アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
ジョシュ・ハートネットも・・・・
イ・ビョンホンも・・・・
そして木村拓哉も,大好きな俳優さんだ。
だから夢のような共演ということで,期待して観に行ったが
なんじゃあ?これは!(怒)
普通,感動した作品だけレビューを書くことにしてるが,他に書くものもないのであえて書かせていただく。
あらすじ: 他人の痛みを身代わりとなって引き受ける特殊能力を持つ男シタオ(木村拓哉)が失踪(しっそう)。元刑事の探偵クライン(ジョシュ・ハートネット)は彼の行方を追って、ロサンゼルスからフィリピン、そして香港へとたどり着く。そこでシタオがある女性リリ(トラン・ヌー・イェン・ケー)と一緒にいて、彼女を愛する香港マフィアのボス、ス・ドンポ(イ・ビョンホン)もシタオを探していることが判明する。(シネマトゥデイ)
たぶん,物語のキーとなるのは,キムタクが演じるシタオの持つ,他者の痛みを身代わりに引き受ける能力だろう。この能力を,キリストの持つ赦しや癒しの力になぞらえた物語なのだと思う。
シタオを追う二人の男,元刑事のクラインと,マフィアのボス,ドンホ。
被害者のボディを切断してアートする殺人鬼を追ううちに,彼と精神が同化してしまい,その罪に苦悩するクラインには癒しを,残虐非道で冷徹な男,ドンホには赦しを・・・・その二つをシタオは与えるために存在しているかのようで・・・。
こうゆうテーマも好きだし,3人の俳優さんも大好き,グロいシーンも全く平気な私。・・・・でも,クリスチャンとして言わせてもらえば,キリストを体現するキャラクターはもっと掘り下げて描いてくれ!と言いたい。
いや,キムタクに不満があるわけではない。彼はよく頑張っていたし,雰囲気や外見や演技や・・・ハマっていたとは思う。しかし,なぜ彼があの能力を持つようになったのか,とか深く描かれてないので,なんとも唐突で意味不明のキャラに感じてしかたなかった・・・。
それと,せっかくビョン様が美しい肉体を十分に披露しながら臨んでくれた,ドンホというキャラクターも・・・残酷なのか?実はナイーブなのか? 罪を悔いているのか,どうなのか?彼の涙の意味がわからない・・・。など,イマイチ感情が見えてこなかった。これもビョン様の演技のせいではなくて,脚本や演出が悪いと思う。
結局,2時間にわたって何がしたいのか,伝わってこない作品だった。
シタオの磔のシーンなぞ,パロディにしか見えんかったし。
キリスト教に詳しくないと難解に感じるし,キリスト教に詳しければかえって,「ふざけてるのか?」と憮然としたくなる作品。
観客は50代以上のおばさまばかりで,キムタクとビョン様目当てでの鑑賞なのだろうけど,さすがにストーリーがわけわからなくなると,あちこちで私語やため息が・・・なんか気の毒だったなぁ。
ビョン様の筋肉の美しさは十分に堪能できたし,彼はどんな悪趣味な柄物やド派手な色のシャツを着ても似合う!ということに妙に感心したり・・・・ウジ虫が這いまわるキムタクの顔のどアップシーンで,彼のお肌の美しさに見とれてしまったり・・・変な見どころはあったけど。
それでもこの内容で2時間はキツイと思う。グロシーンのインパクトと,イケメンパワーだけで押し切った物語に思える。役者さんが勿体ない作品かも。
後でバベルの製作者が関わってると知って妙に納得した。
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