« まなざしに魅せられて♪ジェイク・ジレンホール | トップページ | エディット・ピアフ ~愛の讃歌~ »

2008年2月16日 (土)

エリザベス:ゴールデン・エイジ

001
エリザベス』のシェカール・カプール監督が、今回は女王の“黄金時代”を描いた歴史大作。主演はもちろん前作に続いて、エリザベス一世を演じるために生まれてきたかのようなケイト・ブランシェット。その他にジェフリー・ラッシュやアビー・コーニッシュ、クライヴ・オーウェン、サマンサ・モートン、リス・エヴァンス・・・英と豪の俳優でがっちりと固めている。

この物語の核は二つ。
一つは当時の世界を支配していたスペインと,エリザベスとの闘いであり,もうひとつは,女王と冒険家ウォルター・ローリー卿との淡い恋である。
008
「聖戦」と称して,宗教の名の下に殺しあう,と言う狂った世界観は,特にこの時代(=16世紀)ならではのもの。なぜなら,これは,宗教革命が起こり,それまで権威を誇ってきたカトリックにとっては赦しがたい存在のプロテスタントが誕生し,全ヨーロッパにその勢力を伸ばしていった時代であり,また,宗教が政治を動かしていた時代でもあったから。

宗教というのはあくまでも,強制するものではなく,自分と神との個人的な問題であるから,自分自身で選び取るもの。
他人に自己の信じるものを強制して,命まで奪うのは言語道断である。もっともキリスト教がそんな性質を持った宗教というのではなく,ローマ法王が絶対的な権力を持っていた時代に,ヴァチカンの権威をおそれないプロテスタントや英国の国教会の存在は,カトリックにとっては,いかにも困りものだったのだろうと思う。

私はプロテスタントだけど,長年親しくしているカトリックの友人もいるし,「昔なら殺しあった仲だよね」と,彼女と笑い合える時代と国に自分が生きていることを,つくづく感謝する。特にこの作品や,「王妃マルゴ」なんかを観ると余計に。
009
エリザベスはプロテスタント。彼女の母アン・ブーリンと結婚したいがために,前妻のキャサリンを離婚する目的でプロテスタントに改宗(というか,ローマ法王と縁を切った)父王ヘンリー8世。そのせいあって,ヴァチカンおよびカトリックはヘンリー8世とアン・ブーリンの結婚を認めず,一人娘のエリザベスのことも「妾腹」「異端者」とさげすみ,英国の正式な王位継承者として認めようとせず,彼女の従姉妹のスコットランド女王メアリー(サマンサ・モートン)を擁護してエリザベスを暗殺しようとする。

一方,その当時全ヨーロッパでもっとも勢力を誇っていたスペインは,世界をカトリックで制覇しようという野望のもと,英国を侵略しようとする。エリザベスが謀反罪でメアリを処刑したことを理由に,スペインは無敵艦隊を英国に差し向ける。歴史に名高い,アルマダの海戦である。強風の助けを借り,焼き討ち船を使った戦法で英国はこの無敵艦隊に大勝利を収め,英国にはエリザベスの統治のもと,ゴールデン・エイジが訪れる・・・。

スペインとの戦いに関しての,エリザベスの毅然とした姿勢には,まことに惚れ惚れする。異端とみなしたものに対して容赦のないスペイン側に比べると,エリザベスは宗派に関してはもともと穏やかな政策で,降りかかった火の粉は払うが,不要な弾圧をカトリックに対して行ってはいなかった。

しかし,ひとたびスペイン大使から宣戦布告されると,火花を散らす勢いで啖呵を切り,一歩も引かない。女性とは思えないような,並々ならぬ判断力と胆力。彼女の中の,「男性」としての一面が,潔いほど発揮される。

彼女の従姉妹で処刑されるメアリー。サマンサ・モートンはさすがの名演技で,処刑シーンの彼女の静謐な表情などは深く心に残ったが,もっとエリザベスとの確執,というか,お互いにどう思っていたのか,書き込んでほしい気もした。
329147view002
二つ目の核となる,ローリー卿との恋(ほとんど女王の片思いなのだが)では,女傑エリザベスの「女性」としての一面が描かれる。過去の苦い体験,また国家に身を捧げる決意のために,生涯恋心を封印して生きる決心をしていたエリザベス。彼女の心を揺らしたのは,新大陸に冒険を挑んできた探険家のローリー卿(クライヴ・オーウェン) アメリカのヴァージニアは,彼が発見して女王の名にちなんで名づけたのだとは知らなかった。
180pxnicholas_hilliard_007  
実際はこんな御仁。

エリザベスが彼に惹かれたのは,彼の野生的なところと,生き生きと輝く瞳に象徴される,自由な魂だったのかも。実際に演じるクライヴは,そんな魅力に溢れていた。が,しかし・・・
・・・・・
わたし,こいつキライだ。
いや何,二股かけたとは言わないけど,女王にも思わせぶりな親しい態度をとっておきながら,よりによって女王の秘蔵っ子の女官に手をつけなくても・・・・。あ,エリザベスがけしかけたんだっけ?それにしてもこっそり結婚までしなくても,・・・。

ベスの妊娠と結婚を知って,嫉妬のあまり取り乱して彼女を責める女王は,それまで鎧のように彼女を覆っていた威厳もプライドもかなぐり捨てて,傷ついた生身のオンナそのものをむき出しているようで,とても痛々しかった。そんな女王の錯乱ぶりを冷ややかに責めるローリー卿・・・・。ムカツク。いやぁ,投獄されて当然っしょ。

006

彼女の闘いは,なんと壮絶で,終わりがないのだろう。
国外には英国を狙うスペインやカトリックの勢力。国内にもまた,失脚を狙う陰謀の数々。そして,彼女自身の中でも,人並みの愛を求める弱さがあり,表には出せない,恐怖との闘いがあり・・・・。
心から信頼できる友人や,愛してくれる家族は,ほとんどいなかったのではないか。

この物語は,そうした
エリザベスの孤独な闘いを浮き彫りにし,ケイトは彼女を,あたかもエリザベスが乗り移ったかのような見事に演じきったと思う。

ラストの彼女の笑み。
ベスとローリーを赦し,生まれた赤子に祝福を与えるエリザベス。前作「エリザベス」のラストで顔を白塗りにした彼女からは,まるで殉教者のような悲壮さも伝わってきたのだけど,今作のラストの彼女からは,神々しいまでの慈愛が感じられた。
002_2
残念ながら,前作をしのぐほどの面白さはないけど(ストーリーは仕方ないかも)それでも十分見ごたえのある作品だし,ケイトの存在感や,衣装の豪華さは前作を上回っていた。
彼女の衣装の色彩の美しさはため息もの。ライトブルーや濃い紫,真紅,群青色,黄金色・・・どの色もケイトにはよく似合っていた。海戦シーンはもっと観たかったが,海に映える炎の色が息を呑むほど美しかった。

« まなざしに魅せられて♪ジェイク・ジレンホール | トップページ | エディット・ピアフ ~愛の讃歌~ »

映画 あ行」カテゴリの記事

コメント

わたしもローリーは、
二股かけていたように見えました~(汗)
でもあの美貌の侍女ならしかたないかと・・・!?

