傷だらけの男たち
クールで切ない映画の内容に比べて,邦題のセンスのなさには,やや不満を感じるけれど。さすがインファナル・アフェアの アンドリュー・ラウ監督作品だけあって,美しくスタイリッシュな映像,緊張感や切なさを効果的に盛り上げる洗練された音楽,そしてトニー・レオンと金城武の二人のセクシーな男たちの,哀切でスリリングなストーリーに酔いしれた2時間だった。
トニーの演じるヘイと,金城の演じるポン(←子ダヌキみたいな名前だね)は,警察の上司と部下の関係だった。しかしクリスマスに恋人に自殺されたポンは,それ以来警察を辞め,私立探偵に転身,悲しみを忘れることができず,酒浸りの毎日を送るように。一方ヘイは富豪の娘スクツァンと結婚し、幸せな生活を送っていたが,ある日スクツァンの父チャウとその秘書が,自宅で何者かに惨殺される。
容疑者の二人のチンピラは,仲間割れのため数日後に遺体で見つかったが,「真犯人は他にいる」と疑いを持ったスクツァンは,ポンに調査を依頼する。殺されたチャウの過去をたどるうちに,ポンは彼がマカオである一家を惨殺したことを知る。一方,スクツァンの命もまた何者かにねらわれ・・・・。
これは,心に深い傷を負った二人の男たちの物語。
一人は最愛の恋人に,ある日突然自殺されてしまった男,ポン。もう一人は,少年時に家族を目の前で惨殺され,人生の全てを瞬時に奪われた男,ヘイ。
彼らの傷は深く,(どう考えても,ヘイの傷の方が深いとは思うが)その痛みから逃れるために、また傷を癒すために,片方は酒に溺れ,もう片方はその一生を復讐にかけた。
ヘイは復讐を遂げるために,自分の過去を隠し,憎い敵チャウの娘を妻にして義父に近づく足がかりとし,目的を達した後は,妻の命まで奪おうと試みる。(・・・いやはや,すごい方法だ。いくらなんでも,もっと手軽にできなかったのか?)
それに目的のためとはいえ、憎い仇の娘となんか,結婚する気には,なかなかなれないものだが。恨みが激しく傷が深いほど,復讐への執念は常人には理解不能なほど膨れ上がるものなのだろうか。
ヘイを演じたトニー・レオンは初の悪役。
過去を隠し、周囲を欺いている彼は、相反する二つの顔を持つ。よき社会人、よき夫である善人の顔と復讐者,殺人者としての悪人の顔。
その表情の演じ分けが見事だった。ポンや妻に見せるのは善人の柔らかな笑顔。しかしひとたびその仮面を脱ぐと,その下に暗く険しい一匹狼の表情が現われる。じっと動かない石のような表情の下に,秘められた決意が,常にめらめらと燃えているような感じだ。そして復讐を決行するときの彼の表情は,まさに冷徹そのもので背筋が寒くなる。
また,実際に酔って演技をしたともいわれている金城武は,その端正な顔が自暴自棄な悲しみにすっかりすさんでいるのに,これまで観た彼の作品の中で一番美しく,セクシーに見えた。
二人の男のそれぞれの傷は,
物語の終わりには少しでも癒えることができたのか。
ポンの傷を癒したのは,思いもしなかった方法だった。恋人の死の原因になった恋敵を赦し,彼を見舞うことで,ポンは再生への道を歩きだす。傍らには底抜けに明るい新しい恋人の笑顔が彼を支える。
しかし,より深い傷を抱えていたヘイの方はどうだろう。彼の策略によって昏睡状態に陥った妻が,実は仇チャウの実子ではないと後でわかり,ヘイは,たった一人の家族である妻を,自分が再び失おうとしている事実に愕然とする。いまさらのように,妻への愛に気づくヘイ。しかしどんなに献身的に看護しても,事実を知った妻は,もはや彼の愛を信じることを拒否して死んでいく。
インファナル・アフェアのように、この物語もまた,二人の男の生きざまを対比させて描いている。
憎しみを捨てることで,知らぬ間に傷を癒したポンと,
復讐を遂げることで,実はより深い傷を負ったヘイ。
復讐と赦しと,どちらの道がたやすい道だろう。
