パリ・ジュテーム
これは,18人の旬の監督たちの手によるパリを舞台にした恋愛短篇集のような映画だ。一話が5分という短さだし,一番最初の物語が私的には?だったのでギャスパーの出るマレ区だけ観ようかと一瞬思ったが,(おいおい)?な物語も,5分後には終了して 別の物語が始まっているので,ついおしまいまで 途切れることなく観てしまった。そしてエンドロールの歌を聴いていると,何故か じんわりとした涙が浮かんできた。
パリという場所を限定して紡がれる どれもささやかな愛の物語。愛には まこといろいろな形があり,その始まりも終わりも千差万別なんだなあと,あらためて思う。
恋人との愛 親子の愛 夫婦の愛。
運命的な愛 行きずりの愛 叶わぬ愛 癒しの愛。
性別を超えた愛 終焉を迎える愛、
共鳴する愛 そして色褪せない愛。. ギャスパー・ウリエルが登場するのは マレ地区の物語。今回の彼は、顧客を印刷屋に案内してくる芸術家っぽい青年だ。彼は印刷屋の若者をひと目見てなぜか心ひかれ、彼に話し掛ける。
前にどこかで君と逢ったことがあるよね?
自分の片割れの存在を信じるかい?
君ともっと知り合いたい。連絡をくれないか。
そして相手の青年に自分の電話番号のメモを渡す。相手の青年は実はフランス語がわからなくて,ギャスパーの言ったことが理解できてなかったのだけど…。ソウルメイトや 前世での関係の存在を暗示するようなお話だ。 でも、いくらなんでも初対面でそんなインスピレーションを相手に感じることが実際にあるのだろうか?信じがたいお話だが、愛の持つ不可解さや、底知れない神秘性を考えれば、ありえないことではないかもと思えてくる。
言葉のメッセージが伝わらなくても、衝動に突き動かされてギャスパーを追い掛けてパリの街並を疾走する青年。その後の彼らの物語は、どう展開してゆくのだろう。ギャスパーは、しなやかな体に白いタンクトップと黒いレザージャケットを無造作に纏い、うっすらと不精髭なんか生やして、またまた,これまで観たどの作品とも異なるセクシーさを漂わせていた。
爽やかなお話、ほろ苦いお話。切ないお話、あったかいお話。いぶし銀のような粋さを感じさせるお話、やや滑稽なお話と,どれも味わいが異なるから,18話の中には,誰もがお気に入りの物語を見つけるはず。
出演する俳優さんは、どの物語も名優ばかりが目白押し。確かに5分という凝縮された時間の中で,伝えたいことをきっちり伝えるためには、名優さんたちの 演技力やオーラは不可欠かもしれない。そしてどの俳優さんも,とても美しく輝いていた。
それぞれ形は違っても、人は生きているかぎり、いくつになっても、どんな状況でも愛を求めるものなのかもしれない。そう思うと、人生そのものをいとおしく感じることができて、
観おわったあとのしみじみとした感動が呼び起こされたのかな。
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「Paris Je t'aime」1作につき5分位の、18個の短編集。世界各国の有名監督、俳優、女優さんが一杯で、凄い豪華。内容は、まあ普通に面白く見ました。風景的には、色々な顔のパリが詰まっていて、行ったことがある場... [続きを読む]
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18人の監督が、パリの20区の中から、各が一つづつ選び、それぞれパリへの思いを綴る短編オムニバス。一人の持ち時間は5分。これだけたくさんあると、とても好きなものも、あまり正直頭に残らないものも、ありました。なので、私の場合は、気に入った物語だけピックアップ。....... [続きを読む]
» 映画 【パリ、ジュテーム】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「パリ、ジュテーム」
パリの各地区を舞台にした人間ドラマの数々を、1話約5分間全18話の構成で見せる短編集。
こんな企画ができるなんてさすがは花の都パリ! でも、観光案内のように街の魅力を描くというよりも、そこに普通に生きる人々のそれぞれの“愛”を描いている短編集だった。老若男女、人種も階級もバラバラな人たちの物語。18編の内にはきっとお気に入りがあるはずで、それを鑑賞後に語り合うのが楽しそうな作品。
18編もあると印象に残ったものと残らなかったものができてしまうのは仕方が無いことで... [続きを読む]
» 「パリ・ジュテーム」 [心の栄養♪映画と英語のジョーク]
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パリの街そのものをテーマに、パリの様々な場所で撮り上げられた1編およそ5分、
全18編からなるオムニバス・ムービー。
というわけで、一つ一つあらすじを書いてる場合じゃないというか(^^ゞ
あらすじ=作品そのものだったりするので
あらすじは省略(^^ゞ ↓を参考にしていただければ・・と思います。
オフィシャルサイト
allcinema
goo映画
でも、一応題名だけは載せておきますね^^
... [続きを読む]
» 【映画】パリ、ジュテーム [★紅茶屋ロンド★]
<パリ、ジュテーム を観ました>
原題:Paris, je t'aime
製作:2006年フランス
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以前、「ニューヨーク、アイラブユー」を観た時に、ツイッターやブログでお勧めしてもらったこの作品。
やっと観ることができました~★
「ニューヨーク、アイラブユー」の方は、対人関係の愛、LOVEがメインでしたが、こちらは…
パリの街角が舞台の、愛の物語を描いた18本のオムニバスです。
「ニューヨーク~」と同様な男女恋愛なのかと思ったら、ちょっと違いましたね!こ... [続きを読む]
ななさん、こんにちは!
