キャンディ
DVDで鑑賞
キャッチコピーは「ドラッグに溺れて愛し合い,傷つけあった恋人たちを描く,鮮烈なラブストーリー」・・・・正直,やりきれないほど痛ましいお話だった。
舞台はオーストラリア。恋人たちの名は,キャンディ(アビー・コーニッシュ)とダン(ヒース・レジャー)。この二人の性格や考え方や人生観が,この物語の大きな核だと思う。特にダンの。
キャンディは,若く美しく,みずみずしい女の子。彼女は厳格な母親にけなされながら育ったストレスや劣等感で,実は心の奥に傷を抱えているようにも見受けられた。
そして一方ダンの方は,・・・これは結構どうしようもない,オトコだ。優柔不断で,努力が嫌いで,こそ泥くらいは平気でやっちゃうくらい,道徳的な観念が欠如してて・・・。もちろん定職にもついてない。だらしない性格であることは,ルーズな服の着方からも一目瞭然。しかし,心根は優しく,愛情深い。ただし,自分にも優しいから,いやなことを我慢してまで生きるつもりはないらしい。 おお,こいつは・・・・
典型的な,だめんずではないか。(既視感が・・・・)ただし,「悪気のない」だめんずだ。(だからと言って女性に及ぼす害が少なくなるわけでは決してないが。)
1 天国
二人の恋人時代。ダンはキャンディにドラッグを教える。次第にエスカレートするふたり。楽しみ,愛し合い,何ものにも束縛されずに,生き生きと愛を謳歌する恋人たち。そりゃ,楽しいだろう。求めるものも,人生観も,よく似てるふたり。何の責任もなく,目的もなく,享楽的で,刹那的で。恋人たちの表情は,無邪気な幸福に輝いている。
2 地上
結婚した二人。職につかないダンと,家事ができないキャンディの暮らし。まるで子供同士の結婚のように,生活能力ゼロのふたり。部屋はすぐにゴミ溜めのようになり,ドラッグを買うお金欲しさにキャンディは売春をするように。それでもダンは働かない。すさんだ顔でキレるキャンディを,情けなさそうに見返すだけ。・・・ああ。
やがてキャンディは妊娠し,おなかの子のために,二人はドラッグをやめる決心をする・・・・。それも二人で自己流に。しかし思ったとおり,禁断症状はそんな生易しいものではなかった。結局キャンデイの赤ちゃんは,この世で産声を上げることはできなかった。
3 地獄
ドラッグに蝕まれ,壊れてゆくキャンディ。子どもが早産死してから,復活するドラッグ漬けの日々。田舎に引っ越しても,生活はすさむばかり。何も言い返さないダンに,憎しみと怒りの罵声を浴びせるキャンディ。彼女の言動は次第に常軌を逸するようになり,ついに入院する。
涙ぐみ,血走った目で「どうすれば・・・・?」と問うダンに「お前にできるすべてをしろ。彼女に必要なすべてを」と冷たく言い放つ義父。そこで,退院して訪ねてきたキャンディのために,ダンが下した最後の決断は・・・・・。
DVDのパッケージに,この映画を「ベティ・ブルー」以来の衝撃!と記述してあったが,残念ながら,ベティ・ブルーほどの深みや凄みはない。あえておちゃらけた言い方を許してもらえるなら,これはドラッグの怖さを織り込んだ「だめんず君の成長物語」のように思える。
ラストでとったダンの行動は,「あんなの,たいしたことない」とも見えるかもしれないけど,だめんず君が愛する人から,自分で身を引くというのは,普通はなかなかできることではない。だめんず君の辞書には,「ストーカー」という言葉はあっても,「身を引く」という言葉は載っていないから。
「彼女は俺のすべて」今までずっとそう思っていたダン。入院し,回復して彼の元を訪れたキャンディの瞳には,まだ彼への愛が宿り,自分も今は仕事についている。さあ,やりなおそう!とダンはなぜ言えなかったのか?