時には,赦す勇気を持つほうが,復讐するより,もっと困難な道ではないかと思う。しかしもし赦すことができたなら,そのとき初めて,ひとは他者から受けた理不尽な傷の痛みから解放されるのかもしれない。
とはいえ,ヘイが選んだ道も責める気持ちにはなれない。たとえ心の平安は復讐によっては得られないとわかっていても,復讐によってしか晴らせない恨みもまたあるものだ。ヘイの場合はそれほどの恨みだったろう。彼の傷は,やはりポンとは比べ物にならないくらい深かったのだ。
事件の真相を突き止めたポンが,病院の屋上でヘイと対決するシーンは,インファナル~の対決シーンを思い出した。(ただし,こちらはあちらよりずっと静かな対決だけど)すべてを包み隠さず話すヘイの心が,復讐を終えてもなお,より深い哀しみにとらわれていることを感じたポンは,黙ってその場を後にする。
鑑賞後に感じる,やるせない哀しさ,切なさをどう表現したらいいのか・・・。
しかし・・・なんだな。
傷の痛みに耐えているイケメンって,セクシー
トニー・レオンは・・・・年齢を重ねるごとに,新しい魅力も重ねていってる気がする。これ,ハリウッドでリメイクが決定してるらしいけど,トニーのような,繊細な男の色気を出せる俳優さん,ハリウッドにいるのかな・・・・?
・・・・レオ? 健闘を祈る!
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『インファナル・アフェア』は香港映画をそれほど見ていない私にとっても別格扱いなのですが、この作品はそれにどのく... [続きを読む]
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2003年のクリスマス。刑事ポン(金城武)と彼の親友でもある上司ヘイ(トニー・レオン)は、
連続殺人犯をついに逮捕する。だがその夜、ポンが帰宅すると、そこには自ら命を絶ち息絶えた
恋人の姿が。3年後、ポンは私立探偵になっているが未だ恋人の死から立ち直れず、酒に身を
任せる日々。一方、ヘイは香港の億万長者チャウ(フエ・ホアの)一人娘スクツァン(シュー・ジンレイ)と
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まんず一言。
トニー・レオン。あなたは天才ですか?
記者会見なんかを見ると「ぼー」っとしていて「起きてる?」と思ったことが何度かあったし、なんだか頼りなさげで、そんでもって服のセンスなんか疑ってしまうけれど、映画の中の彼は本当に本当に本当にステキ{/nezumi/}
「目」だけで演技ができてしまう彼は、まさしくアジアのスター。天才と言っても過言ではないでしょう。
これはしゅてきですね{/heart_pink/}んきゃ〜〜!魅惑的なまなざし・・・{/hikari_pink/}
いや〜〜ん... [続きを読む]
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「傷だらけの男たち」
・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・。
邦題のセンスのなさはさて置いて。
突然自分の周りから大切な人がいなくなる。
大切な人だったとわかるのはほとんどが突然の別れの後だ。
その抱えきれない悲しみと大切な人を奪った人物に対する大きな憎しみ。
自分ではどうにもできないこれらの気持ちを抱えたとき、人は一体どうやって
その日から自分の足で生きていくのだろう。
ある者は酒に逃げ道を見つけ、ある者は怒りと憎しみを支えにかろうじて生きていく。
どうして自... [続きを読む]
ななさん、こちらにもお邪魔します♪
遊びに伺ったら、素敵な画像がたっくさん!シアワセ~(笑)
今作ではチョイ悪感控え目なトニーでしたが、
男の哀切を演じたら右に出る者は果たして居るのかなぁ。
・・・と言いながら、私の目的は金城武でした。(^^ゞ
ハリウッドでのリメイク、レオ君はどちらを演じるのでしょうね?
