親切なクムジャさん
パク・チャヌク監督の復讐三部作のラストを飾る作品。今作で復讐するのは,「チャングム・・・」で,日本でもすっかりおなじみの清純派女優イ・ヨンエ。そして今回も復讐されるのは,「オールドボーイ」でもあんな酷い目にあったチェ・ミンシク。
今回 彼が演じるペク先生は、血も涙もない極悪非道な連続幼児誘拐殺人犯人で、復讐されても当然だけど。自分の娘を人質に取られたクムジャさんは、彼の殺人の罪を被り、殺人犯として13年の刑に服する。
受刑中の彼女は、まるで聖女のように清らかで心やさしく、皆から親切なクムジャさんと呼ばれる。しかし、彼女のこの殊勝な行いの数々は、すべて後の復讐のための準備だったのだ。
刑務所の塀の外に一歩出た瞬間から、彼女の天使のような表情はがらりと一変する。やさしい微笑みを封印し、目蓋を赤いアイシャドーで染め、自分を恩人と仰ぐ元女囚たちの力を借りて、彼女はペク先生への壮絶な復讐劇を開始するのである。
この物語中、最も異彩を放ち、かつ観客の心に強烈な印象を焼き付けたのは、クムジャさんがお膳立てした 被害者の遺族たちによるペク先生への私的な処刑シーンだろう。
複数の遺族たちが犯人に制裁を加える点では、アガサ・クリスティのオリエント急行を思い出すが、この作品は舞台が荒れ果てた廃校だったり、クムジャさんから,わが子の殺害シーンのビデオを見せられた遺族たちが、私的な処刑を実行するかどうか,審議したりするシーンがあったりして、オリエント急行とは比べものにならないくらい、おどろおどろしい緊迫感があふれていた。 遺族たちが、血飛沫よけのレインコートを羽織って、廃校の暗い廊下に一列に座って順番を待っている光景の異様さは、この物語の中でも一番忘れられない。もし自分が、愛児を無残に殺された遺族たちの一人としてあの場にいて、クムジャさんから決断を迫られたら、どうするだろうと思わずにはいられなかった。
心臓が悪いにもかかわらず、気弱な夫に替わって気丈に決行を果たしたウォンモの母。おそらく本来は温厚な人柄に違いない彼女の口から、「一気に殺すのは生ぬるい」という過激な台詞が出たのを聞いたとき、ああやはり,わが子を殺された母の言葉だなあと思った。凶器として、斧を用意してきた遺族もいた。
一番圧巻だったのは、最後に手を下したウンジュの祖母。孫の死によって嫁は自殺、息子も死んで一人残された彼女は、泣き叫ぶ孫が殺されるビデオを観た時は失神しかけた。しかし いざ自分が手を下す番が来たとき彼女は,遺族の中でも最も冷静に 落ち着き払って,眉ひとつ動かさずに孫の形見の工作バサミを,ペク先生の首筋に深々と突き立てる。力を込めないと抜けないほど,深く差し込まれたハサミからしたたるペクの血に,ウンジュの祖母のペクへの怨念の深さを見たような気がした。
クムジャさんの親切は、どれも実は人の心を利用して自分の目的を達成するためのものだったと思う。刑務所内での天使のような親切は、恩を売って復讐の手助けをさせるため。遺族たちのために,ペク先生の私的制裁の膳立てをしたのは、ペクの極悪非道な罪に見合った贖罪をさせるためでもあったが、実はクムジャさん自身の贖罪のためでもあったと思う。
自分が身代わりになったために 真犯人のペクは野放しになりその後も次々と 犯行を重ねていったことを知ったとき、クムジャさんは,殺された4人の子供たちの遺族に対し重い責任を感じ,彼らの復讐をお膳立てすることで,自らの罪が償えると思ったのではないか。
最初観た時は,クムジャさんが,自分の復讐に他の遺族たちを巻き込んだだけのようにも見えたけれど,見返してみるとやはりあれは,クムジャさんなりの,遺族への贖罪だったのだと思えてきた。
はたして彼女の心は
罪の重荷から解放されたのか?
