« いつか眠りにつく前に | トップページ | ダークナイト »

2008年8月 8日 (金)

ノーカントリー

Wallpaper01_1024x768 
2008年,アカデミー賞受賞作品。DVD リリースを待ちかねての鑑賞。単純に「感動した」とは言いがたい。しかしさすがに,途方もないパワーを持った,超ヘビー級の作品だった。

ストーリーはいたってシンプル。
そしておそらく,保安官ベルが,同僚と語る嘆きのこもった台詞の中に,病んだアメリカに対するメッセージが込められているのだろう。

071204_nocountry_sub1
それにしても強烈なのは,他のブロガーさんたちも口を揃えて言及している,殺し屋シガーのキャラクターだ。

ギョロリとした無表情な眼。巨体に似合わぬマッシュルームカット。彼には,金も,麻薬も,取引も通じない。そもそも他者との会話のキャッチボールができない彼には,命乞いなど通用しない。その心に,人間らしい感情なぞ,一片も持ち合わせていないように見える,静かな狂気を秘めた男,シガー。

彼は自分なりの殺人のルールを持っていて,コインの裏表を当てさせることで,相手を生かすか殺すかを決める。そしてシガーは,モスを追う道中も,自分のルールに従って,無関係な人を次々と殺してゆく。不幸にも彼と出会ってしまった人は、二分の一の確率で死を迎えることになる。

この男に目をつけられたら最後,
逃れられる人間などいまい。

080215_nocountry_sub4
モスもまた,ベトナム帰りの猛者(もさ)であり,妻をして「誰にも負けない」と言わしめる男なのだが,相手がシガーでは,「いずれ時間の問題だろう」ということは予想がつく。まあ,このモスも,持ち逃げした金に最後まで執着するような男だから,あまり同情するには当たらない。それよりは巻き添えを食って殺された人たちの方がよほど気の毒。

とにかくシガーの通った後は死体が転がる。
「奴を見たのに,まだ生きているのか?」と尋ねた,もう一人の殺し屋の台詞が怖い。もはや彼は,人間ではなく,理不尽で不条理な死そのもののようだ。

そして作者がアメリカを血と暴力の国と捉え,不条理な死が横行する世界だと示唆するなら,ラストでシガーが,逮捕もされず死にもせず,まるでターミネーターのように次の標的を探すべく立ち去る理由も,わかる気がした。
・・・・だって死神は滅びることなんてないのだから。

071121_nocountry_main
その顔に,苦渋と諦念をにじませた保安官ベルは,いわばアメリカの老いた良心の象徴なのだろうか。安心して住むことのできない国アメリカは,この先どこへ向かうのか。

アメリカの事情はよくわからないけど,オスカーを取ったということは,この作品の訴えるメッセージに共感する人は多かったのだろうか。確かにコーエン兄弟の,職人芸にも似た作品作りの才能には,毎回唸らされるのだが。

これまでにスクリーンでお目にかかった悪役の中では,不気味さと恐ろしさでは群を抜いているシガー。しかし,おそらく彼を上回る最凶の悪役,ダークナイトのジョーカーを,明日鑑賞する予定だ。猛暑の中,ヘビーな作品が続くけれど,パワフルな悪役に鳥肌を立てるのも,一つの暑気払いの方法かも・・・・。

« いつか眠りにつく前に | トップページ | ダークナイト »

