母さん。冷静なようでいて,実は家族の中で一番ストレスを抱え込んでいるのは彼女かもしれない。

そしてふたりの息子たち
突然アメリカの軍隊に入隊すると言い出す長男の貴と,反対する親に内緒で,ピアノ教室に通う次男の健二。反抗的というほどでもないが,けっこう好き勝手にやってるように見える長男に比べて,次男はトラブルを恐れるあまり,心を閉ざしがちなタイプのように見える。

物語の前半は,この家族の日常が丁寧に描かれる。
家族であるのに本当のことが言えないもどかしさや,実はみんながバラバラの方向に向いている危うさ。
淡々とした描写であるのに目が離せない。それは,それぞれの抱えている「家族ならでは」の問題に,自分も大なり小なり共感できる要素があって,なんとも言えない切なさがこみあげるからかもしれない。「うんうん,そういうことって,あるよね・・・」とたびたび頷きたくなってしまうほどに。

004
しかし,中盤になってこの作品は,いきなりがらっと様相を変える。
それまでじわじわと崩れ始めていた佐々木家が,なんとハリケーンに襲われるみたいに,一気に崩壊の危機を迎えるのだ。

強盗の人質になって逃避行するお母さん。
大金を拾ったものの,走って走って車にはねられるお父さん。
プチ家出の真似事をして警察に拘留される次男。


・・・・どれもありえない展開。
それも三つの事件がいっぺんに起こるってあまりにも非現実的・・・。渡米して留守の長男を除いた三人は,思い思いの方向へと暴走する。まあ,抱えていたストレスの大きさを考えると,お母さんの,まるで人が変わったかのようなヤケクソぶりは,十分納得できたけど。ちょっとやそっとのことでは動じない冷静さも,今まで自分の感情を抑え続けてきた鍛練(?)の賜物かもしれない。

あとで知ったが,この監督さんは,ホラー作品お得意だそうで,いきなり予測のつかない展開を繰り出すやり方は,まさにホラー作品の常套手段なのかもしれない。再生のためには,一度とにかく破天荒にぶっ壊す必要があったのか?

そして一夜明けて・・・彼らはヨレヨレになりながらも,なんとか家に戻ってくる。三つの事件から三人ともが,ともかく無事に生還してきたのが,素直に「よかった」と思えた。涙ながらの告白シーンも感動の抱擁シーンもなく,(お互いにどこにいたの?とか問い質す気力もないのかも)再び淡々と食卓に向かう彼ら。まるで荒療治の後に憑き物が落ちたかのようだ。「帰る場所はやはりここしかないのだ」という思いを,三人三様に抱いたのだろうか。
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ラストの次男のピアノ演奏のシーン。
試験会場に冴え冴えと響き渡る,ドビュッシーの「月の光」が心に沁みる。その目に涙を浮かべるお父さんは,反対していた次男の音楽学校への進学を,今では応援する気持ちになっている。寄り添うお母さんの優しい顔には,以前のような諦めの表情は見られない。そして物語は静かに幕を閉じる。

綻びや,つまずきのない人生はなく,何の悩みのない家庭もきっと存在しないだろう。・・・・それでも,たとえどんな状況からでも,その気になれば,ささやかな再スタートは可能なのかもしれないと,そんなことを感じさせてくれる物語だった。

名優,香川照之さんの上手さは言うまでもないが,普通の主婦をじっくりと演じた小泉今日子さんも素晴らしかった。そして,次男を演じた井之脇海くんがこれまたいい。成長すれば,椎名桔平さんみたいにカッコよくなりそうな,雰囲気のある少年だった。

あ,最後に,まるで友情出演のような役所さん!
・・・・あんな役だけど,妙にハマってました~。

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映画 た行」カテゴリの記事

コメント

いつも楽しく読ませてもらってます。  映画の好みは合うような合わないような…(笑)  しかし男の好みがバッチリ合います…(笑)  『トウキョウソナタ』私も観ました。 ちょっと作りすぎてる感があった気がしますが〜秀作でしたね。

