« 親切なクムジャさん | トップページ | 太陽と月に背いて »

2007年10月21日 (日)

トランスアメリカ

Cap020 トランスアメリカとは,アメリカ大陸横断のこと。これは、トランスジェンダーブリーと、彼の息子トビーの二人の魂の旅路の物語だ。

念願の性転換手術を目前にしたブリーの前に突然,警察からの問い合わせという形で 出現したトビー。彼は、ブリーがスタンリーという名の,男性だった時に,一度だけ関係を持った女性,エマとの間にできた息子だった。手術を受けるLAへと向かう途中,トビーを、養父に送り届ようと決心するブリー。彼はトビーには,自分が父親であることを隠し,教会から派遣された女性だと偽って,二人の旅は始まるのだが・・・。

トランスジェンダーのブリーを見る周囲の目は,決して好意的なものではない。Img2_1154099350奇異な目で見られたり,まるで疾患のように治癒を期待されたり,揶揄の対象になったりする。性転換の同意を頼まれた医師は「性同一性障害は,深刻な精神疾患です」と言ってたけど,それって,絶対間違ってるよ,アンタと言いたくなった。

劇中で語られる台詞の中で,いくつか心を打たれたものがあった。トランスジェンダーの男性(もとは女性?)がトビーに言う「僕たちは選ばれた者なんだ。男性と女性,どちらも経験したから,両方のことがよくわかる」という言葉。また,ブリーが母に「トランスジェンダーは生まれる前から決まってたのよ」と訴える台詞。「息子が恋しいわ」と嘆く母に,「息子はもともといなかったのよ,ママ。一度もね。」と答える台詞。傷つく言葉を投げつけられた時は 独特の皮肉やジョークで切り返し,自分らしく生きたいと,健気に背筋を伸ばして闘うブリー。

Cap027 ブリーを演じたフェリシティ・ハフマン,実はとても美しい女性だ。インタビュー映像の彼女と,スクリーンの中のブリーが同一人物だなんて到底思えない。ブリーはメイク,表情,仕草,ファッションすべてが,どう見ても女装した男性にしかみえないのである
それにあの声!出演前は必ず時間をかけて声を低くしていたという。実際の彼女はやや甲高い声なのだから,全くもって驚きである。

自分の子供が晴天の霹靂のごとく,いきなり降って湧いて出現した場合,特に生まない性である男性の場合,親心というものは,すぐに芽生えるものだろうか。
最初は戸惑い,途方に暮れ,責任感や義務感から,トビーを庇護する立場に立ったブリーだったが,彼の言葉遣いを注意してみたり,将来の生き方が気になってみたりと,やはり 親ならではの気遣いがすぐに出てきたのが興味深かった。旅を続けるうちに,次第にうち解け合うようになり,ブリーは,トビーが養父から受けた仕打ちを知って,胸を痛める。Cap024 母親から「トビーをどうする気?」と聞かれたときに,「彼に知って欲しいの。私が彼を応援し,尊重し,それどころか・・・」と口ごもるブリーの台詞の,言えなかったその先は「それどころか,愛しているということを」だったのではないだろうか。「あなたさえよければ,いっしょに暮らしてもいいのよ。」とトビーに言う台詞は,最初は決して望んではいなかった親になりたいという願いが,ブリーの中で次第にはっきりとした形をもって現れてきた証拠だろう。

Cap021 それにしても,わずか1週間の間の旅で,2度も天地がひっくりかえるような衝撃的な思いを味わったトビーの心境やいかに?
1度目は,「敬虔な信者でおせっかいなおばさん」としか認識してなかったブリーが,実は女装した男性であると知ったとき。

そして2度目は,いつのまにかその生き方に心惹かれるようになったブリーが実は自分の父親であると知ったとき。まだ見ぬ父に,自分なりのイメージを思い描いていたトビーにとって,2度目の衝撃は痛すぎて,大きすぎて,最初は到底赦すことができなかったのも頷ける。

それでも時が流れ,ポルノとはいえ一応俳優としての仕事にありついた彼が,おずおずとブリーのもとを訪ねたのは,やはり,親に認めて欲しいという子供の心からだろう。ぶっきらぼうに映画のチラシを手渡すトビーと,優しく,でも毅然として彼のお行儀を,親らしく諭すブリー。
Cap033 「女性」としてのブリーの人生のスタートから 少し遅れて,不器用なこの親子の生まれたばかりの絆も,ここから新たにスタートするのだと思った。

