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2008年6月13日 (金)

4分間のピアニスト

Uccs1110_topimage
なんとも,洒落た・・・というか意味ありげな,センスのよい邦題だ。加えて,手錠につながれたヒロインの後姿のポスターに,ひどく興味をそそられる。

あらすじ: 80歳になるトラウデ(モニカ・ブライブトロイ)は、60年以上女子刑務所でピアノを教えている。彼女は何年も貯金して新しいピアノを購入するが運送に失敗し、その責任を追及される。早急に彼女のピアノレッスンを受ける生徒を探す必要に迫られたトラウデは、刑務所内でジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング)という逸材と出会う。(シネマトゥデイ)

これは,二人の女性トラウデ・クリューガー先生と女囚ジェニーの,音楽をめぐる,闘いと絆の物語だ。
Cap002
たぐいまれなピアノの才能を持ちながら,,殺人の罪で服役中のジェニー。過去に,同性の恋人をナチに処刑された,重い秘密をもつクリューガー先生。閉ざされた塀の中で出会った二人の女性は,どちらも一筋縄ではいかない過去を持ち,他人と妥協も打ち解けもせず,最初から激しく反発しあう。

この二人に共通するものは
音楽に対する情熱のみ。

幼少のときからコンクールに数多く出場した経験のあるジェニー。しかし,彼女は,自分のなかに,激しく躍動する音楽をもっていた。「低俗な音楽はやめて」と,クラシックしか認めないクリューガー先生。

「低俗?でもこれは私の音楽よ。」
二人の心は近づいたと思うと,
すぐまた離れることを繰り返す。


内にためこんだ怒りを,ときに驚くほど激しく爆発させるジェニー。それは他者に対する自暴自棄な暴力となり,そんな彼女に戸惑いや怒りも感じるクリューガー先生。
Cap017
いつも自分の周囲に目に見えないバリヤーをはって,心の中に他人を入り込ませないように生きているようにみえる,クリューガー先生。前かがみの足取りや,深く刻まれた皺や時にその口を衝いて出る,他者への痛烈な皮肉・・・。顔の皺と同じように,彼女の人生に深く刻まれた傷跡とはどんなものだったのか・・・・。

それでも,二人をつなぐ,一見もろそうに見える絆は切れることはない。誰も理解してくれなくても,たとえ塀の中に囚われていても,自分の内に溢れだす「音楽」から逃げることができないジェニーと,そんなジェニーに「あなたの使命は演奏することよ」という確固たる信念で臨む先生との絆。

Cap007
先生の言いつけを守って,練習に励み,クラシックを見事に演奏してコンクールを勝ち抜くジェニー。でも,そんな彼女に刑務所内の女囚や看守からの嫌がらせや妨害は繰り返され・・・

いろんな難関を超えて,ついにジェニーは4分間だけ,オペラ座のコンクールで演奏することを許される。演奏を終えると,再び手錠が彼女を待っている。

そして,いよいよ運命の4分間,
彼女が弾いた曲は・・・・・。


出だしだけは,それまで彼女が練習を積んできたメロディーが美しく流れたが,その後,ジェニーは仰天するような,激しい即興曲を弾き始めたのだ!抑え込まれていた彼女の心,彼女の人生に対する怒りを,根こそぎぶつけるような演奏法で。
Cap036

この4分間の演奏は圧巻!だった。
まさにおきて破りの演奏の仕方とパフォーマンス。しかし,その中にたぎる嵐のような情熱が,聴衆の心を強く揺さぶり,演奏終了後は,会場は一瞬の沈黙ののちに,割れるような拍手に包まれる。

ジェニーの眼は,まっさきに恩師クリューガー先生の顔を探していた。「クラシックしか認めない」点では決して譲らなかった師が,今の自分の演奏を聴いて,どういう感想を持ったか,きっと彼女は知りたかったのだと思う。

そしてジェニーの目に映ったのは・・・涙ぐみながら,心からの拍手を送っている先生の姿だった。先生は,きっとこのとき悟ったのだろう。ジェニーの天賦の才は,楽譜通りに巧みに演奏することではなく,「創り出す」才能なのだと
Cap034
恩師の目に浮かぶ涙と賞賛の表情を目にして,ジェニーはやっと自分がほんとうに理解してもらえたことを確信したのか・・・彼女もまた,先生に向って,うっすらと満足げな微笑みを浮かべる。