それにしてもあの衣装はほんと、ため息ものでしたね!

こんばんは♪
女王に恋するって大変なことですよね。
女王としての彼女を好きなのか、素の人間としての彼女を好きなのか、見極めるのはとても大変。
ローリー卿は女王を愛してたと思いますけど、映画では清い仲で終わってましたね。
急いで結婚したのは妊娠がわかって急速に責任を取る必要があったからだと思っちゃった。
ローリー卿に海の話を聞く時はブルーのドレスを選んだりして、エリザベス自身のファッション感覚が優れていたんだろうなと思いました。
お洋服だけでももう一回見に行きたいな(笑)

えふさん,TBありがとうございます。
ローリー,かっこいいのに,恋愛ではずるくみえてしまったわ。
でも臣下なら仕方ないのかな?ああするしか。
心は女王を愛しても,身体は美人の若いコに反応するだろうし。
あ,クライヴは好きな俳優さんなんですけどね。(笑)

ミチさん こんばんわ

確かに女王に恋をするのは・・・たしか前作のロバートも「心が腐る」とか言ってませんでした?(そんなヒドイ台詞じゃなかったかも?)
ローリーは女王を愛していたんだろうとは私も思いました。
プラトニックで。愛の告白もしてるし。
じゃあ,ベスには魔が射したのか?ううむ・・・。
彼の立場や気持ちもわかるけど,取り乱したエリザベスにあの一言はないでしょ!って思っちゃいましたぁ。
お洋服は,写真集とかにしてほしいですね。じっくり観たいわぁ。

こんにちは!
この時代の歴史は面白いですよね~
こんがらがっちゃうけど、時々何かの本で触れたりすると魅せられちゃいます♪
特にエリザベスとメアリーはよく並べて評されるので、今回はそこがサラリとし過ぎていて物足りなかったかも。エリザベスが主役なのでいいのですが・・・メアリーのポジションが少な過ぎたかな。

ななさんはローリーがおキライですか?(笑)
映画だと何を考えている男かよく分からなかったですからね~
実際のローリーちゃんは、相当魅力的なヤナ奴だったようですが(笑)、エリザベスはナヨナヨしていない男に惹かれたのかなぁ~

それにしてもケイトですよね。素晴らしかったのは!!彼女の迫力を劇場で体感出来て良かったです♪

こんにちわ!
ケイトすばらしかったですよネ~~
おっしゃるとおり、前作はやっぱり超えられなかったですネ・・
期待が大きすぎたのと予告で派手な海戦を期待してて^^;

>・・・・・わたし,こいつキライだ

ぷぷぷ受けました~
私前読んだ本でクライヴ・オーエンよりもっと端正な美男子想像してて。
クライヴ・オーウェンのローリー自体がイマイチでした^^;
ななさんおっしゃるとおり思わせぶりだし。
衣装よかったですよネ!
この時代の洋服とか、しゃれてて大好きデス!^^

こんにちは!
これ前作見てないけど、それでも大丈夫です?
時間的にいけるかどうか微妙なんですけどね・・・^^ゞ
ラストコーションもみたいしなあ。
自分の分身がほしい今日このごろですぅ。。
ゴージャスな衣装は見応えありそうえね。

わはは!
確かに二股みたいでしたねー。しかも子供までーひどい。。。
ケイトのエリザベス女王っぷりはすごかったです。迫力満点ですごい威圧感ありのときや、女性としての苦悩などなど。
マリア様みたいになっているところもありましたねー。
それとあのドレスやアクセサリーの数々!
あれ、見ているだけで楽しめました。

由香さん こんばんは!
この時代のイングランドの歴史って
ほんと面白いんだけど,たしかにややこしい・・・
メアリって名前の女性もたくさん出てきて(スコットランドのメアリとかロレーヌのメアリとか)覚えられません。
でも,この絢爛豪華でどろどろした世界にはとても惹かれますね~~。

ローリーねぇ・・・この映画では描き方がまずかったのかな~。
「どっちを愛してるのよ!」とか胸ぐらつかみたくなりましたね(笑)
冒険家で,女王の心を虜にした男らしさと
女王の気持ちも知りながらベスとできちゃってこっそり結婚したりする行動が矛盾してたかな・・・
でも男性ってそうなのかもねー(悟りの境地)

これは劇場で観て正解でしたね。

かいこさん こんばんは
ケイトのための映画でしたね!彼女はほんとにアメイジング!
ストーリーが盛り上がりに欠けるのは仕方ないですね。
海戦はしょぼかった・・・あれをウリにすればよかったのに,恋愛ごっこよりも。

クライヴ・オーウェンさんは,私はキング・アーサーのときから
史劇とかに出るタイプに見えず,サラリーマンに見えちゃいました。
それも日本のサラリーマンに・・・(役所広司系?)
彼はもちろんバリバリのイギリス人なんだけど
こんなお顔の方,日本にもいませんか?
海賊やるより通勤電車に乗ってる方が似合いそう・・・
いや,クライヴさんは好きですけど・・・

衣装はどれも眼を皿のようにして堪能いたしましたよ!


アイマックさん
前作観なくてもぜんぜんオッケー!
お話にはついてゆけます。前作に続いて出てるのは
ケイトのほかはジェフリー・ラッシュだけだし。
ただ,前作のほうがストーリーはめちゃおもろいので
いずれ前作もご覧になることをオススメいたします。

どちらか選べと言われたら,ラスト・コーションをご覧になったほうがいいかと・・・
あくまで私の好みですが。(私はラスト・コーションの方は観てないのですがね,劇場に来ないから)
ほんとに私も分身がほしいですわ。仕事用と,遊び用。
1日も36時間くらいあればいいのにってよく思いますよ。

きららさん
ね?二股すれすれでしたでしょ?
えらい優柔不断な海賊やね~~~(笑)

ケイトさんの男前ぶりはすごかった・・・
威圧感!それそれ!あの感じで怒鳴りつけられたら
大の男もたじたじでしょうね。
恋愛のときはうってかわって弱弱しい表情を見せたりして
素晴らしい演技でしたね!もちろん衣装も!