« 親切なクムジャさん | トップページ | 太陽と月に背いて »

映画 た行」カテゴリの記事

コメント

 こんばんわ
 この「トランスアメリカ」は公開直後に銀座で見たんです、すごく混んでいて、結構男性客も多くて、何故か多くの人がゲラゲラ笑って見てました、「えっ、これってコメディ映画?笑っていいの?」と戸惑いながら・・・、でもその要素も多く、特にブリーのママ達家族とのやりとりは可笑しかった、でもその中にもきちんと大事なメッセージが入っている良い映画でした、テーマが固いので、演出はソフトにしたのでしょうか、2度目に見た時は、ほとんど観客で笑う人はいませんでしたが、僕は密かに何ヶ所かで笑っていました、
 特筆すべきはやはりブリーを演じたフェリシティ・ハフマンでしょうか、そしてとても可愛くて初々しい(でも可哀相な過去もあっていじらしい)少年トビー役の子ですね、ふたりのロードムービーがとても清々しく感じ、見終わった後がとても爽やかでした。
 テーマに関しては、もうななさんが仰る通りのことなので、見た人多くの方に理解して頂きたいなと思いますね、一般的には、性同一障害の方の方が、BBMみたいな見た目男同士より、理解されるみたいですね。

イニスJrさん こんばんは
これはとても素敵な作品でしたね。私はこの物語はテーマが二つあって,一つは性同一障害のこと,もう一つは親子の絆だと感じたのですが,どちらのテーマも,笑いのオブラートに包みながらも最後までブレることなく,一本筋が通っていたように感じました。
トランスジェンダーを,障害とか,疾患とか呼ぶのは??と感じてしまうのですが。
だって,先天的に,体と心が別の性を持って生まれてしまうのでしょ?それを障害と呼ぶのかなあと。
でも,これが正式な学名なんですよね。でも,特典のインタビューでは,監督さんたちはトランスジェンダーのことを「性的越境者」(だったかな?)という呼び名でコメントされていたような。そのネーミングの方がなんかしっくり来るような気がします。
トランスジェンダーの方の方が,見た目男同士のBBMのようなケースより一般的には理解されるのですか?何故に?トランスジェンダーは先天的で,ゲイは後天的とでも思われるのかしら?よろしければまた教えてください。

トラ・コメいつもどうもですっ。
主演女優が性同一性障害の男の役で・・・
しかも手術して女になろうとする役なんて・・・
超難しそうで、だまされそうになりましたっ。
そしてそして、まだ見ぬ息子がいたなんて・・・
超ショックな展開も、
ちょっとあったかいロード・ムービーで
少しづつ、和らいでいったのでした。
ひらりんも満足の一品でしたょぉぉぉ。

TBありがとう。
二重、三重にややこしいんだけどね。
だからこそ、このふたりのこれからが、とても期待できるような気がする。

こんにちはー☆
あのなんでもない日常の風景みたいなラストがすごく好きです♪
まさに愛すべき映画でしたね。
フェリシティ・ハフマンは今ちょうどデスパレートな妻たちみているので
この写真を見るとあらためて驚いちゃいます!
トビーも可愛かったね♪

ひらりんさん おはようございます。
予備知識がなかったら,ブリーは男優さんが演じていると思いますよね。
フェリシティ・ハフマンの役は超難しかったと思いますけど,凄い女優さんですよね。
仰るとおり破天荒なストーリーも,最後には温かく優しい後味で,私も満足できる一品でした。

kimionさん 
そうですね。この二人のこれからの関係は
他の親子にはない 諍いや葛藤も展開されるとは思うけど
他の親子にはない,素敵なドラマもまた待っているような気がします。

きららさん
そうそう,あのラストが,過剰な演出でなくて,さりげなくてとてもよかった。
ブリーも美しく見えました。
私はフェリシティ・ハフマンさんはこの映画で初めてお目にかかりましたが
どうやったらあんなに変身できるのって,すごい感心しました。

>トビーも可愛かったね♪
めちゃめちゃ可愛かったです。ナイーブでちょい悪そうな感じをよく出していましたが
もの凄い美形ですよね。


ななさん、こんにちは~。
この映画、かなり良かった映画でした。
一カ所だけが、ちょっと辛すぎて・・(息子が父だと知らずに誘うところ・・)
そこがなかったら、5つ★だったかな~。