ペク先生の遺骸を葬った後で彼女の見せた般若のような泣き笑い。罪を償えると思ったけれど,やはりそれは叶わぬ夢に過ぎないと悟ったかのような 痛ましくも怖ろしい表情だった。
ラストシーンで,せめて無垢な娘には「雪のように清らかに生きて」と純白のケーキを差し出すクムジャさん。そのケーキの中に顔をうずめて,彼女は罪赦された母に戻ることができたのか。それとも,また新たな罪を背負ってしまったのか。
この物語のテーマは「復讐」ではなくて,「贖罪」だと私には思えたので,確かに怖ろしく残酷な物語ではあるけれど,見終わった後は,哀しみと同時に,なにかやさしく心に沁みてくるものも感じた。
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複雑なクムジャさんを呑み込んだ!
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きゃー、ななさん
うれスィ~です。クムジャさんのレビュー。
私、ワーキングマザースタイルにレビューを書いた時に、つい「娘に会えてよかった!」って書いてしまい、らむねさん(ワーキングマザースタイルの責任者)に「ネタバレになるのでそこは消してね」と言われたんです。この映画を観る前は、離れ離れになった娘と再会できるか?が山場かと思ったのですが、映画を観ると「娘と再会する事」は、それほど大きな問題ではないような気がして、うっかり「娘と会えた」と書いてしまったのでした。だってそのあとにもっともっと大きな山場がいくつもあるんですもの~っっっ!
個人的に、あの廃校の一夜は「黒ヒゲ危機一髪の一夜」だと思ってます。あんなに恐ろしいイベントなのになぜか笑えてしまう。で、終わったあとにビニールシートを持ち上げてバケツに血を集めていたでしょう?
そのあと、お店で、クムジャさんがみんなにケーキを振舞うシーンで、ケーキのソースなどにあの血が入っているのでは?と勝手に想像しドキドキしました~っっっ!
>最初観た時は,クムジャさんが,自分の復讐に他の遺族たちを
>巻き込んだだけのようにも見えたけれど,見返してみるとやはりあれは,
>クムジャさんなりの,遺族への贖罪だったのだと思えてきた
すごいすごい!そうかも~!
実は、私この映画、試写会で一回観ただけなんですよ。でも、映像がかなり衝撃的で、今でもものすごくはっきり思い出せるほど印象に残っているんです。
公開されたら、映画館でまた観よう!って思ってたんだけど、なかなか時間がとれなくて。今度、また観てみようと思います。クムジャさんの、もっと深い思いがわかるかも。
ななさん、ありがとうございました!
ワーキングマザースタイルからTBしてみますね!なんかうまく行かないんだよなあ~・・・^^;
投稿: こむぎ | 2007年10月19日 (金) 23時17分
こむぎさん,いらっしゃいませ~
TB来てましたよ,ありがとうございました。
この物語は,ホントに不思議な魅力がありますね。
残酷で,哀しくて,切なくて,そして美しいんです。(美しいのは主に色調や音楽ですが)
あの遺族のシーンは,あれで彼らの気が済んでそして子供たちの魂が浮かばれるなら,よかったんじゃないかと思えました。
私が遺族なら,あれを実行することで,きっと子供が殺されてから初めて,心が少しでも癒されただろうなと思いました。
犯罪に荷担した側のクムジャさんの心境は,ペクを処刑した後も,いろいろ複雑だったと思います。
私もこの間観て初めて,これは贖罪がテーマではないかと思ったのですが,そう思うと,なぜかとても優しい物語に見えてきたから不思議です。
投稿: なな | 2007年10月19日 (金) 23時31分
TBありがとう。
いいレヴューですね。
単純な復讐劇とは異なりますね。
彼女は自分の愚かさにも、断を下したのでしょう。
投稿: kimion20002000 | 2007年10月20日 (土) 00時47分
いつもどうもです。
このシリーズ・・・
タイトルと内容のギャップが凄くて、ビックリしちゃいますね。
結局3本とも観ちゃったひらりんですが。。。
まだまだ見損なってる韓国映画があるので、
レビュー書きましたら、見に来てくださいね。
投稿: ひらりん | 2007年10月20日 (土) 01時36分
ななさん、こんにちは!
