2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

MY FAVORITE BLOG

2016年12月31日 (土)

2016年 マイベストシネマ

2016123015310000

2017年もよろしくお願いいたします。

西日本は,穏やかで暖かい年の暮れです。世間のニュースはあたたかいものばかりとは限りませんが,それぞれが置かれた場所で精いっぱいベストを尽くしながら2017年も何とか乗り越えていけますように・・・・・祈りつつ。

例年と変わらず私は,29日の年末休からは,おせち料理の材料の買い出しと大掃除に追われ,30日の夜から31日の午後にかけておせち作り・・・・もういい加減くたびれてきたのですが,老齢の親が喜ぶので,あと数年は手作りしようかと思っています。
2016123115490000
メインは牛肉の八幡巻きと,家族に人気のから揚げ。あとはお煮しめや紅白なますなどのおせちです。甘いおかずを家族が好まないので,栗きんとんやだて巻きは作りません。(代わりにだしまき卵)みなさんのお宅のお正月の定番のご馳走は何でしょうか?わたしは一度でいいので年越しはホテルに泊まって,豪華お正月料理の上げ膳据え膳を体験したいです~~~sad

さて,本題の映画のまとめです!
2016年のマイベストシネマ。劇場で鑑賞できた映画数は,この一年はわずか11本でした。もはや趣味が映画とは言えないレベルでお恥ずかしい・・・・。DVDで鑑賞した作品も入れると50本くらいにはなるのですが…その中で例年のように独断と偏見でマイベストを10作品選んでみました。(洋画も邦画もみんなごちゃまぜです。)みなさんのチョイスと一作でも被っていると嬉しいです。

1位 スポットライト 世紀のスクープ 

2位 さざなみ 

3位 キャロル  

4位 シン・ゴジラ  

5位 ある天文学者の恋文

6位 ルーム

7位 サウスポー

8位 レヴェナント:蘇えりし者

9位 あの日のように抱きしめて

10位 海賊と呼ばれた男

こうして挙げてみると,みごとにバラバラで共通性のないチョイスですね。我ながら感動するツボが読めません。4位の「シン・ゴジラ」は,自分でも想定外の面白さでした。1位の「スポットライト」なんて,選んでいるくせにブログで感想は書いていないという情けなさ・・・・でも私の中ではぶっちぎりの1位です。DVD買ってもう3度も観ましたもん。こういった実話ベースの骨太の作品,増えてきましたよね。5位の「天文学者・・・」はこのあいだ劇場で観たばかりです。記憶が新しいので冬休み中も感想を書くかも・・・いや,そろそろ何か書かねばここまで放置はさすがにマズイ。

2017年はもうちょっと更新もがんばってみようと思っています。よろしくお願いいたします。みなさんにとっても素敵な年となりますように!

2016年10月29日 (土)

ルーム

Mv5bmty2mtm0nzk0n15bml5banbnxkftz_2

はじめまして、【世界】

歳の男の子、ジャックはママと一緒に「部屋」で暮らしていた。体操をして、TVを見て、ケーキを焼いて、楽しい時間が過ぎていく。しかしこの扉のない「部屋」が、ふたりの全世界だった。 ジャックが5歳になったとき、ママは何も知らないジャックに打ち明ける。「ママの名前はジョイ、この「部屋」の外には本当の世界があるの」と。(ウィキペディアより引用)

第88回アカデミー賞主演女優賞のほか,たくさんの賞を受賞した本作。
ほっこりするキャッチコピーや,DVDジャケットの写真とは裏腹に,この物語のモデルとなった実際の監禁事件(フリッツル事件)そのものは,すごく恐ろしく残酷である。

フリッツル事件の被害者の女性は,実の父親によって,何と24年間も実家の地下室に監禁され,彼女が性的虐待によって生んだ父親との子供は,流産した子も含めると7人にも!coldsweats02及んだというから凄まじい。
Mv5bnjk1mziyoteynv5bml5banbnxkftztg

こんなにも酷い事件がモデルになって書かれた物語の映画化なのに,なぜこんなにハートフルな感動を呼んだのか・・・・それは,これが,被害者である母親の視点ではなく息子のジャックの幼い目を通して捉えられた物語であるからかもしれない。

生まれた時から彼の世界は「ルーム」がすべて。

友達はいないけど家具やおもちゃに語りかけ,大好きなママと過ごす時間。ママはいつも明るくいろんな遊びや勉強も教えてくれて,ジャックは寂しさや不自由さは感じずに来た。TVの中で繰り広げられる出来事は,全部ホンモノではないと思ってきた。だから今の状況にも不満やストレスは感じていない。

こんな悲惨な状況でも,いや,悲惨な状況だからこそ,息子の心だけは,誕生以来ずっと守り続けたママ,ジョイの愛情の深さがまず凄い。
Mv5bmtg4ntczotm3mv5bml5banbnxkftztg
物語の前半は,ルームからの決死の覚悟の脱出劇が山場になっている。

外の世界の存在を実感したことのないジャックが,ママの言うことに忠実に従って命がけの脱出を試みる・・・その健気さに胸があつくなりつつも,上手くいくのかどうかドキドキハラハラ・・・・そしてなんといっても,ジャックを演じた天才子役のジェイコブ・トレンブリー君の,あの瞳の演技!初めて自分の目で,外界を見た時の,無垢な驚きの表情が素晴らしい。
Mv5byzcxnjcxodmtmjazyi00yzywlwiwm2m

