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2008年7月20日 (日)

さらば、わが愛/覇王別姫

Cap020_2
愛しても,愛し足りない。
憎んでも,憎みきれない。
舞台を染める,運命の愛。

日中戦争や文化大革命などの,中国の激動の50年間に生きた,二人の京劇役者の愛憎の物語を,壮大なスケールと繊細な美学で描いた,レスリー・チャン主演,チェン・カイコー監督の一大叙事詩。1993年,カンヌでパルムドール賞を受賞。
Cap042_2 
記者会見のレスリー

ほんっとに久々に,観たい衝動にかられた。(DVD持ってる)・・・・とにかく,故レスリー・チャンの妖しいまでの美しさと,その哀れすぎる運命が心に焼きつく作品だ。何度鑑賞しても,観終わった後は呆然とした虚脱状態に陥る。

レスリーの演じる蝶衣(ティエィー) 彼の人生は,まさに悲劇の連続だった。幼少時に,娼婦の母親から置き去りにされるという,不幸な生い立ち。京劇の一座で,苛酷な修行に耐える孤独な彼の,心の支えになったのは,自分を弟のようにかばってくれた先輩小樓(シャオロウ)
Cap009_2
厳しい修行にも耐え抜き,立役者と女形として,成功を収める小樓と蝶衣。二人は「覇王別姫」の舞台で覇王と虞姫を演じ,大人気を博する。二人の絆は堅かったけれど,弟に対するような愛情の小樓と違い,蝶衣の抱く小樓への思いは「恋慕」だった。

小樓は蝶衣にとっては,この世の中で,唯一自分を守ってくれる人だったから。
庇護者のような彼を一心に慕い,役の上でも恋人を演じるうちに,いつしか彼に本当に恋をしてしまったのだろうか。

芸の上でも,また私生活でも,永遠に彼のパートナーでいたいと願う蝶衣は,
「1秒だって離れたくない」小樓に言う。「今までだって,ずっと一緒にやってきたじゃないか。」と面食らう小樓。「一生のことを言ってるんだ。」とすがる蝶衣だが,「芝居と現実を混同するな」言われてしまう。
Cap016_4
やがて,小樓は娼婦の菊仙(コン・リー)と結婚し,深く傷つく蝶衣。菊仙に対し,敵意と軽蔑をあからさまに見せる蝶衣。一方,気の強い菊仙は,夫と蝶衣との間の絆に嫉妬し,二人の芸人としての仲を裂こうとし,諍いの絶えない,愛憎うずまく奇妙な三角関係が生まれる。

そうこうするうちに,順風満帆だった彼らの役者人生は,襲いかかる動乱の渦に,否応なしに巻き込まれ,翻弄されてゆく。
日本統治時代,共産党政権確立,
文化大革命。

激動する政治や社会体制に従って,それまで民衆にもてはやされていたものが,一転して迫害され,糾弾される恐怖。生き延びるためには信頼関係にあった人をも,容赦なく裏切り,密告せざるを得ない風潮。彼らの誇りだった京劇もまた,文化大革命の嵐に容赦なくさらされる。
Cap035
そんな中で, 愛するものを次々と失ってゆく哀れな蝶衣。
もともと,わずかなものしか持っていなかった彼なのに。


生きる支えは,小樓への愛と,役者としての誇りだけだったかもしれない。小樓への思いは片思いだったとしても,そのつながりまでも,菊仙の出現によって,断ち切られる。せめて舞台の上で,彼の恋人を演じることが,残された唯一の幸せだったろうに,それさえ屈辱的な方法で,奪われてしまう。

衆人の前に引き出されての自己批判の場で,小樓から受けた罵倒と侮辱は,彼の心をどんなに激しく引き裂いたことか。それまで,どんな時も辛抱強く耐え忍んできた蝶衣が,さすがにこの時だけは,血を吐くような声音で,積年の思いをぶちまける。

Cap027_2
初見時は,結果的には蝶衣を苦しめる役まわりの小樓が,何となくいまいましく感じられたものだが,何度か観ているうちに,彼の立場や気持ちも理解できるような気がしてきた。

少年時代はあんなにたくましく,蝶衣の保護者のように見えた彼だが,案外小心もので,苛酷な動乱の中では,あのような言動しか選べなかったのだろう。気丈な菊仙に引きずられていたふしもあるし,なんといっても彼は同性愛者ではなかったのだから,その点では,蝶衣の愛に応じることは不可能だった。彼もまた,形は違っても,蝶衣を大切に思っていただろうことは間違いがないと思う。少年時代の,あの厳しい修行生活で培われた絆は,そうたやすく断ち切れるものではない。