ななさんは、ギャスパー君の出てたエピソードが一番だったみたいですね♪
私は、14区のオバチャン話しかなぁ~(爆)
でも、それじゃ、ちょっと哀しいから、ナタリーポートマンのにしておこうかな^^
出会った瞬間~どうのこうの~っていうのは、私はちょっと信じてる人デス☆
今まで、経験した数少な~い恋愛体験の殆どが、第一印象でピンと来るものがあったので・・
投稿: latifa | 2007年10月25日 (木) 21時25分
latifaさん こんばんはー
TBありがとう~ ナタリーのお話もとっても素敵でした。
運命の出逢い,って素晴らしいと思います。(遠い目)
>今まで、経験した数少な~い恋愛体験の殆どが、第一印象でピンと来るものがあったので
うわー,latifaさんはそうなんですか,羨ましいなあ。私はそう思った相手はみんな後では泥沼やドツボにはまりました。(涙)
・・・単に私の勘違いで,きっと運命の相手になぞ巡り会ってなかったのでせう。
だからこそ余計に,映画や小説の中で「運命の相手」や「半身」などにあこがれますね。
どの監督も,5分間で言いたいことをちゃんと伝えていたので,見事でした。
投稿: なな | 2007年10月25日 (木) 22時21分
ななさん、こんばんは~。
ギャスパーのときだけ現れるクリスです。
「マレ地区」のギャスパー、ほかの作品とは違った美しさでしたよね! わたしはこれでノックアウトされました。
特典映像によると、ガス・ヴァン・サントから事前に、せりふは自由に変えていいと言われていて、アドリブがけっこう入っているようですね。こちらの映像のギャスパーも、こわいほどすてきでした(笑)
ほかには、やはりトム・ティクヴァ監督×ナタリーの作品の凝った構成や、重いテーマを爽やかでキュートに扱った「セーヌ河岸」、そしてやはり、最後の14区、パリの異邦人の話が印象に残っています。あ、あと、ファニー・アルダンのビンタと、熟年ニック・ノルティのかわいらしさと、ジーナ・ローランズの貫禄と……うわー、きりがありません。
投稿: クリス・D | 2007年10月26日 (金) 03時39分
しまった、書き漏れ。もちろん、いちばん笑ったのは、コーエン兄弟×ブシェミです。
投稿: クリス・D | 2007年10月26日 (金) 03時41分
クリス・Dさん いらっしゃいませー
やっとこれを観れましたが
ギャスパー贔屓でなくても,全体的にもとても素敵な宝石箱みたいな映画でした。
もちろんギャスパー君はダントツに素敵でしたが。あのボサボサヘアがセクシー。
彼は,どんな髪型でも似合いますね。
「かげろう」の坊主頭といい,「ハンニバル」のオールバックといい・・・。
役によって漂わせる雰囲気を変えることもできるんですね,彼。
あの台詞はアドリブも混じっているんですか?
それであんな素敵な台詞が出てくるなんて
役柄や物語をちゃんと消化してるんですね。
他の物語では,やはりトム・ティクヴァ監督のが巧い!と思いましたし
ファニー・アルダンの物語や「カルチェ・ラタン」もオシャレで人生の深みも感じられて好きでした。
投稿: なな | 2007年10月26日 (金) 07時04分
こんにちは!
ななさん!
