クライマーズ・ハイ
1985年8月の,
日航ジャンボ機123便の墜落事故・・・。
あれからもう23年もたったのか・・・。
ちょうど夏休みの,しかもお盆まえで,大阪の叔母の家に泊まりがけで遊びにいっていた私は,そこのテレビで事故のニュースを観た。思えばあの年の夏,テレビや新聞などは,墜落現場のありさまや,生存者や遺族の情報,事故原因など,この事件関係の報道で持ち切りだった。
この映画を観ている間じゅう,あの時実際に報道された様々な情報や,それに触れたときに感じた思いが(もう正確なことはぼやけてしまってはいたが)自分の中で蘇ってきた。
・・・知らなかった。あの事件の背後に,こんな熾烈な報道合戦と,その渦中の男たちの熱い戦いや葛藤があったとは。
1985年の日本はどんな時代だったのか,冒頭からスクリーンに映し出される風景や小道具やファッションの数々が妙に懐かしい。「グリコ・森永」とか「大久保・連赤」とか「靖国参拝」とかの言葉も。
パソコンなど一台もない新聞社のオフィス。コードがついた旧式の受話器。扇風機やうちわを駆使しているところを見ると,エアコンも普及してなかったっけ?
携帯電話とパソコンがないっていうのは,通信上どんなに不便だったろうな,と思う。まぁ,それらの恩恵を普通に享受している現代からみれば,そう思うのであって,あの当時は別に不便と思ってもなかっただろうけど。
墜落現場の御巣鷹山。
険しい道なき道を,猛暑の中,重い機材を担いで苦労して登るカメラマンたちや,社の方針で無線も持たせてもらえなくて,電話を求めて奔走する記者たち。・・・・・なんて,まあ,大変な。
そして,この物語の主人公である,
北関東新聞社の悠木(堤真一)。
彼の奮闘ぶりを観ていると,「男は閾(しきい)をまたげば,七人の敵あり」ということわざが思い浮かぶ。この事件の全権デスクに指名された彼にとって,敵はライバルの新聞社だけではなく,自社の上司や,同僚の中にもうようよ。ただでさえ緊迫感でピリピリした社内の空気の中,意見の対立や,個人的な感情が引き金になって,怒号が飛び交い,険悪な空気が立ち込める・・・・。
それにしても,男の仕事場って,戦場なんだなと改めて思う。いや,女だって仕事上の意見の対立や,上司とのあれこれはあるけれど,男性の場合,闘争本能の違いなのか,桁が違うような。仕事に関するプライドや出世欲や嫉妬心も,女性にはないすごいものがあるんじゃないだろうか?
中央紙に対抗する地元紙としての誇り。部下の記者たちと上司との板挟み。つかんだ情報のうち,どれを優先して報道するか,繰り広げられる討論。そしてついにつかんだ大スクープと迫られる重大な選択。
悠木にとっては,混乱と喧騒と,緊迫感に満ちた,なんと熱い1週間だったろう。
劇中,「あんまりじゃん,それ!」という事件が多かったので,何度も「辞めちまえ~,そんなとこ!」と心の中で叫んでいたが・・・・本当に彼が辞表を出したときはすごい爽快感があった。
そうだ,悠木,振り返るな!カッコいいぞっ!
その後,あの有名な遺書(今でも言葉の数々を覚えている)のコピーを佐山が読むシーンでは,目頭が熱くなった・・・・。
そうそう,県警キャップ・佐山を演じた堺雅人,とってもよかった。「アフタースクール」も見ようかな?
・・・・うだるような酷暑の中,それにも増してアツイ映画を見せてもらった。
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おはなし:1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が群馬と長野の県境に墜落、その一報が北関東新聞社に入る。悠木和雄(堤真一)は編集部で全権デスクに任命される。
原作がとても素晴らしかったのです。3年前にNHKで製作されたドラマも素晴らしかったです。映画化されても普通以上に満足させてくれるだろうとは予想がつきました。
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もう残りあと2日。
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今年観た日本映画の中では
『アフタースクール』と並ぶぼくのオススメだね」
----監督は原田眞人だよね?
「うん。この監督は
他の人には決してマネできないハリウッド仕込みの手法を駆使して、
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ななさん
お久しぶりです。最近なかなか同じ映画を観ていなくてコメント出来ずにいましたが、久々にトラックバックさせていただきました。
すごい映画でしたよね。胃が痛くなりそうでした。
「アフタースクール」ぜひ、観て、ななさんの感想を聞かせてください。ネットではかなり評判が良いようですが、私は・・・。「キサラギ」風のものを期待していたのですが。
投稿: むぎむぎ♪ | 2008年7月24日 (木) 23時30分
むぎむぎさん きゃー,お久しぶり!