彼女の演技力には、本当にブラボー!!と拍手をおくりたい映画でした。

こんにちは!
TB&コメント、ありがとうございました♪
この映画は、親と子の心の変化を
とても丁寧に描いた作品だったと思います。

事実を知られたなら、
息子のトビーが傷つくと思っていた親のブリーが、
実は一番傷ついていたりして…。

面白おかしく表現されている中にも、
とても刹那さが残り、
最後には温かさが感じられる素晴らしい映画でした。

お互いを一番良く知るには旅が良い、なんて
時々聞きますが、この場合も”旅”が最初にあって
良かったのかな~・・などと思いました。

それにしてもトビーの衝撃は大きかったでしょうね~・・・
すんなり受け入れられるほうが珍しいというか
できないのが普通ですもんね。
でも、ななさんが書いてらっしゃるように
あのラストから2人はまた始まるんですよね♪
良い感じのラストだったし、お気に入りの作品のひとつです♪

ななさま、こんにちは。いつもコメント&TBをいただき、感謝です。
感想を拝読して、改めて本当にいい映画だったな・・としみじみしてしまいました。
私もDVD鑑賞だったのですが、これは劇場で観たかったな・・と思います。
親と子の、互いへの思慕に泣かされますね。
フェリシティ・ハフマンは本当に難役だったと思いますが、見事な演技でした。
綺麗な女優さんが、元男性である女性を演じる、しかもリアル排尿シーンもあったし・・。
内面の葛藤は相当のものだったと思います。だからこそブリーに成りきれたのかもしれませんね。
ではでは。。

latifaさん 
確かに、あのトビーがブリーに迫るシーンは、
やりすぎというか、不自然でしたね。
ああいう展開でなくても、
ブリーが告白できるようにお話をもっていってほしかったかなあ。
私も、あのシーンはあまり見たくないなあ。
でも、それ以外はとってもハナマルな作品でしたね!

テクテクさん
そうですよね、真実を告げたときの息子の反応を見て、彼女(彼?)はかなり傷ついていましたね。トランスジェンダーとしての自分は息子にとって受け入れがたいものなのかと。それでも当初の予定どおり、手術を受け、念願の女性になっても、トビーに拒絶されたことへの痛みは、あの慟哭という形で現われたのでしょう。
だからトビーが訪ねてきたときの喜びは大きかったと思います。本当に素敵なラストでした。

メルさん
一週間も寝食を共にして旅をすれば,互いのことは
ほんと,よくわかりますよね。
大好きになるか,大嫌いになるか・・・。
ブリーの心の旅もけっこうキツイものがあるけど
トビーのそれは,多感な時期だけに,かなり大変ですよね。
けっこうサラッと描いてるけどね。
この親子はそれぞれが波瀾万丈な人生を送ってきたし
これからの親子関係も、ふつうとはひと味もふた味も違うものになるだろうから
なんか,続編が見たくなりました。

真紅さま こんにちは
劇場でみたら,また感激もひとしおだったでしょうね。
親子の情の不思議さやすばらしさについて
こんなに一風変わったかたちでいろいろと
考えさせられた物語はとても新鮮でしたよ。
インタビューで,ハフマンさんが,「これはみんながやりたい役よ!」とおっしゃっていたけど
「ホントか?」と思ってしまいました。
だって美人さんがそうじゃない役をするわけだし。
でも,この役に果敢に臨んで見事やり通した彼女は
本当にあっぱれでした。

 またまたお邪魔しま~す、 
 「性的越境者」いいですね、病気じゃないみたいし、
 ご質問の件ですが・・・、BBMと「トランスアメリカ」の公開時のレビューを見てそう思ったんですが、BBMの方が、理解できないとかで、「トランス」は理解できるみたいな、僕なりに何故かな?と、答えはやはり、可視化かな?と、特にストレート男性は(一部の)男が男を好きになる気持ちがわからないみたいで、それが、女装でもしていれば、あ~この人は、男が好きなんだ~って理解できるみたいで、人間て基本的に自分に置き換えて考えますから、わからなくはないですが・・・、あとはななさんの言われたようにゲイは後天的と思ってる方も多いですよね、世間でよく「男に生まれたのに、わざわざ男を好きにならなくても・・・」との言葉聞きますが、理解されてないな!と感じます、僕は小学校6年の時に一年後輩の男の子にラブレター書いたら(今思うと大胆!)担任の男性教諭に「男が男を好きになるなんておかしい」と叱られてそれ以来トラウマっていうか、人前では自分の本心は閉ざしました。
というわけで、僕は先天的です、ゲイの人でたまに後天的という人がいますが、それってどこまで真実だか、って思います、10代の頃はまだ性の対象がはっきりわからない時ですからね、何かゲイ版キンゼイリポートみたいなのしたくなりますね(笑)
 長々失礼しました。