この映画、私は好きですね~^^
元々復讐モノが好きなのもあるし、パク・チャヌク監督の映画は、グロキモながら、センスが良いというか、斬新な印象があって、ファンなんです。
>複数の遺族たちが犯人に制裁を加える点では、
アガサ・クリスティのオリエント急行を
おお~~!そういう映画が、あったんですね。知らなかったです。ななさん、色々な映画ご覧になられいていて凄いな~!
投稿: latifa | 2007年10月20日 (土) 07時42分
kimionさん おはようございます。
ほんとうに単なる復讐劇とはちがって,ある意味
オールドボーイよりいろいろ考えさせられました。
クムジャさんの愚かさ・・・そうですね。
復讐を決意してからは,あんなに毅然として思慮深かった彼女が,どうしてペクのような奴と一緒にいたのか,若気の至りですかね。
投稿: なな | 2007年10月20日 (土) 08時24分
ひらりんさん コメントありがとうございます。
そうですね。この三部作はどれも
タイトルの奇抜さも観客の「観たい意欲」をそそりましたね。
こちらこそ,これからも韓国映画に限らずよろしくお願いいたします。
投稿: なな | 2007年10月20日 (土) 09時08分
latifaさん おはようございます。
復讐ものがお好きだそうで,私も同じです(笑)
現実の生活では身の回りで起こってほしくはないですが
お話としてみれば,復讐ものって,動機とか,手段とか,結果とか,
いろいろ考えさせられて,好きなんですよ。
注;復讐したい相手がいるわけではありませんよ。
軽い仕返しくらいならあるかな?(オイオイ)
パク監督の撮影の仕方とか,ストーリーのまとめ方とか
仰る通り,すごくセンスを感じます。
だからこんな題材でも,傑作が撮れるんですね。
「オリエント急行の殺人」は
アガサ・クリスティ作の大好きな推理小説ですが,
確か何度か映画化もされてますので,
また機会があったらどうぞ。
投稿: なな | 2007年10月20日 (土) 09時17分
こんばんは、ななさん☆
あそびに来てくださってありがとう♪
ほんとだ、最後の顔は般若みたいですね(笑)
この作品も期待を裏切らない面白い映画でした。
それでは今後も宜しくお願いします♪
投稿: mig | 2007年10月20日 (土) 18時50分
migさん ようこそお越しくださいました。
般若のような顔・・・よくこんな表情ができるなあと
イ・ヨンエさんの気合いの入った演技力に脱帽!です。
一度観たら忘れられないくらいのインパクトを持った,面白い作品でしたね。
こちらこそよろしくお願いします。
TBありがとうございました。
投稿: なな | 2007年10月20日 (土) 21時47分
やや消化不良ではあるものの、力作でした。
キャラクターや小道具をメタファーとして使うのが上手かったですね。
イ・ヨンエも見事な熱演で、やはり良い役者さんだなあと思いました。
投稿: ノラネコ | 2007年10月20日 (土) 21時49分
ノラネコさん こんばんわ
最後の最後でパズルのピースがきちっと収まる,(この場合は登場人物の心理面のパズル)ことがなかったような・・・
その点では,やや難解さもあって,クムジャさんの心は結局どこに落ち着いたのかな?とそれは今ひとつわかりにくかったです。
それに,ラストの彼女の行動がケーキに顔をうずめる、ですから,余計に??と・・・。
でも,全体的に見て,リベンジものとしては非常に魅力のある,類をみない個性をもった作品だと思いますね。
投稿: なな | 2007年10月20日 (土) 22時43分
ななさま、こんにちは。コメント&TBをありがとうございました。
私の記事では恥ずかしいような気がするのですが、TBさせていただきます。。
とてもいい映画でしたね。映画オタクなパク・チャヌクの凝った映像表現が印象に残っています。
この映画を最後に、イ・ヨンエさんの新作がまだ観られないのが残念ですね。。
ドラマも出てらっしゃらないのでは? 女優として難しい年齢に差し掛かっておられるのかもしれませんね。
復帰作が待ち遠しいです。
ではでは、失礼します~。
投稿: 真紅 | 2007年10月21日 (日) 00時09分
真紅さま おはようございます。
TBもありがとございました。
そうですね,これ以来イ・ヨンエさんの映画を
見ませんね。充電期なのでしょうか。
ずっと清純派でいて,この映画で全く新境地を開いて
その後の方向を模索しておられるのかな?
