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2008年10月26日 (日)

ハンティング・パーティ ーCIAの陰謀ー

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実話ベースだと聞いてたし,背景にボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争があるし,もっと重い感じの,シリアスな社会派作品かと思っていたら・・・。

サイモン(リチャード・ギア)
が狙う,「とびきりの大物」フォックスとは,スレブレニツァの虐殺や,民族浄化を指揮したラドヴァン・カラジッチがモデルだそうで。かつては花形リポーター,今は落ちぶれて見る影もない彼は,再起を果たしたいという願いと,私的な復讐の意味もあって,無謀にもフォックス逮捕を目指す。

彼の仲間はかつての相棒カメラマン,ダック(テレンス)と新米プロデューサーの若者ベン(アイゼンバーク)。彼らは,半信半疑でサイモンに振り回されつつも,中盤からは本腰を入れてフォックス追跡の珍道中をともにする。

そう,「珍道中」と書いたとおり,彼らの追跡劇は,かなり笑えるジョークが散りばめられていて,シリアスなテーマ(訴えたいことはきちんとシリアスだ,一応)にも関わらずこの作品,軽妙なエンタメ作品になっているのだ。

野放しの一級戦犯の存在」という深刻な問題を扱いながらも,まじめなのか,ふざけているのか,・・・製作の意図について迷ってしまうような作品。痛快アクションも冒頭シーンだけで,予告編で期待したようなジャーナリスト離れした鮮やかな活劇を,彼らが見せてくれるわけでもない。(ここが一番肩すかし)
彼らはCIAと間違えられたり,謎の情報源とこっそり接触したり,拉致されたりと危険な目に会いまくるのだが,すべて「運のよさ」だけを武器に切り抜けていくのだから。
Cap016
それでも,実際にカラジッチを追ったレポーターの実話をもとにしてるから,ところどころに真実が入ってる,という構成が面白い。エンドロール前に出てくる「劇中のコレとコレはホントのことだから!」という種明かしに「へ~!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」と驚く。

しかし,CIAも国連警察も捕まえられなかった(というかその気がない?)フォックスを,彼ら3人が首尾よく捕獲できるはずはないのだか,そこらへんは「現代の神話だよん」とうまく煙に巻いて,フィクションであることを匂わせながらも,それでも極悪戦犯のその後の処置なぞは,胸がすくような場面でもある。(目には目を!という悲願も入ってる?)・・・・でも調べてみたら,カラジッチは実際に,この夏めでたく逮捕されたらしいけどホントかな?

Cap004
中年の域を超えたリチャード・ギア。「最後の初恋」なぞで,まだまだラブロマンスの主役も張れる面も備えながら,こういう
崩れた役もしっくりハマるようになってきた。肩の力が抜けた感じで,いいなぁ~。この作品では彼のお尻が拝めます。

Cap024
そして,ほとんど主役と言っても過言ではないくらい,存在感のあるテレンス・ハワード。・・・この作品ではやけに若々しくカッコいいです。相変わらず瞳で語るいい演技をしていて,素晴らしい役者さんだな~。それにあんなに足が長いとはびっくり!

深刻すぎず,おちゃらけすぎず・・・締めるところとゆるめるところのさじ加減が,絶妙で,楽しく見ながらも,今まで知らなかった「国際社会のとんでもない本音と建前」についても知ることができる作品・・・かな?

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コメント

こんばんは!
社会派ものでも、エンタメ系で逆に見やすかったです。
ほんと3人の危険な「珍道中」だったね。
真実と真実ではないところがいりまじって、うまくまとめてありました。
製作中は捕まってないわけで、こういう映画をつくってしまうところはさすがハリウッド!
テレンス・ハワードのファッションが気になったね。うんうん、スタイルのいい人だね。

アイマックさん こんばんは!
いろいろ仰天するような事実を
さりげなく,面白く見せてもらえた気もしますね!
>真実と真実ではないところがいりまじって、うまくまとめてありました。
エンドロールの,「これは事実」という種明かしは面白かったですね。
思いもかけないことが事実だったりして~
何はともあれ,今は逮捕されてるようで,よかったです。
テレンス・ハワード,今まで地味な警官役とかしか知らないので
この作品ではおしゃれなファッションの彼にびっくりしました。

いやいや〜私はこの作品、2008年に観た洋画ランキングの第3位に入れましcrown

まさに、深刻過ぎず、おちゃらけ過ぎない…面白い作品でした。

しかし…トダナツの翻訳、かなりいけてなかった…。
今どき、オ○ン野郎sign01はいかがなものでしょう???

あなばななさん こちらにもコメントありがとうございます!
>いやいや〜私はこの作品、2008年に観た洋画ランキングの第3位に入れました
私もこれはかなり気にいったのですよ~
ランキングには惜しくも入れてないですけどね。
リチャード・ギアも好きですし~。
重めのテーマの割にはかなり痛快なお話でしたね。
>今どき、オ○ン野郎はいかがなものでしょう???
さあ,どうでしょうか???今ではなんていうのが旬なんでしょ~ね~?


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