ななさん、コメントありがとうございました。
私はローリーの愛は、気高いものだと感じましたよ。
っていうか二人がキスをするまで、女王を愛していたとは思いもよらなかったのですが、お互いに尊敬しあいながら、深いところで繋がっていたということなのでしょう~
ベスのほうは、要するに男と女の関係で、それよりもっと気高い愛で女王とは結ばれていたのでは?
実際は、ローリーのほかに、寵愛する臣下が2人(しかも義理の親子)がいた女王。
二股どころじゃないですね~

ノルウェーまだ~むさん コメントありがとうございます

ローリーと女王はプラトニックな愛だったのでしょうね。
まさか女王と海賊が結婚するわけにはいかないし。
それがわかってて,女王はベスと彼を結びつけて疑似体験したかったのでしょうが
いくらなんでも妊娠,こっそり結婚は,二人に裏切られたような気がしたでしょうね。
わかっていても取り乱すところが可哀想でしたね。
実際の女王が愛人を持っていたのが事実でも,それを描いたら
この物語はだいなしになるので,監督はあくまでもエリザベスを国家と結婚した清い女性として表現したかったのでしょう。


こんばんは~♪

ローリーは、私も全くななさんと同じく感じました。
女王と結婚は出来ないと思っていたかも知れませんが・・・あの思わせぶりな態度に・・・(怒)

エリザベスがベスを近付けたから、あのようになる事は予想できましたが・・・
エリザベスがかわいそうでしたね。

私は、エリザベスがもっと冷たいイメージを勝手に思ってて、二人が内緒で結婚した事を知ったときもっとひどい罰を与えるのかとハラハラしながら観てました。

それにしてもケイトは素晴らしかったですね。(^_-)-☆

にくきゅう~さん いらっしゃいませ。
ローリーくんは(こう書くと若草物語のようだな)
確かに女王に対しては,思わせぶりというか,自分の気持ちを正直に出しただけかもしれないけど。
でも同時にベス(若い!)にもムードいっぱいに迫ってるし・・・。
そこらへん,何考えてるかわからなかったです。
同時に二人を愛せるのかもしれませんね。(それを二股という)
そういえば,前作でも,ロバート・ダドリー卿が
あんなにエリザベスを愛しながらも,裏切ったあたりの描写がわかりにくかった・・・。
ま,女王に愛される男性は大変なのでしょう。

ラストで二人を赦した女王は神々しく輝いていましたね。
もう吹っ切れたって感じで。

コメント&TB、ありがとうございました。

この映画はとにかくケイトの素晴らしさの一言に尽きますよね。
エリザベスの神々しさが良く描かれていたと思います。

パンフレットを拝見すると、若干史実と違うようですが、
上手く纏めてありました!

ななさん、はじめまして。
「スワロが映画を見た」のスワローテイルと申します。

ケイトの演技がすさまじかったですね。
ななさんの仰るとおり、エリザベスが乗り移ったかのような威圧感と存在感で
見ているこちらも気圧されてしまいそうでした。

ローリー卿は・・・スワロも好きじゃないです・・・(苦笑)
そもそも自分のタイプじゃないと言ったら「何目線だよ」という感じですが
エリザベスも自由気ままな彼の存在が憧れの対象で、恋に恋していたという感じでしたし。
いや、でも好みは十人十色ですからけなしちゃイカンですね(苦笑)

ななさんの記事、ズパっと明快に書かれていて面白いですね!
まだ、お邪魔させてください。

こんにちは♪ TB、コメントありがとうございました。

衣装は豪華だしセットもすごいし、歴史映画を楽しませて貰いました。
でも確かに、メアリーとの確執辺りをもうちょっと掘り下げてもらえれば、
作品自体も更に深みを増したかも知れないですね。

リンクの件、ありがとうございます☆
とても嬉しいです(^^)
幣ブログでも、こちらのリンク貼らせていただきますね(^0^)
BBMもギャスパーも大好きです♪
今後もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

BROOKさん
TBありがとうございました。

ケイトのすばらしさ,神々しさにやられっぱなしの2時間でしたよ!
あの時代の雰囲気や,衣装や,宮廷の様子なんか
かなり忠実に再現できていたと思います。
音楽もよかったです。前作で聞き覚えのあるメロディーも流れたりして,
懐かしかったですね。

スワローテイルさん
ようこそいらっしゃいませ。嬉しいです♪

ケイトの演技には本当に圧倒されましたよね。
彼女が出ると,どの作品も格が上がるのですが
このシリーズの彼女は特に輝いていますね。

クライヴは・・・私も好みでいうと微妙かな。(笑)
いい俳優さんだと思っていますが,ちーと華がないので・・・。
・・・ファンのみなさん,ごめんなさい。
私も結構,男優さんが好みかどうかで作品を評価しがちですねぇ。ついつい。
映画は現実逃避の場でもあるので,好みの殿方に会いたいじゃないですか。

>ななさんの記事、ズパっと明快に書かれていて面白いですね!
・・・いやはや、口が悪くて相すみませんわ(汗)
こちらこそ、お近づきになれて嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。


nonさん こんにちわ!
そうね-,メアリとの確執,もっともっと出してほしかったです。
だって,サマンサ・モートンもったいないですよ!
ケイトとの対決(実際にあったかどうかは不勉強で知らないけど)も見たかった。

リンクの件,承知してくださってありがとう。
BBMとギャスパー君もお好きだとは,お話が合いそうですね^^

ななさん、早々のトラ&コメありがとうございます!
でも聖戦って、戦国期は別として基本的に無宗教な現代日本人にはぴんと来ないけど、今もやりまくってますよね。そもそもイラク侵略戦争なんてブッシュが仕掛けたテロと石油権利にかこつけたキリスト教VSイスラム教の聖戦ですから。
でもブッシュ親子と同じで、果たしてスペイン王は本当に純粋な宗教観であそこまで世界に侵略を仕掛けまくったかはちょっとマユツバな気がしています。
やはり行き着くところ、欲でしょうし、とりあえず神様のお告げゆーとけ、みたいな。

いや、私は前回も行きましたし楽しみましたよ〜。戦争シーンでは『ジャンヌダルク』や『キングダム・オブ・ヘブン』には遠く及びませんが、そもそもコレ、戦争映画じゃないですし。
まあ、歴史ネタ好きからすると、ベスは置いといてメアリーとの話を中心に描いて欲しかったですけどね、女王をヘンなヒロイズムで描かなかったことは高く評価できますよね。

ななさん、こんにちは。
>実際はこんな御仁。
うわ~~見たくなかったかも(笑)

実に率直な御仁だっただけに、女性にも自分にも正直なのでは(笑)
あの時代にも「責任を取る」なんて考え方があったのかーと、無断で式をあげちゃう勇気が私はすごいなと思いましたがw
冒険家なだけに、良くも悪くも革新的思考を持っているのでしょう・・・たぶん(爆)
私は嫌いじゃないかな?(^^)>ローリー

ななさん、こんばんは。初めまして。
先日は私のブログに遊びに来てくださいましてありがとうございます。

ケイトの持ってるカリスマ性がまさにエリザベス1世って感じでしたよね。
とってもかっこ良かったですよね。

それにしてもローリー卿ってねぇ、エリザベス1世に意味ありげに近づいてて女官といい仲になるなんてねぇ。

こんばんは♪
TBをありがとうございます。

ケイト・ブランシェットのエリザベスは気品がありとってもオーラ一杯でしたね。
でもそんなエリザベスにも普通の女性と同じ気持ちを感じているなんで
凄くそんな所が良かったように思います。

