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2008年12月27日 (土)

シークレット・サンシャイン

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DVDで鑑賞。今年のシメにこれまた凄い作品を観てしまった。心にずしんと響く作品だ。人間であることが辛くなってしまうような。そんな厳しい現実を,容赦なくつきつけてくる作品。それでも不思議と,鑑賞後に残る余韻は優しくあたたかい。

久々に素晴らしい手ごたえの韓国映画に逢えた!監督さんは「ペパーミントキャンディ」や「オアシス」のイ・チャンドンさん。なるほど,納得だ。

題名の「シークレット・サンシャイン」は,ヒロインが越してきた町の名前「密陽」(ミリャン)のこと。そう,秘密の陽射し。なんのこっちゃ?と思うけど,それが何を指しているのか,鑑賞後にわかって,なんともいえない感動がわいてきた。

ヒロイン,シネの運命は苛酷の一言につきる。
Milyang
夫に先立たれ,夫の故郷ミリョンで心機一転の生活をはじめたのに,愛する息子は無残にも誘拐犯人の手で命を奪われてしまう。そんな彼女が立ち直るためにすがったキリスト教の信仰。一時は心に平安を得たようにみえたシネだけど,犯人に赦しを告げに刑務所に面会に行ったとき,犯人の「私も入信して神の赦しを得ました」という言葉に衝撃を受ける。

自分が犯人を赦す前に,
神はすでに犯人を赦していた・・・・

そのことを,どうしても受け入れられなかったシネ。

ほんとうに犯人を心から赦していたなら,彼の入信を共に喜べるはず。彼女はやっぱり感情の上では犯人を赦していなかったのだろう。しかし,それが当たり前であると思う。「汝の敵を愛しなさい」というみことば。これは人間には,実は実行不可能なことだと思うし,シネの場合,そんなに無理して早く赦さなくてもいいのではないか?とさえ思った。人間の心は,そう簡単にわりきれるものではないと思うから。
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赦すことで,より一層の心の平安を得ることを期待したシネは,反対に深く傷つき,信仰は一転して神に対する怒りと失望に変わる。それから彼女は,ことあるごとに不敵に天を仰ぎ,神に対して挑発的な言葉を投げつける。神に喧嘩を売ってる,そんな感じだ。万引き,野外伝道集会での妨害,そして極めつけは教会の長老への性的誘惑。その最中に天を仰いで「見てる?」と神に呼びかけるシネ。

キリスト教徒の立場から言わせてもらうと,神は間違っていない。赦しは等しく誰にでも与えられるものであり,どんな極悪人にも,自分を傷つけた相手にも,神の愛は平等に注がれるからだ。

しかし,そのことがネックになって,シネのように神に失望し,信仰が挫折する信者は多々いるし,そこがキリスト教の難しいところで,いわば「弱点」だとも思う。(教義上の弱点という意味ではなく,信仰する側から見て受け入れがたい,という意味だ。)神の愛や赦しが,憎い敵にも惜しみなく注がれるのを,誰が手放しで喜ぶことなどできようか。 
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人から受ける傷より,
神から受ける傷の方が深い場合もある。


信仰は高揚するときもあれば,停滞するときもあり,神の沈黙や不当に思える出来事など,ささいなきっかけで,神への憎悪にまで変貌することもある。信仰をきっぱりと捨てることができれば,まだ楽なのだろうけれど,一度神の存在を信じてしまったものは,そう簡単に神のことを忘れるわけにはいかない。この物語のシネもまた,深い絶望の中でも,やはり神の存在は否定することができず,神に対して,恨み事や挑戦的な台詞を投げかけ続けずにはいられない。

監督がキリスト教について否定的な考えを持っているのかどうか,そこらあたりはよくわからないのだけど,少なくともキリスト教について,何らかの思い入れの強い人なのでは?と思った。教会の人々の表情,雰囲気,入信したばかりの頃のシネの輝くような表情,路傍での賛美や伝道集会の様子などはとってもリアルで,詳しい。

もしかしたら監督はシネのように,信仰上の挫折を体験したことがあるのだろうか?信仰と挫折,神への怒りに関して,信仰体験が皆無の人には,ここまで深い洞察はできないような気がする。キリスト教批判ではなく,神に絶望した人間の苦悩を描きたかったのかな,と思った。
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そして,そんなシネの傍らで,いつも彼女を見守り,陰に日向に力になってきたジョンチャン(ソン・ガンホ)。彼のシネへの思いは一方的であり,純真であり,控え目ながらも,決して絶えることはない。シネに「俗物」と思われても,時には迷惑がられたり,その存在を忘れられても,彼女を支えることをやめない。