彼はやっと悟ったのだ。
自分といると,またキャンディが傷つくことに。
二人の間に愛さえあれば,
必ずうまくいくなんて,幻想だ。
ダンも,キャンディも人並み外れて弱く,未熟な人間だから,この二人は,たぶんいっしょになっちゃいけない。自分をリードして,カバーもしてくれる,しっかりした相手を,お互いに見つけるべきなのだろう。幸せになるためには。
彼女を幸せにできるのは,俺じゃない。
それに気づくことができたなんて,あなたは偉いよ,ダン!成長したね。私には,そんな物語に思えて,かつてボロボロに傷ついたこの二人に,心の中で小さくエールを送った。キャンディを演じた アビーが素晴らしい。「プロヴァンスの贈り物」や「エリザベス・ゴールデンエイジ」での彼女は,ただ美しいだけで,あまり演技力を発揮する場が無かった印象だけど,この作品の彼女は,ドラッグの禁断症状に苦しむ壮絶な演技とか,とても上手い女優さんだなあ,と思った。
そしてヒースは・・・・。またまた別人格の彼を見せてもらった。無邪気で,気弱で,恋人に手も上げれないほど優しいくせに,売春なんかは平気でさせる,どうしようもない,だめんず君。おどおどした目や,情けなさそうな微笑や,子供みたいな一途だけど幼稚な愛し方や・・・・。
根は善人なんだけど,人に迷惑ばかりかけていて,愚かでどうしようもない人間だけど,憎めない,そんな難しい役ができるなんて。
ヒース,あなたも,
ほんとに偉かったんだね。
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「キャンディ」 2007年 豪
★★★★
ヒースが亡くなる前に鑑賞していたら、また別の視線で観れたのでしょう。
今となっては、ジャンキーのダニエルが、ヒースと重なってしまい悲しくなる。
(※ヒースは薬物中毒死ではないし、ジャンキーだった訳では...... [続きを読む]
» 映画 【キャンディ】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「キャンディ」
自堕落で刹那的な生活を送る男女の愛を描いたラブストーリー。
おはなし:詩人志望のダン(ヒース・レジャー)と画家の卵キャンディ(アビー・コーニッシュ)。ダンはヘロインの常用者で、やがてキャンディも危険なドラッグの世界に足を踏み入れていく。
ドラッグ映画はちょっと苦手なんです。自分とは全く別の世界にいる人たちだし、とても共感はできないから。
この映画でも私はついついキャンディの母親になって見てしまっていました。
あんなに美しく成長した娘が、無残な姿に落ちてしまうのは見て... [続きを読む]
おおっ!!
ヒースの新作、きましたねえ。感涙
彼の役はボロボロくんでしたか・・
キャンディ役は「プロヴァンスの贈り物」にでてた人なの?
なんか落ち込みそうな内容なんだけど、ヒースの作品は観たいので
今週もし借りられたらUPしたいと思います。
投稿: アイマック | 2008年2月24日 (日) 22時00分
だめんず君~なるほど~です。。。
ヒース、無邪気な表情よかったですね~
繊細な演技でした。とっても・・・
何をやっても憎めないダン。
悪いことだと知りながら~あの笑顔にやられて教授も与えちゃうんですよね。
私はどうも親目線で見ちゃって~(苦笑)親御さんが2人に苦言を呈したり、心配したり~「普通」でいいから、ちゃんとした生活を送って欲しいという願いがヒシヒシと伝わって~ はがゆい思いをしてしまった。
切ないストーリーでしたが、ヒースとアビーの演技がとっても心に残る1作でした。詩も美しかった!