ななんさん。また宜しくお願いします♪

こんばんは~
なんだか皆さん出足が早くて~やっとお話に加われる?ってカンジです(笑)
ななさんのおかげで、色々勉強になりました。。。
そうなのですね~~~カトリックとプロテスタントって同じキリスト教でも共存しづらいものなのですね。。。(この映画観るまで、イングランドとスコットランドでさえ違うなんて全く知りませんでした(大汗))宗教が絡むと、ただでさえトンチンカンな私、余計にワカラナくなるんです。。。

それにしても~ローリー卿って、実際はそういう方だったのね。。。(そういうってどういう?笑)クライブの方が、野性的でいいわ(ホントは苦手だったけど)

彼の真意が又摑みにくい~あれで観てる側にくみ取れ・・ってこと?ちょっと難しいなぁ~~
思わせぶりでもあり、本当は女王を愛してて~けど叶わぬものだから手近なとこで? とも取れるし・・・
んんん・・ただ利用しようとした?
ワカラナイ・・・

ケイトは素晴らしく~見ごたえある作品でした!

よろ川長TOMさん こんばんは

そうそう,宗教は人を怖いものなしにしますからね。
その名の下で殺し合いってのも,結構やっちゃうわけです。宗教の力で死を恐れぬ人間ほど,支配者にとってやっかいなものはありませんことよ。
でも,仰るとおり,従う人たちの信仰心をうまく利用して単なる欲で動いていた支配者もけっこういたはずですね。ブッシュしかり。このスペイン王の動機もかなりクサイですわ。

>歴史ネタ好きからすると、ベスは置いといてメアリーとの話を中心に描いて欲しかったですけどね。
まったくですね。私も,このシリーズは歴史のほうに興味があるので,恋愛ごっこは実はどうでもよかったです。確かに,エリザベスだって,等身大の女性だったんだ,という描き方は好感が持てましたけど。


たいむさん こんばんは
うふふ・・・ローリー卿,実際はこーんな御仁だったんですよ。
クライヴと似てるの,ひげだけですね~^-^

>あの時代にも「責任を取る」なんて考え方があったのかーと・・・
ほんまですね。海賊の言葉とも思えない律儀さではありませんか!
女王に思わせぶりな態度をとったことに対する責任はどう取るんだよ(怒)
あ,そーか,投獄されて罰を食らったからチャラか・・・。

Hitomiさん こんばんは
こちらこそ これからもよろしくです。

ケイトのカリスマ性!そうそう,カリスマですね。
彼女のあの圧倒的な威厳は。
ついつい へへぇ~~っと土下座したくなりますね。
ううむ,すべてのキャリアウーマンの憧れの星のような存在です。
カッコよすぎ!
だから余計にローリー卿が優柔不断に見えたのかなぁ・・・。

mikiさん こんばんは
こちらこそTBとコメントをありがとうございます。

人並みはずれた強さとオーラを持っている女王が
普通の女性と全く同じ「愛への渇望」や「自由への憧れ」を持っている,という点がとても新鮮に思えたし,そこのところをケイトはとても見事に演じていましたね。

私の方こそ,これからもよろしくお願いいたします。

マリーさん こんばんは
これは封切られて即!観にいきました。ずーっと楽しみにしてたもんで。

そうなんですよ。カトリックとプロテスタントは教理の点ではお互い譲れないものを持っていて, カトリックは,神以外にも,聖職者や聖人にも多少の権威を与えているのですよ。
プロテスタントで権威があるのは,神様一人だけ。マリアさまさえ,ただのひとです。
だから,16世紀にルターがプロテスタントを興したときは,ヴァチカンは自分の権威が脅かされるので,プロテスタントを目の敵にしたんですね。

と,小難しいハナシはこれくらいにして,クライヴって
もともと何考えてるかわかりにくい表情の俳優さんのような・・・。
だから,余計に彼の気持ちはわかりませんでした。
女王に惹かれる気持ちはあるみたいなんですが
ベスに近づくのは「愛」?それとも「欲望」?どっちもおんなじ表情だから,わかんな~い。

ケイトは非の打ち所がなかったですね!

ななさん、こんばんは^^
世界史は好きで勉強したのにかなり忘れてます(^_^;)
ななさんが書いて下さっているカトリックと
プロテスタントについての説明や16世紀の
宗教改革のことなどを読んで
ちょっと歴史思いだしてきました(笑)

ケイトは何から何までエリザベスで、本当に
素晴らしかったです!
モートンも演技派で断頭台のシーンなど深く心には
残って素晴らしい演技だとは思うのですが、史実では
メアリーってすごく綺麗な人だったとあったので、
もっと綺麗な人でも良かったかなあ・・・
なんて考えてしまいました(モートンのファンのかた
ごめんなさい(^_^;))

ローリー卿ってこんな顔なんですか(ーー;)
なんか優男ですよね・・・クライブのほうが
いいですね^^
でも、ななさんはローリー嫌いなんだ(笑)
>投獄されて当然っしょ。とは、かなり
ご立腹ですね(笑)

>今作のラストの彼女からは,神々しいまでの
慈愛が感じられた。

私も神々しく見えました・・・
衣装の色彩も美しかったですよね。
見ごたえのある作品でした^^

ひろちゃん,TBありがとうございます!

素晴らしい作品でしたよね!
歴史を知っていたほうが楽しめるかもしれませんが
知らなくてもぜんぜんオッケーな物語かもしれません。
エリザベスの内面の葛藤とかがテーマのひとつだったので・・・。

モートンは,お顔はあのままでもいいけど
せめてもっとほっそりしていてほしかったかな?
恋多き女性と聞いていたけど,そんな感じには見えませんでしたね。
あの少ない出番で,あれだけ印象的な演技をしたのは,さすがでしたけど・・・

>でも、ななさんはローリー嫌いなんだ(笑)
・・・いや,クライヴは好きですよ。
ローリーのやったことがキライだったわけで・・・。
それだけケイトに肩入れしてしまったということかな?