二人の女の心が
まさに本当に繋がったこの瞬間・・・・
ジェニーの手には,かちりと手錠がかけられ,
物語は幕を閉じた。

二人の女性の過去や抱えているトラウマをもっとわかりやすく描いてほしかった気もするが・・・この作品の主演ふたりの女優の火花を散らすような真剣勝負は見ごたえがあり,特に新人のハンナー・ヘルツシュプルングの,追い詰められた手負いの獣のような演技は,素晴らしかった。

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映画 や行」カテゴリの記事

コメント

こんばんは~~~
コレ観たかったんですよ~~。でも上映期間が短くて無理でした。
チラシだけ取ってあります・・・

ななさんのレビュー読んでるだけで、ゾクゾクしました。感動が伝わってきました。
演奏・・・きっと素晴らしいんでしょうね。
機会があったら観たい1作です。。。

マリーさん コメントありがと~

DVDでぜひご覧になってね!
これは,人物に対する書き込み不足もある作品ですが
最初から最後まで,観客をグイグイ引っ張ってゆくパワーがありましたね。

演奏も,素晴らしいというよか,度肝を抜かれるという感じでしょうか・・・
あんなピアノの演奏の仕方は反則(ピアノが壊れる?)ような気もしますが・・・。
音楽は相手に情熱を伝える手段でもあるのだと
あらためて感じ入った作品でした。

ななさん、こんばんは!
この映画は何と言っても彼女の弾くピアノのカッコ良さに尽きるかもしれませんね。
ラストよりも、最初の方のジャズっぽいピアノ曲が、より好きでした。

残念なのは、私もななさんと同じに、2人の過去のトラウマ部分(特にジェニーのは言葉だけで映像は全く無しでしたものね)を、もうちょっと色々見せてくれたらな~って処です。

どうもこんばんは
最後の演奏には心揺さぶられました、まさに圧巻でしたね。
最後のお辞儀と、その時の眼差しが忘れられません。

latifaさん,こんばんは
DVDを楽しみにしていてやっと観れた作品です。
でも期待を裏切りませんでしたよ。
そうそう,ジェニーが刑務所で弾いた即興曲も鳥肌がたったよね。
手錠をかけられた後ろ手で弾く姿は,最高にカッコよかった!
あそこで激怒するクリューガー先生は何もわかっちゃいないと思ったわ。
でもラストではさすがの先生も,ジェニーの真の才能や彼女の心の叫びに共鳴してくれて
心からよかったと思える幕切れでしたわ。

くまんちゅうさん,こんばんは

>最後のお辞儀と、その時の眼差しが忘れられません
私も,あれが一番心に残っています。
彼女の満足そうなまなざしと優雅なお辞儀は
たったひとりのひとにだけ向けられたもののように
私には思えました。
心憎い幕切れでしたよね。

 ななさん、こんばんわ~
 この映画も年間パスポートで見たのですが、なかなか迫力の映画でした、何といってもラスト近くの4分間のあのピアノ演奏は圧巻でしたね!邪道じゃないかと思いますが、とにかく凄い!そして二人の女優の火花散る演技も迫力~!色々破壊してしまう彼女は凄いエネルギー!それだけでも見る価値十分ですよね?だからストーリーやふたりの過去とかもすっ飛んでしまいました。これと一緒に見た「僕のピアノコンチェルト」も天才ピアニスト登場で良かったですよ。

ほんとに2人の演技は火花が散ってるのではと
思うほど、迫力もあり素晴らしい演技でしたよね~!
ラストのあの演奏も、迫力とそれなりの感動が
ありましたし、彼女がお辞儀をしたことで
あ~・・と少し救われた・・と思いました。
でもクリューガーも彼女にだけしたと思われるような
あの挨拶に感激して涙を流した というのはわかる気がしますが、あの演奏で本当に良かったのか、彼女はあれでも満足したのか、ってちょっと疑問にも思いました。でも、あの挨拶が全て・・気持ちが通じたということで、良いのかな、とも思ったり。
良い人かもと思ってた看守もああだったし
ジェニーもクリューガーもああだし、ラストの一瞬
救われたと思いましたが、それ以外で救われる、良いなぁ、と思えるところがあまり見出せなかった私でございます(^^ゞ
TB&コメント、どうもありがとうございました