不器用でお人よしの,愛すべき地味キャラを演じたソン・ガンホ。やはり最高にうまい。この暗澹とした物語の中で,私は彼の存在にどれだけ癒されたことだろう。

ラストシーン・・・・裏庭で髪を切るシネのために鏡を持つジョンチャン。静かでおだやかな光景。カメラは横にスライドして,庭の片隅をひっそりと照らす陽だまりを映し出す。このシーンを見て「ああ,そうか・・・」と思った。シークレット・サンシャイン。秘密の陽射しとは,神のように天から燦々と降り注ぐ陽光ではなく,傍らで控えめに存在する愛,つまりジョンチャンのことなのかと。

シネはきっともうすぐ,そのぬくもりに気づくだろう。
まぶしい陽射しのもとでは,見逃していたささやかな光に。

息子を失った悲しみや,神への怒りや絶望からも,立ち直れる日が来るかもしれない。・・・・いや,立ち直ってほしい,ぜひとも。

この作品でカンヌで主演女優賞を獲得したチョン・ドヨン。韓国きっての素晴らしい演技派女優だ。彼女とソン・ガンホ,そしてイ・チャンドン監督。これだけ揃っていて傑作でないはずがない。ランキング記事を書く前に観ていたら,間違いなく今年のマイ・ベストテンに入れていた,と思う。

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映画 さ行」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。TB&コメントありがとうございました。

クリスチャンの方ならではの「赦し」の解釈、興味深く拝読させていただきました。
人を赦すことは本当に難しく、日常でも、表面的には何もないように振舞っても、心の奥底では裏腹な想いを持ちながら暮らさないといけない場面も時にはあると思います。
ましてこのように重大な事件であれば、その苦しみは想像を絶すると。
だけど私たちは過去には戻れない。生き続けなくてはいけないなら、どこにその光を見出すのか。そんな風に感じました。

よろしければまたお越しください。ありがとうございました。

rose_chocolatさん,いらっしゃいませ
>人を赦すことは本当に難しく、日常でも、表面的には何もないように振舞っても、心の奥底では裏腹な想いを持ちながら暮らさないといけない場面も時にはあると思います。
シネのような場合、赦すことはほとんど不可能な技なのではないかと思ってしまいました。
それでも憎しみは本人の魂をも容赦なく蝕まずにはおれませんし。
神であれ,人であれ,とにかく癒しがなくては
人は生きてゆけないものだと。改めて感じました。
私は信仰を持ってますが,信仰が時には万能ではないことを
つくづく思い知らされた物語であり
ものすごく心を揺さぶられた作品でした。
きれいごとではすまされないキリスト教の信仰についても
いろいろ考えさせられました。
また他の記事にもお邪魔したいとおもいます。
よろしくお願いします。

こんにちは♪
韓国はキリスト教の信者さんもとても多いので、この映画は物議を醸したようです。
シネが刑務所に面会に行ったエピソードは、見ていても息苦しくてたまりませんでした。
彼女にはちょっと振り返ってジョンチャンが存在する事に気づいて欲しいですよね。
韓国映画には時々こういう素晴らしい作品があるので侮れません!

ななさん、こんにちは。コメントとTBをありがとうございました!
三周年のお祝いコメントもいただき、感謝しております。

イ・チャンドン監督の作品は、全て「祈り」が重要なキィになってる気がするのですよ。
私の記憶が確かならば、全ての作品に「祈り」のシーンがあるんです。
私は信仰を持っていないので、きっと監督の意図を深くは理解できていないと思います。
クリスチャンであるななさんなら、また私とは違った視点からご覧になるだろうな~と思います。
過去作で触れていた「神と信仰」というテーマに、本作ではズバリと切り込んできた、という印象でした。
ドヨンさんに拍手!ですね。
ではでは、よいお年をお迎え下さい~。

ミチさん こんにちは
>韓国はキリスト教の信者さんもとても多いので、この映画は物議を醸したようです。
そうですね~,韓国では3人に一人がクリスチャンだそうで・・・
物議を醸して当然の内容だと思いますが
クリスチャンなら実は,真の意味で共感できる問題でもあると思います。
>彼女にはちょっと振り返ってジョンチャンが存在する事に気づいて欲しいですよね。
ソン・ガンホが演じるジョンチャンの一途さ,朴訥さに
いつの日か彼女は必ず気がつくと思いますよ。
韓国映画の素晴らしさは,ほんと簡単には語りつくせませんよね。
ハリウッドにも,邦画にも真似できない濃さを感じます。
こういった作品が今後もどんどん製作されることを願います!

