明日、君がいない
先日鑑賞したエレファントは,強烈に心に残ったが,この「明日,君がいない」は,エレファントに似た作品である(というか,エレファントの影響を受けている作品らしい)と聞いて,DVDをレンタルしてみた。どんな映画かと言うと・・・・。
冒頭に,トイレで誰かが自殺したことをほのめかす映像が映し出される。それが午後2時37分。そして場面はその日の朝に巻き戻され,普段通りのハイスクールの一日が始まる。
高校生のマーカス,メル,ルーク,ショーン,サラ,スティーヴンのエピソードが,かわるがわる映し出されるのだが,途中に彼らのモノクロのインタビュー映像が何度も挿入されていて,それぞれの置かれている状態や心境が,少しずつこちらにわかってくるような仕掛けになっている。物語が展開するにつれて,一見普通にみえる彼らが,実はそれぞれ深刻な悩みを抱えていることが見えてくる。
彼らの中の,ある青年は,完璧を求める父親に応えるためにストレスを溜めている。またある少女は,近親相姦により,妊娠してしまう。ゲイであることをカミングアウトして親や友達から疎まれている青年もいるし,ゲイであることを,必死で隠している青年もいる。障害のために,みんなから苛められている少年もいる。
観ていて辛かったのは,彼らが,揃いも揃って,自分の悩みを他人には絶対打ち明けられなかったことと,悩みを持っているもの同士で傷つけあう場合もあった,ということ。
誰も他人の心の痛みなんか全く見えていない。
というか,自分のことでせいいっぱいなのだ。一瞬一瞬を必死に生きているようなものさえいるのだから。観ていて,痛々しいし,目を背けたくなるほど醜悪にも見えるし,また限りなく哀れにも思う。
自分の悩みでいっぱいいっぱいの,ティーンエイジャーという時代。誰にも相談もできず,弱みは決して見せたがらない,この年代特有の,繊細さと幼さ。
ほんとに,この中の誰が自殺してもおかしくないことが,物語の進行とともにわかってきて,「一体誰が・・・」と,見てる方はだんだん息を詰めて画面を見守ることになる。ここらへんはサスペンスを見てるような緊張感が漂う。そして運命の2時37分に自ら手首を切ったのは意外にも・・・・・。
「エレファント」と比べるものでもないとは思うが,舞台がキャンパス内の一日に限定されているということ,それぞれの登場人物のシーンの時間軸をずらす手法,空の映像やクラシック音楽の使い方,テーマのひとつがおそらくこの年代特有の「孤独」である,という点がよく似ていた。ガス・ヴァン・サント氏の真似をしたとは言わないけど,多大な影響を受けた見せ方のように思える。
しかし,この監督ならではの個性や才能も光っていて,決して二番煎じにはなっていない。「エレファント」は,登場した高校生はほとんどアドリブで台詞を言い,ストーリー性を排除していたけど,この作品はストーリーがしっかりと絡み合っていて目が離せない。
また,「エレファント」は監督のメッセージをあえて語らなかったところに特徴があるけど,「明日~」は,監督のメッセージもしっかり伝わってくる。さすがに映像や色彩の美しさ,神々しいまでの透明感や独特のカメラワークの持つ魅力は,巨匠のサント監督にははるかに及ばない気がするけど。
・・・・・しかしながら,19歳でこれを撮ったとは,すごいものだ。この映画がもたらす余韻も半端ではない。「エレファント」のような静かな余韻が長く尾をひくのと一味ちがって,頭を殴られたような強烈な余韻だけど。
ある日突然,知り合いが自ら命を絶った,という出来事を,私は二度経験している。ひとりは職場の同僚で,もうひとりは同窓生だった。どちらの場合も,前日まで彼らの抱えていた悩みに,周囲の人は全く気がつかなかった。同窓生の方は,1年経った今でも,原因がはっきりとわからない。
ああ,あの人は,きっとあの時,ほんとうに辛かったんだろうな。そしてそれを周囲に気づかれないように,必死で隠していたんだろうな。そんなことを鑑賞後に思って,切なくなった。
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そうなんですか~、この映画は「エレファント」に
影響を受けてるんですね~。
未見なので(^^;;) 全然わからなかったし
エレファントがこういう?映画だっていうのも
全然しりませんでした(^^ゞ
ななさんが記事になさってるのは先日ちらっと
見せてもらったんですが、いつか見るかも・・と
思って、詳しくは読ませてもらってないんです(^^;;)
この映画、すごく印象には残りました。
たぶん見たってことを忘れないと思うし
おっしゃる通り、余韻もすごくありました。
手法が今ひとつ私はあざとく思えて、引いちゃった
部分があるんですが、それでも映画的にはしっかり
作ってあるなと思いました。