私は彼女の映画は,一番好きなのは
「春の日は過ぎゆく」なのですが,また美しい,そして素晴らしい演技の彼女を,
スクリーンでぜひとも見たいですねー。
投稿: なな | 2007年10月21日 (日) 08時36分
こんにちわ。
私・・・この作品観たのは2年前で。
それ以来、一度も見直してないんですが・・・。
ななさんの記事を読んだら、「ああ!こういう作品だったなあ」って鮮明に思い出してきました。
≫どれも実は人の心を利用して
自分の目的を達成するためのものだったと思う。
そうそう。そうなんですよね、
『親切なクムジャさん』というタイトルそのものも完全なる皮肉だらけ(苦笑)。
私、クムジャさんが最後に見せる、あの般若のような表情がホントに忘れられません・・・。
イ・ヨンエという女優さんって、とっても美しいけれど、外見だけじゃなく女優としてもゾっとするような素晴らしさを持っている人だなあと感じました。
投稿: 睦月 | 2007年10月21日 (日) 10時19分
睦月さん いらっしゃいませ。
そういえば,この作品,2年前のだったのですね。
その間,私は4回ほど観たでしょうか。
観るたびにイ・ヨンエの役者魂に圧倒され
やや難解なテーマをあれかこれかと考え
美しい音楽や,凝った色彩がよく考えられた映像に
ため息をつきながら,いつも遺族の集団処刑のシーンでは
胸を詰まらせてきたように思います。
クムジャさんのあの表情は,
自分の役を完全に理解しているイ・ヨンエさんだからこそできた
究極の表情でしたね。
投稿: なな | 2007年10月21日 (日) 16時48分
ななさん 申し訳ないです・・・こちらからのTBがことごとく未送信になってしまって(ノ~^;)
この作品の冒頭で、出所したクムジャさんに白い豆腐を差し出すシーンありましたよね。
これを観るまで知らなかったのですが、韓国では服役した人の心が真っ白になるように豆腐を持っていくみたいですねぇ。
これでチャヌク監督の復讐三部作を全部観たわけですが、この監督作品ってほんと痛いですよね!!!
それでも今作は最も救われた作品でしょうかねぇ。
イ・ヨンエさんの美しさが際立っていて良かったです。
投稿: なぎさ | 2007年11月25日 (日) 17時04分
なぎささん こんばんわ
TBうまくいきませんねー。ココログさ~ん,頑張って。
そうですね,韓国の風習って,興味をひかれますね。
出所のときの白いお豆腐をクムジャさんが拒絶するのは
しっかり意味があったんですね。
豆腐が嫌いだったわけじゃなくて。(笑)
すべてが終わったラストでは,豆腐のかわりに真っ白なケーキ。
彼女の罪は,こんどこそ浄化されたのかな?
チャヌク監督,ほんとに痛い映画を撮りますが
深いメッセージも織り込まれているので好きですね。
投稿: なな | 2007年11月25日 (日) 20時42分