先日、劇場でバットマン予告・ヒースのジョーカー観ました!ものすごい迫力でした。涙・・・
投稿: マリー | 2008年2月24日 (日) 22時18分
アイマックさん
ヒロインは「プロヴァンス」でラッセルの従姉妹を演じた女の子です。
でも,この映画の彼女は凄い女優さんだと思いました。
う~~,あまり落ち込みませんよ。・・・そのかわり
とちゅういろいろと呆れるかも
ラストも苦いけどハッピーエンドといえなくもないです。
ヒースの笑顔や,苦悩する顔を見るのはちょっと辛いかも。
でもぜひご覧になって,感想を聞かせてくださいな
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 23時33分
こんばんわ
「キャンディ」見たんですね、ヒースのダメンズぶりが堪能?できましたね、どうしようもない奴ダンだけど、後半必死に更生しようとしてる姿、特にラストの涙はひしひしと感動しました!(愛してるからこそ別れるって本当の愛なんじゃないの?って)何となくBBMとかぶったのは僕だけ?愛する人を思っての決意の表情が・・・
この映画どちらかというとキャンディ役のアビーの方が目立ってた(熱演)ように見えますが、その辺もヒースの計算?まあ後半はヒースも渋かったけど。
僕も「キャンディ」のDVDを買おうかと思ったのですが、ツタヤにはレンタルしかなく、ところが「悪霊喰い」が¥1000の破格で売ってました、次買おう!
投稿: イニスJr | 2008年2月24日 (日) 23時38分
マリーさん
ヒースの笑顔が,本人は27歳のおっさんなのに
ティーンエイジャーのように可愛く屈託なく見えて
やっぱり役ごとに全く別人になれるなあと感心しました。
ダンは確かに憎めない・・・でもそこが曲者なんですよね。彼の場合。
ダンから別れてくれなけりゃ,キャンディは自分からダンを捨てたりできなかったかも。
そんな魅力があるところが,ダンのいいとこでもあり
困ったところでもあるのよね・・・。
親目線で見たら,とんでもない婿ですよ。疫病神ですな。
ヒースも,アビーも,体当たりのいい演技でした。
です。
アビーさんは今後も要チェック
ジョーカーは・・・私も劇場で観たら泣いちゃう・・・でも観る!
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 23時42分
イニスJrさん こんばんは
ダンのようなだめんず君(ドラッグはなしよ,もちろん)と付き合ったことがあるので


何か懐かしい気持ちで見て(「そうそう,お前いい加減にしろ!」とかね。)
ヒースはもちろんだめんずでないのに,よくだめんずの気持ちや行動がわかるな~って感心しきり。
アビーちゃんはさすがに映画のタイトルが「キャンディ」だったから,主役?というくらいインパクトありましたね。
でも,やっぱり,これはダンが主役ですね。
だめんずのダンが,仰るように,「愛しているからこそ別れる」という崇高な行動が取れるまでの,感動的な物語ですね。
もう,それができたラストの地点で,ダンはだめんず卒業です。
あらら,そう思うと,これはとてもしみじみとした,いい作品ですね
悪霊喰が1000円とは!お買い得ですね。
私は4000円で昔買いました(くそぅ)レンタル屋に置いてなくて仕方なく・・・。
投稿: なな | 2008年2月24日 (日) 23時55分
ななさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございました。
この映画、予告を観たときからヒースの「NEVER END」っていう声が印象的で、今も耳に残っています。
だからラストには驚きました。「終わらない」って言っていたダンが、あの決断を下すとは・・・。
DVDには、何か特典映像など入っていたのでしょうか? いつか再見したいです。
アビーは『エリザベス』ではちょっと太った、と思いませんでしたか?
ケイトが細いからパンパンに見えてしまいました(ごめんよ~)。
これから活躍しそうな女優さんですね。頑張ってほしいです、ヒースの分まで・・・(涙)。
ではでは、また来ますね。
投稿: 真紅 | 2008年2月25日 (月) 16時20分
真紅さま こんばんわ
ヒースの声で始まった映画でしたね。
彼のややハスキーな低い声が・・・なんともいえませんね。
切なくて。セクシーで。
「ケリー・ザ・ギャング」も,そういえばヒースの独白で始まりました。
DVDは,特典映像は入ってなかったと思います。

の後ろのタトゥー,
それは,あっさりとした作りだったかと。
アビーちゃんは,確かにエリザベスでは太ってましたね。
ケイトのウェストと比べたからかもしれませんが・・・
着太りするのかな?いや,顔も丸くなってましたね,この映画のときより。
彼女の演技が上手いのでびっくりしました。
あと,ヒースのロン毛はかつらですよね?地肌がけっこう透けて見えるときがあって
ヒヤヒヤしました
それにあの,
「ず」というひらがなじゃなかったですか?