イニスJrさん またまたコメントをありがとうございます。
「性的越境者」ではなくて「性別越境者」だったかも知れません…。その方が意味もよく伝わるし。
そうですね、トランスジェンダーを精神疾患と呼ぶのは、心の方を治さなければいけないように聞こえて、何か間違っているような気がします。疾患ではなく個性だと思うので、心はそのままで、本人が望むならブリーのように体の方を変える、と捉えた方がいいのではと思いました。
ゲイのかたは、容姿も心も男性のままで、男性を好きになるのですね。ジャックもイニスもそうでしたね。たしかに万人に理解されないのも無理はないと思います。
イニスJrさんは小学校の時にそんな体験をされたのですか。子供にとって先生の一言の影響は大きいですから、その先生も、そういう問題で自分の価値観を押しつけちゃいけませんね。
ノンケの私が言うのも生意気なのですが、私も、ゲイのかたはきっと生まれる前からそうなのだと思います。たた気付くのが遅くて、自分で後天的と判断をされているのでは?
ゲイについてのまじめなキンゼイレポート、是非やってほしいですね。

こういうデリケートな題材は単に一言で感想は表せませんです;
ブロークバックマウンテンの時もそうでしたが、私には一種の偏見があったのは事実だし、この作品に対してもまっさらな気持ちでは見ることが出来ない部分も少なからずあったのでした;
でも、人を好きになる気持ちって色んな形があるんですよねー。女性だってステキな女性には憧れますし。それに自分らしく生きたいと誰もが思うはず。
ブリーが手術前に見せたあの涙。どうお考えになります?

あ、手術後の間違いでした;

ななさんこんばんは♪

初め、フェリシティハフマンのこの顔にはぎょっとしたけど(笑)
さすが主演女優ノミネートも納得の演技でなりきってましたよね、
お母さん役のおばあちゃんが『アザーズ』の家政婦だったり、脇も良かったですよね。

シャーロットさん,こんばんわ~
TBもありがとうございました。
そうそう,セクシャリティは非常にデリケートな問題です。
とくに自分と異なる立場の方の気持を,判ったつもりで判断すると、相手を傷つけてしまうから・・・。
私は昔から,同性愛を描いた映画や文学に関心がありましたが(私は異性愛者です)
それは,「聖書にあるとおりこれは罪なのか?」という疑問がずっとあったからだと思います。この点だけが納得がいかなくて。
(今では罪ではないという結論に至りました)

>人を好きになる気持ちって色んな形があるんですよねー
ですね。それを他人はとやかく言えないですよね。犯罪で無い限り。
>自分らしく生きたいと誰もが思うはず。
セクシャリティが,生まれつき決まってるとしたら,それを否定されたり,偽って生きるのは,どんなにか辛いことだと思います。

ブリーの涙・・・。号泣でしたね。私は,彼が念願の女性としての人生を手に入れるのと引き替えに,息子を喪ってしまったと悲観したのではないかと思いました。
その後の女性として生きる彼女の表情を見ていると,手術を後悔してないと思いますが,トビーのことを親としてとても愛してしまっていたから,彼から父と認めてもらえない道を選択したことに対する哀しみは強かったと思います。

migさん いらっしゃいませ~
私はハフマンさんは,ブリーとして初めてお目にかかったので,
実際の美しいお顔を後で拝見して,その時の方が
ぎょっとしました(笑)
アカデミー,ノミネートだけでなく
受賞してもよかったと思います。
そうそう,ブリーのママ役の方,アザーズの家政婦さんでした。
どの作品でも印象的な演技をする彼女ですが
今作では,トビーが孫とわかったとたん,豹変する様子が
可笑しくもあり,哀しくもあり・・・。