その一生を通して哀しすぎる運命に,
翻弄され続けた蝶衣。

もし,違う時代に生まれていたら。そしてまた,
もし,彼の望む形で
愛を返してくれる相手を選んでいたら。
その昔,「運命は定まっている。受け入れよ。」と諭した老師匠の言葉を,苦しみに遭遇するたびに,蝶衣は何度も繰り返し思い起こしただろうか。

Cap059_6
この作品を久々に観て,
レスリー・チャンはやっぱり天才だと思った。
その仕草,その表情,その演技・・・・。
指先の動きまでが,なんとたおやかに美しいことか。

折にふれてほとばしる,秘められた情念は,観ていて鳥肌がたつほどだ。大切なものを,次々に酷くもぎ取られてゆく蝶衣の,狂おしいまでの悲哀を,レスリーは壮絶に演じきった。

平和な時代が訪れたというのに,まるで生きることに疲れたかのように,覚悟して命を絶った蝶衣の姿は,ブエノスアイレスを観たときと同じで,レスリーそのひとの,哀しい死を思い起こさせる。
Cap023_3
愛する男性との「覇王別姫」の舞台を,最期の死に場所に選んだ蝶衣。死の間際に蝶衣の心によぎった思いは,「悲しみ」ではなくて「満足」だったのか。それとも「諦め」だったのか。

大河ロマンのスケールと,細やかで切ない心情描写が,見事な融合をなしている傑作だ。

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映画 さ行」カテゴリの記事

コメント

レスリー・チャン…稀有な役者ですよね。
本作の彼は、彼以外はこの役いませんね。
私、何度も観すぎていて、記事はサラリとなってしまってる。
観るたびに、3人の壮絶な人生に、3人の壮絶な愛憎の三角関係に魅入ってしまう。
彼、結構コメディも笑えて素敵だよ。


こんばんは。

ふふふ・・・実は何を隠そう(隠してない)ワタシはレスリーの大ファンなのですよーーーー!!
彼が亡くなった時はすごいショックで数ヶ月は悲しみから抜けることができませんでしたわ。映画もしばらく見れませんでした。
それが今は図太くなってレスリーの色々な映画を見ても悲しさなんて微塵も感じなくて(爆)。
むしろどこかで生きていてくれる気がするんですよね。
ワタシが好きな彼の作品はやっぱり「君さえいれば」かなあ。
この作品で彼の可愛さにやられてしまったのでした。
そして「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」でワタシの中で不動の地位を築いたのでした(今は転げ落ちましたが笑)。
香港の俳優って「静」と「動」を本当に巧く使い分けるんですよねえ。
「大英雄」のようなギャグも楽しくて好きですわ~~~。
ああ、 「さらば、わが愛/覇王別姫」 のことに全然触れてないではないですか。
実はこれ未見なんですよ。
これだけは見れないの。絶対に泣きそうで。
「カルマ」だってイヤイヤ見たワタシなのにこれだけは見れないの。
でもいつか「えいやっ」と見れる日がくると思ってDVDだけは買ってあるんですけどね(笑)。
ああ、記事とあんまり関係ない話でごめんなさい~~~。

こんばんは!
これ映画はみてなくて、原作は読んだことありますが、もう切なくて感動しました。
レスリー・チャン、いまだになぜ?って思うけど、
映画の中の彼は永遠ですね。
こんど映画みてみます!
そうそうヒースの「サハラ〜」、遅ればせながら見たんですよ。
ヒースは素朴で甘い二枚目俳優だと思うけど、役者バカなところがあって役の入り方はすごいものあるね。熱演ぶりにまた感激!!早くジョーカーがみたいよ〜
ヒースの話でごめん!

どうもです。
公開当時に見たときは、ただただ圧倒されて、全編行きつく暇もなく、見た!!という感じだったのですが、その後、何度か見るうちに、各人の心模様とか、時代背景とか、じっくり堪能しながら見れるようになって、ますます好きになってます。
レスリーの演じる蝶衣の繊細さに対して、小樓演ずる役者さんの武骨さというか、無神経さというか、その理解に浅さに、レスリーが、当時かなり腹を立ててた、などという話もあったそうです。
でも、その武骨さが、彼のいい味わいになってるような気もしすがね。
同性愛という言葉で表わされるような愛ではなく。のではなく、性をも超えてしまい、自分を見失ってしまった愛・・・。
そんな風に感じました。
このとき、グォ・ヨウさんに、あまり目が行かなかったのですが、めきめき凄い役者になりましたねえ。要チェックです。
大好きな映画にTB感謝です。
チェン・カイコー・・・復活は無理のようですね。