投稿: なな | 2008年2月25日 (月) 20時46分
映画館に行くのをおっくうがった挙句、DVDレンタルしました。
私は女性の気持ちが分からないので(今回も見事にキャンディに感情移入できず)、どうして最後にキャンディが何も言わずに去ったのか、不思議でなりません。
彼女はダンをまだ愛していて、またやり直そうとして戻ってきたわけですよね?
ダンに対して言いたいことは、いっぱいあったのでは?(;@Д@)??
むむむ、バトンと『キャンディ』とどちらの記事を先に書こうかなー?
それはそうと、ココログに絵文字が付いたんですね。
顔が可愛いです
投稿: ゆきちママ | 2008年2月27日 (水) 02時20分
レンタルで観ましたか!キャンディに感情移入は,普通の女性はできないでしょうね~。
「何でそんなことやってんの?」とか「何かんがえてるの?」とつい思ってしまいそう。
>どうして最後にキャンディが何も言わずに去ったのか、不思議でなりません。

確かにそうですね。彼女もダンをまだ愛していたから訪ねてきたのだし,ダンが「元には戻れない。君は救われたんだから・・・」と言ったときに,何か言ってもよかったのに,結局何も言わなかった。
私も確信はないのですが,だめんず君とつきあっている女性は,多大な迷惑を彼から被っているわけで(だから「だめんず」と言う)相手に愛と憎しみを同時に抱いてることが多いと思います。
愛してるし,別れたくはないけど,一緒にいるとまた自分はだめになっちゃう,という思いもまたあって,平穏な恋愛とは違って,いつも心のどこかに「別れたい」という願いも持ってるものだと思います。
特にキャンディはあんな地獄を味わったあとだし,入院してる間に,両親からはダンと別れることを勧められたと思うし・・・・。
思いがけなく,ダンから別れを切り出してもらえたときに,もちろん彼女は嬉しくはなかったと思いますが,そしてダンへの未練もあったと思いますが,心のどこかで安堵し,ダンの思いをちゃんと理解して感謝することができたのでは?
あのシーン,キャンディの台詞はなかったけど,けっこう間はありましたよね。じっとダンを見つめる彼女の目の表情は,逡巡,,未練,理解,感謝,などが交々に現れては消えていたように思えました。
あまりに思いが溢れて,言葉が出なかったのかもしれませんね。
(昔,だめんずと手を切るのに苦労した,いち体験者の意見です。)
キャンディの記事,もしくはバトン記事,どちらも楽しみにしてますよ~
投稿: なな | 2008年2月27日 (水) 16時22分
ななちゃん★ また来たよ~♪
そっかーななちゃんも「キャンディ」観てたんだ。
私も1週間前に観て・・・レビューをちょこちょこ
書いてはいたんだけど、ヒースの遺作だから
めっちゃ凄いのが書きたい!(どうで無理なにのね^^)と欲張って、あれこれ考えている間に他の
映画も観てしまい・・・やっとUPしたのでした。
何ともやり切れない映画でした。
ジャンキーカップルの物語だと先に知っていたので
衝撃度はそうでもなかったけど、ドラッグにはまっていてもそこにあるものは「純愛」のように思えてしまって。
多分、ヒース贔屓だから余計そう思ったのかも。
「ベティ・ブルー」って聞いた事ある・・・。
でももしかしたら未見。今度観てみるね★
私は、結構ジャンキーもの好きなの。
破滅型な生き様を観るのって後味が悪いけど、濃厚で好きなの^^
ヒースが詩人の卵で夢見る青年ジャンキーだったのが
私には救いでした。1人の女性に一筋なのも気に入りました。
大概のジャンキーは、こうじゃない(笑)