お元気ですかぁ,毎日暑いですね。
邦画にしては,珍しく「観たい」と思った作品です。
原作,本屋さんで探したけど品切れで・・・。
横山秀夫さんの他の作品は「顔」「第3の時効」は読んだんですがね。
この「クライマーズ」もぜひ読みたいです。
「アフタースクール」面白そうですね。予告だけみれば
「キサラギ」っぽいのかな?と私も思ってますが
・・・・違うの??
投稿: なな | 2008年7月25日 (金) 00時43分
ななさん、こんにちは~
ものすごく熱い男たちのドラマでしたね!
原作がとても好きだったので期待していて映画ですが、予想以上によかったです!
日航機事故を扱ったものは、当時を思い出したり他の作品の色々な人たちの感情が蘇ってきたりで、それだけで泣けてしまいます。
私も遺書と、佐山の記事では涙がとまりませんでした。
「アフタースクール」の堺さんはこちらと全然雰囲気が違いますが良かったですよ~
投稿: hito | 2008年7月25日 (金) 18時57分
こんにちは
こちらは、NHKで見た事があります。主演は佐藤浩一さんでした。
篤姫見てます。堺雅人さんと会えなくなってしまったので、映画館に足運ぶ人、多いでしょうね。
深夜のTVでは、違う一面も見れて楽しいです
投稿: RICCA | 2008年7月26日 (土) 12時28分
hitoさん TBありがとうございました。
>日航機事故を扱ったものは、当時を思い出したり他の作品の色々な人たちの感情が蘇ってきたりで、それだけで泣けてしまいます。
私もですよ~,あの遺書なんか,ほとんど暗記していた自分に驚きました。
それとスクリーンに映る,当時のハヤリモノとか,とっても懐かしかった。
社長がペットボトルの水を飲んでるシーン,あれだけは時代考証ミスじゃない?
あの頃,ペットボトル飲料って普及してなかったような・・・。
それに「今日の気温は31度」というシーンがあって
「おお,このころはまだ涼しかったんだ」と,今年の酷暑と比べてしまいました。
投稿: なな | 2008年7月26日 (土) 22時50分
RICCAさん こんばんは
これのドラマ版は未見ですが,佐藤浩一さんの悠木役もハマるでしょうね。
とにかく原作がいいのでしょうね。
堺雅人さん,お好きですか~~
私も今作を観て,俄然好感をもつようになりましたよ。
投稿: なな | 2008年7月26日 (土) 23時03分
ななさん、こちらにもコメントとTBをありがとうございました。
あの日の記憶を持つ全ての日本人にとって、忘れられない事故ですよね。
原作者の横山さんは、堺さんが演じた佐山の立場だったようです。
男の嫉妬は女のそれより凄いと言いますが、あの頃は完全に「男社会」でしたものね。
北関の記者たち一人ひとりが個性的で、はまり役だったと思います。
堺さんとエンケンさんは、今年の助演男優賞候補筆頭ではないでしょうか。
『アフタースクール』も面白いですよ。機会があれば是非(例の劇場のオーナーさん、よろしく~、笑)。
ではでは、またです!
投稿: 真紅 | 2008年7月27日 (日) 01時01分
ななさん♪こんばんはー☆
コメントどうもでした♪♪
このストーリー、本当にわたし的にはいろいろ思い入れのあるポイントだらけで、とても興味深いんです。
で、ななさんも大阪に遊びに行っていたんですねー
わたしはちょうど帰ったらニュースでやっていて、愕然としたのを覚えています。
NHKのドラマも相当よかったですよ。
機会がありましたら是非見てくださいね~。
映画も役者さんたちがものすごくリアルで、映画からほとばしるうねるような熱気にやられてしまいましたわ。
かなりお気に入りの1本になりました。
投稿: ルールー | 2008年7月27日 (日) 01時08分
まいどどうもです
原作ファンとしては描ききれてない部分も有りましたが、映画としては上手く作っていたと思います。
悠木の家族の状況がイマイチ判り難かったかな、
純のハーケンは感動所なんですが伝わってたのか不安です
新聞社内部の雰囲気は役者も含めて、とても良かったです。
投稿: くまんちゅう | 2008年7月27日 (日) 01時23分
ななさん、こんにちは~♪
お暑うございます。
23年前を遠い目で振り返ってしまうワタクシでございました。
世間の注目をあつめたあの事件の裏側ではこんな報道合戦が行われていたんですね~。
ブンヤ魂の熱さを感じました。
「アフタースクール」では全く違う堺さんが見れるので、機会があったらぜひ!!!