シュエットさん こんばんは

シュエットさんは何度もご覧になっているのですね!
私は3回ほどかな?これって,観るのに時間も体力も精神力もいりますよね。
鑑賞するたびに,新しい発見があり,感慨がわき起こります。
レスリー・・・他にいろいろ傑作はあるけど
この蝶衣の役を演じるために生まれてきたような気もします。
コメディは残念ながら観たことないので,そのうち観てみようかな。

dimさん こんばんは
おおおお~,dimさん,レスリーのファンだったのですか!それは嬉しいですね~好みが同じで。
かく言う私がレスリーの魅力に開眼したのは,2年前に「ブエノスアイレス」を観てからで,もちろんその時にはもう彼はとっくにこの世を去っておりました・・・。
だから,私にとっては出会ったときから「悲劇のひと」というイメージがあるレスリー。彼の作品も,ラブコメっぽいものはあまり観る気がせず,「男たちの挽歌」とか「カルマ」とか「ブエノ~」とかこの「覇王別妃」とか,可哀そうな役ばかり選んで観ています。レスリーの泣き顔が好きなのかも。
でも,彼のコメディも可愛いだろうな~。彼って,ほんとはキューピー顔というか,カエル顔というか,美しい,というよりは可愛い顔ですもんね。
で,dimさんは,この「覇王~」は未見なんですか
う~~ん,確かにこんな可哀想な目に合うレスリーもいないけど,これほど美しいレスリーも,この作品でしか見れないので,涙をふくタオルをいっぱい準備したうえで,いつかご覧になってくださいな。
レスリーファンなら,彼が愛した小樓が,あんまり身勝手で小心なので,スクリーンに乱入して彼を殴りたくなりますけど・・・。
でも,これは間違いなくレスリーの代表作ではないかと思います。 

 

アイマックさん こんばんは
コメントありがと~~。
原作の方を読まれたなんて,すごいわ~。
で,原作も十分切ないのでしょうね。私も読んでみたい。
アイマックさんも,映画の方もぜひご覧になってね。
レスリーの死は,突然だったことと,
将来が嘱望されてたのに惜しまれる・・・という点では,
ヒースのそれと似てますよね。
「サハラ~」ご覧になったのね。ストーリーがいまいち消化不足なんだけど
ヒースの役者根性に,頭が下がる作品ですよね,あれは。
また記事を書かれたら,TBさせてくださいね!
ジョーカーも,いよいよ秒読みになってきましたね!

sakuraiさん こんばんは

公開時からご覧になってるんですね。さすが,年季が違いますね!
この作品,いろんなものが盛りだくさんで,それぞれが見事に描かれていて
とっても奥深いんですよね。何度観ても発見があります。

>レスリーの演じる蝶衣の繊細さに対して、小樓演ずる役者さんの武骨さというか、無神経さというか、その理解に浅さに、レスリーが、当時かなり腹を立ててた、などという話もあったそうです。

そうなんですか~ 私も,3人の役者さんのうち,レスリーとコン・リーは見事だったけど,小樓役の俳優さんにはあまり魅力を感じませんでしたね。子役のときはあんなに存在感があったのに,成人してから「俗物」っぽくなって・・・。あれは役者の力不足もあったのかなぁ。

>同性愛という言葉で表わされるような愛ではなく。のではなく、性をも超えてしまい、自分を見失ってしまった愛・・・。
そうですね,蝶衣は友人も家族もなくてほんとにこの世の中に小樓しかいませんでしたから・・・。一心同体を望む愛だったのでしょうね。ただ,女性に愛を全く感じなかった蝶衣はゲイだったとは思いますが・・・。

>チェン・カイコー・・・復活は無理のようですね。
・・・ですね~
「プロミス」観に行った時,劇場を途中退場してしまいましたわ。

ななさん、久しぶりに見返してみました。
やっぱりレスリーは素晴らしかった・・・。
レスリーが亡くなってから見ると、より一層もの哀しいというか・・・切なくなりました。
でも、こういう素晴らしい作品を残せて、良かったな・・とも思います。

ななさんちで、カッコイイレスリーの写真が一杯見れて嬉しいな。女形のきらびやかな衣装は当然のこと、普段の時の三つ揃いのスーツ姿といい、チャイナ服といい、しゅてきでした~~♪

私も記事を書いてしまいました。TB届いているといいな~☆

わーい, latifaさん,大好きな作品にコメントありがとう。
TBもばっちりですよ~~
レスリーの美しさを堪能するなら
これか「欲望の翼」ですよね。
この作品では,「女形」の彼のなまめかしくも気品のただよう仕草に悩殺され
報われない恋に涙する哀れさに,こちらも泣きそうになりました。

レスリーはほんと・・・最高です。この世にいない今もそう思いますよ。
レスリーは,どんな服を着ていても似合いますよね。
そういえば,トランクスにランニングでも十分色っぽかったですもんね~。