でも、映画の内容もやり切れないけど、こんなに
上手く繊細なジャンキーを演じれるヒースがもう居ない事も、やり切れない・・・・。
彼は、何度も言って申し訳ないけど10年後、20年後もっともっと凄い役者になってた筈だよ。
あ~~ヒース~~~~(/_<。)ビェェン
投稿: とんちゃん | 2008年3月 2日 (日) 21時15分
とんちゃん いらっしゃいませ~
この映画のレビューって,書きにくいよね
わたしは,↑にも書いたように,ダンみたいなひとを
知ってた経験があるので,いろんな意味で,キャンディに
感情移入できたけど,やっぱり重すぎるテーマでもあるので
ついつい茶化したレビューになってしまったわ・・・。
で,ヒースの演じたダンだけど,たとえ「ジャンキー」でも,「だめんず」でも
ひとりの女性を一途に愛した点や,彼女に暴力を振るわなかった点とかは
まだ救いのあるジャンキーだったかも知れないね。
もちろん,彼女に売春させて平気だった点は,彼女の親から見たらとんでもないヤツだったろうけど・・・。
>ドラッグにはまっていてもそこにあるものは「純愛」のように思えてしまって。
うんうん,私もそう思った。それはヒースの切ない演技のおかげもあるのだけど
ああいう愛し方しかできない人間の悲しさとか
愛する相手をどうしても幸せにする能力のないタイプの人間の悲しさとか
ヒースはよく表してたね。痛々しい・・・。
ヒースの作品,見直してみたら,彼の明るさや可愛さが全面に出てる作品より
彼の憂いに満ちた面が出てる作品の方が多いのよね。
「哀しむ役」が上手かった・・・。それだけ名優ってことでしょうけど。
でも,ほんとに・・・もういないんだよね・・・。
投稿: なな | 2008年3月 2日 (日) 23時06分
こんばんは。ようやく『キャンディ』書き上げました(T^T) うるうる
(TBも送りました。よろしくお願いします)
んん~、必死に書いたわりに出来栄えが良くないので、気に入っては頂けないかもしれません...(;´Д`)
書きたいことがいろいろあって、まったくまとまらなかったんです。今回はあえてキャンディの側からは何も書かないことにしてみました。
次回は、ななさんからの貴重な意見を参考に、キャンディの内面に迫ってみたいと思います。
ではではまた( ´ー`)/~~
投稿: ゆきちママ | 2008年3月 3日 (月) 02時14分
ゆきちさん お疲れ様!
キャンディ,アップされたんですね~。
これからお伺いしますね,楽しみ~
>必死に書いたわりに出来栄えが良くないので、気に入っては頂けないかもしれません...(;´Д`)
まさかー,気にいらないなんてそんな滅相もない!
いつものあったかいゆきち節を聞けるだけで幸せですわ。
で,ダン編とキャンディ編に分けるのですね?
凄い!思い入れを感じます・・・
>ななさんからの貴重な意見を参考に、キャンディの内面に迫ってみたいと思います。
うう・・・私の意見はきっと偏っていますけど
こんなんでよければ,参考にしてゆきち流に料理してみてね。
投稿: なな | 2008年3月 3日 (月) 20時19分
こんにちは♪
ヒースラブの方ばかりが集っておられて、私のように客観視しちゃった者はちょっとコメントが浮いてしまうかもしれません。
ゴメンナサイ。
やっぱり思い入れのある俳優さんの作品は見方が違ってきますよね。
見方もとっても深くなるし、好きな俳優の演じた役を理解しようとする。
私もOJクンの映画に関してはそうですもの・・・。