若いのにすごいですよね~。
でも、若いからこそこういう映画(手法も含めて)
なのかな、という気もしました。
これからどんな映画を撮っていくのか、楽しみですよね。
TB&コメント、どうもありがとうございましたm(_ _)m
投稿: メル | 2008年3月16日 (日) 10時12分
ななさんこんにちは♪
コメントTBありがとう
ずっしりと重い内容でしたね、
かなり深く入りこんで観てしまいました、、、、
監督自身、こんなふうに友人の死を経験したからこそ
リアリティ持って伝えられてる作品でしたよね。
何にしろ、自ら命を投げ出すのは悲しいことだし
周りの人間もショックですよね、、、、
投稿: mig | 2008年3月16日 (日) 13時15分
こんばんわ。
私もある日突然友人を自殺で失ったこと
がありました。
彼女は夫も子供もいて、やっぱり周りの人々は彼女の
異変に全く気づかなかったそうです。
私はこの作品を観たときのショックがあまりにも
大きすぎて・・・それ以来、あまり思い出さないよう
にしていたんですけれど(苦)。
本作とエレファントを立て続けにご覧になった
ななさんの精神力ってすごいなあと思いました。
私はちょっと・・・たぶん途中で観るのを
止めてしまいそうなので(汗)。
でも、この物語の言わんとすることって、
若年層に限らず大人の世界にも通用することで。
まして年を取るたびに人に頼ったり、
心を開いたりすることを上手に出来なくなっていく
一方だったりするから・・・。
これを会社組織に置き換えて考えても、
相通ずるものがあるよなあって感じましたです。
投稿: 睦月 | 2008年3月16日 (日) 18時02分
メルさん,こんばんは
この監督さんが実体験を映画にしたいと思ったのが
「エレファント」と観たからだったと聞いたことがあります。
時間軸をずらす群像劇とか,表現法は似たところがたくさんありました。
どちらも重くて哀しい余韻が残りますね。
そして問題に対する答えもなくて・・・・。
監督さん,若いからこそティーンエイジャーの抱える悩みを描くのが上手かったですね。
まだまだ彼には記憶が生々しい,なじみのある悩みなんでしょうか・・・。
この手法でスタートした監督さんですが
それにとらわれることなく,いろんな手法の映画を
今後も撮り続けていってほしい,将来が楽しみな監督さんですね。
投稿: なな | 2008年3月16日 (日) 18時28分
migさん,こんばんは
こういうテーマは,絶対に何らかの形で体験している方でないと
心に響いてくるものは撮れませんよね・・・
「いのちの電話」という自殺予防電話カウンセラーのボランティアをしている知り合いもいますが
相談できる人はまだ実際に自殺するまで追い込まれていない人なのかなぁ。
見も知らぬ他人には相談できても
身近な人にはかえって打ち明けられないものですよね,深刻な悩みって。
ほんとに,自殺は哀しいことです・・・。
親にとっては,子供から自分を否定されたような,激しい悲哀を感じるものでしょうね。
投稿: なな | 2008年3月16日 (日) 21時04分
ななさん♪
ティーン時代もそうですが、大人になっても人に悩みを打ち明けられない人はず~っとそうな気がします。
なんだか自分ひとりで抱え込んじゃって、親も友達も誰にも相談できずに苦しんでって。
それってでも本人の考え方一つだけど、助けてあげたいからってそれを変えるほど踏み込んじゃいけないしなって思ってしまいますし。
そうすると怖くなりそうで。
なんだか難しいものです。
それに自分で必死ですしね。それも仕方ないとは思うのです。それがティーンって時代ですからね。
投稿: ななな | 2008年3月16日 (日) 21時16分
睦月さん こんばんは
いやいやさすがの私(仰るとおり,あまり物に動じません)も
これと「エレファント」を2本続けて見た後は
両作品の負のエネルギーに圧倒されて
しばらくは食欲を無くしましたです。
そして何故かこちらの方がより救いがないように思えました。
私が自殺によって失った知り合いは,一人は女性の同僚でとても美しい幸せいっぱいに見えたひとでした。
もうひとりは小・中学校の同級生で,町で評判の腕のいいお医者様でした。
ふたりとも人生のベテランの年になってから命を絶ったわけですが
確かに社会人になっても,本当に深刻な悩みは誰にも言えないものかも知れませんね。
大人だからこそ生ずるプライドやしがらみもまたあるわけで・・・・。
自分は絶対大丈夫,自殺なんかしない,という保証は
きっと誰もないのかもしれませんね,一生。
この映画を観て,月並みだけど,自分の近くにいるひとの心のサインを
少しでも受け止めてあげれたら・・・・と思いました。とても難しいことですけどね。