ラストのエリザベスからは,人間を超越したオーラを感じましたね。


 こんばんわ
 この映画も前作の「エリザベス」も未見なんですが、今作はぜひ見たいし、見たらまたコメントさせて下さい。今日はケイトとヒースのことでお話したいので・・・ケイトはそんなに好きではなかったので積極的に見てないですが、それでも見た作品「ギフト」「ヘブン」「コーヒー&シガレッツ」「「アビエイター」「バベル」「あるスキャンダル・・・」「シッッピングニュース」を見るとそれなりの存在感(脇役でも)があるし、色んな役をこなしてて素晴らしい女優だなと思いますね、何かヒースの様(色んな役というところが)
 次回の「アイムノットゼア」は絶対見たいし、ケイトにオスカーとって欲しい!(「エリザベス」でもノミニーされてるんですね)ケイトといえばヒースのバースでの葬儀に参列してたみたいだし、どこかの映画祭でヒースのコメントしてたみたいし(そんなところも最近ではケイト好きになったりしてます(笑)同じ豪出身者でヒースと共演したアビー・コーニッシュとかの参列の話は無いですね、残念)
 ヒースといえば、今日のニュースで例のT・ギリアム作品にジョニデ、コリン・ファレル、ジュード・ロウ様たちが出演されるそうですよ、このニュースは凄く嬉しい!(実現すれば・・・特にコリンとジュードは好きな俳優だし・・・)
 最後に25日のアカデミー賞はケイトに頑張って欲しいですね(受賞してヒースのことにも触れてくらないかな?)僕は仕事を遅刻しても生中継で見ますよ~!(2年前も生で見てて、ヒースやジェイクたちのインタビューもちゃんと録画してま~す!ちょっと自慢)
 

イニスJrさん,こんばんは

ケイトはオーストラリア出身でしたね。オージーの役者さんって,ナオミ・ワッツも,メル・ギブソンも,ジェフリー・ラッシュも,みんな実力派で大好きです。なんであんなにうまい役者さんが多いんでしょ?やっぱり,祖先は英国の血を引いているからでしょうか?英国はシェイクスピアの時代から,名優の里ですからね。

アビーちゃんは,共演したけど,若すぎてヒースと意気投合しなかったかな?でも美しい,今後の活躍が楽しみな女優さんですね。

ケイトの作品,結構ご覧になってるじゃありませんか!私も彼女の出演作はほとんど見てますが,好きでDVDまで購入したのは,「エリザベス」と「ヘブン」ですかね。一番すきなのは「オスカーとルシンダ」ですけど。
「アイムノットゼア」も楽しみですね~!これはまた変わった趣向で・・・。ケイトなんか,男性の役ですもんね。
T・ギリアム作品は蒼々たるメンバーですね。コリンもジュードもジョニーもみんな好きなので楽しみですね。でもやっぱりヒースで観たかった。

アカデミー授賞式を生で観るなんて羨ましいですね!おまけにBBMが受賞したときもご覧になったとは!わたし,たしかそのころ,BBMの存在を知りませんでしたわ。(恥)
アカデミーを生で見たのって,確か「ピアノ・レッスン」が賞を取った年のみ1回こっきりでした。(なにかのはずみで観ただけです。)
ケイトはこれで賞を取るかもしれませんね。取ってもおかしくない名演技でしたよ。

ななさん、こんばんは、コメトラどうもでした

ケイトの魅力全部魅せてもらったって感じでした。
ローリー嫌いですか!?2股と言えばそうですね、おいらはクライブがイマイチ好きじゃないのでした、上手いですけど、なんとなく。
三角関係は最初から行方が見えてたので、ちょっと飽きてしまいました。

くまんちゅうさん こんばんは
フリーでも絵文字が使えるようになりましたわ,うふふ

くまんちゅうさんはクライヴがあまりお好きじゃない?
彼って,演技はうまいのになぜか苦手と言う方が多いのはなぜでせうか?
やはりネクラに見えるのかしらん?

>三角関係は最初から行方が見えてたので、ちょっと飽きてしまいました。
そういう見解は初めて聞きましたわ!新鮮!
確かに,女王の立場ならあの筋書きしかないわけで・・・。


こんばんは~。

やっと『エリザベス~』を観ることができました。
トレイラーを観た時から、ケイト・ブランシェットの神々しいまでの美しさにやられていましたが、実際に作品を観てもその美しさには呆然としてしまいます。

エリザベス一世は人間すらも超越したような存在でしたが、だからこそ、心の奥底に残った「乙女の心」に苦悩する姿が切なかったです。

私もメアリー王女との確執などもっと観たかったです。彼女の存在感も素晴らしかったですよね。どうしても、男性陣が薄く見えてしまうのは、しょうがないですかね。

ななさま、こんにちは~。すごく熱いレビューですね。
私は歴史・宗教オンチなので、この映画が理解できていないかも・・・。
ウォルター・ローリーって実在の人物だったのですか!ビックリ!!
と言うか、歴史劇なんだから当然か・・・。
そして私はクライヴ・オーウェンに激萌えしてしまいました(汗)。
まぁ、確かに嫌な奴かもですが、もうクラクラでした。
TBが届いていることを祈りつつ・・・。ではでは!

こんにちは
ココログフリーでも絵文字が使えるようになってウッキウキです

ななさん、さすがお詳しい・・・勉強になりました。
前作観てないし、歴史にもうといしで、
確執の元となった部分がよく分からずなんとなく観ていたのですが
ななさんの記事読んですっきりしました〜

ケイトの女王っぷりは見事でしたけど、
サマンサ・モートンのメアリーも凄みがあって素晴らしかったです。
二人の関係をもっとクローズアップしてくれても良かったかも。

クライヴ・オーウェン自体は好きな俳優さんなのですが
この映画のローリー卿はちょっと魅力薄でしたね

ななんぼさん こんばんは

これの予告編って,よくできてて,ほんとに期待が高まりましたよね!
もちろん,本編も期待を裏切るものではありませんでしたが。
ケイトは,もう若くはないので(失礼)かえって無駄なものを削ぎ落とした
硬質な美しさが際立っていたように思いました。
前作もそうでしたが,彼女の前だと,男どもは霞んじゃいますね。
ジェフリー・ラッシュは霞まないけど,恋人役ではないし・・・
ケイトの演技も,目くるめく衣装も,どちらも豪華絢爛でした

真紅さま こんばんは
TBばっちり届いて嬉しいです

え?そんなに熱いレビューですか?確かに宗教ものには,やはり思い入れがあるのかも・・・。
この時代の宗教間の争いの凄まじさを考えると
エリザベスの強靭さに改めて頭が下がる気がしてしまうのですよ~。

真紅さまはクライヴに激萌え~なんですね。
めちゃくちゃ,けなしてゴメンナサイ。
ま,この役ではやや情けなく描かれてますけど
クライヴご本人は,素敵だと思っておりますです,ハイ。

ななさん。見てきましたよ。前作の方が重厚だったかな。ちょっと大衆受けを狙いすぎた感じもありますね。出だしはよかったんだけど段々と失速するなぁって感じで。ケイトだけは猛烈にハマってましたね。ワタシはウォルシンガムがちょっと気の毒になったかも。(笑)

こんにちは♪
私もローリー卿、嫌い!です(笑)