『インファナル・アフェア』と比べなければ、
キャストもいいしスリリングなストーリーも楽しめますよね。
でもね~ エンドロールに流れるあゆの歌はチョットねぇぇぇ…
そうそう、『インファナル・アフェア』といえば、
エディソン・チャンがとんでもないことになってますね~
投稿: Any | 2008年2月23日 (土) 00時00分
Anyさん こちらにもコメントありがとうございます。
今回はるんるんで迷いながら画像選び・・・
だって,その表情もセクシーなんですよ,トニーと金城さん。
トニーは素晴らしい役者ですね,これを見てつくづく思いました。
>男の哀切を演じたら右に出る者は果たして居るのかなぁ。
いませんね!(きっぱり)それも,ダンディな男が苦悩する役が似合います。
それにこのひと,今回の役って,髪型とめがねのせいか
妙に若々しく見える・・・。いくつになってもカッコいいです。
金城くんもいいですね。顔立ちの美しさばかりが目につく彼ですけど
だんだん渋さも出てきたなあ,いい演技するなあ,と思いました。
劇場ではエンドにあゆの歌が流れて,お客さんがドン引きしたそうですね
DVDでは,あゆでなかったような・・・。
あゆだったらイヤだなあ,と早々に消したので,定かではありませんが・・・・。
投稿: なな | 2008年2月23日 (土) 00時55分
こんばんは♪
TB&コメント、ありがとうございました!
この映画に描かれていた二人の男性のドラマは、
とても見応えがありましたよね!
二人とも悲しい過去を抱えながらも、
それに対して、どう受け止めるかによって
明暗を分けてしまった結末は、
衝撃的なモノがありました。
特に、トニー・レオンの選んだ道は、
あまりにも悲し過ぎました…。
もし、この映画が
本当にハリウッドでのリメイクが実現されるのならば、
過去に大撃沈された「ディパーテッド」のようにだけは、
絶対にならないで頂きたい!!と願うばかりです…。
投稿: テクテク | 2008年2月23日 (土) 21時13分
ななさん、こんばんは^^
TB&コメントありがとうございました♪
インファナル~大好きっこの私(笑)ですが
この作品もかなり気にいりました^^
インファナル~が好きなので、私も病院の屋上の
シーンでは、ななさんのように対決シーンを
思い出しました!
>傷の痛みに耐えているイケメンって,セクシー
同感!!!(笑)
本当ですよね~~(溜息)お二人とも素敵だった
わ~~(笑)特にトニーってどうしてああいう哀愁と言うか切なさと言うかが出るんでしょうか・・・
ハリウッドリメイクのインファナル~、
レオはがんばってしましたが
やはりトニーには勝てなかったような・・・
(勝ち負けっではないけど・(^^ゞ)
これもリメイクされるようですが、
どうなることやら(ーー;)
投稿: ひろちゃん | 2008年2月24日 (日) 02時53分
ななさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございました。
金城くんとトニーの共演ということで、とっても楽しみにしていた作品でした。
トニーが悪役で驚きましたが、なかなかハマッてましたね。
金城くんの酔っ払いぶりもよかったわ~。
エンディングの曲は、映画をぶち壊すようなものではなかったですよ。
私も観る前は「イヤだな~」と思っていたのですが、すんなりと耳に馴染みました。
心配なのはリメイクですが、別の作品と割り切って観たいと思います。
ではでは、また来ますね。
投稿: 真紅 | 2008年2月24日 (日) 06時16分
こんにちは♪
子ダヌキポンちゃんがなんだかおマヌケな名前で笑っちゃいました。
トニーが出るというだけで「見たい!」って思わせるのだからすごい俳優さんですよね~。
悪役もメガネもステキ
この味が出せるハリウッド俳優っていないと思うわ(断言!)
投稿: ミチ | 2008年2月24日 (日) 10時05分
こんにちは!
TBコメントありがとうございました
>傷の痛みに耐えているイケメンって,セクシー
にゃはは(笑)ほんとほんと!
イケメン二人のセクシー哀愁を堪能いたしました。
賛否あった『ディパーテッド』は楽しめちゃった方なので、
こちらのリメイクもハリウッド映画として楽しめることを
期待しています
投稿: kenko | 2008年2月24日 (日) 11時50分
こんにちは!