こんにちは♪ TB、コメントありがとうございました☆

とても感想を書くのが難しい作品でした。
でも、女優さんの演技は素晴らしかったですね。
最後の演奏シーンも圧巻でした(^▽^)

こんにちは
TB&コメントありがとうございました
この映画は、インパクトのある作品でしたよね
ピアノの才能を持つ二人の確執と、
互いの持つ音楽性、人間性への偏見や軽蔑…

ラストシーンで描かれていた
舞台の上のジェニーの姿と
客席側のクリューガーの姿は、
これまで自分の中にあった断固たるモノを
超えた瞬間のように感じられました

警察に包囲され、捕らえられてしまう中にも、
自分の固執した概念から解放される二人の姿には、
新たな世界への第一歩を予感させるモノがありましたよね

ななさんこんばんは!
ラストが本当に素晴らしい作品でしたよね。
あのお辞儀の軽やかさね!すごかったなあ。
あと中盤の前衛的な演奏もかっこよかったですね。
あそこでも音楽だけが鳴っていて、先生の後ろ姿から徐々に正面へっていうカメラワークもよかった!

これは今年劇場で観た中でもかなり上位に入ってます。

ななさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪

予告編とか全然観なかったんですけど、自分もこの珍しく良い(笑)邦題と両手を手錠で繋がれたジェニーの姿に魅かれて鑑賞したクチですね♪
でも観てみると感動とは縁遠い暴力描写が多くてやっぱ予告編観とくべきだったな~とか思いましたが、最後の4分間で一気に感動が押し寄せてきた感じでした。ジェニーの最後に感謝の意を込めたお辞儀が印象的です。

イニスJrさん こんばんは
おお,これも劇場でご覧になっていたのですね,さすがです。
確かにあの演奏は「邪道」かも。あんなにどこもかしこもガンガンぶっ叩いたら,「ひぇぇ,壊れる~~」と思いましたけど・・・。
この作品は,細かい点は荒削りで説明不足なんですけど,それが気にならないくらいの吸引力がありました。二人の女優さんの強烈な個性には,息を止めて見守ってしまいましたね。次にどう出るのだろう・・・?と。
「僕のピアノコンチェルト」もレンタル候補です。かなり好みっぽいです。でも音楽映画が続くのもなんですので,もっと時期をずらしてレンタルするつもりです~~。

メルさん こんばんは
クリューガーは彼女の演奏を認めたというか・・・
さあ,どうなんでしょう?
あの涙と笑顔は,「賞賛」の思いを表していましたね。
自分が教えた曲をあえて弾かなかったジェニーに対して
怒りや裏切られた思いは確かにあったと思うし
クリューガー自身が,あのような前衛的な演奏の価値を認めたかどうかは疑問も残りますが
ジェニーの表現方法はクラシックがベストではないし
クラシック以外にも表現法はあるという(低俗ではなく)目からうろこの衝撃を,彼女は素直に受け止めたと思います。

nonさん こんばんは
そうですね~、「題名のない子守唄」のように
言葉もなく打ちのめされるような後味でした。
いや,ラストは感動なんですが
途中は強烈でなかなか感情移入はむずかしかったですね。
ハリウッドとは一味ちがう圧倒される作品でした。

テクテクさん こんばんは
そうですね,おっしゃるように,二人の女性は
価値観や音楽性や人生経験が異なりすぎて
ふつうは歩み寄り,理解しあうことは無理な師弟でしたよね。
刑務所という特殊な場所だからこそ出会い,
好むと好まざるに関わらず
結ばなければならなかった絆でしたね。
心温まるような,いわゆるハリウッドによくある師弟ものではなく
魂の取っ組み合いのような激しさを感じました。
だからこそラストで互いの壁を乗り越えた姿に
大きな感動を覚えましたよね!