ギャスパー君の出番は5分に満たないというのに・・・しっかり妄想モードに入っていますね~(笑)
この映画の彼も素敵でしたね。
前髪が美しい顔にかかっていたので、「もっと顔みせて~~~」と思いながら観ましたよ。
私も最初の話や美容室の話など、???ってなったものもありましたが、結構キューン、ジーン、ドキッ、ボボー(涙)とさせられました。
たった5分のお話ですが、こちらが物語を想像する余地があることも魅力なのかもしれませんね。
投稿: 由香 | 2007年10月26日 (金) 08時59分
>もちろんギャスパー君はダントツに素敵でしたが。あのボサボサヘアがセクシー。
彼は,どんな髪型でも似合いますね。
そうですよね~。今月なかばにフランスから届いた Jacquou Le Croquant のギャスパーがすばらしくて、DVDがすり切れそうな勢いで見ています。
頼まれてもいないのに(笑)写真のURLを書いておきますね。もしよかったら見にいらしてください。
http://img148.imageshack.us/img148/5656/jacquoustillje8.jpg
同じロングヘアでも「マレ地区」の現代っ子のアーチストとはずいぶん違います。こちらも劇場公開してほしいものです。
投稿: クリス・D | 2007年10月26日 (金) 17時43分
由香さん,TBありがとうございました。
そうなんですよ。妄想ワールドにはまりまくりです。
あの,スダレのような前髪の間から覗く美しい瞳がたまりませんね。
>たった5分のお話ですが、こちらが物語を想像する余地があることも魅力なのかもしれませんね。
そうそう,5分という短い時間なので、
物語のほんのワンシーンを切り取っているお話が多いのですが
そのシーンの前後の物語が想像したくなるんですよね。
早回しで見せてくれたり,フラッシュバックをつかったり
台詞を効かせたりして,それぞれの監督さんらしい工夫がされていました。
投稿: なな | 2007年10月26日 (金) 23時09分
クリスさん またまたいらっしゃいませ。
Jacquou Le Croquantのサイトを覗きましたが
すごく私好みの作品みたいです,これ。
ヨーロッパの時代物と復讐劇は大好きなので,きっとギャスパーが出てなくても観たいかも。
この作品のギャスパー,凛々しいですね。
そしてまたまた大鎌みたいなものを持ってますが,あれが武器?
クリスさんはフランスからDVDを取り寄せたのですか?
凄いですね~,もしかしてフランス語も堪能では?
日本でもぜひぜひ公開してほしいです。
投稿: なな | 2007年10月26日 (金) 23時16分
ななさん、こんばんは☆
ななさんは、そんなにギャスパー・ウリエルがお好きでいらっしゃったのですね~。もしかしてそのためにご覧になったのでしょうか^^
いろいろ興味深い話がたくさんあるのですが、今回は『カルチェラタン』の話をさせていただきますね~。
この話、一言で言えば「友好的な熟年離婚」ですが、本当はひと悶着、昔にあったのではないかなあ、って思うんですよね。
別れて別の女と暮らす元・夫・・・
昔はおそらく大恋愛し、そしてそれが次第に泥沼化していき、くされ縁になり・・・
本当は、こんな日が来るとは二人とも昔は思わなかったんではないでしょうか?
まだ好きな気持ちがあって、それなのにこうした結果を選ぶこととなった・・・そんな気がしてならないのです。いろいろな想像が膨らんで悲しくなりました。
投稿: とらねこ | 2007年10月27日 (土) 00時25分
トラ・コメいつもどうもですっ。
オムニバス形式の映画は、各内容を忘れちゃいがちなので、
後で思い出すのが大変ですっ。
でも、この映画はパリの至るところで撮ってるので、
タイトルどおりの内容で、意味深いですね。
ひらりんも、一度は行ってみたい所です。
投稿: ひらりん | 2007年10月27日 (土) 01時07分
ななさん、こんばんは~。
ギャスパー専のクリス、しつこくてすみません。
>Jacquou Le Croquantのサイトを覗きましたが
すごく私好みの作品みたいです,これ。
たぶん、お好みだと思います。
描きかたがまたベタじゃないというか、ポエティックで、絵画を意識したという映像が美しいのです。
>大鎌みたいなものを持ってますが,あれが武器?
タイトルデザインにも使われてますね。うう~む、武器というより農民であることの象徴でしょうか。
>クリスさんはフランスからDVDを取り寄せたのですか?
どうやらフランスでしかリリースされていないようなので、アマゾン・フランスで買いました。ずえったい見たかったもので。
>もしかしてフランス語も堪能では?
ノンノン(笑)、フラ語は初歩の会話ぐらいしかわかりません。このDVDには英語字幕のトラックもあるのです。それなら見る、というかたに買ってもらって、口コミがひろがって、日本で、劇場公開が無理でも、日本語字幕つきDVDの発売にこぎつけてほしいです。
同じ復讐劇でも、ハンニバルはアンチヒーロー、ジャクーはヒーローです。掛け値なしにかっこいい。ひとりでも多くのかたに見てほしいです!!!