投稿: なな | 2008年3月16日 (日) 21時16分
なななさん こんばんは
そうですね。自殺したくなるほどの悩みって打ち明けられないくらいだから,
他人がそう簡単に,解決なんかできないものでしょうね。
下手な踏み込み方をすれば,場合によっては逆効果になることもあるかと。
でも,打ち明けるだけでほんの少しでも心が軽くなることはあると思うし
打ち明けれた地点で,ほんの少し救いは始まってる場合が多いかも,と思います。
だけど,実際は「打ち明ける」まで行かないのよね~~きっと。
相手がわかってくれる,受け止めてくれる,という確信がないとできないものです。
ティーンの場合は,普通お互いそこまで包容力が無い場合がほとんどですよね。
仰るとおり,自分のことで精一杯,でも仕方ない世代ですよね。「自分」というものさえ確立途中の時期ではないかしら。
ああ,難しい・・・とても大きな問題提起をしましたね,この監督さん。
投稿: なな | 2008年3月16日 (日) 21時35分
ななさん
TB & コメントありがとうございました
私は幸いにも、ある日突然、
知り合いが命を絶ったという体験はありません。
しかし、この映画を観終えた後、
体験してしまった人(監督)は、
「こんな気持ちになったんじゃないか?」と
感じることはできた……と思ってます。
こんな気持ちになるのは、
この映画を観て、1回体験すれば十分。
今後もこのまま体験しなくて済むことを
願うばかりです。
投稿: アキラ | 2008年3月16日 (日) 21時48分
こんにちは☆
この作品、、、ずどーんって感じでしたね。
なんで悩みをうちあけてくれなかったんだろうー
なんて映画だというのにあとあと真剣に考えてしまいました。
しかも彼らの悩みって私なんかからしたらほーんとちっちゃいことで。。。
幸いにも私は自分にも周りにもそういう経験ないですけど、、、将来親になったりしたらきちんと気づいてあげられるような人にならなくてはいけないですねー。
投稿: きらら | 2008年3月17日 (月) 06時43分
こんにちは。
エレファントとの続けての鑑賞、お疲れ様でした;
私の10代の頃を思い出しつつ…こんな感じだったよな…とか自分を彼らに重ねて見ていたり。
なんだか今だからこそ彼らの言動に対して色々客観的に見ていられますけどね;
本音なんて結局私も誰にも話せなかったなあ。
今でも、顔を知らない人だからこそネットでこそーり(笑)本音を言ってみたりできたりするところもあったりして。笑
この作品の演出はとても気に入ってます。
キャストさん達も等身大で演じる事ができていたのでしょうか、とっても自然でそのリアルさにうなりました。
投稿: シャーロット | 2008年3月17日 (月) 21時10分
アキラさん こんばんは
身近に自殺した方をお持ちでないアキラさんが
その体験のある監督さんの気持ちに共感できたのですから
この映画が訴えてくるものって,とっても大きいのですね。
あらためて,凄い作品だとおもいます!
実際に自殺されてみると,「なぜ?どうして?」と言う問いと同時に
「何とかしてあげれなかったのか」という自責の念で
ものすごい空しさや寂しさを感じます。
ほんとに,そんな体験はしたくないですよね・・・。
投稿: なな | 2008年3月17日 (月) 22時57分
きららさん こんばんは
ほんとに,彼らの悩みって,メルみたいに深刻なのはともかくとして
カウンセリングや家族の支えでなんとかなりそうにも思えましたが
やっぱり,あのときの彼らとしては,
押しつぶされるほど大きい悩みだったのでしょうね。
私も思い返してみると,
10代の頃は今思えばつまらないことで悩んでいたなぁ。
子どもの親は,彼らの出すどんなサインも見逃しちゃいけませんね。
親には心配かけたくないから,かえって言えない,というケースも
よく聞きますしね,スティーブンみたいに。
投稿: なな | 2008年3月17日 (月) 23時02分
シャーロットさん こんばんは
感動した作品を観ると,似たようなテーマの作品とか,
同監督,同俳優の作品とかを続けて見る癖があるのですが
このテーマの連チャンは少々,いやかな~り,気分が落ち込みましたね。
私も10代の頃は親にも打ち明けられない悩みがあったような気がします。
成人してからですもんね,母親と親しく友達みたいに何でも話せるようになったのって。
いや,ティーンの頃に仲が悪かった,というのではなく
その頃の自分から見た親って,大人すぎて遠い感じもするので
悩みなんか共感してもらえないような気がするじゃないですか。
自分も大人になって初めて対等に話ができる,というか。
いずれにしても,あの世代は難しいです。
この映画,出演した若者は素人さんに近いのですか?