しゅぺる&こぼるさん こんばんは

おお,上位に入ってますか。
私もこれ,劇場でラストの演奏を聴きたかったな~
きっと衝撃と感動で泣いてしまったかも・・・。
そうそう中盤の演奏もクールでした!
途中の美しいクラシックのピアノ曲と対照的で
際立っていましたね。

メビウスさん こんばんは
ね~,鑑賞意欲をそそられる題とポスターでしょ。
宣伝,うまいなぁ。
予告編はそんなに暴力的なカット入れてなかったので
本編で私も驚かされました。
もっとほのぼのとした師弟の心の交流があると思ってましたし。
でも,あのような危うい絆で,強い確執があったからこそ
ラストの感動が冴えていましたよね。

こんばんは~♪
あのスリップドレスでのあの演奏にはぶっ飛びました。
二人が思う音楽は結局は違っていたわけだけれど、先生は最後は彼女を認めましたよね。
そこが感動的でした。
飛翔しようとする魂は決して押さえつけることはできないんですよね。

こんばんは!
ラストのあの演奏はホント圧巻っでしたね。
重いテーマの作品が多いドイツ映画を最近見る機会が増えたのですが、好きですドイツ映画!
心にずしーんと来る作りかたは上手いですねドイツ人。
過去に傷を持つ女二人...ピアノを通じで互いに理解し合うというストーリーは素晴らしかったです。
演じる二人の演技力がスゴイ作品かと感じました。

ミチさん こんばんは
あはは,そういや,あのスリップドレス
実は彼女,そんなに似合ってなかったような・・・
で,あの演奏ですもんね!パンクルックが似合うような演奏・・・
でもあのミスマッチがまた衝撃的でした。
たとえ表現法は違っていても,稀有な才能を持つもの同士は
やはり認め合わずにはいられませんよね

margotさん,こんばんは

私も好きです,ドイツ映画!
さすが多くの楽聖たちを生んだ国,そして戦争によって
癒えない傷をいまだに抱えている国らしく
ドイツの音楽映画は深く,重いですね。
そしてドイツの女優さんもまた,皆さん骨太な素晴らしい演技をする方が多いかと・・・。

お邪魔します~
<女性の過去や抱えているトラウマをもっとわかりやすく描いてほしかった気もするが>
私もすごっく同感。だから感情移入がどちらにもできなかったです。それとは別に色々と魅力のある
映画だと思うけど。ラストの演奏は確かに衝撃的でしたよね。感動というより、・・そうくるか・・・と思いましたよ・笑
正直私が先生だったら、この手の生徒
投げ出していたと思うな~~笑

みみこさん こんばんは!
コメント,ありがとうございます!
そうですよね,二人の女性,特にジェニーの服役の経緯などは
とっても気になったのだけど,無実かどうかもはっきりとは描いていませんでしたね。
脚本がまずいのか・・・?・いや,それともわざとかな?
>ラストの演奏は確かに衝撃的でしたよね。感動というより、・・そうくるか・・・と思いましたよ
予想外の演奏でしたものね。

私もジェニーのような生徒にはつきあいきれないと思います。
人嫌いのクリューガー先生が,よくも最後まで面倒みたな,と。
やはり音楽に対する執念なんでしょうね。


ななさん今晩は

この作品はなんと言ってもラストのピアノ演奏ですね
ピアノ一台を使ったセッションは見事でした。
ただ斬新な演出だけど審査には影響するよね審査結果が
気になるところです。
あと普通は主人公が最後の挨拶をすませて袖にはけたと
きに逮捕します。
観客の前に突入して大勢の前で手錠をかけるような愚か
なまねはしません、最後の最後で演出的に下手をうった
と思ってますよ

せつらさん こんばんは
そうですね,途中の二人の心理戦も
私はなかなか見ごたえがあったのですが
やはりクライマックスはあの演奏!でしょう。
まさかあんな演奏をするとは,私も度肝を抜かれました。
舞台上での逮捕は,インパクトを狙った演出法かもしれませんし
彼女のワイルドな演奏法を見た警官が
一刻を争って逮捕したかったのかもしれませんね~。

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