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2007年8月13日 (月)

ショーシャンクの空に

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この映画の中の,アンディ・デュフレーンの人柄に魅せられた。

彼のおだやかなたたずまいの中に 秘められた思慮深さ。決してあきらめない不撓不屈の精神。緻密な計画を実行するだけの,知性と胆力。人間も,法律も,神も,彼を閉じこめている地獄から決して救い出してはくれなかったから,彼は自分でそれをやり遂げたのだ

気の遠くなるような歳月を,屈辱と暴力と絶望の中で過ごして,ふつうならとっくにあきらめてしまっている。しかし,彼のたぐいまれな資質は,こんな風にすさまじい逆境の中でこそ,フルに発揮される機会を得たのだろう。平凡な銀行員として一生を終えていたら,誰も彼のすごさに気がつかなかったかもしれない。そう,アンディ自身さえも。
Shawsshank
「静かな淵は深い・・・」

アンディのためにあるような言葉だ。

アンディが刑務所で過ごした歳月の間に,彼が仲間たちに与えた,うるおいと希望の数々。あのような環境を考えると,それらはまさに奇跡。

Shawshank13
ラストは親友のレッドにまでちゃんと救いを用意して。青い大海原をバックに,再会する二人のシーンは,どの映画よりも感動的なカタルシスを感じさせてくれる。そのシーンに かぶさるように,人生を謳歌するような,雄大で美しいテーマソングが流れるエンドロール。思わず立ち上がって拍手喝采したくなる。

人間も捨てたもんじゃない。
一番美しいもの,
すばらしいものは人の心の中にある・・・。


そんな気持ちにさせてくれる物語だ。S・キングの原作「刑務所の中のリタ・ヘイワース」もすごくいいので一読をお勧めします。

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映画 さ行」カテゴリの記事

コメント

ななさん~こんにちは!
私、この映画は、我が人生のベスト10に入る、お気に入りの映画なのです!!(それなのに、記事は書いてません(^_^;))
ななさんのレビュー読みながら、うん、うん、そうだ、そうだ、と勝手にうなずきながら、またあの感動を思い出して、万歳したくなります☆

こういう、どんな状況になっても希望を捨てず、がんばり、そして夢をかなえる?みたいな映画って、大好きです!

投稿: latifa | 2007年9月13日 (木) 09時30分

latifaさん こちらにもコメントありがとうございます。
好きな映画かぶってますよ〜。嬉しいですねえ。
これは、友人に勧められて観たのですけど、ありとあらゆる感動の嵐!でしたね。私は悲劇を描いた映画の方が心に残るというヒネクレ者ですが、これは途中まで悲劇の最たるものですからね。その意味でも、好きなのですが、そこから、立ち上がって、不可能を可能に変えた主人公が凄いです!
テーマは希望なんでしょうけど、そんなに簡単にひとことで言ってほしくないくらい、人間の持つ、いろんな素晴らしい面が描かれていて、心底嬉しくなる映画でした。
この映画だけは、けなしている方にお目にかかったことがありませんね。

投稿: なな | 2007年9月13日 (木) 21時56分

今晩は、この作品は大好きです。
もちろん原作も読んでますよキング氏は好きな海外作家
さんなので日本で翻訳されている作品はほぼ読んでます。
原作に惚れ込んだダボラン監督がキング氏も納得させる
脚色で物語をふくらませて素敵な作品に仕上げてくれま
した。
レッドとの友情と決してあきらめないそして囚人たるこ
とを拒み続けたアンディの姿勢は感動しました。

そうそう、何度かTBを送ったのですが失敗しました
もし遅れてTBかかっていた場合は一つにしておいてくだ
さいね(^^;

投稿: せつら | 2007年12月15日 (土) 20時40分

せつらさん コメントをありがとうございます。
TBが反映されないようで 申し訳ありません。
そういえば,キングの小説の真骨頂は,ホラーでしたねぇ。
せつらさんがお好きなのも納得です。
ほとんどすべてを読破されましたか。
私はこの「刑務所のリタ・ヘイワース」と「ミザリー」と
「グリーンマイル」と「霧」しか読んでませんね~。
キング氏の小説の映画化ってとても難しいと思うのですが
ダボラン監督はグリーンマイルもそうでしたが
とてもうまく映画化しましたね。
「朱に交わっても赤くならなかった」アンディの高潔さに感動しました。

投稿: なな | 2007年12月15日 (土) 23時50分

TBありがとうございました。

何度見てもいい映画ですね。
ラストシーンは映画ならではのカタルシスを味わえます。

原作も読んでみたいと思います。

投稿: マダムよう | 2008年5月 7日 (水) 09時29分

マダムようさん こんにちは

>何度見てもいい映画ですね。
ストーリーの面白さもさることながら
「人間賛歌」の部分もあったかと思います。
誠実に生きていれば報いがあるというのは
現実社会では,けっこう夢物語なので
せめて映画の世界だけでも,このような希望の物語を体験したいですよね。