映画 な行」カテゴリの記事

コメント

ななさん、こんばんわ

まさに、シガー様のお通り!みたいな映画でしたね。
良心の象徴が消え行くかのようなラストは無茶苦茶後味悪かった。

こういう映画がアカデミー賞作品賞をとるのもある意味不気味であります。

こんばんわ。トラコメありがとうございました。

ハビエル・バルデムという俳優が名優であることは知っていましたが、まさかここまで強烈な印象を残す悪役を見事なまでに演じきるとは驚きでした。

そしてコーエン好きにはたまらない独特の演出による映画の世界観。アカデミー作品賞にふさわしい、映画好きが大納得する映画でしたよ。

 ななさん、こんばんわ~
 この映画かなり酔っ払ってみたので確か不気味さが半減してしまった記憶が・・・、ただハビエルはただものじゃなかったですね、殺人鬼になりきってました(怖~い)やはりコーエン兄弟の演出が素晴らしかったのでしょう、後味の残る不気味さで、音楽もほとんどなかった記憶でしたが、それも逆に怖かったような・・・、もう1度じっくり見直さないと・・・
 さて明日ですね、「ダークナイト」僕もまたジョーカーに会いたくなったので鑑賞します。先程まで地上波で「バットマン ビギンズ」見てました。

ななさん!!
明日ジョーカーを観るのね~
物凄かったよ~ヒースのジョーカーは!!
私は、ノーカントリーを観た時は、「シガーって今まで見たことのない不気味さがある」と思ったけれど、ジョーカーを見て、「これこそ映画史に残る悪役!!」って思いました。半端じゃーなかったです。

で、、、ノーカントリーですが、ななさんは映画に込められたメッセージを感じ取れたんですね?
私は全然分からなかったの(汗)
トンチンカンの感想を書いて、他のブロガーさんから色々教えてもらいました。
で、「そうかぁ~そうだったのか!」とは思ったのですが、、、
きっと単純な頭では理解出来なかったのね~
まぁ~仕方ないか(開き直り・汗)

moviepadさん

そう,これはまさにシガーの映画でした。
不条理な死,ということが実は影の主役なのかもしれませんね。
それを野放し・・・というラストは後味悪いです。

>こういう映画がアカデミー賞作品賞をとるのもある意味不気味であります。
なんだか,厭世感を感じてしまいます。

にゃむばななさん いらっしゃいませ!
初めてのご訪問,とっても嬉しいです。
今後もよろしくお願いしますね。

ハビエル・バルデムさん すごいです。
あの独特の怖さ・・・存在感,オスカー受賞も納得でした。
コーエン兄弟の最高傑作はファーゴだと思っていましたが
それを超える傑作ですね,これは。誰にも真似できません。
今後の作品にも期待していきたいです。

イニスJrさん
え?これ酔っ払ってごらんになったの~
じゃあ,恐怖心は薄れたかな?
無音のシーンが多いけど,息遣いとか,靴音とか
照明の使い方とか,むちゃくちゃ上手に恐怖心をあおっていましたね。
DVDで見直すと,その丁寧に練られた作りに感心すると思います。

今日もジョーカーご覧になるのですね!
私もこれから出かけます~,今から心臓ドキドキですわ。

由香さん おはようございます。
世間はオリンピックで湧いていますが
私は今日からジョーカー祭りです~
オリンピックも中国の印象がもっとよければ
昨夜のど派手な開会式のセレモニーも素直に感心できたのですが・・・
おっと話題がそれました。

この映画のシガーの不気味さは,過去作品ではおめにかかったことのない種類のものですね。
コーエン兄弟,そんなに得意というわけではないのですが
私のようなひねくれ者は,いろいろこねくりまわして
楽しめる作品を撮ってくれる監督さんです。
でも,このテーマでオスカーって・・・価値観が変わったのね~
カンヌが喜びそうなテーマのような気も・・・。

ななさん~こんにちは!
TBダメだったみたい・・・ゴメンなさい・・・。
ところで、笑っちゃった!
ななさんも、暑い時期にこういう映画は・・って書いてあったんだもの☆ 確かに寒くなる効果あって良いよね^^