ジャックがまず警察に保護され,続いて「ルーム」が発見され,ママの救出。そこで涙ながらに抱き合う母子・・・・めでたしめでたし・・・で普通は終わるところだけど,この物語はそこで終わらない。もとの「世界」へ戻れたママと,初めて「世界」を体験するジャック。それは二人にとって新たな試練の始まりでもあったのだ。

ジャックの生物学的な意味での父親が,ジョイを拉致監禁した犯人であるという事実。「親とは子供に愛情を注ぐ存在」だという理由で「ジャックの親は私だけ」とインタビューで言いきるジョイ。でも,ジャックが生まれたいきさつは,彼がこれから成長していく過程で,乗り越えなくてはならない大きな障害になるということは誰もが思っていることで・・・実際に,行方不明だった娘の生還を喜びつつも,ジョイの父親(ウィリアム・H・メイシー)は,犯人の子でもあるジャックを孫として受け入れることができなかった。やはり父親としては無理もないのだろうか。
Mv5bmtaxmzg3mtq3ntreqtjeqwpwz15bbwu

その点,やはり母親は違うというか,ジャックのばあば(ジョアン・アレン)は,娘のジョイも孫のジャックのことも自然に受け入れることができる。いろいろな思いはあったにしても。ばあばの今の恋人(夫?)のさりげない優しさも救いとなって,自殺未遂までしたジョイの心もゆっくりと再生へと向かっていく・・・・。

ラスト近く,ジャックとママが,監禁されていた「ルーム」を訪ねる場面が印象的だった。ジョイにとっては地獄のような思い出もあっただろうこの部屋。でもジャックにとっては,生まれ育った懐かしい場所。かつて自分の全世界だった空間。ジャックは「さようなら」と思い出の家具の一つ一つに別れを告げる。まるで幼友達に話しかけるように。半ばパニック状態でここを脱出したあの日には,ゆっくりと告げることのできなかった別れの言葉を。

ジャックの「世界」での生活はやっと軌道に乗り始めたばかり。

この先には,楽しいことと同じくらい,生い立ちゆえの辛いことや理不尽な試練が待っているに違いない。でもママと一緒に乗り越えていってほしい。100万回のエールを贈りたい・・・と思った。

2016年10月22日 (土)

リリーのすべて

Mv5bmja0nja4nje2nl5bml5banbnxkftztg
劇場で観たかったのだけど,叶わず,DVD鑑賞となった本作。いろいろと見所はたくさん。
まず,実話であるということ。モデルは,世界初の性転換手術を受けたデンマークの画家エイナル・モーゲンス・ヴェゲネル 。ウィキで調べると,偏見に支配されていた1930年代に,妻のゲルダが夫の性別移行を支援したのは事実らしい。また,実際のリリーは手術後わずか3か月後に拒絶反応による死を迎えている。

その他にも主演のエディ・レッドメインの女装した演技にびっくり!
Thedanishgirl2
優美なドレスをまとって,はにかみながら微笑む彼の表情は,まさに女性そのもの。鑑賞中は「でも,この人(エディ・レッドメイン)はもともと線が細くて,こんな女性っぽい雰囲気の男性だったよな。」という思いもよぎったのだけど,特典映像のインタビューで,普通の男性の服装でしゃべっている彼を見たら,やっぱり役を離れた本人はどうみても男性だった。(あたりまえか)

これね~,オンナの服着て化粧すればみんな女性に見えるというもんでもないと思うの。服装だけでなく,しぐさや表情が女に見えるというのが凄い。そういえば同じ感動をプルートで朝食をキリアン・マーフィーにも感じたっけ。あの作品の中の彼も,女性にしか見えなかったものね。
Mv5bnmm0m2yzmdqtnzu5zi00ntcyltljowe
愛する夫が,もしくは恋人が自分と同じ性になりたいという願いをもったらどうするか・・・・。これは,グザヴィエ・ドラン監督の名作わたしはロランス」でも描かれていたテーマで,だれしも混乱と苦悩を体験するはず。相手はもう引き返すことのできないところまで行ってしまっていて,受け入れるか別れるかどちらかの選択しかない・・・・。

相手が同性になっても愛せるというのは,本当に相手の存在そのものを愛しているのだろうと思う。性別を超えた愛?愛するがゆえに,相手がより自分らしく生きることを願う?
でも異性としてもう愛してもらえないことへの寂しさや鬱憤もまたかなりのものだと思う。想像するしかないけど…大抵の人ならやっぱりお別れしちゃうだろうなあ。
Lilimovie_02

ヒロインのゲルダも,やはり寂しさのあまり,「アイナー(男性だったころの夫の名)に会いたい。」と訴える場面もあるが,夫からは無残にも「無理・・・」と言われてしまう。まあ,そりゃ正直なところそのとおりかもしれないけど,残酷だ。普通ならそこで愛想が尽きて別れるところだろうが,ゲルダは夫を見捨てず,支え続ける。

強い女性だと思う。中盤からは,彼女の愛と献身ぶりは妻というより母のそれに近かったようにも思えた。相手のすべてをありのままに受け入れ,どこまでも見捨てないところなんかが。

主人公は・・・・リリーかもしれないけど,これはむしろ「ゲルダの物語」でもあるんだろうね。

«追憶の森

フォト

BBM関連写真集

  • 自分の中の感情に・・・
    ブロークバックマウンテンの名シーンの数々です。
無料ブログはココログ