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2008年2月12日 (火)

追悼ヒース・レジャー/ブラザーズ・グリム

Cap001 テリー・ギリアム監督作品にしては,毒気が少なく,オーソドックスにまとまりすぎとの評のある このブラザーズ・グリム

私は残念ながら他のギリアム作品は未見で,従ってギリアム風味がどんなものか,よく知らないので何ともいえないが,これは豪華出演陣に惹かれて劇場で観賞した。しかし,なんか思い描いていたものとは方向が違って,観賞後に損をしたような気持ちになったのを覚えている。文芸ものかと勝手に期待して観たら,ううむ,ホラーチックのドタバタ活劇だったとは!
Cap007
ほんとうは怖いグリム童話」というのがあるが,これは「ほんとうは詐欺師だったグリム兄弟」という思い切った設定。ウィリアムとジェイコブのグリム兄弟は,仕掛けを使って偽物の魔女を出現させ,それを退治してみせることで,迷信深い村人たちを騙して礼金をせしめてまわっているいかさま師として登場する。

兄のウィルマット・デイモン(初のコスチュームもの?残念ながらあまりブラウスは似合わない)弟のジェイク(ヒースがジェイクの役だって!)にヒース・レジャー。 この二人がいつもとは雰囲気をがらりと変えて,正反対の個性を持つ凹凸兄弟をコミカルに演じているのが見ものだ。
Cap023
いくら何でもその格好・・・

兄のウィルは現実的で口達者。詐欺の場面では,もっぱらスポークスマンの役。それに反して弟のジェイクは夢見がちで内気。科学に関しても明るく,魔女の仕掛けを作ったりするのはもっぱら彼の担当。

マットとヒース。確かに実年齢もマットの方が上だけど,見た感じはヒースが老成して見えるので,兄と弟役は反対のほうがいいんじゃ?とも思ったが・・・・。

Cap013 助け合いながらも,お互いに相容れない部分も持ち,けっこう衝突の絶えないグリム兄弟。実は幼い頃,弟のジェイクは瀕死の病の妹の医者代を「魔法の豆」に使ってしまい,兄から責められたというトラウマを持つ。現実しか信じない兄と,おとぎ話を信じているロマンティックな弟の二人が,時には意見の衝突から ののしり合い,どつき合いながら(だいたい兄ちゃんが,弟をどついてるんだけど)珍道中を繰り広げるうちに,当時ドイツを支配していたフランス軍につかまって,11人の少女が消えたというマルバデンの村での調査を命じられ・・・・。

どうやらここからが本当の魔法の世界。
11人の少女が消えるシーンに,有名なグリム童話のいくつかが取り入れられている。「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」「ジンジャーブレッド・マン」など。
Cap040
魔女にメロメロ

また,森を魔法にかけている魔女(モニカ・ベルッチ)のキャラは「ラプンツェル」と「眠り姫」と「白雪姫のお后」をミックスしたような感じ。おなじみの童話のシーンが出てくるのは嬉しいが、出方が唐突で,中途半端な見せ方。まるでグリム童話のごった煮といった感じだが,こういう雑然とした見せ方もこの監督の特徴なのかしら。私は,なんか消化不良のまま次々に料理を食べさせられて 胃もたれする感じで,ちと苦手かも。また,事あるごとにグリム兄弟をつかまえて,脅したりいたぶったりする フランス軍の描き方は,風刺とブラックユーモアが効いている。こういう点がギリアム風の毒気?

Cap051
知恵と勇気とハッタリ
を駆使しながら,フランス軍や魔女を相手に闘うグリム兄弟・・・なのだが、ほんとはキレのよいアクションが,お手のもののマットやヒースが,この作品では,あたふたと不器用に闘う様子が新鮮だ。(特にマットに対しては,どーしてもボーンの印象があって,『あなた、ホントは強いでしょ!本気出しなさいよ』と叱咤したくなる)
魔女の塔にたどり着いてからの戦いは,とにかく目まぐるしい。はっきり言って,よくわかりません。
バビューン,ドカーン,
グサッ!ガッシャーン,
ギャー,あわわわわ・・・!