>不気味さと恐ろしさでは群を抜いているシガー。
しかし,おそらく彼を上回る最凶の悪役,ダークナイトのジョーカーを,明日鑑賞する予定だ。

おおっ!!いいですね~。私も見たいって思っているんです。でも、その前に、昨晩放映していたバットマンビギンズを見てからにせねば・・・と、思っているのです。

死に神は滅びることはないというのはそのとおりですね。
わが国でも形は違えど、何の落ち度もない人が尊い命を落とす不条理な事件が後を絶ちません。
しかもそれは、ある一人の狂人が引き起こしているものではなく、違う人物によって連鎖的に発生しているという性質の悪さ。
本作のテーマは万国共通のものなのでしょう。

それにしても、「ダークナイト」のH.レジャーはこれを上回る最凶ぶりなのですか。
早いとこ観に行って暑気払いしたいと思います。

latifaさん こんばんは
TB今回は残念でした!むら気なココログであいスミマセン。
怖い悪役で暑気払い・・・ホントはジェイソンみたいな奴の方がいいんだろうけど・・・
寝苦しい夜は,ドアの外のシガーの足音を想像してみることにします

ダークナイトのジョーカーはまた別の怖さでした。
鳥肌がたつというよりは,圧倒されて暑さを忘れました。
ご覧になるなら,やはり「ビギンズ」で予習されてからの方が
登場人物の相関関係がわかって楽しめますよ!

クラムさん こんばんは

>わが国でも形は違えど、何の落ち度もない人が尊い命を落とす不条理な事件が後を絶ちません。

昨今のニュースなぞを見るとほんとうに増えてきましたね,そんな事件。
銃社会でないから,まだましという感じで
不条理な死にいつ見舞われるかわからない時代になってきました。
万国共通のノーカントリー化・・・
すごく危機感を感じますね。


こちらにもこんにちわ。

しかし、ななさんもチャレンジャーですね。
2008年度の最強2大悪役を立て続けに観るだなんて(苦)

私は、『ノーカントリー』を観た当時は、あまりの
衝撃で心を整理するのに大変でしたが、まさか
悪の化身ジョーカーがあそこまでシガーを凌駕するとは
思いもせず・・・。

シガーもこの世に突然沸いて出た不条理と理不尽の
塊みたいなもの。ジョーカーもまたしかり。

こういうキャラクターが物語の主軸を支える映画が
多数生まれる今の世の中って・・・とちょっと複雑な
思いにも陥りますね。

睦月さん こんばんは
そうそう,2大悪役比べをやっちゃいました。(死)
で,シガーにもガツンとやられたのですが
翌日ジョーカーを観て「上には上がおるなぁ」と・・

>こういうキャラクターが物語の主軸を支える映画が
多数生まれる今の世の中って・・・とちょっと複雑な
思いにも陥りますね。

・・・ましてやそれがオスカーなんか獲っちゃった暁には・・・(あ,ヒースには獲って欲しいけど)
このような,一昔まえには考えられないような悪役を観て,どこか既視感を覚えたり,うっすらと共感してしまう時代になったということでしょうか?犯罪の質があきらかに昔とは変わってきていますものね。


\(^o^)/こんばんは!~♪TBとコメント
ありがとうございます!今日は少し涼しかったから
楽でした^^ななさんも暑さに負けない
でね(^_-)-☆

この映画の後にダークナイト鑑賞とは(^_^;)
どっとお疲れでたのでは?(笑)
この映画を観た時、これほどひどい、怖い、悪役
(殺し屋)は観た事がないかも・・・と思って
いましたが、ヒースのジョーカーはシガーに匹敵
いえ、それ以上でした(T^T)

こう言う作品がアカデミー賞をとるようになった
と言うことに驚きました(*_*)

>猛暑の中,ヘビーな作品が続くけれど,パワフル
な悪役に鳥肌を立てるのも,一つの暑気払いの方法
かも・・・・。

確かにそれも一理ありますが、最狂(最凶)な悪役立て続けにご覧になって、エネルギーも吸い取られて、ななさん、グッタリしているのでは?(笑)