TB&コメントありがとうございました
この映画は、物語的にはちょっとTV版の何とかサスペンス的だなと思ったのですが、、、何たって『傷の痛みに耐えているイケメンって,セクシー』に尽きますよね~(笑)
トニーは今回オジサンぽい雰囲気もあったけど、やっぱり彼の哀愁漂う表情は良いわ~
レオ君でリメイクだとすると・・・ちょっと雰囲気が違っちゃいそうですが、まぁ~ハリウッドがいい具合に盛り上げてくれると期待しましょう!!(ダメ?)
投稿: 由香 | 2008年2月24日 (日) 14時09分
テクテクさん こんにちは!
この監督さん,イケメン二人をいつも出してくれるから大好きです。
二人の人生の対比が面白く,また切なかったですね。
トニーの選んだ道は,確かにあまりにも哀しかったけど
他の選択肢は彼にはまるきり存在しなかったのでしょうね・・・。
彼の憂いを帯びた顔の表情の繊細な変化に釘付けでした!
ハリウッド・リメイク・・・別物になるのはいいけど
せめてオリジナルに敬意を払って作って欲しいですね。
監督は・・・スコセッシはヤだな
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 15時12分
ひろちゃんへ
ひろちゃんもインファナル大好きっ子ですか!おんなじだぁ~
あれとは別物で,ヒューマンサスペンスのような今作でしたが
トニーの魅力が際立っていましたね!
あ・・・,金城さんももちろん!あらためてイケメンだなぁ,と。
トニー,ほんと辛そうなお顔がよく似合って
泣くときも大泣きしないで,ストイックに涙がつつ~って・・・しびれます。
(金城さんは大泣きが似合うけど。)
ハリウッド・リメイク,ほんとディパーテッドの件があるから
かえって,皆さん過大な期待はされないと思うので
案外そこそこイケルかもよ
でも,トニーの役をやる俳優さん(レオ?)は,
トニーに比べられて可哀想かも。
う~ん,ジョニーなんかはできそうと・・・思いません?
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 15時30分
真紅さま,こんにちは
トニーの悪役と,金城くんのアル中と・・・
そしてどちらも,それがカッコよくて・・・
お二人の意外な魅力が発見できた作品でしたね!
エンディングの曲,ヤフーの掲示板ではさんざん叩かれておりましたが
そうですか,案外なじんでましたか?
DVDでは,男性の歌になってたような・・・。
オープニングの,ソウルミュージックのような
アカペラの男性のハーモニー(カルテットか?)は
とても素敵でしたね。
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 15時35分
ミチさん こんにちは
金城さんのあのお顔と,「ポン」って名前が
どうしても繋がらなくて,おかしかったです。
そうそう,トニーが出た映画,B級コメディはともかく
大作はまず,ハズレがないですね。
ほんとにあのトニー味(どんな味?ダシの効いた切なさかな)が出せるハリウッド俳優はいませんね。
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 15時40分
kenkoさん,こんにちは
イケメン二人のセクシー哀愁・・・もうこれでもか,
というくらい堪能できました。
この映画はストーリーより,主演二人の魅力によるところも大きいから
ハリウッドでリメイクする場合は,
主演の魅力が足らない場合は,ストーリーをもっと
緊迫感あふれるものにするとかで
ハリウッドらしいエンタメに仕上げてもらえるかもしれませんね!
インファナル~よりはリメイクしやすいかも。
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 15時44分
由香さん こんにちは
おお,そういえば,TVの連続サスペンスにちょうどいいストーリーです。
火サスのような,一話完結でなくて,韓ドラのような
連続ものの方が向いてる・・・それに
復讐のために敵の娘と結婚する,とか,名前を詐称する,とかいう
ありえないような都合のいい設定も,韓ドラ風です。
香港の夜景の美しさとか,俳優の演技の質の高さとかは
やはりドラマでは味わえないものでしたが・・・。
リメイク版,レオはいいけど,監督さんの手腕にかかっておりますね~。
もう一人の主演は誰になるかな?まさかまたマットじゃないよね?
