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2008年3月19日 (水)

ぼくを葬る

003 
余命あと3ヶ月と宣告された若者が,
切ない葛藤とともに,迫り来る死と向き合い
次第に 死を静かに受け入れてゆく物語。

パリで活躍しているファッション・フォトグラファーのロマン(メルヴィル・プポー)は,ある日ガンで余命3か月だと宣告される。もしも自分が余命3ヶ月だと知らされたら,残された日々をどのように過ごすだろうか。死を告知された主人公の物語は,それまでにもいくつか見てきたけど,ロマンのような静かに心に沁みる物語は初めてだった。

Cap073
31歳という若さで断ち切られる人生に対する未練。やり残した仕事や,残してゆく愛しい者たち,そして死そのものに対する恐れ・・・さまざまな思いで,ロマンの心は乱れたことだろう。

彼は,死が迫っていることを,祖母以外の家族には打ち明けない。同棲していた恋人にさえ言うことができず,自分の方から別れを告げてしまう。余命がいくばくもない場合,家族の支えの中で,彼らとともに過ごしながら死を迎えたいと思うのが普通なのに,ロマンはそれをしなかった。・・・・いや,できなかったと言うべきか。
Cap075_2
これはとても静謐な作品で,彼の心情を言い表す台詞はとても少ない。だから繊細な表情の変化で,彼の気持ちを汲みとらなければならないのだ。

確信はないのだけど,唐突に死を宣告されたばかりで,息も絶え絶えの彼の心は,予想される家族の反応に耐える自信がなかったのではないか。母は感情的になり,父は問題から逃げ出す。そして不仲の姉は自分を憐れむだろう,とロマンは祖母に語っている。

肉親であるがゆえの激しい嘆きも,憐れみも,このときの彼は欲しくなかったのかも知れない。だから彼は,自分でもまだ整理のついていない心を,動じることなく受け止めてもらえる祖母にしか,真実を打ち明けることができなかったのだ。人生を味わいつくし,すべてを達観しているような祖母は,孫の告白を静かに包み込むように受け入れ,ロマンはきっと彼女から大きな癒しを得たと思う。
Cap094
そして,彼はたった一人で誰の慰めも憐れみも受けず,迫りくる死と向き合うことになる。思い出の場所で時々現れる幼い自分のまぼろし。少年時代の無邪気ないたずらや,同性愛者である彼が,初めてその感情に目覚めたときの淡い記憶・・・。
それらを思い出し,見つめるロマンのまなざしは限りなく優しく,同時に悲しみに満ちている。

彼は,カフェで出会った中年女性とその夫の申し出を受け入れて,不妊症の彼女の代理父をつとめる決心をする。

自分の死後に自分の血を引いた子どもが生まれる。ゲイの彼が女性に子供を産ませるなんて,死を目前にしていなかったら,思いつきもしなかったことかもしれない。彼は,自分の生きた証を残したかったのだろうか?このあたりのロマンの心境は,女性である私にはちょっとわからないけれど。

Cap084
女性が妊娠すると,子供の誕生を見届けることができないロマンは,自分の全財産を生まれてくる子に譲ることで,まだ見ぬ息子への切ない愛情をしめす。このころから,彼の顔には,やつれてはいるものの,不思議な明るさが射しているのがわかる。少しずつ,少しずつ,満ちてくる水のように,彼は自分の死を受け入れていったのだろう。

ラストシーンの美しさをなんと表現したらいいのだろう。

彼は,臨終の場に選んだ海水浴場で,見知らぬ人たちの喧騒の中に身を置いたあと,日暮れに人影の絶えた浜辺で,ひとり静かに息絶えるのだ。いささかも取り乱さず,限りなく穏やかに。まるで沈んでゆく太陽とともに,彼の命の灯火もひっそりと消えていくかのようだった。あとに残ったのはただ,太陽の残照と潮騒の響きのみ。
Cap087
人は塵(ちり)から生まれ,塵にかえる。
そんなことばが脳裏に浮かんだ。死というものを,こんなにも美しく描いた物語は他にない。

死は誰もが避けられないものであり,どんなに辛くても,自分ひとりで向き合わねばならないものであり,それを受け入れて初めて平安が得られるのかもしれない。それにしても,このような死の迎え方ができたロマン。なんて優しくて,強いひとなんだろう,と思う。私にはとても真似できない。