ななさん、こんばんは~。
ハビエル・バルデム自身は、銃を持つのも嫌!という人らしいです。そんな人がこんな恐ろしい役をよく演じきりましたよねー。そして、あの髪型も、すごく嫌だったそうですよ・・・そりゃそうだ(笑)。

で、私はこういう映画は苦手なんですよね・・・。私は基本的に映画に「夢」を求めているので、こういう不条理な世界を観ていると、疲れてしまうんですよ。観た後、気分が重~くなりました・・・。

どうもこんばんは
シガーは静かな狂気と言う感じでしたね
理屈もなにも通じないでいきなりって言う恐怖でした、階段を登ってきた時の画が怖かったです。
アカデミー授賞式の時とまるで違う人だったのも受けました。

すごい映画でした~。映像も素晴らしかったし、ハラハラドキドキ度もかなりなものがあったし、とにかく緊張感が持続して・・。
ななさんが書いてらっしゃるようなテーマ性もありましたよね。でも、コーエン兄弟も楽しんで作ってたんだろうなぁ、という気がしました。
そんなわけで、素晴らしい映画だったなとおもうんですが、私の好みかと言うとそうでも無かったりもしたので(^^ゞ”最高!”とはならなかったです(^^ゞ

ななさん、こんにちは~
暑中お見舞い申し上げます。
毎日毎日猛暑ですね~。行き倒れそうです・・。

アントン・シガーの無条件の怖さは、確かにヒースのジョーカーに匹敵しますね!
私もここにTBいただいて、そういえば・・と思いながらココ読ませていただいたので、
翌日に見た、と書かれているところで、おおー!と思いました。

ひろちゃん こんにちは
最近夕立があるので,気休め程度に涼しくなります。
はやく秋が来てほしいですね。

ノーカントリーのリリースが8日で
ダークナイトの公開が9日だったので
悪役祭りになってしまったのですよ~
やっぱり疲れますね~。
短期集中型というか,一時的のめりこみ型なので
食べ物でも読書でも,気に入ったものは
しばらく同じものを続けて道を究める傾向があるので,
実はこの後も「ファーゴ」とか「ハンニバル」とか,
「セブン」のDVDをぼーっと観てます。(アブナイ・・・)

お盆にはやっぱり「悪役祭り」ですね。(悪趣味)
エネルギー吸い取られて,
レスやTBの速度が急速に落ちてる現状です。
記事アップも止まってますが,
次は楽しくジョニーの過去作品で遊ぼうと思ってますので
そちらをアップしたらまたお邪魔しますね。

mayumiさん こんにちは
ハビエルは,苦労があったのですね~
そりゃ,あんな髪型,コメディアンでないかぎり
やりたくはないわな~~。
他の作品の彼って,あの犬を思わせるおおきな瞳で
優しい性格とかを表現する役が多いのに
このシガー役は大変だったでしょうね。
それだけに,御苦労さま,オスカーどうぞ!って感じです。
私はこういう世界観も嫌いではないというか
怖いもの見たさで必ず観てしまうのですが
リピート率は低いですね~。

くまんちゅうさん こんばんは
そう,シガーはあの寡黙なところ,感情のないところ
音をたてないところが怖かったですね。
まさに忍び寄る死神という感じで。
演じたハビエルさんは,きっととっても穏やかなひとだと思います。
自分と正反対のキャラを演じることができるなんて脱帽ですね!