こんにちは~
最初フェリシティの、女性が男性を演じ、なおかつ女装・・・(ややこしい)ということが、あまりにもクローズアップされてて
本当に面白いの?いい映画なの?という思いで鑑賞・・・
たくさん泣きました~
始まってすぐから、心にズシリと響いて~
私のお気に入り作品になりました。

ケヴィン・セガーズは、本当に美しい子でした。
不器用に愛を求める仕草に、涙しました。。。

マリーさん TBありがとうございます。
キワモノ系の内容かと思いきや
「自分らしく生きるとは」とか
「親になるということは」とかがテーマの
心温まるヒューマンドラマでしたね~
ブリーは,可愛くて,とても強い人間だと思いました。
その点では,プルートのキトゥンに似てましたね。
彼女(彼か?)を心から応援したくなりました。
ケヴィン君は,ほんとに美しかったですね。
衝撃と葛藤を乗り越えて,ブリーとの親子関係を
受け入れようとする彼の姿に
私も目頭が熱くなりましたよ。

こんばんは~

私は以前からフェリシティ・ハフマンが大好きで、この映画観た時は、何故にオスカー取れなかったと疑問が膨らみました!!
体も張ってたし、重くなりがちなテーマを実に上手くこなしていたと思います。
息子役もリヴァーの再来と言われる美形で、演技も上手かったですね!

「デス妻」の彼女は4人の子供プラス1で生活感タップリの別人(*^^)

旦那さんのウィリアム・H・メイシーとはラブラブ~そんな私生活も好感大です(^^)/

オリーブリーさん おはようございます。
TBもありがとう!
ホントねー,オスカーがなぜ取れなかったんでしょ?
トランスジェンダーってのが敬遠されたのかな?
デス妻は未見なので観てみたいですね。
旦那さんのメイシーさん,彼も個性派の名優ですよね。
旦那様が「そんな役やめとけ」と言わずに
製作総指揮になって応援してくれるなんて
いいご夫婦ですね。お似合いだわ。

ななさん、こんにちは!
先日レンタルで鑑賞しました。
いや~~好きです、この映画。
何とも切なくて可笑しくて優しくて・・・ホンワカした気持になりました。
フェリシティ・ハフマンは凄い女優さんですね~
ホントどう見ても『女性になりたがっている男性』にしか見えないもの!!
で・・・息子役のケヴィン君ですが・・・好みですぅ~
もう彼にドキドキしちゃって、感想も彼に比重を置いちゃいましたよ(汗)昔のレオ君に雰囲気を感じたわ~
これからドンドン活躍して欲しいなぁ^

由香さん,こんばんは!
これ,ほんとに素敵な作品でしょ!
で,何と言っても見どころは,フェリシティの名演技と
ケヴィン君の美しさですね~。
彼は,確かに,髪型,雰囲気すべてがレオの若かりし頃に
似てますね。レオ君を,もっとワイルドにした感じかな?
次回作,あまり聞かないけど,あの美貌となかなかの演技力だから
きっとまたイイ作品に恵まれると思いますよ。
私もひそかに彼を,自分のお気に入り箱(ジェイク,ギャスパー,レオが既に入ってる)に入れようかと思案しております。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トランスアメリカ:

» 「トランスアメリカ」 [ひらりん的映画ブログ]
ひらりん、ゲイものも、レズものも苦手なんだけど・・・ これは、性同一性障害の話。 [続きを読む]

» mini review 07077「トランスアメリカ」★★★★★★☆☆☆☆ [サーカスな日々]
解説: 女性の心を持ちながら、体は男性として生まれた主人公の葛藤をモチーフにしたハートフルな人間ドラマ。愛を忘れてしまった親と愛を知らない息子の複雑な関係を、新鋭監督のダンカ・タッカーが、彼らのアメリカ大陸横断の旅を通してたおやかに描き出す。人気TVドラマ「デスパレートな妻たち」の“女優”フェリシティ・ハフマンが、女性になる手術を待つ“中年男”にふんし、夢と親心の間で揺れる“ヒロイン”を好演している。 [ もっと詳しく ] (シネマトゥデイ) 原題 TRANSAMERICA 製作 ... [続きを読む]