オゾン監督の描いた洗練された映像,程よい音楽,世界観。
すべてが夢のように切なく,美しかった。

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コメント

ほんと、この映画を見たら、絶対に自分だったら
どうするだろう?って考えちゃいますよね。
主人には言うかもしれないけど、いい加減に
付き合ってたような人には同情されるだけで
絶対に言いたくないな、ともおもったけど、
親にも子供にも恐くて言えないかも・・彼のように
死んで行くかも・・と思ったりもしました。
実際問題としては難しいでしょうが。

ラストは本当に美しかったですね。
ロマンの強さに惹かれると同時に、やっぱり
自分はできないだろう、と思いました。

もうすぐ死ぬ・・と思ったら、やっぱり自分の
血を受け継いだものが欲しくなるのかも・・とも
思いました。私も最初は子供はいらないとか思ってた口だったんですが(^^;;) 一生このまま自分の
子供がいなくていいのか?と考えた時に
やばりそれは嫌だと思ったし、主人もまだ子供を
授かる前にちょっとした事故にあって、そのときに
あ~、おれはこのまま自分の子供の顔も見ないで
死んで行くのか・・ととても寂しくなったと言ったのを
聞いて、あ~そうか、彼も子供はいらないなんて
言ってたけど、いざ死ぬかもしれないと思ったときには
それが後悔になるんだなぁ、寂しいんだなぁ、と
わかったことも、自分たちの子供を持とうと思った
理由の1つでもありました。
・・と徒然思い出したことを書いてしまって申し訳ないです(^^;;)
でも、この映画、そう言う事をいろいろ考えさせられる、
いい映画でしたよね。悲しいだけじゃなくて。

ななさん、こんばんは!
「ぼくを葬る」よかったです!
最近のセンスのないタイトルの中で、この邦題は光ってますね。
彼はフォトグラファーとしてではなく、確執のあった姉たちをもフィルムに収めようとしますね。
すべてを受け入れたロマンの撮った写真見たかったな~なんてエンドロールの間、思ってました。
最後のひととき、孤独に死んでいくというよりも
この世に感謝しながら静かに息をひきとるような静けさに満ちた作品でした。
TBしますね。

メルさん TBとコメントをありがとうございました。
死は誰にも平等に訪れるものだけに
どうしても「自分なら・・・・?」と考えてしまいますね。
私は一応クリスチャンなので,死そのものは怖くないし,
きっといつでも抵抗なく受け入れができると思うのですが
「死を迎えるまでに何を為すか?」ということは時々考えます。

自分の死期が迫っていることを,愛する人にはかえって言えないか?
・・・それは相手の受け止め方によるかも。
あまりにも哀しむ相手にはやはりいえません。
私は以前,病気で脳の手術をしたことがあるのですが
命に別状のないそんな手術でも,
心配性の母親の取り乱しようを見て(一応,脳ですから)
「これは,もし死病だったら,母には言えないな」と思ったものです。

それと,「自分の血を引く子供を残したい」という思いって,
女性より男性の方が強いような気が・・・。
女性は単純に「母になりたい」という気持ち(母性本能?)のような気がしますが
男性って,遺伝子の中に「種を保存させたい」という願いが
本能的に組み込まれているような・・・。

いずれにしても,
鑑賞後にわが身に当てはめて,いろいろ考えさせられる作品は
とても優れていると思います。


しゅぺる&こぼるさん,こんばんは!
TB,コメントありがとうございました。

>最近のセンスのないタイトルの中で、この邦題は光ってますね。
私もそう思いました。邦題をつけた方の感性って,天才だと思います。
「葬る」と書いて「おくる」と読ませるのも心憎いですね。
映画のテーマにぴったりです。
おっしゃるように,ロマンは最後の瞬間までいろいろ写真を撮ってますね。
愛するものたちの姿を,カメラだけでなく,
心にも焼き付けていきたかったのでしょうか?
それとも形見のつもりだったのか?
どんな写真だったか,私も見てみたい気がします。
臨終のときの彼の表情や,閉じた目から流れる一筋の涙は
確かに感謝のようにも思えましたね。美しかったです。