西洋史に疎い私でも、充分楽しんで観れました。
豪華な衣装などに負けないケイトの素晴らしさも堪能しました。
でも、お目当ての1人のジェフリー・ラッシュが一応続き物の体裁を
保つためだけのような扱いで、残念でした。

kenkoさん 絵文字,楽しいですよね~
これからガンガン使うぞ~~

前作見てたとしても,歴史のややこしいとこや
メアリとの確執はわかりにくかったです~。
サマンサ・モートン,貫禄と脆さを両方感じてよかったです。
ベスちゃんよりもっと彼女のシーンをたくさん観たかったわ。
クライヴに限らず,全ての男性をかすませる
人間離れしたオーラの持ち主,その名はエリザベス・・・ってとこでしょうか。

kikiさん こんにちは
ね~,そりゃ前作には面白さは及ばなかったですね。
だって,前作はエリザベスの立身出世物語だから,面白くないわけはないんですね。
これは,一般受けをねらったのか,ユルイ恋愛を核にしたから
やや物足りないストーリーでもあったかと。
ケイトの存在がすべての映画で,まあそれでも充分見応えはありましたけど。

ウォルシンガムの忠誠は涙ぐましいものがありましたわ

ひらで~さん こんにちわ

ローリー,お嫌い?おお,気が合いますね

>ジェフリー・ラッシュが一応続き物の体裁を
保つためだけのような扱いで、残念でした。
確かに,確かに・・・・。前作では,すごく重要なキーマンの役でしたのに
今回はなんかしょぼかったです。・・・もったいない。

こんにちは♪
ローリーに対して嫌悪感を抱く気持ちは、
私にも分かる気がします。

私もこの映画を観ながら、
「やっぱり男性は、こういうタイプの女性を選ぶのか…。」
と、複雑な気持ちになりました。

私個人的な女性の目線で観ると、
自分の個人的な感情よりも、
周囲の期待を優先させようと強い女性を演じて、
ひとり奮起するエリザベス女王の姿の方が、
子供を身ごもっり、母親になったベスよりも、
とても愛しく感じられました。

でも、世の中の殿方の多くは、
きっとそうではないのでしょうね…。

テクテクさん こんにちは

TB,コメントありがとうございました!
そうですね~,私も女性目線で観たら
エリザベスとベスと,どちらが魅力的かというと
もちろんテクテクさんと同意見ですわ。

でも男性は,やはり若さに惹かれるのでしょうか
ローリー卿をして,世の殿方の本性をみせてもらったような
複雑な思いですね・・・。
女王はもちろん手の届かぬ高嶺の花ではあるのですけど・・・


TB&コメントありがとうございました♪
ローリーねぇ・・・。いつの間にか侍女とデキちゃって・・・!
エリザベスが可哀そうだったですぅ。

見ているこちらが彼女の孤独さに押しつぶされそうでした。
なんて孤独なんでしょう。
自分で選んだ道とはいえ、エリザベス以外の女性では務まらなかったであろう職務の大変さにはおどろかされます。
そして、あの自軍を鼓舞する場面は感動しちゃいました。

ケイトは素晴らしかったですね!
上品で・・・だからこそあの取り乱した姿は痛々しかったですが。

こでまりさん こんばんは

そーねぇ,私はずっとローリーの何考えてるかわからないのに
女王の心を乱すだけの役割が嫌いでねぇ・・・。
それに,若い子にふらふらして!と思っちゃいました!
ま,ひがみもあるんですが・・・・

エリザベスの抱えていた孤独は,すさまじいものがありましたね。
女の身でよくもまぁ耐えられたものだと・・・。
つくづく,偉大な女性だったと思いました。

こんばんは、TBお邪魔しますね。
トラ猫さんもいろいろ調べたのですね。僕もいろいろと英国の歴史が勉強になりました。
 そっと交わす切ないキスシーンには、僕は思わず涙ぐんでしまいましたよ。
 それにしてもケイト・ブランシェットの演技たるや鬼気迫るものがありましたね。豪華絢爛な色とりどりの衣装もピッタリでした。
男性には、少し面白みに欠けますが、良い映画でしたね。実際はローリーくん、エリザベス1世の愛人の一人だったらしいですね。

ケントさん,こんばんは

この時代の欧州の歴史は,ややこしいけど大好きです。
キスシーンは,エリザベスの切ない気持ちを表していて
心に沁みましたね。
あいにく私は涙腺が硬いので涙は出ませんでしたが・・・
ケイトの演技はほんとに凄かったです。
この人以外,この役は考えられませんね。
アカデミーは惜しくも逃しましたが・・・

トラ・コメどうもでした。
ひらりんも、10年後くらいに、円熟しまくったケイト・ブランシェット主演で、もう1本作って欲しいです。

ひらりんさん こんばんは
円熟しまくったケイト,きっと今よりいっそう
貫禄や凄みを増すでしょうねぇ。
わたしもぜひ,3作目を見てみたいです!

ななさん、こんばんは♪
確かにローリー、何考えてんだかわからない役でしたよね。女王が好きなの?侍女が好きなの?どっちなの?という感じで。女王に心は傾いていたけれど、侍女の方が子供ができたから・・・みたいな流れに感じてしまいましたけど。
だけど、女王に内緒で結婚式を挙げちゃうっていうのはナシですよね。それはダメですよー。なんて勝手な奴らだ!と私は観ながら怒ってたんですけどね~。

mayumiさん こんばんは

どっちも好きだったのかなぁ・・・?
殿方はそういう器用な愛し方もできるらしいから。
でも,海賊がそんな優柔不断な・・・
エリザベスのことはしっかり書き込んであったけど
ローリーはいかにも書き込み不足って感じで
せっかくクライヴを使ってるのに,勿体無いと思いました。
エリザベスが傷ついたのは,二人が出来ちゃってたことよりも
二人がこっそり結婚までしていたことに対してでしょうね~~。

ななさん、こんにちは。
いつも読んでいるのですが、この映画のレビューはまさに激しく同意しちゃう部分が多くて、感激して出てきました。

あんまり期待しないで見に行ったのに、かなりひたって帰ってきました♪

>海戦シーンはもっと観たかったが,海に映える炎の色が息を呑むほど美しかった。

迫力という点では他の映画のほうがもっと音とかすごいのがありましたが(『マスター&コマンダー』とか「ホーンブロアー」とか・・・・)画像が綺麗でしたよね!
私は海の下から炎を映したり馬のおなか(爆)を移したりする画面も好きでした♪

TBさせていただきましたが、ちゃんと送れるといいのですが・・・

きゃ~~ななさん、間違ったTBを送っちゃいました!
「ライラ」のほう、削除しておいてくださいませ~~
申し訳ありません!!