投稿: なな | 2008年5月11日 (日) 17時57分

こんばんは、ホーギーです。
私の大好きな作品へのコメント&TBを
どうもありがとうございました。

この映画の素晴らしいところはたくさんありますが、
ななさん仰るとおり、誰の力も救いも求められない
地獄のような最悪の環境下におかれているにも
かかわらず、自分自身の力でやり遂げたアンディに
心を打たれました。
それと、やっぱりラストで2人が再会するシーンは、
本当に感動的ですよね。
「一番美しいもの,すばらしいものは人の心の中にある」
まさにそのとおりだと思います。

それにしても、このような素晴らしい映画が製作された
こと自体がまさに奇跡だと思います。
いつまでも、大切にしたい作品です。

投稿: ホーギー | 2008年7月20日 (日) 23時06分

ホーギーさん こんにちは!
ほんとに,これを見ると「自分もがんばらなきゃ」と
思ってしまいます。人生のカンフル剤のような作品ですよ。
キングの原作そのものが,もう完成されていましたが
映画はよりカタルシスを得ることができるように
少々脚色してありましたね。

最近の社会情勢や犯罪などを見ていると
「一番醜いものもまた,人の心の中にある」のでは・・・・?と
悲観したくもなりますが,そんな時はこの映画を再見して
ふたたび元気をもらいたいと思います!


投稿: なな | 2008年7月21日 (月) 20時50分

こんにちは!
やっと、、、やっと感想をアップしました~
相変わらずバタバタとした毎日を送り、疲れからか思考能力が失われつつありますが(先日なんて簡単な計算を間違えた・汗)、、、なんとか元気です♪

恥ずかしながら、この映画を観たのは初めてだったんですよ~
原作は少し前に読んだのですが、映画は未見で、、、
皆さんが「いいよ~」とおっしゃると、自分もいいと感じなくちゃーならない?みたいな妙なプレッシャーもありましたが(笑)、やっぱりいい映画でした。
キャストが大成功でしたね~
主役の二人の演技が胸に沁み入ってきました。

映画大好き!!本も大好き!!とか言いながら、いっぱいいい作品を知らずにいるんだろうなぁ~
これからもいい作品はどんどん観たり読んだりしていきたいです。

投稿: 由香 | 2008年10月 3日 (金) 13時05分

由香さん こんばんは!
アップされたんですね~,
由香さんがこれをまだ観てらっしゃらないとは
意外な気もしたのですが,これはもともと劇場公開された時は
あまり人気がなく,ビデオ化されてから
ファンがついた作品なので
見逃されたのかもしれませんね。
あいかわらず落ち着かない日々のようで,
疲れをためないようにしてくださいね!
私も,ウイークデーは4日に一度くらいのペースでしか
記事をアップできなくなりました。
新作を観に劇場へ行く間がなくて,記事はDVD中心になってますが
DVDって鑑賞だけに1晩かかるんですよね・・・。
このショーシャンクはだれが見ても傑作だし,感動作ですよね。
文句のつけようがないくらい。
・・・人間賛歌だということが大きな原因だと思いますが
役者の名演技もまた素晴らしかったと思います。
・・・私はこの映画のアンディ(ティム・ロビンス)に惚れましたもん。

投稿: なな | 2008年10月 3日 (金) 21時55分

ななさん、コメントありがとうございました!

こちら感想UPされてたのね。
フランク・ダラボン、スティーブン・キングの
超バッドエンド映画『ミスト』も大好きだけど、
えも言われぬ爽快感で満たしてくれる『ショーシャンク』も大好きです!
あらためて映画館で観ることができて幸せ

そういえば原作は読んだことないです。
これを機に読んでみようかな。

投稿: kenko | 2010年7月 6日 (火) 12時52分

kenkoさん こんばんは

ブログ初めて間もないころの記事です。
好きな作品だから真っ先にアップしたのね,きっと。
「ミスト」とは真逆の味わいの作品だけど
どちらも大好きです。
精神的に元気をもらいたいときは
断然こちらがお勧めですよね。

原作もなかなかいいですよ。
ちょっと映画と細かいところが異なるけど。
そんなに長くないし,お勧め。

投稿: なな | 2010年7月 7日 (水) 20時02分

ななさん、こんばんは!

逆境であっても、人は希望を失わなければ、生きていく力を得られるということですよね。
自分が辛い局面のとき、それを受け入れあきらめてしまう方が楽かもしれないとも思うけれど、それでもそれってほんとに生きてるってことなのだろうかという疑問を投げかけてくれます。
アンディのような強さを持っている人というのはそういないとは思いますが、彼の強さを指針にすることはできるかなと感じました。

投稿: はらやん | 2010年7月23日 (金) 22時30分

はらやんさん こんばんは

この物語はほんとに力づけられますよね。
アンディほどの逆境に置かれるということは
あまりないかもしれませんが
大なり小なり不遇で理不尽な目にあったとき
この物語を思い出して勇気をもらおうと思います。
ま,これはフィクションですから
ここまで勧善懲悪にはならないのが現実ですけど
アンディの不屈の精神や
たとえ報われなくても希望を失わない,という生き方には
人間だけが持つ高潔さを感じますね。

投稿: なな | 2010年7月26日 (月) 18時40分

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