 こんばんわ~
 この映画は2年前の夏に年間パスポートでBBMと2本立てで見たのです、BBMと併映ってたぶん男性は見ずらかったろうなと・・・僕も絶対そういう目で見られたでしょう(笑)描写的にはBBMよりずっと過激なのにな~と思ってました、その当時BBMは性描写がきついというレビューがよくあったので・・・
 ただフランス人って恵まれてるな、と。家族に堂々と恋人と紹介、名乗ってるし、ゲイに偏見が見られないですね、本人たちも全然、コソコソしてないし、その辺がびっくり!だし、あと子供のいない夫婦に協力したり(依頼する夫婦も凄い!)なんかフランス人ていいな~と思いました、僕も子孫を残したいです、ただ難しい、この映画の様に割り切って作るしかないです。でも残したい、自分の子供を見てみたいですね。
 そしてまだびっくり!がありました、J・モローの存在感が凄かった~!さすが大女優!
 主役の男優も美形でとても目の保養になりました、
 死についての映画なんですが、淡々と描き過ぎて違う方ばかりに気がいってました、ですがラストはとても印象的、キレイで自然でした。僕も余命3ヶ月と宣告されたらどうするだろう?って考えました、やはり死の準備しちゃうかな?

イニスJrさん こんばんは
これとBBM二本立てって・・・ある意味凄い取り合わせですね。
鑑賞後は,両作品の半端じゃない余韻がごっちゃになって,くらくら眩暈がしそうです・・・。
性描写はこちらの方がすごかったと思いましたが,なぜかフランス作品って綺麗なんですよね。おっしゃるとおり,仏文化の愛や性に関する開放性というか自由なところは目を見張るものがあります。きっとあの国には,キューピッドが住んでるんでしょう。
役者もゲイの役を演じることに抵抗ないようですし・・。映画を観ていて,ロマンが父親の前で平気でコカインを買ったりしてるシーンもびっくりしました。ロマンが特に不良というわけでもなさそうなので,フランスではあれが普通なんでしょうか?

イニスJrさんも自分の子供の顔を見てみたいです?女性なら誰でも子供を産んでみたい,と思うのと同じでしょうね。養子でなく,自分の実の子が欲しい,と願うのは当たり前ですよね。でも,ロマンみたいな手段は,日本じゃちょっと無理かなぁ・・・。代理母というのは聞きますけど・・・。
おばあちゃんを演じたモローはさすがの貫禄でしたね。そして,死ぬまで現役の女だなぁ,という感じがしました。
主役の男優さん,私にはエリック・バナをデリケートにしたように見えました。(好みです
もし自分に置き換えたら,こんなふうに淡々と悟りを開いたような行動はできないかも。案外,死後に見られたらマズイものを破棄したり片付けたり,と現実的なことでバタバタしているうちに,ぽっくり逝ってしまいそう・・・・。女は現実的だから。

 


ななさん、こんばんは。
メルヴィル・プポーは昔から結構好きな俳優なのですが、この作品では特に良かったですね。特に浜辺のラストシーンが印象的。メルヴィルは若い頃、エリック・ロメール監督の「夏物語」という作品に出ていて、そのときもこの「ぼくを葬る」と似たような浜辺のシーンが出てきます。でも、「夏物語」でのメルヴィルは生命力に溢れています。反対にこの「ぼくを葬る」は死の匂いが漂います。これは偶然なのか、と思っていたのですが、フランソワ・オゾン監督はこの「夏物語」を意識してこのシーンを撮ったとのことを知り、なんだかちょっと感慨深かったです。

mayumiさん こんばんは
TB,コメントありがとうございました。
mayumiさんはメルヴィルをご存知だったのですね~。さすが!
私はこの作品が初見ですが,雰囲気のある美しい男性ですね。
ラストシーンに向けて減量していって,役者魂のようなものも感じましたよ。
「夏物語」も未見ですが,メルヴィルはどんなかたちであれ
海の似合う俳優さんなのかな?この作品では,
浜辺での死,というのが「自然にかえってゆく」という感じがして
とても心に残りました。 

こんばんは・・・
オゾン監督作が好きなのですが、これはまだ未見なのです。
女性を描き続けてきた彼が、男性を描く貴重な作品なのですが~(それも自身も同性愛者である彼が、どういう捉え方をするのか見たいのです・・・) 近々鑑賞したいと思います。
先日オゾン監督『エンジェル』を観たレビューもまだ書けてなくて・・・あせってます~。