投稿: ミチ | 2008年7月27日 (日) 11時54分
男の仕事場は戦場・・・であるべきなんでしょうね。
うちの職場はちょっとぬるい感じがします。
地方紙の世界はどうなんでしょう。
今住んでいる大分県のローカル紙、大分合同新聞は
教員採用口利き問題に幹部が関与していて処分されました。
そういう曲がった締め付けや厳しさは早く除去すべきなのは
間違いないんですけどね。
投稿: クラム | 2008年7月27日 (日) 14時06分
こんにちは。
あの辞めるところはカッコよかった。
そうだそうだ----と思いました。
自分はここにしか居場所がないんだという錯覚を、
見事に吹っ切ってくれます。
『アフタースクール』は、これまたオモシロいですよ。
ちょっと日本映画らしくないところが、またいいです。
投稿: えい | 2008年7月27日 (日) 17時46分
ななさん こんにちは~♪
いやぁ~今も暑いですが、この映画も熱い映画でしたね!
堤サンが出ているのでとっても期待してた作品でした。
裏切ることなく、今年のマイベストに入る勢いで気に入りました。
そぉそぉ、脇役のはずの堺雅人サンの熱演で主演の堤サンもかすむほどでしたよね!
『アフタースクール』も『ジャージの二人』も観たいですがDVD待ちになりそうです。
投稿: なぎさ | 2008年7月27日 (日) 17時50分
真紅さま こんばんは
あの事故は何年たっても,日本人の記憶から無くなることはないと思います。
23年前の日本って,今よりずっと男社会でしたよね。
特に原作者の横山さんが描く,新聞社や警察という職場では,その傾向は顕著だったと思います。
女性では共感しにくい男社会ならではの闘争ぶりが
新鮮だったり,カッコよくみえたり・・・(でも,とても大変そうですけど)
北関の記者たちのキャラがみんなしっかり立ってて,役者もハマってて
とってもリアルな臨場感がありましたね。
「アフタースクール」,例の劇場でもう少ししたら上映されますよ~。
そっちも楽しみです。
投稿: なな | 2008年7月27日 (日) 19時50分
ルールーさん こんばんは!
そうなんですよ,私は四国なんですが
この事件の時はちょうど大阪の叔母の家に滞在していて・・・
テレビのニュースに,叔母たちといっしょに釘づけになりました。
救出の映像とか,あの有名な遺書とか,よく覚えていますね。
日本人としては,忘れることができない出来事ですよね。
ドラマは未見ですが,DVDも出ているそうなので,
映画との違いなども見比べてみたいですね。
この映画自体も,DVDになったら,何度も見直してみたい傑作だと思います。
投稿: なな | 2008年7月27日 (日) 19時58分
くまんちゅうさん こんばんは。
にハマっています。
ただいま,横山さんの小説
昨夜は「動機」を読んでいて徹夜してしまいました。
「クライマーズ~」は注文したので明日あたり届くかな。
映画で描き切れてなかったところを探しながら読んでみたいと思います。
>純のハーケンは感動所なんですが伝わってたのか不安です
・・・映画だけでは,あまり伝わってこなかったかも??
投稿: なな | 2008年7月27日 (日) 20時03分
いや~血管切れそうなくらいテンション高くて疲れる映画でした。
その分かなりお腹いっぱいになりましたけど。
この一週間は、報道の人たちにとっては正に真夏の夜の夢という感じだったんでしょうね。
俳優たちの好演もあって、熱気がスクリーンから伝わってくるようでした。
投稿: ノラネコ | 2008年7月27日 (日) 20時08分
ミチさん こんばんは
ですね。日本列島が沸騰しているようです。
ほんとに暑い
冬生まれで暑さに弱いわたしは,耐えられない日々を過ごしております。
23年前を私も振り返って,当時の社会を懐かしく思い出しました。
あの事故の背後の壮絶な報道合戦は,とても興味深かったです。
ブンヤ魂・・・ってほんと尊敬してしまいました。
投稿: なな | 2008年7月27日 (日) 20時08分
クラムさん こんばんは!