ヒースの訃報を聞く直前にこの映画を劇場鑑賞したので、この映画の中のラリってる姿が実際の彼に被ってとても哀しくなりました。
投稿: ミチ | 2008年3月 6日 (木) 08時52分
ミチさん こんばんは
そうなんですよ~,ヒースファン目線でこの映画を観ると
きっと思い入れが違うから,
普通目線よりはかなりオーバーな感じ方をしてしまいますね。
もともと,ヒース主演じゃなかったら,
このようなテーマとわかってる作品を好んで観たかどうか,アヤシイものです・・・
結果として,ヒース主演でなくても,見ごたえはある作品でしたけど・・・
彼はジャンキーじゃなかったけど,この映画の中で苦しむダンの顔を見てると
仕事で身も心も疲れきって憔悴した,ヒースの姿を想像してしまいました。
投稿: なな | 2008年3月 6日 (木) 21時54分
かな~り重く、見てると辛くなるような場面も
数々ありましたが、ラストは希望が持てて良かったなぁ、と思いました。
ほんと、ダンは成長したんですよね。
そして、重ねないで置こうとおもったけど
どうしてもヒースは彼の最期と重ね合わせて
見てしまうところがあって・・・
苦しかったです。
でも、こんなに素晴らしい役者さんだったんだと
また改めて思ったのに・・本当に残念すぎて
言葉がないです。
TB&コメント、どうもありがとうございました♪
投稿: メル | 2008年3月14日 (金) 10時12分
メルさん
始まったときから重い内容続きだったから
このままドツボのラストに突入するのかと思いきや
優しくてしんみりしたラストに救われましたね。
>そして、重ねないで置こうとおもったけど
>どうしてもヒースは彼の最期と重ね合わせて
>見てしまうところがあって・・・
うんうん,わかるわ~。苦しむ役のヒースを見るとどうしても・・・
お仕事で神経すり減らしていたのは確かなんだし・・・
ほんとうに,どんな役も全身全霊で打ち込むひとだったなぁと
あらためて思いました。もっといろんな役の彼を観たかったですね。
投稿: なな | 2008年3月15日 (土) 09時11分
こんばんは!
観ました〜
ヒースのいない今、この映画みると感慨深いものがありました。
ジャンキー映画にしてはきれいにまとまってましたね。
アビー・コーニッシュって「プロバンスの贈りもの」にでてたとはしらなかったけど、熱演してた。
純愛ものとしてみたせいか、とってもいい映画でした。
ダメ男でもヒースならキャンディみたいに溺れてしまうかも・・・って思った。笑
薬はいかんですが・・・
ヒース、いつもより若くみえて、キュートな表情にやられましたよ。
もう一度、生き返ってほしいと真剣に思ってしまいました。。えーん、
投稿: アイマック | 2008年4月17日 (木) 22時59分
アイマックさん TB,コメントありがとうございました!
観られたんですね~~,キャンディ。
>ジャンキー映画にしてはきれいにまとまってましたね。
そうですよね,全体的にとても美しい雰囲気が漂っていたような・・・。
重いテーマなのにね。
アビーは,エリザベス・ゴールデンエイジよりも,素晴らしい演技をしていたと思います。
ヒースも,髪型のせいかな,それとも彼は表情までなりきるのが上手いから
たしかに若く見えました。
冒頭のヒースなんて,とっても可愛い!
ほんとに,どうして逝ってしまったんでしょう。
もしも,三つの願いがかなう何か御伽噺のグッズが手に入ったら
私は「ヒースの生き返ること」を願います!(真剣)
投稿: なな | 2008年4月17日 (木) 23時17分
こんにちは!
