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2008年11月24日 (月)

アナザー・カントリー

Cap105
英国パブリックスクール(イートン校らしい)が舞台の,元祖美青年映画・・・・。1983年製作。若い頃のルパート・エヴェレットと,コリン・ファースに会えます。ふたりとも・・・・なんて美しい。ざっと20年前だもんねー。

物語は,ロシアに亡命している老スパイが,訪ねてきたジャーナリストに1930年代の欺瞞に満ちた英国の姿を語るシーンから始まる。(実在のスパイ,ガイ・バージェスがモデルだそうだ)彼が語ったのは,当時のパブリックスクールの内情・・・特にそこで繰り広げられた熾烈な階級闘争だった。
Cap068_2
そう,この物語,キャッチコピーが一生,女は愛さないだったりするから,同性愛が一番のテーマのようにも思われがちだけど,観てみればわかるように,英国のパブリックスクールの中での階級闘争がより大きなテーマだろう。

英国は階級社会で,特権階級とそうでない階級とは,進む道も歴然とした違いがあり,名門家庭や裕福な家庭の子弟は幼少時から,将来エリートコースを歩むべく育てられるらしい。(今もそうなのかしら?)彼らは12・13歳になるとパブリックスクールに入学し,18〜19歳で卒業すると,オックスフォードやケンブリッジ大学などの名門校に進み,ゆくゆくは外交官などの政府高官や弁護士,企業家のような,社会の指導者の役目を果たす要職に就く。
Cap088_2
つまり,パブリックスクールは,階層によって職業がかなり明確に分かれている英国では,さらなる支配階級の再生産を行う学校なわけで,学校そのものが「階級社会の縮図」のような色合いを持っている。

下級生は上級生に絶対服従で,上級生の「世話係」を勤めさせられる。また,校内の自治会の最高組織である代表( 通称"God")に選ばれることは,将来のエリートコース邁進を約束されたようなもの。その他にも幹事と呼ばれる監督生や,寮長などの地位?があり,最上級生になれば,それらの地位をめぐって,駆け引きや足の引っ張り合い(つまり階級闘争)が行われることもある。
Cap095
主人公のガイは,次期代表の座を望み,将来は仏大使に・・・という夢を抱いていたが,同性愛者の彼は,年下のハーコートと秘かに恋仲になったことが理由で,階級闘争の座から転落する。

この時代,英国では同性愛が犯罪だったにもかかわらず,パブリックスクールは同性愛の温床であり,(そりゃ,思春期の男の子ばかりを,閉鎖的な世界に何年間も閉じ込めておくのだもの,同性愛が生まれない方がおかしいかも。)それがバレて自殺する生徒も登場する。
Cap080
最後までエリート志向は捨てきれず,代表候補の座を追われたことに対して怒りを覚えるガイだけど,同時に「自分は同性愛者で,ハーコートを愛してる」という自覚もきっちり目覚め,彼を巻きこむまいとして,自分の保身を犠牲にする。そして,自分のセクシャリティが受け入れられない社会の仕組みそのものに復讐したかったのか,親友のジャド(コリン・ファース)が傾倒している共産主義の思想へと向かう・・・・。これが,彼がスパイになり,最終的には祖国を捨てた理由だった(と思う)。

Cap073
ガイの親友ジャドは,マルクスの信奉者であり,階級社会や宗教に敵対する思想を持つ。その意味では彼もまたパブリックスクール内では異端者だ。だからガイと気が合ったのだろう。・・・・・彼を演じたコリン・ファースは,若くてスレンダーだけど,この頃からすでに老成した雰囲気がある・・・・でも素敵,なんて知的でストイック。そして歩き方がほんと綺麗。伸びた背筋,ゆったりとした足運び,ポケットに片手をつっこんで頭を高く上げて・・・・漂う気品に見とれてしまう。
Cap118
この作品,テーマはあまり共感できない・・・というか,世界が違いすぎて入り込めない難しさがあるし,べつに切なさも感動もそんなに感じない。(そりゃ,モーリスの方がよほど心に響く。)しかし,英国上流社会のスノッブで格調の高い雰囲気や,オックスフォードで撮影したという美しいキャンパスの風景や,上品で美しい青年たちは十分楽しめる作品だ。テーマ曲にホルストの「木星」が使われているのも嬉しい。

・・・・ほんと,見事に男性(それも大半が美青年)しか出てこないのが,なんと言っても嬉しいではないか。

そして,私の一番のお勧めポイントは,もちろんルパートとコリンの美しさ。特に,この頃のルパートの美しさは神がかっていますよ〜。

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コメント

ななさん、こんにちは! コメントとTBをありがとうございました。
(記事の最初の辺りで「1883年製作」となっていますよ~。19世紀!ビックリ)
さて、この映画。私はずっと観たいと願い続けていたのです。
だから美しい映像と美青年たちに大満足でした、もうそれだけで・・・。
オープニングかな? 生徒たちが「木星」歌ってるんですよね確か。

英国って、やっぱり今も階級社会なんじゃないでしょうか?
表向きは随分変化していても、なかなか人間の意識って変わらないですよね。
実話だというのにもビックリでした。
ではでは、また来ます~。