みんな凄くリアルな演技をしてましたね。
投稿: なな | 2008年3月17日 (月) 23時16分
ななさん、今晩は。劇場で観たときは衝撃でした。そしてとても瑞々しさも感じた作品でした。
TBさせていただきますね。
投稿: シュエット | 2008年4月 1日 (火) 00時37分
シュエットさん こんばんは
TB,コメントをいただき,ありがとうございます。
劇場でごらんになったのですね。
10代の少年たちの,傷つきやすい心がリアルに描かれていて
衝撃的でしたね。
瑞々しさは,まだ少年の感性が色あせていない監督の作品だからでしょうか・・・・。
多くの人に見てもらいたい作品ですね。
投稿: なな | 2008年4月 1日 (火) 20時40分
ななさん、こんばんは!
レスが大変遅くなって申し訳なかったです。。
ほんとにご無沙汰してました・・
映画もあまり観てなくてトンチンカンなこと言うかもしれないです^^;
いつもコメント、TBどうもありがとねー。
エレファント観たんですね。私もチェックしたいけどレンタルである?
最後は衝撃的だけど、誰でもあるかもしれない出来事でもあって
考えさせられましたね。
監督のメッセージが強く込められた映画でした。
いつも隣にいる人でも心の中まではみえてこないんだよね、、
映像がきれいなだけに痛いよね。
投稿: アイマック | 2008年4月 2日 (水) 23時10分
わ~い,アイマックさん お久しぶり
おしゃべりしたかったわぁ~~~
いろいろ忙しかったのですね。
他の記事にもいっぱい来てくれてありがとう!
でも急に無理しないでね。マイペースで・・・・
私も4月からこっちは,しばらく夜はくたくたで
コメント返しやTBだけで精一杯になるかも・・・・
エレファントはレンタルショップにあるかなぁ?
私はお店で見かけて衝動買いしてしまいましたけど。
>いつも隣にいる人でも心の中まではみえてこないんだよね、、
これはエレファントでもいえることでした・・・。
あの年代の特徴なのかな・・・・いや,大人の世界でもいえてるかも。
結局ひとって一人ぼっちなのかな,と思うと切ないですね。
投稿: なな | 2008年4月 3日 (木) 00時08分
ななさん、こんにちは~
コメントとTBをありがとうございました。
ななさんの力強い感想を拝読して、またあらためてこの作品の余韻を味わいました。
訴える力を持つ作品でしたね。
次作も期待したいですね。
投稿: fizz♪ | 2008年4月 3日 (木) 00時17分
fizz♪さん,いらっしゃいませ!
きっとずっと忘れることのできない,
強烈な余韻を残す映画のひとつですよね,この作品は。
とても痛切なメッセージを感じました。
この監督さん・・・次回はどんな作品を撮るでしょうか?
私も楽しみです!
投稿: なな | 2008年4月 4日 (金) 22時22分
ななさん、こんにちは☆
コメントありがとうございました。
この映画は観てから1年以上経ちますけど、今でも鮮明に思い起こされる映画の1つです。
わたし的には昨年のベスト7になりました。
身近に同じような経験をされたとなると余計に心にきた映画だったでしょうね。
誰にも気付かれない哀しみに、本当に見ていていたたまれなくなりました。
タルリ監督の才能には本当に驚いたので、次回作も楽しみですね。
投稿: ルールー | 2008年6月29日 (日) 11時31分
ルールーさん こんばんは
これはルールーさんのベスト7にランクインしたのですね。
私にとっても,地味ではあるけど,忘れられない作品のひとつです。
私的には「エレファント」の方が好きですけど
この監督さんの年齢を考えたり,
ラストの意表をついた衝撃的な悲しみとかを評価すると
こちらの作品の方がもしかして優れているのかもしれませんね。
タルリ監督,末恐ろしいです・・・次回はどんな作品を世に出してくれるのでしょうか。
投稿: なな | 2008年6月29日 (日) 20時19分