あなばななさん こんばんは
いらっしゃいませ!
いつも読んでくださってありがとう!嬉しいです!
>映画の好みは合うような合わないような…(笑)>しかし男の好みがバッチリ合います…(笑)
そうですか~,あなばななさんが一番好きな俳優さんは誰ですか?
もしかしてハンドルネームから推察して,エドワード・ノートンとか?
(「僕たちのアナ・バナナ」という作品がありましたよね,ノートン監督で)
間違ってたらごめんね~,私のマイダーリンのジェイクやヒースだったらもっと嬉しいなぁ。
トウキョウソナタ,すごくよくできていた作品だと思いました。
途中の展開はちょっとアレでしたけど・・・。
またいらしてくださいね~,お待ちしてます!
 

いやはやタイムリーといいますか、年末には派遣村まで出来てしまって、見事に時代を予見したかのような映像がありましたね~
初黒沢映画とのことですが、俺は最初に観たのが『回路』でして、ついていけませんでした・・・たぶん、洋モノホラーに慣れてしまってたからなんでしょうけど・・・

エロ林って教師はインパクトがあったのに、終わってみると記憶にも残らない存在だったのかも・・・なぜか名前だけ記憶に・・・

こんにちは
TB&コメント、ありがとうございました

この映画は現代の日本社会が抱える問題を
上手く描いた作品でしたよね

親と子の関係、会社と社員の関係、先生と生徒の関係など、
30年前とは明らかに違うモノばかりです

生活が便利になり、物質的に豊かになった分、
社会の中で人として大切な何かが欠落し始めていて、
その歪が表面化しているのが
今の日本社会なのかもしれません

けれども、この映画の中で感じられた
どんなに社会が荒んでいたとしても
子供の持つ可能性は無限大だというメッセージや、
昨日まではダメな毎日であっても
今、この瞬間から
希望の持てる未来があるというラストシーンが
とても印象的でした


はじめまして。TB&コメントありがとうございました。
父親の仕事をめぐる過酷な状況に心が痛みましたが、おっしゃるとうり、派遣村とか、今の経済危機のすさまじさをそのまま映していますよね。
今ではいなさそうな古い親像も、途中からの展開も、確かに現実ばなれしていましたが、ホラー映画の監督が現実を描いたら、こうなるんでしょうね。寒々しさと暖かさが混ざったシュール感がよかったです。

さすが映画通…
『僕たちのアナバナナ』からとりました

エドワード・ノートン、好きです

でも、一番好きなのはやっぱりブラピ(ミーハーと言わないで〜)です。

ジェームズ・マカヴォイくんもかなり気になるのでした

ジュード・ローも好き

ジョージ・クルーニーも好き

ジョニデもいい

あれ、『ジ』つながりだ
おまけにイケメンばっかですね〜演技派も好きだけどキリがないですね〜

それにしても、文章書くの上手ですよね〜。いつも読みながら感心してます。
とても解りやすくて、惹かれます。
『怪人20面相』は全く興味なかったけど、紹介読んで観たくなりました
金城武も好きです


私はmixiで映画日記書いたりしてます。ななさんの足跡があってこのブログにたどり着いたのでした。

私の文章は幼稚で映画紹介になってないですが…よければまたのぞいてくださいね。

新年のご挨拶、遅くなりましたが
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします

この作品、気になっています!
もともと洋画を多く観ているのですが、ここ数年邦画もいいなと思っています!
今年はもう少し邦画も見ていこうとおもっています!

ななさん、こんにちは~♪
昨年ご覧になっていたらベストテンに入れましたかー?
不協和音の家庭が上手く描かれているな~と思ったら本当に驚きの展開で焦りました。
黒沢監督作品は数本見ているのだけど、そういえば必ず予測のつかない展開になるんだったーってことを思い出しました。
結局みんなの変える場所はあそこしかないってことですよね。