何の魔法がどう作用してそうなるのか,あんまし,よくわからないうちに,ともかく魔女は粉みじん,さらわれてたあの子もこの子も,無事に家に戻れましたとさ,というハッピーエンド。グリム兄弟の絆も深まってメデタシ、メデタシ。

Cap054
この作品のヒースは可愛くてかっこいい。

長い手足をバタバタさせてパニくるところとか,時折見せる気弱そうな表情とかで,弟らしい雰囲気をよく出していた。本人もきっと楽しんで演じていたと思う。

観おわった後,グリム童話の不思議な世界の魅力なんかは,あまり残らなかったかな。それより、ウィルとジェイクの兄弟愛みたいなもんの方が心に残った。この監督さんとヒースは相性がよいのか,次回作もヒースの主演が決まっていたそうだけど・・・・。返す返すも残念。

Cap057
うおお,マットとキスシーン(・・・未遂だけど)

うーん、この世界観と映像、ティム・バートンが描いたらまた面白かったかも。ギリアムさんが悪いというのではないけど,バートン版の怖いグリム童話も観てみたいかな。

それにしても,グリム兄弟を詐欺師に仕立てちゃって,彼らの子孫(←いるのか?)からクレームはつかなかったのか?確かにラストは,もう詐欺師はやめて,物書きに転じそうな予感を感じさせる終わり方ではあったが。
Cap061_2
ヒース,めちゃ可愛い・・・・。

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コメント

奈々さん、上手い!グリム童話のごった煮って・・(^^;;) ピッタリだわ(^^ゞ
凄く期待して見てしまったので、余計に・・
だったんかもしれませんが、な~んかガッカリしちゃって(^^;;)

それと考えてなかったけど、そうですよね、グリムさんの子孫?さんたちからのクレーム、いらっしゃったらありそうですよね(^^;;)

ヒースはおっしゃる通り可愛かったです♪
マットとキスシーンのことはすっかり忘れてるけど(^^;;)

お婆ちゃん蛙が気に入りました(^^ゞ

こんにちは!
<ティム・バートンのグリム童話
これ、いいかもしれませんね!なんか想像しただけで楽しそうだぁ~~!

私もヒースとマットの役は逆の方が・・・と思いましたが、
見てるうちに慣れちゃった。
私も劇場で見ましたが、DVDで充分でしたねぇ。
でもヒース見たさにまた見たくなってきたっ・・・!

メルさん♪
そうそう,私も劇場にまで行ったので
とても期待してたのですよ。コスチュームもの好きなんです。中世ヨーロッパを舞台にしたものも。
それに,マットとヒースとモニカでしょう?
期待するなと言うほうが無理よね~~~。

映画自体は「なんじゃこりゃ」と今でも思ってます。
でも,この映画のマットもヒースも大好きではありますね。
二人のキス(一歩手前の)シーン,面白いですね。
このときはマットが「お前とはヤダ」と言って弟のキスを断るのですけど。
ヒースが映画の中で,実際にキスした男性は,ジェイク・ジレンホールだけですね~。


こでまりさん
ティム・バートンの方が,一般ウケするゴシックファンタジーを撮ってくれたかもしれません。
この映画の映像も綺麗ではありましたが。

こでまりさんも劇場で・・・
私は後で「他のにすりゃよかった」と軽く後悔。
でも,ヒースの演技に注目してみたら,けっこう,いい映画でしたよ。
マットのほうが童顔なんだけど,年齢がヒースより上だし・・・。
でも,演技を見てると,やっぱりマットは頼りがいがある感じで
ヒースはやんちゃなボクみたいで,うまく二人とも演技してましたね,さすがです。

 こんばんわ
 ななさんは劇場で見たんですか~、羨ましい!僕はBBM後にDVDで見ました、何かヒースが出てたので見ましたが、よくわからなかった~、まあマットとヒースの兄弟は面白かったけど、可愛いってのもわかります、なんかメガネも似合っちゃうし(「アイム・ノット・ゼア」でのメガネ写真も萌え~!なんですけど)
僕はヒースは短髪の方が好きなんですよね、とてもカッコイイ!(ジェイクの坊主はイケてないけど)
 T・ギリアム作品は「未来世紀ブラジル」と「12モンキーズ」(ブラピ最高!でした)のSF作品の方が断然いいですね(まあこれらも訳わかんなかったですが)「ローズインタイドランド」も見ましたが、かなりキツかった、ってかこの監督作品は2回以上見ないとわかりつらいのかな?まあヒースの幻の遺作がギリアム作品ですから、それを考えると(ヒースもギリアム作品好きみたいだったし)何だか気になる監督です。 
 「TDK」のC・ノーラン監督がヒース自身が劇場で「TDK」を見られなくて1番残念だろうと仰ってたみたいで、ほんとにまさにその通りで、ヒースはジョーカーの演技に情熱を注いでたんですね、それにはさすがに涙・・・でしたが。

ななさん、こんばんは~★
やっぱ、画像が凄い!