23年前の男の職場は,今よりずっと戦場だったかもしれません。
バブルの時代ですし,家庭より仕事を優先するような,仕事人間の時代だったような・・・・。
私の職場も,職員間は「偽りの和」を大切にしていますので
戦場とはいえません。ただし,別の意味での戦場が存在する仕事ですけど・・・
ところで,大分県,新聞社まで教員汚職に・・・・
根が深いですね~~。
投稿: なな | 2008年7月27日 (日) 20時17分
えいさん こんばんは
」って思いました。
悠木が辞表を出すところ,スカッとしましたよ!
あの決断は,よほどのことだったでしょうけど
それまで小憎たらしかった社長が,急にオロオロするのを見て
「ざまぁ,みろ
アフタースクール,お勧めですか。
日本映画らしくないって,どんな感じかな?楽しみです。
投稿: なな | 2008年7月27日 (日) 20時21分
なぎささん こんばんは
ほんとに熱い映画で,血中温度が上昇しそうでした。
私も,今年のベストテンに入れるかも?というくらい気に入りました。
堤さんの映画ってほとんど観たことがないのですが
なんですか,彼って体格がよくって,渋くて,かっこいいですね。
そして,そんな堤さんを確かに「食う」くらいの印象的な演技を披露してくれた堺くん。
こんな俳優さんいたんですね。篤姫も観ない私は知りませんでした。(恥)
これから注目していきますね,堺クン!
投稿: なな | 2008年7月27日 (日) 20時26分
ノラネコさん こんばんは
疲れましたか~~
そうですね!
とっても濃密な,緊迫感あふれる人間模様が,たまらない作品でしたね。
北関のオフィスで,自分も成り行きを固唾をのんで見守ってる気持ちがしました。
このときに実際に報道関係の仕事に携わっていた人たちは,この作品を観て
あの怒涛の1週間を,ほろ苦く思い出したかもしれませんね。
投稿: なな | 2008年7月27日 (日) 20時30分
ななさん、TB&コメントありがとうございました!
この作品、俳優陣がとにかく誰も彼も素晴らしかったです。
過去の大スクープをいまだに自慢する上司(それほど凄いことだったんでしょうね)とのぶつかり合い、社内の部署同士のぶつかり合い、とにかく熱い作品でしたね。
ただ1つ堤真一のフケメイクは少々違和感あり、な私でした。(笑)
投稿: sabunori | 2008年7月27日 (日) 23時14分
ななさん、返信遅れました~~(汗)
TBとコメントありがとうございます。
やはりヌキネタをおいかける辺りがとても面白いですよね。
ただ、部下でおかしくなっちゃう人の演技が個人的にはダメでしたね。あれはマイナスです(><)
原田監督の作品って今回が初めてなんですけど、なんかクセがあるなあって思いました。
わたしも堺さんは注目してます。
篤姫は観てないんですけど、「アフタースクール」もよかったし、「新撰組!」もよかったですよ。
では~~。
投稿: しゅぺる&こぼる | 2008年7月28日 (月) 19時36分
sabunoriさん いらっしゃいませ!
あんなに競争と喧嘩ばっかりやってて,大変な仕事だなぁ,新聞社は,と圧倒されましたね。
命を削るような真剣勝負,これぞ男の仕事!って感じで・・・
こちらもアツくならせてもらいました。
堤さんの老けメイクはイケてなかったですね~
中途半端に見えました。姿勢とか,身ごなしとかも
ちっとも年寄りに見えなかったので,メイクだけ浮いてた・・・。
投稿: なな | 2008年7月29日 (火) 15時29分
しゅぺる&こぼるさん こんにちは!
原田監督,私も初めて・・・というか邦画の監督さんに詳しくないのですけどね。
なんだか,当たり外れのある監督さんらしいですね。
これ絶賛されている方が多いので,「当たり」なんでしょう。
抜きネタシーンでは,それまでいがみ合ってた相手も援護射撃に回ったりして
すがすがしかったですね。
惨劇を取材に行って精神的に壊れちゃった記者さん,痛々しかったですけど
実際にあんなこともあったのでしょうかね?
堺さんのアフタースクール,8月中には観たいな,と思ってます。
投稿: なな | 2008年7月29日 (火) 15時34分
実は私このモデルになった地方新聞社でバイトをしていたことがありまして・・記者さん達が黙々とパソコンに向かっている部屋の片隅でひっそり仕事をしておりました(平時は割と静か、たまに怒号が飛ぶ程度)。バイトなんですぐやめたですが、その後横山さんがデビューして映画にまでしてもらっちゃって皆さん喜んでるんじゃなかろか?