投稿: クリス・D | 2007年10月27日 (土) 03時08分
とらねこさん おはようございます。
そうなんです。ギャスパー君のにわかファンだったのですが
いろいろ彼の作品を観てるうちに本格的なファンになりつつあります。
>もしかしてそのためにご覧になったのでしょうか^^
・・・まあ,そうです(汗)でも,事前にいろんな方のレビューを拝見したら
みな一様に高評価だったので,DVDが出るのを楽しみにしてましたよ。
「カルチェラタン」とてもオシャレで人生のほろ苦さも感じられて,
「琥珀色に熟成した上質のウイスキー」のような味わいのお話でしたね。
なぜか森瑤子さんの短編を思い出しました。バーの雰囲気とか,小粋でオトナの台詞とかのせいで。
熟年離婚でも,こんなに相手を思いやることができ
また,お互いに対する愛が(それは家族や同士愛に近いものに変わっていたかもしれないけど)
感じられる別れ方って,素敵だけど
確かに昔はすごく愛し合った夫婦だったんだなあと
彼らのそれまでの人生を切なく想像してしまいました。
たとえ新しい相手と人生をスタートさせても
彼らの間には誰も入り込めない絆は残っているのでしょうね。
どうして別れなければいけないようになったのか
・・・そんな点も気になったりして。
オーナー役のドパルデューが「店のおごりです」という台詞もとても好き。
投稿: なな | 2007年10月27日 (土) 08時14分
ひらりんさん いらっしゃいませ
パリの所番地がタイトルになっているのが
なかなか洒落ていましたね。
タイトルが変わるたびに
「どんな物語だろう?」と展開を楽しみにできました。
パリに土地勘のある方がご覧になったら
またたまらない魅力があったでしょうね。
>ひらりんも、一度は行ってみたい所です。
私も~~~行ってみたいです。この映画に出てきた場所を
全部まわってみたいです。
投稿: なな | 2007年10月27日 (土) 09時29分
クリスさん またまたまたいらっしゃいませ(歓迎)
ほほ~アマゾン・フランスですか。英語字幕なら何とかいけそうですね,私でも。
映像,特に色調がとても綺麗で,たしかに絵画的でした。
大鎌は農民の象徴ですか。なるほど。百姓一揆みたいなもん?
ギャスパーはどんどん名優のオーラを放つようになりましたね。若いのに・・・。
これだけ国内でも注目度が上がってきたから
きっと日本語字幕つきのDVDがリリースされると信じたいです。
投稿: なな | 2007年10月27日 (土) 09時36分
こんにちは♪
さすがはななさん、キャスパー君出演のマレ地区の話は特にお気にいられたようですね~。
若かりしハンニバルのイメージが強すぎて、最初は誰か分からないほどでした。
この作品の中のかれはすごくフェロモンがあったと思います~。
私のお気に入りはたくさんあるんだけど、ナタリーのは役者さんの魅力もあって印象に強く残りました。
あとはオバちゃんのやつ(笑)
なんか気持ち分かるのよね~。
(同年代だから?汗)
投稿: ミチ | 2007年10月28日 (日) 15時59分
ミチさん TBありがとう。
うふ,このお話のギャスパーはハンニバルとは全く別人でしょ?ハンニバルがセクシーとは思わなかったけど,こちらのギャスパーはとてもセクシーでした。
ナタリーは,子役から理想的に開花した女優さんですね。これからも活躍が楽しみ。
14区のおばちゃんは,なぜかファンの方多いですね。やはりパリの異邦人の心細さや,人生の折り返し地点を過ぎた年齢の(私もで~す)女性の等身大の気持ちが共感を呼ぶのかな。
どっかで見た女優さんだと思ってたら,あのおばちゃんは,ミリオンダラーベイビーで,ヒラリー・スワンクの,薄情で小憎たらしいお母ちゃん役の方でした。同じ人と思えないくらい,このお話の彼女は善良で可愛らしかったです。
投稿: なな | 2007年10月28日 (日) 20時38分
ほんと、内容はさまざまでしたが、きっと
見てる人それぞれにお気に入りが見つかるのでは・・・という映画でしたね~♪
私はギャスパー君が見れたので^^マレ地区も
良かったし、ブシェミ様が見れたのでチュイルリーも嬉しかったんですが、一番良かったのはカルチェラタンかな~・・と見終わった直後は思いました^^
でも、今思い出してみると、また違ったのが
良かったかな、と思ったりして(^^;;)
見る時々で好みも変わりそうですよね^^
TBさせていただきましたm(_ _)m
投稿: メル | 2007年11月 4日 (日) 11時47分
メルさん,TBありがとうございます。
18話のうち,監督の手腕や脚本,俳優の魅力で,
誰もが印象に残るお話というのもあるとは思いますが
(エッフェル塔なんかはそうかも。みなさん印象に残ったと言っておられますね)
あとは,自分の経験や恋愛観,人生観を投影して好きな物語を選ぶので
やはりその時々で印象に残る作品も変わるでしょうね。
私は今の地点では,愛の始まりを描いたマレ区と,愛の終わりを描いたカルチェラタンがお気に入りです。
投稿: なな | 2007年11月 4日 (日) 21時13分