メルさん こんばんは
TBありがとうございました。
コーエン兄弟のファーゴを再見してみましたが
こちらも計算しつくされた映像(こっちは一面の雪景色)がとても印象的でした。
・・・そんな点は芸術的な撮り方をするんですよね,コーエン兄弟。
凄い作品であることはよくわかる,メッセージも受け取れる,でも。
そりゃ,それでも万人受けはしない作品でしょうね~。
「この世界は不条理で満ちている」なんてメッセージ
心地よくないですもん,たとえ真実だとしても。
・・・・解決策思いつかないですし。

とらねこさん こんにちは
生まれてこのかた,こんな暑い夏は初めてのような気も・・・
人間も猫もぐったりですわ。
でも2日続けてメガトン級の悪役を堪能し
背筋が凍る思いをいたしました・・・。
確かに一時的に,暑気払いにはなったような・・・

どうもでした。
実家にいたりして、反応遅くなりまして、すいません。
『ファーゴ』も、理不尽なもどかしさがありましたが、身重な婦人警官が、なんか救いだったんですよね。
たまたま妻が身重だっただけかもしれませんが・・。
この数年間で、コーエン兄弟になにかあったのかもしれません。
やはり9・11を経て、世界の人は、ずいぶん意識が変わったなあとも思います。
日本も他人事ではないのかもですね。

sakuraiさん こんばんは

>『ファーゴ』も、理不尽なもどかしさがありましたが、身重な婦人警官が、なんか救いだったんですよね。

そうでした。常識と勇気のあるあの婦警さんと,朴訥だけど心優しい彼女の夫(ゾディアックで犯人役だったけど)・・・。あの夫婦が互いにいたわりあい,信頼しあう姿が救いでした。

>やはり9・11を経て、世界の人は、ずいぶん意識が変わったなあとも思います。
暴力や戦争というものについての危機感は,高まるばかりで緩和される時代など,もう来ないのかもしれませんね。

こんばんは。
シガーはとにかく恐ろしい殺し屋だったんですが、
保安官の回顧的な台詞で始まったので、
わたしは冒頭から、保安官の物語として観ていました。
追われる男と追う男に、追いつけない立場に視点があったせいか、
シガーの銃口はこちら側を向くことがないので、
想像の範囲を超えた殺人者に対する恐怖はあるにせよ、
寓意的な文学作品であったと思ったという、
ちょっと変わった感想を持ったのでした。

ジョーカー、3回めを観て来ました。
まだ通ってしまいそうです。

悠雅さん こんにちは
おおお~,ジョーカー3度目鑑賞されましたか!
私は来週2度目に挑戦する予定です。
3度目はちょっと都合がつかないかな(泣)
これでヒースともお別れと思うと,
毎日でも通いたいのですけどね~~。

さて,この作品,そう言えば主人公は保安官でしたね。
彼の目線から見た物語なので
確かに客観的なというか,距離を置いた見方もできますね。
でもやっぱりシガーは怖かったですよ~~~
不思議とモスには「自業自得・・・」とか思ってしまいましたが
彼の妻や,関係ない人たちはかわいそうでした。

ななさん、こんにちは。コメントとTBをありがとうございました。
レスが大変遅くなって申し訳ありません。。
皆さんが『ダークナイト』リピートされている中、映画を全く観られない状態が続いています。
でも、皆さんにたくさん通っていただいて、是非ロングランを願いたいです。

さてこの映画、シガーの強烈さが際立っていましたね。
ジョシュ・ブローリンもよかったですけれども・・。
やはりあの「サラサラヘア」でしょう。
ではでは、また来ますね。

真紅さま こんばんは!
まだ映画鑑賞できない環境におられるのですね~
復帰されたら,ぜひぜひダークナイトを!
ヒースファンでなくても,またアメコミファンでなくても
リピートする方が続出していますよ~

で,このノーカントリーですが
個人的には,「さすがオスカー作品!」と感心もしたのでした・・・。
感動は・・・・しなかったけど。
シガーのあの髪形・・・まったく似合ってなかったけど
言われてみれば手入れのいきとどいた,綺麗なヘアでしたね。

ななさんこんにちは!