私も他人のような気がせず、読もう読もうと思っているとき「半落ち」の映画を観て、ずっこけてしまいました。それっきり、小説も読む気が失せてしまったのですが・・・、でもこの記事読んだらなんだか見てみたくなりました、クライマーズハイ。もう一度だけかけてみようかしら。堺さんはいくらでも見てみたいですねー。
投稿: ロボ | 2008年7月29日 (火) 21時34分
ロボさん こちらにもありがとうございます。
,モデルになった新聞社(上毛新聞?)にいたことが!
ええ~
それってすごくないですか?つうか,ロボさんは群馬の方なのですね~。
「半落ち」は,私もずっこけましたよ。
なんでずっこけたか忘れたけど,肩透かしを感じたのは覚えています。
でも,このクライマーズはお勧めします。
映画も,小説も。ついでに言うと,横山さんの小説って,私はどれもファンですね~。
投稿: なな | 2008年7月29日 (火) 22時48分
こちらにありがとうございました。
あの時の情景をまざまざと思い出させられました。就職浪人のきつい状況でしたよ、あたしは・・・。
原田眞人映画では、あたりだったでしょうね。この人はハリウッドで修業してきた監督なんで、見せ方がやはりうまい。
エンターテイメント性の表わし方はうまいです。
その辺がまた鼻につくとこなんすがね。
当地の新聞社の社長、先代の社長ですが、まさにあれ。ワンマン社長で、当地では「なんとか天皇」なんて、呼ばれてたのですが、そんなことも思い出しました。
本は、途中でやめちゃっているので、この夏なんとか読了したいと思ってます。
投稿: sakurai | 2008年7月30日 (水) 10時58分
ななさん、こんばんは!
暑いですねー。
そういえば、この事件が起こった夏も暑かったような記憶があります・・・。
この映画、尺は長かったですけれど、ほんとに緊張感があって最後までひっぱりこまれました。
まさに怒濤の一週間という感じ。
仕事がとても忙しくてたいへんなとき、アドレナリンがでて興奮状態になることが時々あります。
追いまくられているのに、なんだか楽しいぞーみたいな感じで。
これもハイ状態なのかな・・・。
ずっと続くとイヤですけれど。
堺雅人さんの「アフタースクール」お薦めです!。
先日海外の出張の機内で行き帰りで2回も観てしまいました。
何度でも楽しめます!
投稿: はらやん | 2008年7月30日 (水) 21時41分
sakuraiさん こんばんは
原田監督のってあまり観たことなくて「半落ち」もそうでした?
あれは私にはいまいちだったのですが。
ハリウッドで修行・・・なるほど,それでこういう展開は上手いのですね。
「クライマーズ~」の原作,私も今読んでる最中ですが
ブログに追われてなかなか先に進みません。
まだ,事故の第一報が入ってきたシーンを読んでますよ~,早く読まねば!
投稿: なな | 2008年7月31日 (木) 00時31分
はらやんさん,こんばんは
ほんとに暑いですね,今年は!
事故の年も,きっと暑かったのでしょうね,
でも昨今の気温に比べたら,まだしのぎやすかったかと・・・。
仕事があまりに忙しくなると,妙にハイテンションになることありますよね。
楽しいというか,神経が高ぶって,そんな日は夜も寝つけなくなるくらい
軽い興奮状態が続くこともありますね。
そうそう,そんな時は「お,クライマーズ・ハイ来た!」とこれから思うことにして
かえって気を引き締めようかと・・・
アフタースクール,皆さんが勧めてくださるので
ぜひぜひ観たいと思います!
投稿: なな | 2008年7月31日 (木) 00時37分
「半落ち」は佐々部清ですね。
泣きの佐々部です。ベタな物語撮らせたらこの人。「陽はまた昇る」とか、ベタなのが多いですが、去年の「夕凪の街、桜の国」は、よかったです。
原田監督は「突撃せよ、あさま山荘」とか、「魍魎の匣」とか、ホラーっぽいのと、男くさいドラマをよく撮ってます。
あたしも読もうと思ってるのですが、その前につんどく本がいっぱい!!
頑張ります。
投稿: sakurai | 2008年7月31日 (木) 09時00分
sakuraiさん,またまたありがとう!
そっか~,「半落ち」は原田監督じゃなかったのね。
なんか雰囲気が違うとは思ったけど,やっぱり違う監督さんか。
ああいう「泣かせ」は私はいまいち・・・
横山さんの小説って,人情も絡んでるけど,やっぱり男っぽいので
原田監督の方が合ってるのかな?
「クライマーズ~」今やっと半分まで来ました。
映画だけではわかりにくかった人物の相関関係とか
確認もできて面白いです!
投稿: なな | 2008年7月31日 (木) 19時38分