こんばんは。
うう、ローリーきらいですか。
私は女々しいエリザベスの態度の方がイヤでしたよ。
神様はひとりなプロテスタントなら、自分がクィーンである権力を使って「私の許可なしに結婚してはいかん!」とか怒るのはなんせんすぢゃん…って思っちゃた;そりゃ、優しい男なら当然ベスをかばうだろうと私は感じますたよ。
彼は何を考えてるか分からないところはありましたけど、もっとエリザベスの事は心から尊敬していたでしょうし、ストイックな関係ではあったけれど愛していたのは本当だと思うんですよね。でもベスとは別の愛というか。それはそれ、これはこれ・・・の感情って私は結構理解できますにゃ。
まあ、その辺の葛藤がみどころだから、どっちもどっちですねー。

前作の方が好きだったかもです。ほとんど忘れてるんですけどね。

jesterさん いらっしゃいませ

TBありがとうございました!
また,日ごろ拙記事を読んでいてくださっているとのこと
ありがとうございます。嬉しいですjesterさんも「マスター・アンド・コマンダー」お好きですか?
私もあの作品大好きで,ラッセルが好きというのもあるのですが
「海戦もの」の迫力はピカ一でしたね。音響も映像も凄かった。
この「エリザベス」の海戦シーンは,迫力というよりは
「色彩」がね~,絵画のようでしたわ。この監督さんって,「サハラに舞う羽根」もそうでしたけど
色の取り合わせがとても綺麗なんですね。「赤」の使い方が上手い気がします。
炎の色,見事でしたね。それに馬!
私も,あの馬のシーンは「可哀想」とか思って目が離せませんでした。
海の底からの映像は新鮮でしたね。


シャーロットさん こんばんは
シャーロットさんはローリー寄りですねー
ま,私も言うほど彼が嫌いというわけじゃないけど
女王があまりにも不憫に思えてしまって

女王らしくない取り乱しようは,確かに見苦しいものがあって
観客の目から見ても,気の毒で目をそらしたくなりましたわ。
ローリーは海賊だからだれと結婚しようが自由だったかもしれませんが
ベスは女官だから,許しなしに結婚しちゃいけなかったのでしょうね。
エリザベスはプロテスタントではありましたが,政策として宗教を利用してもいたので
ご本人はそんなに信仰に凝り固まってはいなかったらしいです。
女王としては,オンナゴコロをむき出しにしすぎの場面でしたが
監督の狙いはそこを見せたかったのでしょうね。
老いらくの恋(=違うか)は深いということでしょうか・・・

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: エリザベス:ゴールデン・エイジ:

» 映画 【エリザベス ゴールデン・エイジ】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「エリザベス ゴールデン・エイジ」 1998年の映画『エリザベス』の続編。 おはなし:1585年、イングランド女王エリザベス(ケイト・ブランシェット)は、いまだ気の休められぬ日々を送っていた。国内にはカトリックの強大な勢力があり、国外にはスペインをはじめとして列強が虎視眈々とこの国を狙っていた。そんなときエリザベスは、野性味あふれる探険家で詩人のウォルター・ローリー(クライヴ・オーウェン)と出会う。 歴史上の同一人物を描く続編というのは珍しいのではないでしょうか。しかも同じ監督、同... [続きを読む]

» 「エリザベス ゴールデン・エイジ」試写会  [ノルウェー暮らし・イン・ジャパン]
息を呑むような美しい衣装は、まるで肖像画そのもの。 王宮や教会の荘厳かつ厳粛な雰囲気 晩餐会の華麗でありながら、華美ではない装飾 それでいて、宮廷絵巻にとどまらない、数奇な運命をたどるイングランド女王1世の、心の内面を深く描いた作品は、胸にすごい迫力で迫ってくる。... [続きを読む]

» エリザベス/ゴールデン・エイジ [★YUKAの気ままな有閑日記★]
前作の『エリザベス』(1988年)は当時鑑賞している。10年経って制作された本作の予告編を観るだけで、ケイト・ブランシェットの迫力に圧倒され涙が滲むほどだったので・・・公開を楽しみにしていた―【story】1585年、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)は、プロテスタントの女王としてイギリスを統治していた。だが、欧州全土をカトリックの国にしようと目論むスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は彼女の失脚を画策する。そんな女王の前に、新世界から戻ったばかりの冒険家ローリー卿(クライヴ・オーウ... [続きを読む]

» 「エリザベス:ゴールデン・エイジ」 [かいコ。の気ままに生活]
試写会で 観てきました。「エリザベス:ゴールデン・エイジ」公式サイトエリザベス「黄金時代」の映画なので政治的な話に 重きが置かれてるのかと思ってましたが・・女王の「女」の部分に 焦点あててます。<以下少々ネタバレです>女王であるがゆえに自由にならないこ...... [続きを読む]

» 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 [Sweet*Days**]
監督:シェカール・カプール CAST:ケイト・ブランシェット、クライヴ・オーウェン、ジェフリー・ラッシュ 他 1585年、エリザベス1世... [続きを読む]

» エリザベス:ゴールデン・エイジ [Diarydiary!]
《エリザベス:ゴールデン・エイジ》 2007年 イギリス/フランス映画 - 原 [続きを読む]

» 映画 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 [きららのきらきら生活]
  ☆公式サイト☆『エリザベス』のシェカール・カプール監督が、再びケイト・ブランシェットを主演に迎え、エリザベス女王の“黄金時代”に焦点当てた歴史大作。当時ヨーロッパの最強国だったスペインとの宗教対立を軸に、君主として生きる女性の苦悩を画面に焼き付ける。1585年、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)はプロテスタントの女王としてイギリスを統治していた。だが、欧州全土をカトリックの国にしようと目論むスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は彼女の失脚を画策する。そんな女王の前に、新世界から戻... [続きを読む]

» エリザベス ゴールデン・エイジ [映画] [mololog(モロログ) -映画レブーとかその他諸々]
★★★★★★★★★★★ http://www.elizabeth-golden [続きを読む]

» 「エリザベス ゴールデンエイジ(ELIZABETH:THE GOLDEN AGE)」映画感想 [Wilderlandwandar]
ケイト・ブランシェットがクイーンエリザベス1世を演じる2作目 [続きを読む]

» 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 鑑賞 [猫とHidamariで]
敵は、外にも中にも――――そして私の中にも。“わが呼び名はヴァージン・クイーン   妻ならぬゆえ、主人は持たず  母ならぬゆえ、わが民の母なり神よ、この大いなる重荷を担う力をわれに与えたまえ“                      ――クイーン・エ...... [続きを読む]

» [映画]エリザベス:ゴールデン・エイジ [お父さん、すいませんしてるかねえ]
見ているうちに気づいたんですが、これ、続編ですね。 あらすじを簡単に 女王に即位後も悩み多きエリザベス。 財政上の問題もさることながら、私生児の彼女の王位継承に反対する声が根強くあった。 国内にはまだ国教会に反対するカトリック教徒の力が大きく、その象徴として... [続きを読む]

» 劇場鑑賞「エリザベス:ゴールデン・エイジ」 [日々“是”精進!]
「エリザベス:ゴールデン・エイジ」を鑑賞してきました主演のケイト・ブランシェットを一躍スターに押し上げた1998年の歴史ドラマ「エリザベス」。そのラストで戴冠式に臨んだエリザベスが、その後に迎える黄金時代の幕開けを描いた続編。本作では、イングランドが当...... [続きを読む]