ななさん、こんばんは♪
TB、コメントありがとうございました☆

この時代を生きる者としては決して他人事では済まされない、
胸にズキッと来る作品でした。
香川さんもキョンキョンも流石の演技だったし♪
役所さんのくだりは、正直少し戸惑いましたが、
確かにあれって黒沢さんらしい演出・・・
何だかんだ言って、ラストの「月の光」で
泣いてしまいました~(^^;)

kossyさん,こんばんは
>見事に時代を予見したかのような映像がありましたね~
私は年が明けてからこの作品を鑑賞したので
年末の派遣村の映像とかなり被るものがありましたね。
>俺は最初に観たのが『回路』でして、ついていけませんでした・・・
そうですか~,ホラー結構好きな私ですが
この監督さんのホラーは私も苦手かもしれません。
「エロ林」先生,インパクトありましたね。
実際あそこまでめちゃくちゃな小学校の教師っていないと思いますが
あまりにも酷い教師なんで,かえって笑えました~。

テクテクさん こんばんは
>この映画は現代の日本社会が抱える問題を
>上手く描いた作品でしたよね
そうなんですよね~,それも問題を先取りしてるというか
予見してるというか・・・
いちいち思い当たるのでちょっと複雑な気持ちになりました。

>子供の持つ可能性は無限大だというメッセージや、
>昨日まではダメな毎日であっても
>今、この瞬間から希望の持てる未来があるというラストシーン
そうそう,そこに前向きなメッセージが込められているような気がして
最終的には少し元気になれる作品でした。
そこが好きです。

HIROMIさん いらっしゃいませ
香川さんのリストラシーンは,現代の世相とマッチしているので
余計にリアルで痛々しく感じてしまいました。
ホラー映画の監督さんが描いたリアルなホームドラマは,一味違ってとても心に残りました。
>寒々しさと暖かさが混ざったシュール感がよかったです。
そうですね!まさにそんな感じです。
痛すぎて笑えないブラックユーモアも随所に感じました。
でも最後はほのぼのとした余韻が残る作品になってたのが不思議でした。

あなばななさん 再度ありがとうございます!

そうですか~,やっぱり当たりましたね~o(*^▽^*)o
「僕たちのアナバナナ」キュートでとっても好きな作品なんですよ。
ノートンはいいですね。私も彼は大好き。
こないだの「アイゼンハイム」も「ハルク」も最高でしたね。
で,一番の御贔屓はブラピですか~,いいですね。
ブラピは2月公開の「ベンジャミン・バトン」楽しみですよね。
マカヴォイ,ジュード,クルーニー,ジョニー・・・ふむふむ,正統派の目鼻くっきりした美男子ばかりですね。
私は上記の美男子はもちろん好みですが
正統派でない「雰囲気」美男子や「演技派」美男子もリストに入れています。
・・・とにかく気が多いんです。
>それにしても、文章書くの上手ですよね〜。
そんなことないですよ~,(汗)でも褒めていただいて嬉しいです。

mixiは,聞いたことはあるけど,私は会員でないので
私の足跡があったというのは謎なんですが・・・?
(誰かリンクでも貼ってくれたのかしらん?)
とにかく縁あってお近づきになれたのは感謝ですね~
今後もよろしくお願いいたします!

Dさん こんばんは
こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。

私もブログ始めたばかりの頃は
洋画中心で,邦画には見向きもしなかったクチです。
でも最近の邦画は健闘してますよね。
リメイクが増えてきたハリウッドに比べると
素晴らしいオリジナル脚本で勝負している秀逸な邦画もたくさん出てきましたね。
私も今年は邦画やアジア作品のアップがますます増えそうです~。


ミチさんこんばんは
>昨年ご覧になっていたらベストテンに入れましたかー?
たぶん入れてたでしょうね。
これは2008年度の公開作品なのでしょうが
私が観たのが2009年に入っていたので,来年のベストに入れるかも~
前半のじっくりとした家族ドラマも,中盤以降のトンデモ展開も
どちらも楽しめました。予測がつかないってのも
あそこまでやられると潔いです。
で,ラストに言いたいことは結構思いっきり普通だったりする・・・・(爆)
それもまた予測を裏切られた感じで,最後まで目が離せませんでしたね。