» 映画〜トランスアメリカ [きららのきらきら生活]
「トランスアメリカ」公式サイトロードムービーってなんだかちょっと苦手イメージあるので、この映画もどうしようかなぁ。。。って思っていたのです。ところがところが、もう笑いあり、涙ありでとても良い映画でしたLAでつつましく暮らすブリー(フェリシティ・ハフマン)。男性であることに違和感を持ち、肉体的にも女性になるための最後の手術を控えた彼女の前に、ある日突然トビー(ケヴィン・ゼガーズ)とういう名の少年が現れる。トビーは、17年前ブリーが"スタンリー"という男性だったころに出来た実の... [続きを読む]

» 秀作ロードムービー。『トランスアメリカ』 [水曜日のシネマ日記]
男性である事に違和感を持ち、女性として生きようとするひとりの男と、 ある日、突然、存在を知らされた彼の息子の物語です。 [続きを読む]

» 「トランスアメリカ」面白かったです [ポコアポコヤ 映画倉庫]
テンポも良く、ずっと面白く見れたし、主役の2人が、とても良かった。 [続きを読む]

» 「トランスアメリカ」 [心の栄養♪映画と英語のジョーク]
トランスアメリカ松竹このアイテムの詳細を見る 若い頃から男性であることに違和感を抱き、いまは女性として独りLAで慎ましい 生活を送るブリー(フェリシティ・ハフマン)。ようやく肉体的にも女性になるための最後の 手術に許可が下りた矢先、彼女のもとにニューヨークの拘置所から1本の電話が掛かってくる。 トビー(ケヴィン・ゼガーズ)という17歳の少年が実の父親“スタンリー”を探しているというのだ。 トビーは、ブリーがまだスタンリーという男性だった時代に、ただ一度女性と 関係を持ったときに出来た子どもだったのだ... [続きを読む]

» 本当の自分に会うために〜『トランスアメリカ』 [真紅のthinkingdays]
 LAに暮らすブリー(フェリシティ・ハフマン)は男である自分の身体に違和感を持ち、 心も身体も女性として生きるために、性転換手術を決意している。週末に手術を控 えた彼女のもとに、「あなたの息子さんを引き取りに来... [続きを読む]

» トランスアメリカ [シャーロットの涙]
LAで男性である事に違和感を持ち、今は女性として生きるブリー。肉体的にも女性になる為最後の手術を前にその費用を捻出する為につつましく生活している。 そんな彼女にNYの拘置所から電話が入る。 トビーという父親を探している少年。彼こそ、ブリーがただ一度男性として女性と関係をもった時にできた息子だった。 そういう過去に目をつぶるブリーであったが、セラピストの説得で過去の清算をする為に息子を保釈させる… まず、ゲイとトランスセクシュアルとの違い。 ゲイは自分を男性とした上で男性を愛するが、後者は性... [続きを読む]

» トランスアメリカ/TRANSAMERICA [我想一個人映画美的女人blog]
フェリシティ・ハフマンの圧倒的な演技力{/ee_1/} 今年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされて、リースウィザースプーンに持ってかれたけど、 ゴールデングローブ賞は受賞☆ 賞に値する素晴らしい名演 {/hakushu/} 海外ドラマ、「デスパレートな妻たち」は未見だけどフェリシティハフマンってスゴイ! そもそもこの役柄、性同一性障害という問題を心に抱えた "女性になるための手術を受けようとしている男性"{/atten/} {/arrow_r/}{/arrow_r/} 元。フェリシティハ... [続きを読む]

» 『トランスアメリカ』&『プルートで朝食を』 [purebreath★マリーの映画館]
愛を忘れたブリー ・・・LAで独り生きるトランスセクシュアル愛を知らないトビー ・・・NYでその日暮らしのストリート・ボーイNYからLAへ 世にもフクザツな親子が愛を見つけた旅物語『トランスアメリカ』2006年 アメリカ監督・脚本・・・ダンカン・タッカー...... [続きを読む]

» トランスアメリカ [心のままに映画の風景]
男性であることに違和感を持つブリー(フェリシティ・ハフマン)は、 肉体的にも女性になるため最後の手術を控えていた。 ある日、そんな“彼女”にNYの警察からトビー(ケヴィン・ゼガーズ)という少年の父親スタンリ... [続きを読む]

« 親切なクムジャさん | トップページ | 太陽と月に背いて »

フォト

BBM関連写真集

  • 自分の中の感情に・・・
    ブロークバックマウンテンの名シーンの数々です。
無料ブログはココログ