「花の生涯」からこちらに来ました~。
この映画は公開当時観ましたが,パンフ買ったはずなんだけど見当たらなくて、今改めてななさんの解説で当時の感動が蘇ってきました!観終わったあと、一緒に観た友人と暫く口がきけない位、放心状態だったことを思い出しました(泣)
その頃”シネマ日記”なるものをつけてたんですが、その年のマイベスト1でした!シャオロウ役は「レッドクリフ」の曹操演じた人ですよね^^
チャン・フォンイー。。15年前は彼も若かったですねぇ。また改めて観たくなってしましました。
最近、ななさんの所にお邪魔させて頂いてから、あれも観たいこれも観たいっていうのがたくさんあるのですが、近くのレンタルショップになくて、辛いところです。
特に「裏町の聖者」は絶対みたいです*^^*

そうだ、安藤政信クンは「スペース・トラベラーズ」で金城クンの弟分を演じてましたよ~^^
スミマセン、こちらに関係ないことで^^;

ちーさん こんばんは
私がこの作品を観たのはビデオでしたね~。当時はチャン・イーモウ作品くらいしか知らなくて,コン・リー目当てで観たような・・・でもレスリーにやられましたけれど。

>その頃”シネマ日記”なるものをつけてたんですが、
いやー、ちーさんのシネマ日記拝読したいですよ~私は映画ブログをやるようになって初めてお隣の中国の俳優さんの偉大さに触れて感動しました!
>シャオロウ役は「レッドクリフ」の曹操演じた人ですよね^^
そうなんですよ,一度観たきりでもわすれられないインパクト。「懐かしい~」と思ってしまいました。もっとも,「さらばわが愛」ではあまり肩入れしたくないキャラでしたが。
「裏街の聖者」素敵な作品ですよ~。特にこの作品のトニーの魅力と言ったら!ぜひご覧になっていただきたい作品ですね。

安藤政信クン・・・初めて知りましたが大物の風格を予知させる人ですねぇ。


ななさん、こんにちは。
友人に勧められ、京劇にも興味があったので、観ました。
映像も美しく、内容的にも大満足でした。
レスリー・チャンは初めて観たのですが、とても魅力的で才能のある俳優さんだったのですね。
お亡くなりになったこと、とても残念です。

話は変わりますが。(ここに書いてすみません)
何と「東宮西宮」のVHSを見つけてしまいました!(ふと思い立って探してみたら、すぐに見つかったのです)
フー・ジュンの顔立ちが若かったです。
ななさんにも是非観ていただきたいな~・・・と思いながら、鑑賞しました(涙)

junjunさん こんばんは

ご覧になりましたか~,これ。
物語の壮大さや悲劇性も魅力ですがなんといってもこの作品の一番の魅力はやはりレスリー・チャンでしょう。彼の作品は,これの他にも「ブエノスアイレス」とか「欲望の翼」とかとってもお勧めです。

>何と「東宮西宮」のVHSを見つけてしまいました!
いーな,いーな!わたしはVHSでも見かけたことはありませんし,VHSの場合,再生できるTVがもう手元にないのですよ。胡軍さんが若い?彼って昔からずっとあのお顔のような気がしてましたが,そうですか~,やっぱりそれなりに年はとってるんだ~。(←当たり前)今一番観たいけど手に入らない作品です。昨今の胡軍人気にあやかって,これもDVD化されないかしら。

はじめまして。

こちらのサイトは半年ほど拝見してましたが
ついについに!

おじゃましてしまいました。
緊張です。


1年ほど前から、アジア映画にはまりだしまして、
昨年の秋に「さらば、わが愛 覇王別姫」をDVD鑑賞。

いま思い出しても胸がしめつけられるような衝撃でした。

いままでハリウッドしか観ていなかったので、
こんな映画があるなんて…!といささかカルチャーショック。

ただ、周囲はアジア映画=韓流の構図らしく、
周囲にコアな映画を知ってる人がいないのが悲しい。涙


なので、こちらでみなさんのやりとりを拝見するのは感激の極み!


これからもよろしくお願いします。

りひかのこさん,こんばんは 初めまして

お越しいただいて嬉しいです。
半年も前から覗いてくださっていてありがとう。

>いままでハリウッドしか観ていなかったので、
>こんな映画があるなんて…!と・・・
ハリウッドでは絶対に出せない深さや広さ,素朴さ
そして役者層の厚みや,そもそも国の歴史の重みが違う・・・
それが中国映画や中国俳優さんの魅力ですね。

中国映画と韓国映画を混同しちゃう方は確かに多いけど
どちらにも精通すると,それぞれの個性や魅力の違いは
はっきりとわかるようになりますね。
私は韓国映画も好きですが
中国映画とは全く違った魅力だと思います。

トニー・レオン,レスリー・チャン,金城武,アンディ・ラウ,レオン・ライ,チャン・チェン,リウ・イエ,フー・ジュン・・・
彼ら(みな男優ですが)の魅力はそれぞれ語りつくせないほど。

アジアの殿方はよいですわ・・・

また,ぜひお越しくださいませ。他の中国作品についても
いろいろとお話いたしましょう。

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