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 15時55分
ほんと邦題はセンスないよね・・
男二人、香港というとインファナル・・・を思い出してしまって比べてしまいました。。
ゆるいところもあるけど、金城武がかっこよくて星ひとつUP !(笑)
名前が紛らわしくて、困りましたよ^^;
インファナルよりリメイクしやすいかもしれないね。
投稿: アイマック | 2008年2月24日 (日) 16時40分
ななさん、こんばんわー。
男を主役にしたら、香港映画ほどかっこよく見える映画はないと思います。
そこに切なさプラスで、きゃ~~~!!みたいな(笑
あんな雰囲気って出せないですよねー。
ホントセクシーで美しいです♪ってか絶対こういう映画はいつもよりも2倍増しくらいで素敵に見えます。
んでもリメイクには期待しません。
だって超えるなんて無理だもーんって思っちゃいます。
そのくらいがちょうどいいかも。
投稿: ななな | 2008年2月24日 (日) 20時01分
ななさん こんばんは~
TB&コメントありがとうございました~
いいですよね~この作品。深いです~
彼らの「傷」が響いてきます。私の心の中にも・・・
スタイリッシュな映像と2人の演技に魅せられました。
スー・チーがとってもいいスパイスになってたと思うのですがいかがでしょう?
リメイクのレオは決定らしいですが~彼にヘイ役は大丈夫かしら・・?ポン役(たぬき?)の方がいいかも。
投稿: マリー | 2008年2月24日 (日) 22時00分
アイマックさん
TBありがとうございます
邦題つけた方,すごくまじめな面白みのない方ですね。
「傷城」のままの方が余韻が感じられていいですよ。
たしかに,インファナルのような,どこもかしこもキリっと締まった感じはなかったけど
男の色気が匂いたつような物語でしたね。
ストーリーはハリウッド風にしても,それはそれでいいかと・・・
ただし,トニーのあの哀愁を・・・出せるもんなら出してみやがれって感じだわ。
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 22時51分
なななさん,こんばんは
>男を主役にしたら、香港映画ほどかっこよく見える映画はないと思います。
きゃ~,おっしゃるとおりですね!
香港ノワール,最高だし!
それに,香港って,あの混沌とした雰囲気が
哀愁を感じさせます。憂い顔の男がたたずむと,絵になりますよね!
私もリメイクには期待しません!
ストーリーよりも,この映画のテーマである「傷心」をどこまで表現できるか・・・?
トニー以外は無理でしょう。
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 22時58分
マリーさん こんばんは
オトナの映画でしたよね。ストーリーは,ベタなんですよ,案外。
でも犯人探しよりも「傷」がテーマだから,
深い余韻が残りました。
トニーの悲しみをたたえた表情が忘れられません。
スー・チーの明るさ,可愛さが確かにスパイスになってましたね。
明るさがあるから,影も引き立つし・・・・。
リメイク,監督は誰かしら。
レオ君は,童顔だから,ヘイの役はやめた方がいいと思うわ。
そーね,丸顔だから,たぬきのポン君でいいかも
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 23時07分
「ポン」の名が子ダヌキ・・・これ以来、名前が出てくるたびにタヌキの顔が浮かんできちゃいましたぁー
復讐にドップリ浸かってしまうと、普通じゃ考えられない事でも出来てしまうんでしょうね。
仇の子供と結婚なんて、私には到底無理ですわ・・・
ひたすらイジワルしてしまいそう
「ソウ」シリーズはご覧になってます?
あれも復讐より赦しを選ばないと、自分に跳ね返ってきちゃうんですよねぇ。
でもそれって一番難しいんでしょうね。普通赦せないもん。
リメイク、納得のいくものにして欲しいですね!