お久しぶりです。シガー怖かったですね、なんか近づいただけでひどい目に遭いそう
しかも目をつけられたら最後だしね、なんかシガーの一人がちな感じだったけど
モスの最後は残念でした・・・シーンが戻ったらやられてたから
あんなにがんばったのだから最後はもっと見せてほしかったですね
コール・マッカーシーさんの原作も読んでみたいです。

せつらさん こんばんは!
レスが遅れてすみません。
モスの最期はわざと見せなかったのだろうけど
こちらもドキドキしながらつきあったのだから
最後まできっちり観たかったですね~。
それにしても,歩く殺人鬼シガーのインパクトは強かったですね~。

「安心して住むことのできない国」アメリカ人の多くは負う思っているのでしょうか。No country for old men. 繰り返し報じられる、銃乱射事件などのニュースを見て思いました。

マンツーマン英会話さん はじめまして。

>「安心して住むことのできない国」アメリカ人の多くは負う思っているのでしょうか。
どうなんでしょうね?アメリカ人でないし在住の知り合いもいないので何とも言えませんが,このような映画が製作されてそれが賞を取るということは,やはりそのような傾向もあるのかもしれませんね。日本も災害や政治経済の面では「安心して住める国」と胸を張れなくなってきた昨今かもしれませんが・・・・。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ノーカントリー:

» ノーカントリー [映画のメモ帳+α]
ノーカントリー(2007 アメリカ) 原題   NO COUNTRY FOR OLD MEN    監督   ジョエル・コーエン イーサン・コーエン    原作   コーマック・マッカーシー 『血と暴力の国』    脚色   ジョエル・コーエン イーサン・コーエン       撮影   ロジャー・ディーキンス                   音楽   カーター・バーウェル                出演   トミー・リー・ジョーンズ ハビエル・バルデム       ジ... [続きを読む]

» 『ノーカントリー』 [めでぃあみっくす]
コーエン兄弟といえばアメリカ社会の矛盾と闇を時にはコミカルに、時にはシリアスに描く映画監督。第80回アカデミー作品賞受賞作品で一気に知名度の上がったこの映画はコーエン作品の中でも演出面において特筆すべき素晴らしさがある一方で、見終わったあと多くの観客から「....... [続きを読む]

» ノーカントリー [★YUKAの気ままな有閑日記★]
第80回アカデミー賞で、≪作品賞≫≪監督賞≫≪脚色賞≫そして≪助演男優賞≫を受賞した本作の公開を待ちわびた。特に助演男優賞のハビエル・バルデムの演技をとっても楽しみにしていた―【story】狩りをしていたモス(ジョシュ・ブローリン)は、死体の山に囲まれた大量のヘロインと200万ドルの大金を発見する。危険なにおいを感じ取りながらも金を持ち去った彼は、謎の殺し屋シガー(ハビエル・バルデム)に追われることになる。事態を察知した保安官ベル(トミー・リー・ジョーンズ)は、2人の行方を追い始めるが―     監... [続きを読む]

» 「ノーカントリー(NO COUNTRY FOR OLD MEN )」映画感想 [Wilderlandwandar]
アカデミー賞で作品、監督、脚色、助演男優、の4部門で受賞したコーエン兄弟の作品「ノーカントリー」(原題:NO COUNT [続きを読む]

» 「ノーカントリー」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
映画「ノーカントリー」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント、テス・ハーパー、他 *監督:ジョエル・..... [続きを読む]

» 「ノーカントリー」 [☆ EL JARDIN SECRETO ☆]
圧倒的な緊迫感の近くにいながら、所在なし。いろいろ捉え方がありそうな作品ですが、興味深いのはT.リー・ジョーンズの保安官でしょうか。原題"No Country for Old Men"の"Old Men"に当たる人物であり、冒頭もラストも彼。物語の中心に位置づけているのは間違いないはず...... [続きを読む]

» ★ノーカントリー★ [CinemaCollection]
NOCOUNTRYFOROLDMEN世の中は計算違いで回る異様なまでに生真面目な殺し屋と、時代に取り残された保安官ーふたりの男に追われる男の可笑しいほど残酷な運命上映時間122分製作国アメリカ公開情報劇場公開(パラマウント=ショウゲート)初公開年月2008/03/15ジャンルドラマ/...... [続きを読む]