このレビューを見て再見しなおそうと思いましたよん^^

ところで今日13日はお誕生日ですよね=^-^=うふっ♪

つまらないものですが、持ってきました。
http://sora.poche.jp/harumin/nana.jpg

Happy birthday!!

イニスJrさん こんばんは

一応劇場で観たのですけど・・・・(;^^)
確か,これはBBMより先に見たのですよ。BBMは劇場に来なかったから,DVDが秋口まで出なくて,こちらを先に観たような・・・。
だから,ヒース=イニスという先入観は全くなくて,この役をイニスと比べることもなく。

もう何がなんだかわからなくて,途中で帰ろうかと思いましたよ,マジで。
ギリアムさんは観客を煙に巻くタイプみたいですね。

ヒースの短髪がお好きですか?確かに男っぽいですね。短髪のまま映画に出てるのは珍しいですね。それにしても,作品ごとに髪型もころころ変える方ですね。どの髪も似合ってるし。
しかし,ジェイクは,確かに短髪は似合いませんね。BBMや,ゾディアックのときの髪型が好きです。

>ヒース自身が劇場で「TDK」を見られなくて1番残念だろうと・・・
全くです。事故と聞いて,それも処方薬の飲み合わせのミスと聞いて,無念の思いも強くなります。彼に落ち度がなかったのなら,不運としか言いようがないわけで,きっとヒースは天国で悔しがっているかも,と思うとたまりませんね。


とんちゃんへ

あらためて,画像をチョイスしてみると
この映画のヒースって,とってもコミカルで
ナイーブで,可愛いんですよ~
ほんとに,魅力のある俳優さんでしたね。
ラストシーン,村人の奏でる音楽に合わせて
自然とダンスのステップを踏んでいる楽しそうな笑顔のヒース。(最後の画像)
それを見たら「ああ,もうこの人はいないんだって・・・」またまた涙が。
とんちゃんも,ぜひぜひ再見してみてね♪

あ,お誕生日だったんだ!ありがとう。
・・・そして,ドレスデン爆撃の日だったね(←はやくも忘れてる?)

ななさま、こんにちは!コメントとTBをありがとうございました。
昨日来られなくてごめんなさいね。そして遅れ馳せながら、13日のお誕生日おめでとうございます!
この一年、ななさまにとって素敵な日々でありますように・・・。

さて。映画ですがヒースが本当にチャーミングでしたね。
マットのほうが弟に、私も見えました~。
そしてギリアム監督の次回作、本当に本当に残念でなりませんね(泣)。
なんとか完成して欲しいとは思うのですが・・・。
ジョニデの名前などが取り沙汰されていますが、どうなりますか。。
ちなみに、ティム・バートンの新作は『不思議の国のアリス』だそうですよ。
楽しみですね♪ ではでは、また来ます~。

真紅さま,TBありがとうございます!
まるで魔女の呪いが解けたかのように,
ここんとこTBの受信が絶好調で嬉しいですわ~。
また,優しいお祝いのことば,ありがとうございます。
年をとって嬉しい年齢でもありませんが
この年も,映画を通してみなさんと素敵な交わりができたらな~と願っています。

そうそう,ヒースの代役はジョニーだとか。
もしそっちが完成したら,また観てみたいですね。・・・複雑な心境ですけど。
おおお~バートン監督の次作は「不思議の国のアリス」なのですか!
それは凄く,楽しみですねー。
さぞや幻想的で,独特の美しい世界が展開しそうですね。



童話ものと期待すると肩すかしくらうよね。
バカバカしいところもあってのんきに観られました。
モニカ・ベルッチの女王様の出番がもっとほしかったし、マット・デイモンのもみあげは似合ってない。。
ヒースのボケ役は新鮮だったわ。

そうよねえ、ヒースはギリアム監督の映画、撮影中だったのにとっても残念ですよ。
今頃ですが、誕生日おめでとう!

アイマックさん
こちらにもコメントありがとう!

期待してたものと違うけど,これはこれと割り切ってみたら楽しい作品でしたね。映像綺麗だったし。
マットのコスチュームって,これが最初で最後かなぁ
ヒース,兄弟どつき漫才では,ボケ役でしたね。
つくづく器用な役者さんでした,彼。
ギリアムさんの新作はジョニーが代役らしいですが
楽しみなような悔しいような・・・。

>今頃ですが、誕生日おめでとう!
ありがとうございます!アイマックさんもきっと誕生日近いですね。
同じ星座だから。1月にすんじゃったかな?
アイマックさんもおめでとうね!

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