マリーさん こんばんは
おお,オゾン監督お好きですか。
私は実はイマイチ彼の感性に乗れない作品もあるのですが(曖昧すぎて)
これはツボにはまりました。
同性愛のシーンがやや過激ですが
「美しい」ととらえることもできる映像と俳優陣ですので
私は気になりませんでした。
テーマが万人に問われる性質のものなので
鑑賞後は必ずいろいろと考えてしまいますよ。

こんにちは♪
この作品、凄く色々考えさせられて、そしてジーンと来ますよね。
フランソワ・オゾン監督作品って苦手なのも多いけど、
この作品はとても好きです
映像も美しくて、おまけに主人公もとっても美しくて、
胸にジュワッと響く作品でした。

こんにちは
TB&コメント、ありがとうございました

この映画は深い作品でしたよね
2年くらい前に劇場で見ましたが、
今でも様々なシーンが心に焼き付いています

確か、ラストで海辺に行った時、
携帯電話をゴミ箱にポイッと投げ捨てるシーンがありましたよね

それが、その時の彼の価値観を
物語っているようにも感じられました

ところで…
私事ではありますが、自宅のPCが壊れてしまいました
なので、当分の間は、
TBやコメントの反映や返信に若干時間が掛かるかもしれません

ある程度の覚悟はしていたものの、
これには、かなりヘコんでいます…

nonさん こちらにもTBありがとうございます。

>フランソワ・オゾン監督作品って苦手なのも多いけど、
私も実はそうです。あの感性が理解できない・・・
でも,この作品は,万人に共通の「死」それも自分の死がテーマだから
すごく共感しやすかったですね。
仰るとおり,主人公の青年の美しさもまた
この作品の見所だと思います


テクテクさん こんばんは
ほんとに深い作品で,台詞が少ない分,
いろいろと考えさせられましたね。

 携帯を捨てるシーン,印象的でした。
・・・もう現世のしがらみを超越していたんですね。
あのシーン,意味は違うけど,「プラダを着た悪魔」で
アン・ハサウェイが携帯を噴水の中に投げ捨てるシーンを思い出しました。
何かを吹っ切れた人間の潔さですよね。

ところでテクテクさん,PC大変ですね。
われわれブロガーはPCを酷使するから,やっぱり故障することが多いのかな?
でも,しばらく記事がアップできなかったら
私もきっとヘコみますぅ。

はやく治るといいですね,PCちゃん 


ななさん、新しい職場、近くなって良かったですね!
でも以前の処は30キロの場所を通っていたのですね・・・。
別れと出会い!色々な心境で一杯でしょうけれど、がんばって下さい☆

ところでこの映画、私にとっては初めてのオゾン監督作品でした。
この後、次々と、オゾン監督の映画を見るに至りました。透明感のある映像が印象的でした。

PS さっきTB送らせて頂いたけれど、もしかしたら、今回は、ダメだったかな・・・?

latifaさん こんばんは
今回はTBダメみたいでした

いつも申し訳ありません・・・

そう,異動なのですよ~,異動の年は何かと緊張するので
心臓に毛が生えている私でも,5月の連休くらいにストレスが溜まって寝込むことが多いです。
「猫かぶり」に疲れるの~~

私は「まぼろし」と「スイミングプール」を先に観ていましたが
イマイチ好きな監督さんではありません。
でも,とても美しくて,詩的な映画の撮りかたをしますよね。
そこは好きなんですが・・・
でも,この作品のテーマには惹きこまれてしまいました。

こちらにも!
この映画、私大好きだよ〜
死に対してストレートな表現にびっくりしました。
感性に訴えてくるものがあった。
フランスものはちがいます(笑)
こんな潔い最後って、私も真似できない。

この映画でメルヴィル・プポーのファンになってしまいましたよ!
美しすぎるね・・・
ほんと「スイミングプール」はイマイチだったな。。

アイマックさん TBありがとう~

この作品の「死」のとらえ方とか
「死」との向き合い方とか,とっても独特でしたね・・・。
きれいごとじゃないホンモノを見せてもらったって感じでした。
でもって,映像はかぎりなく美しく・・・・
主演の青年も美しい・・・・

「スイミングプール」は私もイマイチ・・・
あれは,なにが言いたかったんだ?
雰囲気映画だったような・・・・。


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