» エリザベス:ゴールデン・エイジ♪ [Salon de Piano]
ブログネタ:アカデミー賞ノミネート★『エリザベス:ゴールデン・エイジ』を語ろう♪ 参加中 16日公開の「エリザベス:ゴールデン・エイジ」を見てまいりました。           HP→☆☆☆ 前作の「エリザベス」から長年の歳月が経ち「エリザベス:ゴー... [続きを読む]

» 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』歴史劇にあらず、女王という... [よろ川長TOMのオススメ座CINEMA]
派手な艦隊戦のシーンを観てスペクタクルだと思ったら大間違い!三人三様の女性の生き様を通して女王を描いた女性映画。 [続きを読む]

» 「エリザベス ゴールデン・エイジ」みた。 [たいむのひとりごと]
前作『エリザベス』は未見。そのままスルーするつもりで公開記念ナビ番組を見たら、本編が見たくなってしまい鑑賞(実際、相関関係など、ネタバレというよりは”予備知識”として役立ったナビ番組だった)。やはり、... [続きを読む]

» 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 [purebreath★マリーの映画館]
               スペイン無敵艦隊の襲撃、暗殺計画、禁断の愛             闘う女王は、いかにして黄金時代を築いたのか・・・『エリザベス:ゴールデン・エイジ』監督・・・シェカール・カプール出演・・・ケイト・ブランシェット、ジェフリ...... [続きを読む]

» ★エリザベス:ゴールデンエイジ(2007)★ [CinemaCollection]
ELIZABETH:THEGOLDENAGE敵は、外にも中にも──そして私の心にも。わが呼び名はバージンクイーン 妻ならぬゆえ、主人は持たず母ならぬゆえ、わが民の母なり神よ、この大いなる重荷を担う力をわれに与えたまえーークイーン・エリザベス1世映時間114分製作国イギリス/フ...... [続きを読む]

» 映画『ELIZABETH:The Golden Age』劇場鑑賞 [蛇足帳~blogばん~]
“ヴァージン・クウィーン”と言われたElizabeth一世の女王即位までの物語を描いた映画作品『ELIZABETH』の続編で、約9年ぶりに同じShekhar Kapur監督と主演Cate Blanchettで製作された『ELIZABETH:The Golden Age』を観て来ました。 Cate Blanchettは9年前にこの役柄でア..... [続きを読む]

» ケイトの黄金時代〜『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 [真紅のthinkingdays]
 ELIZABETH:THE GOLDEN AGE  16世紀後半のイングランド。プロテスタントの「ヴァージン・クィーン」として国 を統治するエリザベス(ケイト・... [続きを読む]

» エリザベス:ゴールデン・エイジ [C note]
前作『エリザベス』は観たような気がしてたけど、どうやら未見だったみたい[E:sw [続きを読む]

» 夏が来る。『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 [水曜日のシネマ日記]
エリザベス1世の黄金時代を描いた作品です。 [続きを読む]

» ●エリザベス:ゴールデン・エイジ(24) [映画とワンピースのこでまり日記]
イギリスの海って怖いのね・・・ [続きを読む]

» エリザべス:ゴールデン・エイジ [ケントのたそがれ劇場]
★★★☆ 壮大な歴史大作なのだが、スペクタクル巨編を期待すると裏切られるだろう。もちろんクライマックスには、スペイン無敵艦隊とのアルマダ海戦が用意されているが、あくまでもそれは添え物に過ぎない。 なぜならこの映画のメインテーマは、エリザべス1世の「禁断の恋... [続きを読む]

» ★「エリザベス:ゴールデン・エイジ」 [ひらりん的映画ブログ]
やったー?!?!。二度目のプライベート・シアター鑑賞だよーーーっ。 (一度目は「プロヴァンスの贈りもの」)。 PM11:30〜のレイトショウで、お客がひらりんだけっ。 しかも、TOHOシネマズご自慢のヘルニアスクリーン・・・いや、プレミアスクリーン。 もちろん通常料金の設定なんだけど。 ちなみにひらりん、「VIT」(ヴァーさんの粋な企み)で座席予約はしてません。 まあ、当日は昼まっから春一番が吹き荒れる強風で・・・ 夜は急に冷え込んでたから、客足は鈍かったんだろうけど。... [続きを読む]

» 恋と王冠の人生―「エリザベス:ゴールデン・エイジ」Part2 [豆酢館]
歴史劇、時代劇、西部劇。私は子供の頃からこれらのジャンルが大好きでした。ひとつには父親の影響もあったのですが、古き良き時代への郷愁と、今では失われてしまったダイナミックなドラマへの渇望が根底にあるのは明白です。今もなお莫大な予算をもって史劇映画が製作されるのは、“現代では考えられない大きなスケールのドラマ”と、“現代でもなお通じる普遍性を持ったドラマ”の双方を求める観客の需要が、非常に大きいためでしょうね。 製作費と興行収入のバランスをとるのが難しいとされる史劇のジャンルは、ハリウッド映画の規模が... [続きを読む]

» 「エリザベス:ゴールデン・エイジ」 [It's a wonderful cinema]
 2007年/イギリス  監督/シュカール・カプール  出演/ケイト・ブランシェット      ジェフリー・ラッシュ      クライヴ・オーウェン  ケイト・ブランシェットが再びエリザベスを演じた作品。前作を観ていなくてもわかる内容ですが、見ておいた方がエリザベスの心の動きがわかるかもしれませんね。  ゴールデン・エイジとは、黄金時代のこと。でもこの作品、実際はそこに至るまで。つまり、”黄金時代前夜”ですね。  プロテスタントの女王として即位したエリザベス1世は、カトリッ... [続きを読む]

» エリザベス:ゴールデン・エイジ ELIZABETH: THE GOLDEN AGE [JUNeK-CINEMA in the JUNeK-YARD]
嵐に襲われた時、あるものは凍りつき、あるものは逃げ惑う。 しかしあるものは風を受け、Eagle(鷲)のように翼を広げて飛び立つのだ・・・! とにかくケイト・ブランシェットがいい! 彼女の演技にオスカーをあげたかった・・・・#63916; ☆☆☆☆+でした♪ 前作..... [続きを読む]

» エリザベス ゴールデンエイジ [Osaka-cinema-cafe]
ケイト・ブランシェットを見よ! この神々しい、凛とした姿を! まさしく英国女王のエリザベス! 映画「エリザベス ゴールデンエイジ」 あらすじ・ 25歳でイングランド女王に即位したエリザベス。 父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタントの 女王として即位したが、国内にはカトリック 信者が 大勢おり、不安と憎悪が渦巻いていた。 その頃、ヨーロッパ列強はイングランドを 占領すべく 狙っており、スペイン国王 フェリペ2世は ことあるごとに圧力をかけて... [続きを読む]

« まなざしに魅せられて♪ジェイク・ジレンホール | トップページ | エディット・ピアフ ~愛の讃歌~ »

フォト

BBM関連写真集

  • 自分の中の感情に・・・
    ブロークバックマウンテンの名シーンの数々です。
無料ブログはココログ