ななさん!体調を崩してらっしゃるようで、、、お見舞い申し上げます。
お仕事もお忙しいようですし、無理をされたのかしら、、、
週末にゆっくり休んで、早く治して下さいね。お大事に
で、、、この映画にお邪魔しちゃいましたが、お返事は気になさらずに、放っておいて下さいね♪
映画ですが、、、ヒースはだめんずでしたね~
見ていてコチラが情けな~い気持ちになっちゃうくらいのダメっぷり(汗)
彼女に売春させて、ただ申し訳なさそうにしている男って、、、最低だわ~
でも、ヒースとアビーの演技が上手いのと、二人の持っている隠しても隠しきれない品のせいか、過激なお話でもそれ程不快感を感じることなく、最後まで見守れました。
ラストは静かでしたが、いい終わり方でしたね。
仰るようにだめんず君の成長が垣間見れたわ、、、ちょっとジーンとしました。
投稿: 由香 | 2008年5月 9日 (金) 08時57分
由香さん お見舞いコメントありがとうございます。
)
TBのお返しも,大幅に遅れてしまいました。
なんとかマシになりましたが,本当は2,3日仕事休みたいです・・・。(でも明日も,行事の関係で休めない
で,この作品ですが,ヒース,だめんずでしたでしょ。
だめんずの困ったところを十分に備えているのですが
その反面,だめんずの魅力(それはある意味,母性本能をくすぐる)もたっぷりあって・・・。
キャンディにもいえることですが,二人とも,「弱い」人間だけど「悪い」人間ではないのですね。
でも,カップルになると悲劇を引き起こす取り合わせで・・・。
身の回りにこんなカップルがいたら,冷たい目で見ちゃいそうですが,
確かにヒースたちの隠しきれない「品」のせいか,あまり不快感を感じることなく観れたかも。
なかなかしんみりした佳品に仕上がっていたと思います。
主役がヒースだから,どうしても涙なしには見れないけど。
投稿: なな | 2008年5月11日 (日) 22時36分
ななさんのレビューを読んで、また切なさが蘇ってきました。
やっぱり、ちょっとヒース自身と重ねちゃう部分ありますよね。
ヒースも弱くて繊細な部分があったのかな・・・とか。
それくらい迫真の演技だったというか。
アビー・コーニッシュもとっても良かったですね。
最後、店に現れたキャンディは天使のように見えました。
投稿: ひめ | 2008年5月13日 (火) 22時01分
ひめさん,こんばんは
ヒースはダメオトコでは絶対ないのだけど
ダンのように,神経をすり減らして苦しんだ夜がたくさんあったのだなぁと(仕事のことで)思うと
やはり重なる部分もあるかもしれません・・・。
ナイーブなところもあったでしょうね,ヒース。
そう,再生したキャンディは,純真無垢に見えました・・・
あの役で,あの雰囲気を出せるなんて,アビーも素晴らしい女優さんですね。
投稿: なな | 2008年5月13日 (火) 23時49分
ななさん、こんにちは~!
>だめんず君の成長物語
はは(笑)
一応「成長」の話なのね!!
かなーり遅きに失した感がありますね・・・
でも、二人の演技はかなりすばらしかったと思います!!
喜怒哀楽の激しさや精神的なもろさを
丁寧に演じていた上に
今までのジャンキー映画にはないさわやかさもプラスしてくれました。
投稿: swallow tail | 2008年5月14日 (水) 08時37分
ななさん~~体調いかがでしょうか・・・。ここのところ、異様に寒いからなあ・・・。早く完全復帰出来ること祈っていますよ・・・。
ななさんのレビュー、太文字の部分が、やたら可笑しかったり、ツボだったりですね。
愛がありながらも、突っ込んでいたり、面白い様な、鋭い様な、とても楽しく拝見しました。
投稿: latifa | 2008年5月14日 (水) 11時21分
スワロさん こんばんは!
あはは,ふつう,だめんずは成長するのが稀なので
ダンは偉大な部類に入るかと~
ストーリーだけを聞かされたら,うんざりするようなお話ですよね。
でも,主演の二人の魅力で,いい作品に仕上がっていたと思います。
>今までのジャンキー映画にはないさわやかさ・・・・
他のジャンキー映画って観たことないので比較できませんが
確かに不思議な爽快感を感じましたね。
投稿: なな | 2008年5月14日 (水) 21時31分
latifaさん,ご心配ありがとう~
もうだいぶいいのですが,やはり仕事しながらなので
完全には治ってません。あと咳が止まると全快なんですけど・・。
他のブロガーさんも風邪が流行ってるみたいなので
latifaさんも気をつけてね。
>太文字の部分が、やたら可笑しかったり、ツボだったりですね。

この作品は特につっこみ多かったような・・・
愛のこもったつっこみもしますが,愛などかけらもないつっこみも得意ですわよ~
ま,この作品はヒース主演でもあり,つっこみの中にはかなりの愛があふれております。
投稿: なな | 2008年5月14日 (水) 21時38分