» ノーカントリー [カリスマ映画論]
【映画的カリスマ指数】★★★★★  『突然』の残酷、『予想外』の運命   [続きを読む]

» 「ノーカントリー」 [It's a wonderful cinema]
 2007年/アメリカ  監督/イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン  出演/トミー・リー・ジョーンズ      ハビエル・バルデム      ジョシュ・ブローリン  アカデミー作品賞、監督賞、助演男優賞と重要な部門を獲得した作品。  溶接工のモスは、荒野で麻薬絡みの抗争跡を見つける。そこにあったのは多くの死体と大金。大金を持ち帰ったモスは、犯罪組織に雇われた殺人鬼シガーに追われることとなる・・・というストーリー。  冒頭の殺人シーンで一気に気分が悪くなりました。・・・銃... [続きを読む]

» 「ノーカントリー」 [心の栄養♪映画と英語のジョーク]
テキサスの荒野でハンティング中に、銃撃戦が行われたと思しき麻薬取引現場に出くわしたモス (ジョシュ・ブローリン)。複数の死体が横たわる現場の近くで、200万ドルの大金を発見した彼は、 危険と知りつつ持ち帰ってしまう。その後、非情な殺人者シガー(ハビエル・バンデム)に追われる身に。 モスは、妻カーラ・ジーン(ケリー・マクドナルド)を守るため、死力を尽くしてシガーの追跡を躱していく。 一方、老保安官エド・トム・ベル(トミー・リー・ジョーンズ)もまた、モスが最悪の事件に巻き込まれた ことを知り彼の行方を追... [続きを読む]

» 43●ノーカントリー [レザボアCATs]
アカデミー賞の作品賞&監督賞を取った作品というのは、やっぱり要注目になるのだけれど、その発表が終わってすぐの公開、という、まるで結果を分かっていたかのような印象。批評家の評価もこぞって高かったというこの作品。私もすっごく楽しみにしていた。... [続きを読む]

» ノー・カントリー [迷宮映画館]
コーエンの遊びは、嘆きの声に聞こえてきた。 [続きを読む]

» ノーカントリー [悠雅的生活]
追われる男、追う男、追いつけない男 [続きを読む]

» 「ノーカントリー」 [シネマ・ワンダーランド]
「ファーゴ」(1996年)や「未来は今」(94年)などの作品で知られる米国のジョエル&イーサン・コーエン兄弟が2007年にコーマック・マッカシーの小説「血と暴力の国」を映画化したクライム・サスペンス「ノーカントリー」(原題=No Country For Old Men、米、122分)。麻薬密売事件を発端に大金を手にした男と彼を追う殺人鬼、さらにその殺人鬼を追う保安官といった構図となっている。事件は何も解決しないぺシミスティックで、カタルシスのない内容だが、この作品は80年代以降の血と暴力に...... [続きを読む]

» ノーカントリー [小部屋日記]
No Country for Old Men (2007/アメリカ)【DVD】 監督: ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン 出演: トミー・リー・ジョーンズ/ハビエル・バルデム/ジョシュ・ブローリン/ウディ・ハレルソン/ケリー・マクドナルド 純粋な悪にのみこまれる 本年度アカデミー賞最多4部門(作品賞・監督賞・助演男優賞・脚色賞)受賞。 オカッパ殺し屋のハビエル・バルデムが強烈すぎる!! 暴力に満ちたサスペンススリラー。 story 狩りをしていたルウェリン(ジョシュ・ブローリン)は、死... [続きを読む]

« いつか眠りにつく前に | トップページ | ダークナイト »

フォト

BBM関連写真集

  • 自分の中の感情に・・・
    ブロークバックマウンテンの名シーンの数々です。
無料ブログはココログ