TB&コメントありがとうございました
投稿: こでまり | 2008年2月25日 (月) 20時22分
こでまりさん こんばんは
ポンっていうと,どうしてもタヌキしか浮かばなくてねぇ・・・ごめんね,金城くん。
>仇の子供と結婚なんて、私には到底無理ですわ・・・ひたすらイジワルしてしまいそう
ほんとほんと。私も,生理的に受け付けません。
それに「いつかコイツも殺してやろう」と考えながら
夫婦でいるなんてねぇ・・・
「ソウ」は1作目は観ましたが,悪魔的に見えて
2から先は未見なのですよー。
復讐や赦しがテーマになってるなんて,なかなか深いのですね。
リメイク,期待してないけど,あまりにもハズされると
やはり怒ると思うので,頑張ってほしいですね!監督!(誰よ?)
投稿: なな | 2008年2月25日 (月) 21時08分
こんにちは。
遅くなりました;
んー、皆さんイケメンズにラブラブ光線発射してますね。笑
私はどーもアジア人には惚れません。トニーなら絶対ダニエル・グレイグ派。って違っ…
ところで、ノワールものって最初からそんなに得意ではないんです;だから明確なものを期待してしまうんです;なんとなーく、甘いんだか辛いんだかわからなくて、ん?ん?って思ってるうちに終った感じでした;
でも・・・痛みに耐える姿を見るとドキドキしますよねっ。クールなトニーもイカシますー。私はどっちかというと金城君派なんだけど、一度は一緒にお酒を飲んでみたいです。笑
投稿: シャーロット | 2008年2月26日 (火) 12時03分
シャーロットさん こんばんは
そうそう,シャーロットさんは,ヨーロッパ人になりたいと
いつかおっしゃっていたような・・・・
アジアンには惚れませんか?
私も無いものねだりで,西洋人のほうが好きですけど
トニーだけは別格なんですぅ
ところで金城くんとお酒で思い出したけど
この映画,けっこうお酒のシーンが多くて
ヘイの奥さんも酒豪だし,スー・チーはビールの売り子だし・・・。
お酒好きの私は,うっとりしてしまいました。
香港の夜景を見ながら注ぐウイスキーの琥珀色とか・・・
どのお酒もおいしそうでした
投稿: なな | 2008年2月26日 (火) 21時09分
ななさん こんばんわ
早速の、コメント&TBのお返しを有難うございました
悲しいストーリーでした
ラストも衝撃的でしたしね
>>傷の痛みに耐えているイケメンって,セクシー
確かに二人ともたまらなくせくすぃ~でした
リンクの件、勿論 ですっ 宜しくお願いします
投稿: エビマヨ丼 | 2008年2月27日 (水) 02時53分
エビマヨ丼さん こんばんは
ヘイはバッドエンド,(でも,あの終わり方しかないか)
ポンはハッピーエンドでしたけど
全体に切ない余韻が残る映画でした
イケメンはネアカよりネクラが素敵に見えるときも
ありますよね!
リンク,さっそくさせていただきました!
投稿: なな | 2008年2月27日 (水) 20時11分
ななさん、こんばんは。
メガネのトニさん初の悪役のトニさん、もう最高でしたね。
私は日本版DVD待ちきれなくて香港版買っちゃいました(笑)
リンクの件ありがとうございました、私もリンクさせてもらいます。
投稿: Hitomi | 2008年2月28日 (木) 19時27分
Hitomiさん こんばんは
トニさん 素敵すぎです!