こんばんは。

黒沢監督の映画では『CURE/キュア』がオススメ。
まだ、ああいう純然たるホラーを作れていた時代は
よかったんだろうなあ。
ついに、彼が社会と真っ向から向き合ったというのが嬉しくもあり、
複雑でもありという感じです。

nonさん こんばんは
ほんと,変なところもあるお話でしたけど
他人事では済まされないところが怖いです。
社会人としても,また家族の一員としても
いつ足元をすくわれてもおかしくない・・・
そんな時代に生きてるんだなぁという危機感を感じますね。

ラストのピアノ演奏・・・ついこのあいだピアノを始めたにしては
あまりにも上手すぎる演奏(音はもちろん吹き替えですね)でしたが(笑)
それでも素直に眼頭が熱くなりましたね。


TBコメントありがとうございます。
昨年の総合myランキングの10位に入れてます。
ちょっと展開的にありえんわ・・・ ていう感じもあったのですがw、テーマ的に自分の中で響いたのと、複数の社会問題をうまく取り扱っているところがいいなと思います。
身につまされちゃいますよね。 こういう作品。。

ぜひ、黒沢清にハマってください!

ホラー映画が好きとのことですので、「降霊」を、おすすめします。
たま~に深夜の時間帯でやったりしますが、深夜に見たら卒倒しそうなほど怖いですよ。
でも、今見ると表現が古いかもしれんな~。
一応この怖さを突き詰めたんが「叫」。
これも、ホラー好きなら大丈夫やと思います。

えいさん こんばんは
>黒沢監督の映画では『CURE/キュア』がオススメ。
そうですか~,今度またチェックしてみますね。
純然たるホラーを撮っていた頃がある・・・ということは
今はかなり凝ったホラーにんっているのでしょうか?
この「トウキョウソナタ」を観ただけでも
彼が一筋縄ではいかない監督さんであることは
なんとなくわかりました~。

rose_chocolatさん,こんばんは
昨年の10位ですか!納得ですね。
>複数の社会問題をうまく取り扱っているところがいいなと・・・
そうですね,上手くからめて料理していましたね。
ありえん展開もありましたが,リアルな面も多かったので
感情移入はばっちりできました。
ほんと身につまされますよね・・・。

aq99さん いらっしゃいませ!
>ぜひ、黒沢清にハマってください!
奇妙な味わいの監督さんで,興味はありますよ~
ジャパニーズホラーはあまり見てないのですが
「リング」がお気に入りです。
韓国ホラーもけっこう好きかも。
怖いの平気ですから,またチェックしてみますね。
「叫」は有名ですね。まずこれから行こうかな?


ななさん、こんにちは~

普通に起こりそうな普通の家庭っていうのが怖いですよね。
父親の権威を振りかざすお父さんがとっても哀れに見えました。
リストラされて居場所がなくなり、家庭での立場に縋っているようで・・お父さんが箸を持つまでみんなが待っているのも知っていながらあの間を楽しんでいる姿がとくに印象的でした。

hitoさん,こんばんは
リストラされて,家庭での父親の権威を最後の拠り所とする哀れな父親を
香川さんがとてもうまく演じていましたね。
>お父さんが箸を持つまでみんなが待っているのも知っていながらあの間を楽しんでいる姿がとくに印象的・・・
そっか~,あれ,わざと待たせていたんですねー
男の子ばかりだし,食欲も旺盛だから,内心,待つのイラついてたね,みんな。
・・・だから敬遠されるんだよね~,お父さん。

ななさん、こんにちは!
これ、やっと見ました。かなり期待しちゃったせいか、期待以上ではなかったのだけれど、、、
前半は凄く面白かったんだけれど、後半がなんだかなあ・・・好みの展開ではなくて、ちょっと白けてしまったの・・・。
残念だったわ~。
キョンキョンは立派な女優さんになりましたね~。

latifaさん,こんばんは!

>前半は凄く面白かったんだけれど、後半がなんだかなあ・・・好みの展開ではなくて、ちょっと白けてしまったの・・・。

あはは,わかります。
わたしも白けはしなかったけど違和感はかなり感じました。
こりゃ,前半から切り替えができなくて戸惑うお客さんが多いんじゃないかなと・・・
ホラー監督がシリアスでリアルなヒューマンものを描くと
こういうものになるのでしょうか・・・。

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