真紅さま こんばんは
>イ・チャンドン監督の作品は、全て「祈り」が重要なキィになってる気がするのですよ。
あ,そういえば,「ペパーミント~」でも
主人公の奥さんがクリスチャンで祈ってるシーンがありましたね。
監督自身は宗教をどうとらえているのかしら?と
気にもなってます。
クリスチャン人口の多い韓国のことですから
このテーマを作品に盛り込むことは
ある意味,いろいろ波紋を呼ぶとは思いますが・・・
確かにクリスチャンから見れば
痛いところを突いてきてる物語ですが
その分実に深く考えさせられますね~
この監督さん,今後も注目していきたいです。
真紅さまもよいお年を!

また年末にヘビーな映画を観ましたね。
>監督がキリスト教について否定的な考えを持っているのかどうか

監督自身はクリスチャンではないようです。
安直な救いだけを前面に出すような、宗教のある一面は批判していますね。
ただ、監督は宗教批判はしても、信仰そのものは大切に考えている様に思います。
私は、シネはラストで押し付けられるものではない、心の中から湧き上がる本質的な信仰にたどり着いたと思いますから。

ノラネコさん こんにちは
そうなんです,年末に観るにはちとキツイ内容でした。
>監督自身はクリスチャンではないようです。
>安直な救いだけを前面に出すような、宗教のある一面は批判していますね。
そうなんですか~
「信じればすべてうまくいく」というような宗教感は私もイヤですね。
特にキリスト教は御利益宗教ではなく,本気でのめりこめば
苦しいことだらけの宗教ですよ。
>シネはラストで押し付けられるものではない、心の中から湧き上がる本質的な信仰にたどり着いたと思いますから。
そうですね,彼女の最初の熱にうかされたような入信とはまた違って
これから少しずつ本当の意味で神との出会いがあるのかもしれません。
「俗物」と呼ばれたジョンチャンの方が,
いつのまにか素直に信仰らしきものを持つようになっていたのも
印象的でした。


ななさん、あけましておめでとうございますー☆
昨年はいろいろお世話になりました!
今年もよろしくおねがいします♪♪

で、、、年末の記事にTB送れてなかったんですね~涙。一応送っていたんだけど届かなかったカナ?
もう一度送ってみました。今度はどうでしょう?
ディカプとこちらの記事にも送ってみました☆

んで、この映画、、、かなりずしりとくる内容でしたよね。
途中で宗教っぽくなってしまったから「はて?」と思ったけど、、、
ソン・ガンホの作品ってほとんどハズレがないかもです~。
今年もこうやってステキな作品にたくさんめぐり合いたいですね☆

追記☆

いまさらですが、、、リンクさせてもらいます!
これからもよろしくですー♪

きららさん あけましておめでとう!
今年もよろしくお願いいたします。
TBは無事に届いたようです,ありがとうございました。

この作品,ほんと重いといえば重いですね~
なんか,やりきれないくらい残酷なテーマです。
>途中で宗教っぽくなってしまったから「はて?」と思ったけど、、、
あはは,教会の場面なんか,必要だったのでしょうが
ちとクドかったですね~。
>ソン・ガンホの作品ってほとんどハズレがないかもです~。
そうですね~,あ,作品のハズレはたまにありますよ
「南極日誌」とか・・・意味不明でした。
でも彼の演技にはハズレはないです。

リンクありがとうございました!
私の方はすでに勝手にリンクさせていただいてました~


ななさん~こんにちは!
う~~~~~む!!!いつも以上に今回のレビューは、さすがクリスチャンのななさんならではの深い洞察力というか、なんというか、とにかく、おおおっ!!と思ってしまいました。

実はね、(こっそりのつもりだけど、マズかったら、あとでコレ削除してね^^)こちらのブログは、秘密コメントが出来なかったので・・・。

映画を見終わった後、最初ある映画の感想サイトを見ていたのyのつくところ・・。そこである方のレビューが、すごい!う~ん!!ほんと深いわぁ~!!と私の心の中で絶賛していたの。その後、お友達のブロガーさん回り(爆)をしてて、ななさんちに来てみたら、あらっ!あのyの素晴らしいレビューって、もしかしたら、ななさんだったのか?!と思って。
でも別人だったらどうしよう?!もし別人だったら、ごめんなさい。