何やっても,どんな格好してもきっと素敵だと思いますが
お洋服は黒がよく似合いますね,トニさん
今作でも黒っぽい服が多かった・・・。
香港版DVDをお持ちとは,思い入れの深さを感じます。
リンク,承知してくださってありがとうございました。
またトニさんのお話しましょうね~
投稿: なな | 2008年2月28日 (木) 23時37分
2人とも美しかったですよね~♪
その点はうっとり・・でしたわ(^ー^* )フフ♪
特にトニーが良かった(^▽^)V
(眼鏡は・・・う~~ん、似合ってるような似合ってないような(^^;;) 私はかけてないほうが好きだけど(=^_^=) ヘヘヘ)
金城さんも勿論良かったけど、アル中の時は
もっともっとボロボロな感じになってもらいたかったなぁ~。。なんて(^^ゞちょっと贅沢な要求?!(笑)
TB&コメント、どうもありがとうございました♪^^
投稿: メル | 2008年3月 4日 (火) 08時10分
メルさん こんばんは
私もトニーは眼鏡なしのほうが好きですよー
でも眼鏡があってもそれはそれで好きなのー(何のこっちゃ)
金城くんは,たしかにもっとボロボロでもよかったね。
アル中って,あんなもんじゃないかも・・・。
酔ってもどこかにサワヤカさの残る金城くん・・・。
パーフェクトな美形だからねぇ・・・。
投稿: なな | 2008年3月 4日 (火) 23時04分
ななさん、こんばんは。
コメント&TBありがとございます。
いや~~トニー・レオンも金城くんもかっこよかったですねえ。
映画の出来としてはちょっとおおざっぱな気がしないでもないけれど、まあいい男が二人も出ているということで自然点は甘くなりますなー、うふふ。
それにあの切ない感じが乙女心をくすぐります~~♪
しかしですねー、これを見て人間やっぱり人を許す心を持たねばばならんのだとつくづく思いましたね。
他人だけでなく自分をも不幸にしてしまうのですものね。
まあ許すって言ってもこれがなかなか難しいのですけどね・・・。
TBしていきま~~す。
投稿: dim | 2008年3月31日 (月) 01時38分
dimさん こんばんは
いや~,これはふたりのイケメン対決 と言う点では
インファナル・シリーズやプレステージのような
贅沢な作品で大満足でしたね。
また,切ない味付けが上手いですね~。香港映画は。
ストーリー的にはつっこみどころもあったけど
トニーの渋く哀愁の漂う演技と,
金城さんの酔いどれセクシーな演技に釘付けでした。
テーマである「赦し」と「復讐」についても
いろいろと考えてしまいました。
投稿: なな | 2008年3月31日 (月) 20時04分
ななさん、こんにちは~
コメントとTBをありがとうございました。
こちらからもTBさせて頂きました♪
同感です。邦題にはしらけましたね~(笑)
原題のままでも良いなぁと思いました。
でもでも、内容はしっかり入り込めて、好きな映画になりました。
スー・チーがね、とっても効果的でしたよね♪
トニーさん、益々「世界のトニー」ですね。
金城くんもアジア代表で頑張ってほしいわ~
投稿: fizz♪ | 2008年6月 8日 (日) 23時13分
fizz♪さん こんばんは~
まったく,こんな白ける,というか「考えたの?少しは」という邦題も珍しい・・・。
洒落たアイデアが浮かばなかったのなら,ただの「傷」とだけシンプルにしてくれた方がよかったわ。
邦題以外はすべて素晴らしい作品で,「インファナル」のテイストとは別物と考えて観るべきですね。
トニーはこれからも世界で活躍するんでしょうね~。お年を召しても,素敵さは増してくるでしょうし,演技力が桁はずれですわ。
金城くんも,こないだの「死神の精度」とってもよかった・・・・。
投稿: なな | 2008年6月 9日 (月) 01時01分
ななさん、こんばんは。
TB&コメントありがとうございました!
自分ではどうしようもないほどの大きな悲しみや憎しみを抱えた人々が
自分の足で一歩踏み出すまでの姿を描いた秀作だと思います。
暗くなりがちなストーリーの中、スーチーの存在に救われました。
ポンは彼女のような女性と知り合うことができて、
これから本当の人生が始まるんですよね。
この作品、久しぶりにまた観たくなりました。
投稿: sabunori | 2008年9月25日 (木) 22時04分
sabunoriさん こんばんは!