真紅さま こんばんは~
>記事の最初の辺りで「1883年製作」となっていますよ~。19世紀!ビックリ
ぐぇ~~~!( ̄◆ ̄;)・・・・やっちまった。
ご指摘ありがとうございます。早速訂正しました。しかし19世紀って・・・
コリンもルパートも出演できるわけないですね,その年だと。sweat01
さて,気を取り直して。
>美しい映像と美青年たちに大満足でした、もうそれだけで・・・。
そうそう,そうなんですよね!これはそういう作品で
込められたメッセージがそんなに響いてこなかったとしても
すべて許してしまえる魅力がありました。私的には。
>オープニングかな? 生徒たちが「木星」歌ってるんですよね確か。
黒服の美しい青年たちが歌う「ジュピター」に私も萌えましたよ。あの曲大好きだし。
英国って階級社会だなって,「あるスキャンダルの覚書」とかでも思いましたが
今でも本質は変わってないんですよね,きっと。

きゃはは、ななさん、やっぱり見てたのね、アナカン。笑
私はどちらかというとモーリス派かな。
こちらの映画だと、ケーリー・ウェルエスっていう俳優さんが好きだった。
今何やってるんだろう??
そうそう、スパイの人がモデルとかいってたね。
英国男性は品があるし着こなしがうまくて、さすがだと思った。
私がおすすめのゲイ映画、記事書いてる途中なんだよ。笑
いつになるかわからないけど、がんばってUPするね。

アイマックさん こんばんは!
観てましたよー,しっかり。そう,アナカン。
>私はどちらかというとモーリス派かな。
私もモーリス派です。アイヴォリー監督ですからね,やはりどこか違います。
にしても,ルパートも,ヒュー・グランドも
上流階級に生まれたエリートだそうで
(おヒューは大学もオックスかケンブリッジ出身だったような)
やっぱ,特権階級の雰囲気は二人とも演じなくても自然と滲み出ていたような・・・。
>こちらの映画だと、ケーリー・ウェルエスっていう俳優さんが好きだった。
ガイの恋人役の青年ですね。うん,いい感じ。
でもスクリーンからは消えちゃったのかなぁ。
>私がおすすめのゲイ映画、記事書いてる途中なんだよ。
わあ,それは楽しみ!はやくアップしてねー


ななさん、こんにちは。
↑のコメントに無理矢理割り込んでしまうのをお許しください~。
本作や「プリンセス・ブライド・ストーリー」でステキ〜!と思っていたケアリー・エルウィスですが・・・。
数年前「SAW」で久しぶりに再会して「ありゃ〜おぢさんになっちゃったのねぇ」とビックリしてしまいました。
それもエンドロールで名前を見るまで彼だとはわからなかったわ・・・。(涙)

sabunoriさん こんばんは
ケアリー・エルウィスの情報,ありがとうございます!
な,な,なんと~~「SAW」の
あの監禁されたおじさんが彼なんですか~~~~!Σ(゚□゚(゚□゚*)
嘘や~coldsweats02coldsweats02coldsweats02
↑の,ルパートに抱きしめられてる可愛くイノセントな感じの英国ボーイが・・・
そりゃ,ルパートもコリンも年取りましたけど
ケアリーの変貌ぶりが一番ショックだぁ。

こんばんは。
お邪魔がすっかり遅くなってごめんなさい。

この作品に触れる機会もないまま、数年前に初めて観たのですが、
とにかく、次から次へと美しい男(の子)たちが登場するので
最初から最後まで見飽きることがなく(笑)
確かに、ルパート・エヴェレットの美しさは別格ですね。
コリン・ファースって、若い頃から声と歩き方はおんなじだわ、なんて
しょうもないことを考えつつ、
理知的で冷静な白い顔を見つめてばかりいました。
・・・これが、映画の感想なのか自分。

うおお~~~!!
久々に見ましたが、エヴェレット若いですね。あ、勿論コリンも(笑)。
今やエヴェレットはスタローン化してしまって、昔の面影も薄れてしまいましたが・・・。

エヴェレットは「夢見る頃を過ぎても」がすっごく好きですが、ご覧になりました?
やっぱりゲイの役なんですけど、すっごく可愛いんです・・・。あ、見た目じゃなくて性格がね(笑)。

悠雅さん こんばんは
>次から次へと美しい男(の子)たちが登場するので
>最初から最後まで見飽きることがなく・・・
そうなんです。実はお話はどうでもよかったりしました・・・私。
脇役に至るまで,綺麗な子がけっこう揃っていましたね。
美青年の秘密の園,という感じで・・・(´∀`)σ)Д`*)
その中でも,特にコリンの理知的でクールなお顔と
青年っぽくない分別くさい声に萌え~でしたわ。

dimさん,こんばんは
コメントありがとう!
わたしも,今更ながら,エヴェレットの当時の美しさに驚愕の思いでございますわ。
>今やエヴェレットはスタローン化してしまって・・・
わはは,言えてる~。(*≧m≦*)
「夢見る頃を過ぎても」,DVDで観た覚えがあります。
キャシー・ベイツが主演のラブコメですね。
そうそう,エヴェレット,可愛かったです!

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