>もしかしたら監督はシネのように,信仰上の挫折を体験したことがあるのだろうか?信仰と挫折,神への怒りに関して,信仰体験が皆無の人には,ここまで深い洞察はできないような気がする。キリスト教批判ではなく,神に絶望した人間の苦悩を描きたかったのかな,と思った。
 その通り!って思ったわ。 
他にも、なるほどなぁ~って部分ばっかりで、ほんと、ななさんのこのレビューは、読んでいてとってもズンズン来ました^^

latifaさん,こんばんは!
あらら,ばれちゃいましたねー いやべつに秘密でも何でもないですが
そうです,yの映画レビューの記事は私です。
ブログ始める前からあそこには投稿してたんですが
ブログ始めてからはアップした記事のコピーを投稿することが多くて。
わかる人が読めば同一人物だとわかりますよ。

で,この映画ですが,クリスチャンなら誰でも
「ぐさっ!」とくるショッキングなテーマです。
いや~,私も昔人にひどい目にあわされたことがあって(シネほどではありませんが)
そのときはつくづく「汝の敵を愛しなさい」という聖句を恨めしく思いました。
このテーマってクリスチャンにとっては鬼門なんですよ。
この映画はそこにストレートに切り込んでいるので
絶対に監督はキリスト教に関して
思い入れかトラウマがあるに違いないとにらんでいるのですが・・・。
今でも,この映画,行きつけの教会の牧師さんに見せて感想を聞きたいと思っています。

お邪魔します~
ななさんお勧めのこの作品やっと観ることができましたよ。皆さんに同じく心にドカ~~ンとくる
作品でした。
まさか、こういう展開になろうとは・・。
↑のlatifaさんのコメントと同じく、
ななさんの見方がすごっく参考になりました。
宗教のとらえ方・・。とくに監督さんに何らかの
思い入れがあるという意見は、思わずそうよね・・・って頷いちゃったわ。
それと、余談だけど↑同じく(また・・笑)
某所での感想、私も少し前に気付いちゃいました。
名前がななってあったし・・・。いや~~すごいな・・有名人に会った気分・・・。
これからも参考にしてDVD選びするのでまた色々教えてね。
あ・・・ナルニアの記事もこっそり拝見。
こちらも宗教的なとらえ方が素晴らしかった。
私も勉強しなきゃ・・
ではではまた~~ね

みみこさん,こんばんは
ご覧になったのですね!一筋縄じゃいかない衝撃的なお話だったでしょ。

>まさか、こういう展開になろうとは・・。
ほんとですよねぇ。クリスチャンのこういう心理展開って
大なり小なり実際によくあることなんですけど,
それをそのまま小説や映画にすると,ここまですさまじい物語になるんですね。
クリスチャンが観たらとってもリアルで,人ごとじゃないですよ。

>某所での感想、私も少し前に気付いちゃいました。
あらら,お恥ずかしい。読み流してくださいねー

ナルニアの記事も読んでくださってありがとうございます。
ルイスの神学論は少し研究したことがあるので・・・
何を血迷ったか,その昔に神学校に行こうかと考えてた時期もあったので(遠い目)

☆ 言いたいのは2点

 ① 様々なセンスを兼ね備えた人が見る場合と、そうでない人が見る場合とでは、評価が著しく異なる作品だと思います。説明をせず、察する事をイ・チャンドンは要求します。(映像から、セリフから、演技から、画から)
一番難しいのはキリスト教の心得が有るか無いかでしょう。私はすべては理解ができませんでした。これは自分がこの映画を正しく評価できるまでに至っていない能力不足だと思います。
ただ、右脳が、この映画は凄いぞ!って反応しちゃたんです。50歳位になって再度観たいですね。
② ソンガンホの凄さ
チョンドヨンよりソンガンホの上手さに目がいきました。この凡庸な役柄においてよくここまで味わい深い空気間を出せましたね。うなりました。
足していくのではなく、引いていく・・間の取り方が抜群に上手い。もし彼が出ていなかったら、途方も無く救われない作品になっていたでしょうね。

結論 ・・・・ めちゃめちゃ大傑作になりえた
傑作。(今の段階で)

みちしるべさん ご覧になったのですね。

チャンドン監督はこの作品,観客がクリスチャンであることを前提に作ってたんじゃないかと思いたくなるくらい,キリスト教の予備知識がないとちょっとキツイ作品で,ある意味不親切な作品かもしれませんね。韓国は三人に一人がクリスチャンですから,こういった作品も受け入れ体勢が違うのでしょう。

でも,キリスト教の知識がなくても,やはり何か凄いオーラは伝わるわけで…ただその「凄さ」の正体が,クリスチャンならはっきりと見える,という違いだけのような気もします。


ソン・ガンホの素晴らしさは,こんなさりげない役柄を最高にいい「塩梅」で演じ上げてくれること。ほんとに,彼に関しては,イケメンでもないのに最初から最後までその表情を追っかけてしまいます。

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