>自分ではどうしようもないほどの大きな悲しみや憎しみを抱えた人々が
>自分の足で一歩踏み出すまでの姿を描いた秀作だと思います。
ポンにとっては特に「再生の物語」でしたね。
ヘイは痛ましい結果になってしまいましたが・・・・。
スーチーのキュートな明るさは,ハマっていましたよね。
アジアの男優さんのセクシーさも堪能できましたわ。
トニーと金城さんって,いままでも共演多いけど
今回,「レッドクリフ」でもそうですね~,公開が待たれます。
投稿: なな | 2008年9月26日 (金) 20時14分
こんにちは~♪
今更ながらのトニー祭、これでようやく一段落となりました。
何となく、これは後のほうで観たかったので、先におバカコメディなんか観てたりして。
それはそれでしっかり楽しみましたけど(笑)
先に赤壁2部作を観たせいか、この2人の相性の良さとか
コンビネーションの妙みたいなものがとても安心できて、
たとえトニーがどんな悪事を働いても、金城くんはきっとトニーを嫌いにならないだろうとか、
何だか、本筋よりもそんなこと考えてしまいました。
それにしても、本当に仰る通り、1人でも充分に魅力的ないい男が
1セットで登場して、そのどちらにも惚れそうなものがある、って
いいですよねぇ。
その余韻に浸りながら、深い傷を負った2人のドラマの終焉を、静かにそっと見送っていたら、
DVDのEDにかかった曲には唖然、呆然。
たとえDVDでも最後まで観るわたしが、再生を止めてしまいましたわ。
投稿: 悠雅 | 2009年6月 8日 (月) 08時47分
悠雅さん こんばんは!
「トニー祭り」のトリを飾るにふさわしい作品ですよね。
復讐の心を内に秘めたトニー・・・重厚な役どころでした。
トニーと金城さん・・・並ぶと,互いの魅力がより一層引き出される気がします。
共演作も多いだけに,気心も知れてるのでは?と
ついつい楽しい想像もしてしまいますよね。
>たとえトニーがどんな悪事を働いても、
>金城くんはきっとトニーを嫌いにならないだろうとか・・・
ほんと,ほんと。わたしもそう思いました。
中国本土の作品はそうとも限りませんが
香港・台湾映画って華やか~なので,美青年は結構二人セットで出てきますよ。
眼福,眼福!
台湾映画のお勧めは,「花蓮の夏」「僕の恋・彼の秘密」とか(ゲイ映画ですけど)
>DVDのEDにかかった曲には唖然、呆然。
ああ,やっぱり・・・(泣)
DVDには収録してないかも?と思ったのですが
イヤな予感がしてお話が終わるとすぐに消して正解でした!
投稿: なな | 2009年6月 8日 (月) 23時11分
ななさん、こんばんは!
酔いどれセクシーな金城クンと知的で切ないトニーに大満足の映画ですよね。
金城クンとトニーの組み合わせがホントに絵になります^^
金城クンはトニーをずーっと尊敬していたので共演は嬉しかったそうですね!っていうかインファナルのチームに迎え入れられたってことが何よりも嬉しかったみたいです。
監督も金城クンの成長を見続けてきたって、会見で仰ってくれてましたし!
金城クン本人が北京語で吹き替えをしたと聞いたので、中国版DVDまで買ってしまいました(笑)
(トニーとチャップマンだけは他の方みたいですが・・)
最後の歌は曲は同じですが中国語であちらの歌手の方が歌ってて、同じ曲とは思えないほど素敵に聞こえます^^;
ところで、11日は金城クンの36歳のお誕生日で~す^^
投稿: ちー | 2009年10月11日 (日) 00時36分
ちーさん こんばんは
これはいろんな意味で好きな作品。
もちろんお話も役者も最高なんですが
お洒落な夜の香港の様子や
ウィスキー好きな自分としては
金城さんやシュー・ジンレイさんの飲んでるウィスキーが
とっても美味しそうとか・・・・
>金城クンとトニーの組み合わせがホントに絵になります^^
違ったタイプの男前ですからね~,二人とも
これにアンディとかが加わると美のトライアングルになるんでしょうね~
>11日は金城クンの36歳のお誕生日で~す^^
まだ36歳というべきか・・・もう36歳と言うべきか・・・
どちらにしても見かけはいつまでも若々しく(身体能力も)
演技の幅は年を重ねるに従って広がっている金城さん,素敵ですね。
投稿: なな | 2009年10月12日 (月) 21時07分